【実は、競馬界も問題が続いている・・・。(-"-)
JRAでは水沼元輝騎手(21)が5月に調整ルームへの携帯電話の持ち込み、利用、偽装工作をしていたことが発覚し、9ヶ月間の騎乗停止に。
また大井競馬では、和田譲治騎手(40)が船橋競馬の業務エリアに携帯電話を持ち込み、10日間の騎乗停止に。その後、本人から当面の間、騎乗を自粛すると申し出があり、騎乗を休んでいる。<本人は、目覚まし時計の代わりに携帯を持っていたと釈明したようなのだが。和田は大井競馬の騎手会長だし。既に100勝して南関4位なのに、自分の立場というのがわかってないのかな~。要反省。>
そして大井では、もう一つ。2月から膝の負傷で休養していたレジェンド的場文男騎手(67)が今月8日にレースに復帰したので、「よかった~」と喜んでいたのに、翌9日から騎乗変更命令を受け、実質的に騎乗停止になったので、「はあ?」(゚Д゚) しかも、その理由が「競馬開催期間外における不適切な行為による」としか発表されず。「え~?不適切な行為って、何なの?(・・)」
いや~。まさか騎乗機会がないまま、引退式も行わず、騎手引退なんてことはないんでしょうね~。(**)具体的に何があったかめっちゃ知りたいのだけど。何か的場の名誉も考慮して発表せずにいるのか・・・。ヤキモキ、モヤモヤが続いているmewなのである。_(。。)_】
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18日に『石丸、エンタメ政治の必要性を強調。小泉、橋下らの劇場型選挙、エンタメ政治を思い出す』の関連記事を・・・。
mewがこのブログを立ち上げたのは、05年9月。小泉首相(当時)による劇場型選挙が功を奏しつつあるのを感じて、「日本がアブナイ!」(日本の民主主義がアブナイ!」と思ったからだった。(・・)
小泉陣営は当時、マーケティング的な戦略を立てた上で、「B層」(具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層)をターゲットにして選挙を展開。政策よりも本人のキャラや独特な選挙運動の仕方で国民の目を引き、圧勝したわけだが・・・。
今回、石丸伸二氏の都知事選との戦い方を見て、またあの時と同じようなイヤ~な感じを思い起こしているところがある。
まあ、今回は、石丸伸二氏は2位で終わったものの、このような選挙の仕方がメインになってしまったら、日本の民主主義はどうなるのだろうという強い懸念を抱いている人は少なくあるまい。(-"-)
ここ2週間、石丸氏に関する色々な記事を読んでいるのだが。京大大学院の藤井聡教授は、石丸氏の選挙戦術に関して、「詐欺と同じ」「その国は滅びるしかない」と強い危機感を示していた。(@@)
『藤井聡氏 石丸伸二氏の選挙戦術に危機感「詐欺と同じ」「その国は滅びるしかない」
京都大学大学院教授の藤井聡氏が13日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。現職の小池百合子氏が当選した東京都知事選を振り返った。
藤井氏は「今回の石丸(伸二)さんがどうだとか、小池さんがどうだとかありますけど、この結果を受けて本当に日本の民主主義は危機の真っただ中で、日本の行く末は極めて暗いなと思わざるを得ない結果だと思います」ときっぱり。
続いて「選挙というのはわれわれの国のリーダー、地域のリーダーを選ぶ。言ってみれば飛行機のパイロットを選ぶような仕事。だからその人が変な人だったら墜落して死んじゃったりするわけですよ。だからすごい真剣なものなんですけど、ここまで真剣みがなくなったかと」と嘆いた。
その上で選挙の前提として「選挙というのは本来、その人物の信頼感が一番大事で、その次に政策内容。この2つで議論する」とし、「いろいろ問題があって軽くなっては来てるんだけど、石丸さんに至ってはTikTokじゃないですか。演説も聞きましたけど、基本的に政策内容とかではなくて、イメージでおっしゃってるので、ほとんど人気投票に近くなっていってる。そういう戦略を取ったんです。従ってこれは、民主主義の制度を根底から破壊するような選挙が行われたわけです」と批判した。
また、今後の選挙では次点となった石丸氏の選挙手法がまねられるのではないか?という話題になると、藤井氏は首長、政治家は「その地域等を豊かにすることが上手な人」「国民を幸せにすることが得意な人」が選ばれるべきと指摘。
その上で「それとは無関係に、選挙が得意なやつが票を集めるような選挙になってるんですよ。これはね、はっきり言って、ありていに申し上げますが、詐欺と同じです。『これ、ええで』て言って、全然アカンもの買わせるという話ですから。本当はすごくいい物を『いいよ』とちゃんと宣伝してくれる人のを買わないといけないのに、選挙が上手やというだけで選ばれるような時代になったら、その国は滅びるしかない」と厳しく批判した。(東スポWEB24年7月13日)』
何か昔・・・1980年~1990年台頃だったかな。米国に行った時に、テレビで選挙CMをしているのを見て、驚いたことがあったのだ。(中には、相手を吹き飛ばすような結構、過激な内容のものを)
また、米国には「選挙プランナー」なる存在がいて、戦略的に選挙を行なうのだと。で、それぞれの土地に合わせた演説ができるように選挙用の「スピーチライター」もいるし。化粧や髪を整えるメイク・アップの人もいるし、プチ整形する人もいるし・・・みたいな話をきいて、「何、それ?」と。
政策が全く関係ないというわけではないけど。各候補の「見た目」や「話し方」、そしてCM映像のイメージなどが、投票する人が決める大きな要素になるというのである。(~_~;)
日本もそんな風になったら、イヤだな~と思っていたのだけど。昭和中期ぐらいまでは、何か「あまり外見にこだわる人の方が信用できない」みたいな風潮があったしね。<営業職も含め、あえてよろよろの背広、少し汚れた靴の方がいいなんて言う人も。女性も強いメイクや明るい色の洋服は避けた方がいいとか。>
でも、90年ぐらいだったか、松下政経塾の取材映像を見て、「え?」って思ったことがあったのだ。彼らは、どんなスーツやネクタイをして、どんな髪型をして、どんな話し方をして選挙活動をすると効果があるのか、研究をしていたからである。(~_~;)
「え~、こんな風に、みんな同じようなスーツ着て、ネクタイして、しゃべり方をするような人が議員になってくわけ?」って言ってたら(半分、それはないだろうと歩もいながら)、逢沢一郎氏、前原誠司氏、玄葉光一郎氏とか、見た目が同じようなタイプの新人議員が続々と登場。
何と93年には、外見やお殿様キャラで人気を博した細川護熙氏の日本新党が躍進を遂げ、細川氏は連立政権の首相にまでなった。<ここも、選挙参謀がいて、緑をシンボルカラーにするとか、和解ボランティアを集めて活動するとか、新しい選挙のやり方をしたのよね。小池百合子氏も参加してた。(・・)>
そして、20年台の小泉政権の時代には、日本も選挙プランナーがいるのは当たり前の時代に。(石丸氏にも有名なプランナーがついていた。)
で、ものを売ったり、宣伝したり、アイドルを作ったりするのと一緒で、しっかり市場調査して、営業戦略を立てて、いかにしたら票を集められるか選挙活動をする。
しかも、今は、最大の武器になったSNSの活用の仕方が、カギになって来るわけで・・・。う~ん。(-"-)
まあ、でも、日本の国民の多くがそれでもいいと考えるなら、それも民主主義の総意だと言えるのか・・・。
ますます「日本がアブナイ!」方向に進んでいるように感じがして、「何だかな~」とぼやきっぱなしのmewなのだった。_(。。)_
p.s. でも、明日からは前向きに、いかにこの戦略を利用して、政権交代を利用するか考えることにする。(**)
THANKS