【将棋・・・6日、棋聖戦五番勝負の第一局が千葉県木更津市で行われ、藤井聡太棋聖(21・八冠)が山崎隆之八段(43)に90手で勝ち、先勝した。
山崎は何と15年ぶり2度めのタイトル戦。「山崎(山ちゃん)ワールド」とも言われる独創的な将棋を指すことで知られており、今回はどんな趣向をこらして来るのか将棋ファンが楽しみしていたのだが。序盤、37手▲7五歩で「来た~」という声が出るも、山崎いわく「藤井にとがめられ」功を奏さず。終盤、産経のいう「ちょいワル逆転術」も発揮できず、最後はしっかり藤井にペースをとられてしまった。(>_<)
山崎は緑内障を患っており、本格的な活動がいつまで続けれるかわからないとのこと。mewもそうなのだが、緑内障は視野がどんどん欠けて行くため、将棋盤上の駒はかなり見にくいし、目が疲れるのではないかと察する。大会前「もし私が少しでも食いついてチャンスがあれば、ほかの棋士の希望にもなりますので」と意気込んでいたのだが、次戦、藤井も世間も「お~っ」と思わせるような妙手が見られるのを期待している。o(^-^)o】
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6日に政治資金規正法改正案(自民再修正案)が衆院通過したのを受けて、自民党の石破茂前幹事長がいいことを言っていた。(・・)
『自民党の石破茂元幹事長は6日、政治資金規正法の改正案が衆議院本会議で可決・通過したことを受けて「もちろん一歩前進二歩前進と思う。しかし、お金が少なくて済むような制度の議論はあってもよかった」と強調した。
さらに「事務所の数の制限とか、スタッフの数も制限とか、お金があることで有利だよってことにならない仕組み。今回抜け落ちているような議論を引き続きやっていくべきだ」と述べた。(略)
最後に「なんとなくこれで一段落みたいな雰囲気にならないように自民党全体で心がけていかなければいけない」と強調した。(FNN24年6月6日)』
この記事を読んで、mewは「でしょ、でしょ~?」とつい声をあげたくなるほど嬉しくなった。(^^)
mew&周辺は、ほぼすべての政治家や専門家(コメンテーター含む)が、二言めどころか、まず一言めに「政治にはお金がかかる」ということを大前提に話をしているのを見て、大きな疑問を覚えていたからだ。
何故、「政治にお金がかからないないように工夫しよう、みんな考えて議論しよう」って考えないのかな~って。(**)
この辺りは、改めてブログでも考えてみたいと思っているのだけど。政治資金の規正と同じくらい大事な政治改革の課題だと思いません?(・・)
それこそ自民党時代に金権政治の真っただ中にいた立民党の小沢一郎氏(82)は、同党が企業団体献金の禁止や政治資金パーティー廃止を求めていたのを受けて、「何をばかなことを言っているのか」と批判。
「政治にカネがかかることは変わらず、このままでは大金持ちでなければ政治ができなくなる。解決策は政治資金を全部オープンにするしかない」と主張していた。(・・)
何と自民党広報役と呼ばれる田崎史郎氏などは、「政治にかけるカネが少ないと、政治が小さくなる、小粒になる」とまで言っていたのには、唖然としてしまうところがあった。(~_~;)
『政治ジャーナリストの田崎史郎氏(73)が3日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法の改正案について言及した。(略)
「パーティーによる資金集めっていうのは非常に苦しくなっているんですよね。政治資金が小さく小さく少なくなってくるわけです。そうすると、政治活動も小さくなるんですよね。だから、よく政治家が小さくなったとか、最近の政治家はダメじゃないかっていろいろ言われるんですけれども、こういう資金があまり入ってこなくなると、どうしても政治活動、あるいは政治家がいろんなことをやるのにも金がかかるわけで、それができなくなって、僕は中長期的な政治を小さくする原因になるんじゃないかなと思います」と持論を展開した。
ここで恵が「ということは、この法案が通ってしまうこと自体で政治全体が小さくなっていく?」と問うと、「僕はそういうことを懸念します」とうなずいた。恵の「でも、そもそも30年前に企業、団体献金をやめましょうという話になって、その時も政治が小さくなる恐れがあったんですか?」にも、うなずきながら「だから僕は政治改革大綱で小選挙区比例代表が盛り込まれて実現して、この30、40年の政治を見ていると、良くなったって話は全然聞かないんですよね。政治家が小粒になったとか、いろんな批判ばっかりじゃないですか」と指摘。
「ある自民党の長老の方が言われていたんですけれども“改革という言葉が出てきた時は危ない”と。みんながやろう、やろうとなる。それで実現するんですよ。でもそれが20年、30年、40年たった時にどういう影響を残すかってことなんです。僕は今回のことは“岸田さんのあの時にこうなった”と言われるんじゃないかと思いますよ、歴史で。あの判断で金が集まらなくなって、だんだん活動できなくなったねって、なっていきかねないと思いますよ」と自身の見解を述べた。(スポニチ24年6月6日)』
そもそも「政治が大きい、小さい」って何なんだと。闇のフィクサーとか大物議員とか出て来て、大金がババ~ンと動き、大インフラ計画がド~ンと実行され、どこかの国と裏でお金と密約が~とか、そういうこと?(@@)
んー。mewはあまり年齢で人を決めつけたくはないのだけど。
ただ、この2人+αの発言を見ていると、古きよき55年体制の自民党時代の政治のあり方がベースになっていて。政権与党の自民党が、省庁、企業、自治体と協力して、大規模な資金をかけて政治を行ない、経済や社会、外交を発展させて行くことが重要だと。それが国や国民の利益につながるし、政官財、自治体が利権を分配してwinwinでやって行けるんだというイメージ、思い込みがかなり強いし。
もうそこから抜け出すのは難しくなっているのかもな~と思ったりもする。_(。。)_
<一般国民の中でも、年配の人の中には「政治は特別なもの「お金がかかっても仕方ない」という思い込みが強い人が少なからずいるかも。^^;>
まあ、昔のように、毎晩、各派閥の幹部や議員(+各界からのお客様)がお決まりの店に集まって、飲食、遊び、議論をする料亭政治とか、堂々と派閥や地元の議員、関係者にお金や物品を配りまくるような金権選挙とかは見られなくなったけど。
それらを経験したり、見たりした人は、そんな風に大きなお金が飛び交う世界があってこそ大きな政治、大規模な国策が実現できるのだと思ってしまいがちなのだろう。(-"-)
<規模は小さくなったけど、今でも毎日のように、自民党の元総裁や幹部クラスの議員が高級なホテルや飲食店で会合を行ない、それも「政治資金」として勘定されているのだろうし。地元の声をきくため+選挙で票を稼ぐために、複数の事務所、多数の秘書を用意して有権者に対応。選挙にはある程度、お金がかかっても仕方がない、当選するか否かは金額で決まって来る部分があると、思い込んでいる議員が少なからずいるからな~。^^;>
で、彼らは「政治にお金がかかる」ので、企業から問題のある献金や賄賂を受け取らざるを得なかったと。それを規制したら、国からお金をもらわないとやっていけないと言って、国民の税金から政党交付金を受け取るようになったわけだけど。 自民党なんて、1年に160億円も交付金をもらっているんだよ!(あと献金が23億円、党費が9億円、合計250億円ぐらい。)
それは、実際のところ、政治活動を行なうにはそれなりにお金がかかるとは思うし。本当に必要なものもあるとは思うのだけど。
決して理想論ではなく、できるだけ余計なお金を使わないように工夫して、国民の方を向いて政治や選挙を行なう方法を考えていくことを、政治家も政党もメディアも国民も、もっと考えるべき時期に来ているのではないかと思うmewなのである。(@_@。
THANKS