東京都知事選で蓮舫氏が3位に終わったのを受けて、立民党がバタバタし始めている。<いや、バタバタさせられ始めているが、正解かな?^^;>
立民党内外の共産党アレルギーを持つの人たちは、「立民党が共産党と連携したとが最大の敗因だ」と強調。
保守メディアやネトウヨはひたすら「立憲共産党」の言葉を使って批判しまくっているし。国民党や連合などが、ここぞとばかりに、何とか共産党と別離させようとしている。(@@)
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少しフォローすると・・・。立民党は別に最初から共産党メインに連携しようと考えていたわけではないのだ。(~_~;)
今年2月から、野党と市民団体が協力して都知事選の候補を選ぼうとする会合がスタート。立民の手塚仁雄都連幹事長、共産の小池晃書記局長のほか、社民党や東京・生活者ネットワーク、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏らでつくる「呼びかけ人会議」も参加。できれば、れいわなど他の政党も誘い、市民連合などとも協力して、オール野党・市民団体で支援できる候補の選定を行なっていたのだ。
最初から、「女性がいい」「行政や国政の経験がある人がいい」などの意見が出ていたのだが。最終的に、蓮舫氏がいのではないかとの意見でまとまり、手塚氏が蓮舫氏に打診したのだという。(・・)
蓮舫氏の支援は、共産党のほか社民党や生活者ネットワーク、いくつかの団体も行なってくれたのだけど。残念ながら、国民党や連合、れいわなどは参加せず。
保守系の政治家やメディアが「立憲共産党」叩きを行なっていたこともあって、立民党と共産党の2党がタッグを組んで蓮舫氏を応援しているような感じになってしまった。_(。。)_
<mewは、蓮舫氏が共産党の支援を受けたこと自体、そんなにマイナスになっていないと思うのだが。ただ、都知事選のような首長選は、個人戦的な要素が強く、特別な場合を除いては、政党色や組織的支援はオモテに出さない方がいいと考えている。(だから、他の首長選でも、多くの候補者はわざわざ離党してでも「無所属」で出馬する。)
蓮舫氏も、おそらくは政党色を薄めて、オール野党&無党派層の支持を得るために離党したのに、結局、選挙活動の際に、政党色がかなり色濃く出てしまったように見えたし。戦略的に失敗だったのではないかと思う。
ただ、これは首長選の場合ゆえ、衆院選は政党色を出しても構わない。勢いがある政党なら、尚更に。(・・)>
また、mewは、首長選では政党色や組織支援はオモテに出さない方がいいと思うものの、実際のところ政党や団体の固まった票、選挙活動の支援があった方が有難いし、有利なのは事実だろう。(・・) <だから、小池氏もステルスで自公国やあちこちの団体の支援をもらっていた(確認していた)わけで。>
今回の都知事選でも、ふつうに考えると、立民党の蓮舫氏が出馬した場合、国民党も連合も、蓮舫氏の応援をしそうなものなのだけど。<ステルスでも?^^;>
国民党の都連は、もともと都議会の中で自公と共に小池知事をサポートする側についていた上、榛葉幹事長が「正直言って、共産党と堂々と連携する人は応援できない。共産党と連携する人が東京の知事では困る」と言って、蓮舫氏の支援はせず。
結局、小池知事を応援することを表明した。(-"-)
連合の芳野会長も、蓮舫氏が共産党の支援を受けることを批判。連合東京は前回も小池知事を支持したそうで、今回も斎藤会長がわざわざ選挙前に小池知事と会って、政策協定を結び、支持を表明していた。(~_~;)
国民党(都議は4人)が都内でどれくらい支持基盤があるのかわからないが。連合東京は125万人が加盟しているので、都内在住の人が90~100万人ぐらいはいるかも知れず。その家族なども含めたら、投票率7割としても100万票以上はあったことだろう。^^;
<ただし、連合東京に加盟する労組や組合員の一部は、蓮舫氏を支援してくれたという。有難う。m(__)m>
でも、彼らの中にはもしかして、蓮舫氏が3位に負けたのを見て、「ざまあ」「共産党なんかと連携するからだ」と喜んだ人がいるかも知れない。_(。。)_
国民党の玉木代表が8日に早速、「「蓮舫候補が出て戦うことで勢いをつけて、次の衆議院選挙、そして政権交代という戦略だったのだろうが、明らかに政権交代の機運に水を差した。この『立憲共産党』路線は、今回でひとつの終焉を迎えたのではないか」と発言してたし~。(`´)
それに対して、岡田幹事長が「(共産党との連携について)何か変えなければいけないと今考えているわけではない」「玉木さんが何を言おうと自由だが、これは立憲民主党が考える話で他党が何か言う話ではない」と不快感を示したという記事を見て、少し胸がすく思いがしたけど・・・。"^_^"
今度は、国民党の榛葉幹事長が10日の会見で、「蓮舫さんのビラを共産党が作って、共産党が蓮舫に抱きついたと思ったら、開票日には蓮舫さんと小池書記局長がリアルに抱きついてた。このモデルが東京においても通用しないことは火を見るより明らかだ」と立憲民主党と共産党の連携を厳しく批判したとのこと。(FNN24年7月10日)』
さらに、11日には連合の芳野会長が、立民党の泉代表と会談。いかにもって感じで、記者団に対して、このように語っていた。(ーー)
『連合 芳野友子 会長「(都知事選は)共産党さんが前面に出ていて、(蓮舫氏が)何か共産党さんからの候補者のように、やはり見えてしまっていたと」
連合の芳野会長は都知事選で立憲民主党や共産党が支援し、3位に終わった蓮舫氏について「共産党が前面に出すぎたことで逃げてしまった票もあった」と指摘しました。
そのうえで次の衆院選に向け、「一番戦いやすい形は立憲民主党と国民民主党と連合が3者で一つの固まりになること」だという考えを示しました。
連合は次の衆院選の基本方針について「共産党から支援を受けた候補者については、連合の推薦取り消しも辞さない」ことを決定していて、立憲、共産両党の接近を強くけん制した形です。(TBS24年7月11日)』
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この芳野会長の発言を受けて、共産党の小池幹事長が反発を示した。
『共産党の小池晃書記局長は急きょ会見し、「何を根拠に票が逃げたと言っているのか。根拠を示してほしい」と反論した。
さらに小池氏は、「共産党が前に出過ぎたような選挙では全くなかった」と強調し、「共産党のせいにすれば何でも通用するというような、非常にレベルの低い発言だ」と激しく反発した。
また、小池氏は、連合東京が都知事選で小池百合子氏を支持したことから、「相手候補を応援された方にとやかく言われる筋合いはない」と述べ、不快感をあらわにした。(FNN24年7月11日)』
ですよね~。(・・) てか、最初に共産党を見て逃げたのは、連合でしょ?(@@)
てか、もし連合があと30何万票分、蓮舫氏に投票してくれていたら、石丸氏を上回って2位になれたわけで。そうすれば、ここまで立民党も野党系の国民も脱力しちゃうことはなかったのに・・・。_(。。)_
繰り返し言っていることだけど。立民党は連合や国民党に振り回されることなく、しっかりと自分の進べき道を歩んで欲しいと。今、立民党では国民党や共産党と候補者調整による棲み分けを中心に考えて行くつもりのようなのだが。共産党ともお互いに利益になるような形で、うまく選挙協力して欲しいと強く要望したいmewなのである。(@_@。
THANKS