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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガからガラガラポンの政界大編成を希望。左右問わずmew基準で、政治や競馬、スポーツなど。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

石丸、エンタメ政治の必要性を強調。小泉、橋下らの劇場型選挙、エンタメ政治を思い出す

  

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 都知事選当日の7日のブログに、mewは石丸伸二氏のことを「生理的に得意でないというか、ある種の違和感を感じてしまう」と。そして、「2位以内にしたくない」と書いた。
 何でそう書いたかと言えば、何かイヤ~な感じがしていたからだ。_(__)_
 
 何でそんなにイヤだったんだろうと改めて考えてみると・・・。やっぱ、何よりも小泉元首相がB層をターゲットに行なった「劇場型選挙」を思い出してしまう部分があったからだろう。<mew周辺の複数の人も思い出したって言ってた。もうトラウマになってるのよね。^^;>
 
 都議選が終わってから、石丸氏が「政治のエンタメ化」について語っているのを見て、「やっぱな~」と再認識してしまうところがあった。(・・) 
 
* * *

 そう・・・このブログを立ち上げたのは、05年9月。まさに、小泉純一郎元首相が突然行なった解散総選挙の真最中だった。(-"-)
 
 小泉元首相は、自民党内で反対されていた郵政民営化法案を強引に国会提出し、衆院は(脅しによって)ギリギリで可決。しかし、参議院で郵政民営化に反対されたことから、国民に「郵政民営化に賛成か、反対か」を問うとして衆院を解散したのだ。
 当時は、国民の多くは郵政民営化には関心も理解もなかった。自民党内も反対派が多数だった。しかも「参院で反対されたのに、衆院を解散するのはおかしい」「郵政民営化だけを争点にした総選挙などあり得ない」などと批判され、多くの識者は自民党は過半数をとれないと予想した。<03年の衆院選で自民237、民主党177と差が小さくなっていたことも大きい。^^;>
 
 しかし、小泉陣営は、ここでスゴイ戦略に出た。「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」(B層)をターゲットにして、小泉自民党への支持を集めようとしたのだ。(・o・)
 
 そしてB層の注目を集めるために、郵政民営化に反対票を投じた衆院議員は公認せず。その議員が出馬する選挙区に刺客を送るという劇場型選挙を行なったのである。^^;
 この劇場型エンタメ選挙を、TVのニュース&ワイドショーが面白がって、毎日のように大きく取り上げた。こうなってしまうと、野党がいくら郵政民営化&新自由主義の問題点、安保外交、改憲などの政策論を語っても、ほとんどの人の耳にははいらない。
 そして、具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターに惹かれた人たちが、小泉自民党&その候補に投票。自民党は296議席をとり圧勝したのである。(++)<民主党は113に激減。^^;>
 
 この選挙の最中、このままだと小泉自民党が勝ちそうだという空気を察知したmewは、思わず「日本がアブナイ!」と心の中で叫んでいた。(゚Д゚)
 
 そして、石丸氏の都知事選の戦い方を見ていて、何か同じような空気を感じたのではないかと思う。_(。。)_
 
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 もう少し付け足すなら、今回の都知事選は、小泉純一郎氏の01年の総裁選を思わせるところもある。^^;

 実は、小泉氏はこの時、さほど有名ではなく、泡沫候補に過ぎなかった。しかし、当時、大人気だった田中真紀子氏が応援について、「自民党をぶっ壊す」と主張して、全国を遊説で周ることに。(政策として何を主張したかは、ほとんど伝わっていない。既得権益打破とか、抽象的な言葉しか思い出せない。^^;)その様子を、毎日のようにTVのニュース・ワイドショーが放映し、一躍、TOP候補になったのだ。これがエンタメ選挙の始まりかも。(・・)

 さらに、小泉首相は、毎日のように記者のぶら下がり会見に応じて、芸能、スポーツの話題の感想を述べたり、国会で答弁に困ると「人生いろいろ」と言っておちゃらけたり、その意味でもエンタメ政治の元祖だったかも。(-_-メ)
     
 この少し後の08年、もともとエンタメ系弁護士だった橋下徹氏が、大阪府知事選に出馬して圧勝し、初当選を果たすのだが。この時の選挙のしかたも、当選後の橋下知事の言動も、かなりメディアを意識したエンタメ性のあるものだった。(-"-)
 
 石丸氏は82年生まれなので、この頃は19~26歳。彼らのエンタメ選挙、政治の様子やイメージは無意識のうちに、頭にはいっていたとしても不思議はない。(++)
 
* * * 
 
 石丸氏は20年7月まで東京で三菱東京UFJ銀行の関連会社に勤務していた。
 しかし、同月、生まれ育った安芸高田市で、市長が自民党の河井克行氏から妻の参院選支援を要請され現金を受け取ったことで辞職。それを知った石丸は、数日後には銀行に退職届を出して、市長選出馬を決めたという。<周辺には誰も政治家はいないが。急に市長をやろうと考えたらしい。^^;>
 
 安芸高田市民は37歳と若く、クリーンな石丸氏に期待。石丸氏は対立候補の元副知事を下し、初当選を果たした。
 そして、本人いわく市長の仕事や市政、市議会の動静に注目や関心を集めるため、様々なな動画をアップしたのだが。その中には、市議の居眠りを恫喝する動画なども含まれており、一部のネット民の間で話題になっていたのだが、一方で不快に思い、問題視する声も出ていたという。^^;
 
 石丸氏は今年5月、次の安芸高田市の市長選には出馬しない意向を表明したのだが。もうその時には、エンタメ化の話をしていた。(@@)
 
「今必要なのは政治のエンタメ化だと思っています。政治を身近に感じてもらう、これから先も政治家はしばらく続けようと思います」「県内外を問わず全ての選挙について出馬の可能性がある」と言っていた。(広島ホームテレビ24年5月10日より)

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 そして、石丸氏は都知事選への出馬を決めるのだが。もっと事前からTVに取り上げられてもらえると思っていたものの、ほとんど扱われず。怒っているところがあったようだ。<ところが、選挙後にTVが急に寄って来たので、「選挙前は来なかった」と恨み節が出たりして。対応も悪くなったらしい。^^;>
 
 維新に支援を要請したのも、音喜多政調会長に「政党が後ろについてないと泡沫候補として扱われますよ」と言われ、維新につけばテレビ枠がとれると考えたからだとか。ただ、「推薦」の形はとりたくなかったので、断ったという。(*1)

 結局、都知事選に出馬表明しても、ほとんどテレビには取り上げられず。
 そこで、安芸高田市長時代の特技を生かし、都知事選でもTikTokやYoutubeなどをうまく利用して、自己アピールや選挙活動をエンタメ化したことで注目を集め、拡散を導いた。そして、そこで知名度を上げた上、さらには200回以上の街頭演説を行なうことで、より多くの支持を得ようとした。
 細かい政策については離さず。「東京を動かそう」「選挙はお祭りだ」と若者たちを鼓舞することで、勢いづいた部分もあった。(@@)
 
 後から考えると、事前にテレビで取り上げられず、よかったのかも知れない。もしTV発で有名になっていたら、ネットでは若者たちにこんなに注目されなかった可能性がある。ネット中心の選挙活動が、テレビ離れしている若者や女性たちに自分たちと土台を共有する仲間としての意識を抱かせた&ネット特有のお祭り感を高揚させたことが、功を奏したのかも知れないと思うからだ。(・・)

* * *

 石丸氏は都知事選後も、「政治のエンタメ化」について語っていた。
 
『石丸氏は「僕は政治のエンタメ化が必要と考えていて、茶化そうとかフザけようという意味ではなくて、真剣にみんながそれに関心を持つという意味です。その逆が今の若者の政治離れ、つまんないから見ない、見ないから分からない、分からないから政治が緩んできた。それがこの何十年なのかなと思う、自分はそれじゃないやり方を探したいんです」と、その意図を語った。(スポニチ24年7月14日)』

 言わんとしていることは、わからなくはないのだが・・・。
 本当に、このようなエンタメ選挙をきっかけに、若者たちの中に、(石丸氏にではなく)政治に関心を抱いたり、理解して興味を持ったりする人が、どれだけいるのか。一時の祭りで終わってしまうのではないか。
 たとえば、小泉首相や橋下大阪府知事のエンタメ政治を思い起こした時に、その後も政治への関心を抱き続けている人がどれだけいるのか。
 
 現時点では、う~んとクビをかしげてしまうmewなのである。_(。。)_
 
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*1

石丸伸二氏、維新への支援要請は「テレビに出るための枠が欲しい、その力は自分になかったんで」

7/10(水) 22:29配信
日刊スポーツ

 東京都知事選で、約165万票を獲得して2位に入った前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(41)が10日、ユーチューブチャンネル「ReHacQ-リハック-【公式】」の「激論!都知事選とメディアの功罪」の生配信に出演。「完全無所属」でのメディア露出について言及した。

 「ReHacQ」プロデューサーの高橋弘樹氏から日本維新の会から推薦がない中での選挙戦を問われ「政党が後ろについてないと泡沫(ほうまつ)候補として扱われますよ」と維新の音喜多駿氏から言われていたことを明かした。

 高橋氏からはメディア露出の推移を聞かれ「最初は全くですよ。小池さんと蓮舫さんの女傑対決みたいな構図でしか新聞もテレビも扱わない。まさに国政の代理戦争というていで」と切り出した。

 結果、日本の維新の会からの推薦はなかったが「欲しいのはそれじゃない。テレビに出るための枠が欲しい。その力は自分になかったんで」と訴えた。そして「国政政党とひっついて何かあるっていうのは、そもそも自分の言ってるスタンスに相いれない。党利党略とか、国政の代理戦争を自治体でやろうっていうのがオールドファッションだなって」と説明した。

 同生配信には元テレビ東京で「tonari」代表取締役社長、プロデューサー、映像ディレクターの高橋弘樹氏、社会学者の西田亮介氏が出演。

by mew-run7 | 2024-07-18 04:38 | 民主主義、選挙

by mew-run7