まるで水脈。超保守だった米共和党の副大統領候補。トンデモ暴言で問題視されそう。
2024年 07月 25日
これは７月２５日、２本めの記事です。
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トランプ前大統領が暴言大魔王であることは、世界レベルの周知の事実だが。トランプ氏が副大統領候補に指名した共和党のバンス上院議員（３９）は、トランプを超えるようなトンデモ暴言ガイだった。(@@)
バンス氏は、『衰退した「ラストベルト」の貧困で破綻した家庭から、海兵隊での従軍、イエール法科大学院、そしてテックのベンチャー・キャピタル経営、さらにベストセラー作家を経て連邦上院議員』と、「21世紀のアメリカンドリーム」の体現者に。
もともとは民主党支持者だったようなのだが。『「トランプ現象に連なる保守の立場」から「置き去りにされた白人貧困層」や「製造業衰退に苦しむ中西部」を代表して政界入りして欲しい』との話がトランプ氏の２人の息子やイーロン・マスク氏から出て、ついには副大統領候補に指名されるに至ったのだ。（『 』内、Wedge7.25より引用）
以前から、かなりハッキリものを言う（クチが悪い？）タイプだったようなのだが。先週の共和党大会で副大統領候補に指名されると、早速「私は中国が好きではない」と言い放った。
「私の故郷は、ジョー・バイデンに台無しにされ、犠牲になってきた。われわれはアメリカの労働者の賃金を守っていく。その裏で、中国共産党が彼らの中産階級を築くのをストップさせる。」（
「私は中国が好きではない。中国がアメリカから多くの雇用を奪っているのが気に入らない。」（JBpress7.21)
このような話をきいて、ｍｅｗ＆周辺は、「日本のウヨが喜びそうだ。総裁候補にスカウトしたらどうか」「出だしからこれじゃあ、そのうち恐ろしい失言をして、叩かれたりするかも（期待込み）」などと言っていたのだが。
米国では早速、バンス氏の過去の発言が取り上げられ、問題視されているという。(･･)
バンス氏は２１年に、民主党ハリス副大統領（大統領選の候補になるであろう女性）のことを、「子どもがいない惨めな変わり者」と呼んでいたというのだ。(ﾟДﾟ)
また同性愛の議員を名指しして「民主党の未来は子どもがいない人々に支配されている」と発言したとのこと。＜「ＬＧＢＴには生産性がない」と言ってしまう杉田水脈氏と同じ発想なんだよね。(-"-)＞
『11月の米大統領選へ向けて共和党の副大統領候補に指名されたJ・D・バンス上院議員（39）の過去の発言が波紋を呼んでいる。バンス氏が、民主党のカマラ・ハリス副大統領（59）らを「子どもがいない惨めな変わり者」と呼び、米国に「直接利害関係がない人々」と語る過去のインタビュー映像がソーシャルメディアで拡散し、大きな批判を招いている。
民主党の大統領候補選出が確実視されるハリス氏は、夫で弁護士のダグラス・エムホフ氏の連れ子2人の継母だ。子どもたちからは親しみを込めて「ママラ」と呼ばれているという。
バンス氏の発言は、2021年に保守系FOXニュースで右派ジャーナリストのタッカー・カールソン氏の番組に出演した際のもの。ハリス氏のほか、同性愛者と公表しているピート・ブティジェッジ運輸長官や、急進左派のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員を名指しして「民主党の未来は子どもがいない人々に支配されている」と言及。「私たちの国を、直接利害関係がない人々に委ねることに、どのような意味があるのか」と続けた。
今月22日にX（ツイッター）に投稿されたインタビューの映像は、1日で2150万回以上視聴された。（略）
バンス氏は、大統領選の争点の一つである人工妊娠中絶を巡り、コンビを組む共和党大統領候補のドナルド・トランプ前大統領よりも強硬に反対の姿勢とみられる。一方のハリス氏は、トランプ氏の過去の性加害を認めた民事裁判などに触れ、共和党が政権を奪取すれば、生殖の自由や女性の権利を後退させるとして批判を強めている。【ニューヨーク八田浩輔】（毎日新聞２４年７月２４日）』
『バンス氏は、ハリス氏や最年少の29歳で下院議員になったアレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏、同性愛者だと公表しているブティジェッジ運輸長官を名指しして、こう批判したのです。
『バンス副大統領候補の発言（2021年）「この国は自分の人生に不満を抱えている、子どものいない、 猫に時間を捧げるような女性たちに支配されている。そして彼女たちは、ほかの人も不幸にしようとしている。民主党の将来は、子どものいない人々によって支配されている」（ANN7.23）』
＜「猫に時間を捧げるような女性たち」のところは「キャット・レディ」と言ったのだが。これは「一人暮らしで猫好きの変わった人」を侮蔑する時に使われることが多いという。英英辞典にも載ってる。^^;＞
一方、民主党のハリス氏は、トランプ氏を支援するヘリテージ財団が主導し、100を上回る保守系団体が参加する「プロジェクト２０２５」の超保守的な政策課題（アジェンダ）の危険性、問題性を訴えて、対抗する予定でいる。(･･)
『ハリス氏の演説は、保守系シンクタンク、ヘリテージ財団が中心になってまとめた900ページの保守派マニフェストにいや応なくスポットライトを当てる。トランプ氏の返り咲きで想定される脅威のショーケースを提示する意味合いもある。
トランプ氏はプロジェクト2025と陣営が無関係で、その構想を全て支持しているわけではないと言う。それでも100人余りの中心人物がかつてトランプ政権で働き、提案の多くはトランプ氏および共和党の政策綱領に忠実だ。
気候変動規制の撤廃や勤労者保護の縮小、トランプ氏への忠誠心を選考基準とする公務員の入れ替え、教育省と商務省、国土安全保障省の解体を提案する事実上の政権移行プランは、公表後１年余り批判を浴びてきた。
最近の世論調査によれば、民主党がトランプ氏に対抗するキャンペーンの目玉として、その存在を際立たせた結果、６月後半以降プロジェクト2025への認知度が高まり、否定的な見方が劇的に広がった。
ヘリテージ財団主導で作成され、物議を醸すプレーブックには、メタ・プラットフォームズやドミニオン・エナジー、ベライゾン・コミュニケーションズなどの企業ロビイストも関与した。（略）
プロジェクト2025の寄稿者の多くは、トランプ氏や自分たちが代弁する企業とつながりを持つ。ホワイトハウス改革のセクションは、トランプ前大統領の次席補佐官を務めたリック・ディアボーン氏が執筆した。シェルやベライゾン、アマゾン・ドット・コムといった企業のために同氏は働いている。
ダスティン・カーマック氏もトランプ政権の元当局者で、メタの公共政策ディレクターを現在務める。ヘリテージの研究員として情報コミュニティーの章を書いた後、メタに入社した。退役軍人省の章を執筆したブルックス・タッカー氏は、スペクトラム・グループのロビイストだ。（Bloomberg２４年７月２４日）』
トランプ氏は、米国一国主義を唱え、気候変動規制に協力せず、労働者も保護せず。自分にに協力する企業は優遇。またトランプ氏への忠誠心を選考基準とする公務員を入れ替えちゃおうというのだから、こんな人が米国の大統領になったら、世界はどうなってしまうことか・・・。＜教育面も気になるけど、またの機会に。＞
日本も総裁選やら政権交代のチャンスやらで大変な時なんだけど。他国のことながら、世界平和のためにハリスに「勝ってくれ～」と念力を送りたくなっているｍｅｗなのである。(@_@。
ＴＨＡＮＫＳ
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by mew-run7
| 2024-07-25 20:02
| 政治・社会一般
