立民・泉「改憲は優先課題でない」と明言。国民党と政策合わず。維新は選挙区調整を否定

　　

　能登半島震災の被災者の方々にお見舞いを申し上げます。

　東日本大震災をはじめ全国の自然災害の被災地の方々へ　前向きに新たな生活を送れるようにガンバです。o(^-^)o、災害経験を風化させず、今後の災害対策に活かしましょう！(･･)

　重症化リスクのある人は、コロナ、インフルも油断しないようにしましょう。"^_^"　

　よろしければ、１日１回、２つのランキングの応援クリックをしてくださいませ。m(__)m

　　　　　

【＊１、＊２などの関連記事は、記事の最後にあるＭｏｒｅの部分にあります。】　　

　立民党の泉健太代表が、野党各党の代表と順次、会談を行なっている。　

　泉氏は１９日の会見で「自民党に代わる政権をつくる覚悟・決意・方針があるのか、各野党にあらためて問わなければならない」と発言。立民党の立場を説明した上で、次の衆院選での選挙協力をどうするか、政権交代を見据えて政策のすり合わせができるかについて意見交換を行なっているという。(･･)

　

　先に憲法改正について書くなら・・・ｍｅｗは泉代表は立民党の憲法改正の考え方をどう説明するのか気になっていた。^^;

　正直なところ、立民党の代表としての泉氏をあまり評価していないのだが。今回、一つ、見直したところがあった。

　

　それは、泉氏が国民党の玉木雄一郎代表に、「立民が政権を担った場合、憲法改正の優先度は低い」「最優先課題ではないという国民が多数だ」と伝えたことだ。政治改革に優先して取り組むという。（＊＊）

『立憲民主党の泉健太代表は２４日の記者会見で、国民民主党の玉木雄一郎代表との会談時に、立民が政権を担った場合、憲法改正の優先度は低いと伝えたと明らかにした。自民党の派閥裏金事件を受けた政治改革に優先して取り組むと強調。「ねじれ国会になり、改憲は時間がかかる。最優先課題ではないという国民が多数だ」と説明したという。（東京新聞２４年７月２４日）』

　

　ちなみに泉氏は、今年の５月３日（憲法記念日）に、青森で「憲法改正より生活の課題を優先すべき」だと語っている。＜わかってるんじゃん！(^^)＞

『立憲民主党の泉健太代表は３日、憲法改正よりも社会保障制度など生活に密接する課題を優先すべきだとの考えを示した。「全国を回っても、生活の問題以上に改憲をしてほしいとの声はどこにもない。優先順位を間違っている」と述べ、自民党などの改憲勢力をけん制した。青森県弘前市で記者団の質問に答えた。（共同通信２４年５月３日）』

　果たして、泉氏が９月の代表選で再選するのか否か、現段階ではわからないが。泉氏が党代表として、改憲推進派である国民党の玉木代表に、改憲に対する考えをしっかりと表明したことには、心強さを覚えた。(･･)

　今、自民党では、９月の総裁選や次の衆院選を控えて、政治とカネで失った保守系の支持を少しでも取り戻すため、岩盤支持層に対してもっと積極的に憲法改正実現のアピールすべきだという声が強くなっているという。(-"-)

　　

　ｍｅｗは、野党第一党である立民党には、「今、憲法改正は優先課題ではない。慎重に検討すべきだ」「今、最も重要なのは、政治改革と生活の課題だ」と言い切って、真っ向から自民党と対峙して欲しい。（＊＊）

　

　泉代表には、会見その他の発言の場でも、他党党首との会談でも、その考えをしっかり伝えて欲しいと思う！（＋＋）

　

　　

　ところで、泉代表は、以前から「政治改革」「教育無償化」など政策が合致する範囲で他の政党と協力して政権運営する「ミッション型内閣」を提唱している。

　ただ、維新や国民党などからは、憲法改正や安保政策、原発政策が一致しない政党と共に政権運営をすることはできないと、拒否されている。(~_~;)

　

　泉代表は、まず２２日に国民党の玉木代表と２党の支持団体である連合の芳野友子会長と会談を行なった。(･･)

　

『立憲民主党の泉健太代表と国民民主党の玉木雄一郎代表、両党を支援する連合の芳野友子会長が22日夜、都内で会食した。玉木氏が23日の記者会見で明らかにした。芳野氏が次期衆院選を見据えて、原発政策をはじめとした基本政策について両党の協議開始を促し、玉木氏も協議を求めたものの、合意には至らなかったという。

　玉木、芳野両氏は会食時に、次期衆院選に向けて共産との協力見直しを改めて泉氏に求めたほか、3者は立憲と国民民主との選挙区調整についても議論した。（松井望美）（朝日新聞２４年７月２２日）』

　

　連合の芳野会長は、もともと民主党で一緒にやっていた立民党と国民党が、また一つの政党のように協力し合って、選挙活動や国会運営（政権運営も？）して欲しいと考えている。

　しかし、最初にも書いたように、国民党の玉木代表が「が１日も早く憲法改正実現を」「立民党抜きでも改憲の条文作りを始めるべきだ」と主張しているのに対し、立民党は改憲に慎重な姿勢を崩していない。

『国民民主がこだわる憲法改正について、泉氏は玉木氏に「新しい政権ができた時に憲法について現実的に動かせる環境か」「最優先課題かといえばそうではない」と伝えたとし、玉木氏がどんな反応だったかには言及しなかった。両党で隔たりのある原発を含むエネルギー政策を巡っては、泉氏が「連合がまとめてきている方向性は両党、のめるのではないか」との認識を伝えたという。（毎日新聞２４年７月２４日）』

＜連合がまとめてきている方向というのは、確か「短期的には、原発再稼働をし、電力供給源とする。中長期的には、原発をなくして行くように努める」というものだったのではないかと思う。＞

　立民党は、「脱原発」を主張しているものの、政権奪取のためには、原発政策では譲歩できるかも知れない。でも、憲法改正に関しては、譲歩すべきではあるまい。（＊＊）

　

　ただ、芳野会長と玉木代表は、次の衆院選で立民党と国民党が同じ選挙区で争うのを避けて欲しいと要請。泉代表も選挙区調整（すみ分け）の協議を行うことに同意したという。(･･)　＜ただし、立民党と共産党の選挙協力の仕方によっては、国民党や連合ともめることになりそうだ。^^;＞

　

　　

　

　泉代表は、２３日には馬場代表と約３時間半、都内の日本料理店で会食を行なった。＜こういう人たちも、日本料理店（昔でいう割烹？）で会食をするようになっちゃうのね。^^;＞

　

　維新は、野党第一党をとることを目標にしており、馬場代表は立民党が改憲に消極的なことを批判し、「立民党を叩き潰す」とまで言っていたほど。

　また、馬場代表＆周辺は、もし自公が次の衆院選で過半数を割ったら、自民党政権維持のために協力することも示唆している。＜ただし、吉村共同代表などの大阪維新陣営は、自民党と組むことはできないと言っている。^^;＞

　政策面でも、憲法改正、軍事増強、新自由主義的な経済政策を主張していることから、立民党は合わない部分が大きい。(-"-)

　

　立民党の中には、小沢一郎氏らのように、政権交代を実現するためには、維新と選挙や政権運営で連携すべきだと主張している人もいるのだが。泉代表は、維新との距離をはかっているようだ。^^;

　

『泉氏は維新について「自民党に対してと立憲に対しては、現時点では等距離」だとし、「自民党じゃない政権を作ろうという流れにどう向き合っていくのか、今後も維新に問うていきたい」と述べた。（毎日新聞２４年７月２４日）』

　ただ、『会談終了後、馬場代表は記者団に対し、「政策の話もないし、維新は選挙区調整をやらないことは泉代表も分かっている」と素っ気ない反応。泉代表も「維新には維新の考え方があるのでお互いの立場を尊重する」と述べるにとどめた』とのこと。（ＮＮＮ２４年７月２３日）

　

　立民党の中には、小沢一郎氏らのように、政権交代実現のために維新と連携すべきだと強く主張している議員もいるのだが。維新と選挙区調整や連立政権を組むのは極めて困難だと思う。＜てか、連携して欲しくない！(･･)＞

　

＊　＊　＊

　泉代表は２５日、社民党の福島瑞穂代表と国会内で会談。『泉氏は、政治改革や教育の無償化、選択的夫婦別姓などを挙げ、社民党との間で「互いに通じ合う政策があると確認できた」と会談の手応えを語った。（ＦＮＮ２４年７月２５日）

　社民党とは、以前から選挙協力を行なうことも多いし。スムーズに連携できるのではないかと思う。

　

　泉代表にとっては、この後に予定されている共産党との会談が大きな山場となる。衆院選候補者の中には、前回の選挙で共産党の支援を得た人もいるし。党内には、共産党との選挙区調整も行うべきだという声が出ている。

　しかし、連合が、共産党と選挙協力をする候補は支援しないと明言。党としても、各候補者としても難しい判断を迫られそうだ。(~_~;)

　

　ただ、どこと協力にするにせよ、「立民党として、憲法改正に慎重な立場を守ること」を何よりのミッションだと心得て欲しいと強く願っているｍｅｗなのだった。(@_@。

　

　ＴＨＡＮＫＳ

　

【下の２つのランキングに参加しています。できれば、２つともクリックして頂けると、有難いです。組織票は全くなく、記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、よろしくお願いします。m(__)m】

　　　

↑もう１クリックが、ブログを続けるエネルギー源に"^_^"