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【テニス・・・ジョコビッチ(セルビア)がパリ五輪に出場。決勝でアルカラス(西)を破り、5度めの挑戦で念願の五輪初優勝を果たした。37歳にして、ついに四大大会+五輪の生涯ゴールデン・スラムを達成。史上5人めの快挙だ。(*^^)v
祝 (過去4人は、グラフ、アガシ、ナダル、Cウィリアムズ)
パリ五輪・バドミントンで銅メダルをとった女子ダブルスの志田・松山ペア、混合ダブルスも渡辺・東野ペアの4人が五輪会場でジョコと遭遇。一緒に写真を撮ってもらっていた。
ちなみに、卓球の早田ひなは今回、ナダルと写真を撮ることを目標にしていたのだが。選手村の食堂で見事に本人と遭遇し、無事に一緒に写真が撮れたという。"^_^"】
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自民党の石破茂氏が12日、同党の中谷元氏や教育会の前原誠司氏などと台湾を訪問。政府幹部や有力者と会い、台湾有事への対応などと会談を行なうという。
今回、訪問するのは「日本の安全保障を考える議員の会」のメンバー6人。共同代表を努める石破氏と前原氏は、20年以上前から党派を超えて改憲や安保軍事の勉強会を行なっている懇意の仲だ。^^;<2人とも鉄道オタクでもある。>
石破氏がこの時期に台湾を訪問したのは、総裁選も意識してのことだろう。自民党内の安倍系超保守派は中国を敵視する一方、台湾と親交が深く、安倍元首相の他界を受けて、有志がわざわざ同氏の銅像を立てたほど。
石破氏が当選するには、超保守系の議員、党員の支持が欠かせないからだ。(・・)
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石破氏は、世論調査では、ここ何年か次の総理にしたい人№1になっており、人気が高い。かつては党員の支持も№1だった。
ただ、残念ながら、党内の議員からの支持があまりないため、過去4回出馬した総裁選では全て落選している。(08年、12年、18年、20年)
特に12年の総裁選は惜しかった。(この時、自民党はまだ野党だった。)
この年は安倍、石破、石原、町村の4氏が立候補したのだが。石破氏は第1回投票で党員算定票165票、議員票34票を獲得。党員87、議員54の安倍晋三氏を大きく上回り1位になった。
ところが、議員投票だけで決める上位2名の決戦投票で、安倍氏108票、石破氏89票となり、安倍氏が総裁復活を果たしたのである。^^;
もしこの時に石破氏が当選していたら、自民党が政権奪還した後でも、安倍政権とはかなり異なる国政運営が行われたのではないかと思うのだが。<ただ改憲、軍事論争は、(いい意味でも悪い意味でも?)もっと活発だったかも?^^;>
安倍氏を支持する超保守陣営は、石破氏の党員人気をおそれたようで。安倍政権が持続できるように、超保守系の議員や団体が党員数増加にかなり力を入れ、安倍氏が多数の党員票を獲得できるように努めた。(・・)
それゆえ安倍・石破の一騎打ちになった18年総裁選では、安倍氏が党員票でも224対181と石破氏を上回ることに。議員票では329対73と大きな差をつけられ、安倍氏が完勝したのである。_(。。)_
党内での不人気は相変わらずで、今回の総裁選では、自力で推薦人20人を集めるのか難しいのではないかという見方が出ている。
今、石破グループの議員として同氏を支持している人は、10人いるかいないか。前回は、二階派などが推薦人を用意してくれたのだが、今回は菅氏や二階氏の支持を得られるかどうかビミョ~な状況にあるからだ。
石破氏は慶大→三井銀行→自民党田中派職員を経て、86年に衆院議員に初当選したのだが。(父が鳥取県知事→自民党の参院議員。衆参は異なるが、ほぼ世襲。)
自民党入党後、中曽根・渡辺派に所属していたが、93年に党の政治改革や改憲の方針に反発し離党。当時、細川政権を支えていた新生党(後の新進党)に移った。結局、新進党でも安保軍事の方針が合わず、96年に自民党に復党して、平成研(現・茂木派)に所属していたのだが、09年に政調会長に就任したため派閥を離脱。そのまま戻らなかった。^^;
石破氏が党内の議員の支持を得られない最大の理由は、自民党が93年に細川護熙、小沢一郎氏らのグループに政権を奪われ下野した直後、石破氏が自民党を離党して与党に移ったからだ。(~_~;)、
自民党にとっては55年結成しえて初めての下野。党がショックを受け、一番困っている時に離党したことから、今でも「裏切り者」として見る議員が少なからずいるのである。<安倍晋三氏や麻生太郎氏、その周辺に多いと言われている。>、
派閥も、なかなか定まらず。11年には「今後は派閥政治をやめるべきだ」と主張して無派閥に。後に勉強会を中心にしたものだとして、石破派or石破グループを作るのだが。メンバーがあまり増えないことから、自力で推薦人20人を集めることも難しい。(~_~;)
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ちなみに石破氏自身は、自分が党内の支持が低いことについて、こんなことを語っていた。
『自民党の石破茂元幹事長(67)が、4日放送のABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)のインタビューに答え、9月の総裁選についてコメントした。(略)
国民の支持は高いことについて聞かれると、「わーい、国民的な支持が高いぞって舞い上がるほど、おめでたくはない」と冷静に返した。党内人気の低さが、総裁選での弱さの理由だと指摘される。石破氏は「以前、竹下(登元総理)先生に言われたことがあるな。“石破な、お前な、自分がいつも正しいと思って言っているだろう。正しいことを言う時は、人を傷つけるものだとよく覚えておけ”と」と回想。「そういうところがあるのかもしれないな」と、自己分析した。
しかし、信条を変えるつもりはないという。「今は批判する者を許さない。後ろから弾を撃つ。みんな党内で冷たい視線を浴びるのが嫌だから、それでポストを与えられないのが悲しいから、じゃあ言うのやめておこうという」と、党内の空気に皮肉も。その上で「かといって、言うべきことを言わないんだったら、こんな仕事をやらない方がいい」と断言した。(スポニチ24年8月4日)』
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そうなのだ。石破氏は、自分で「正しい」と思う持説を党の方針や周辺に合わせて変えることがないし。理論の整合性(理屈)を通そうとする。
その時々の政権の批判も、オモテで堂々と行うので、「石破は後ろから鉄砲の弾を撃つ」と批判されることが多く、敬遠されてしまうのである。(-"-)
そこが石破氏の政治家としての魅力でもあるのだが。(mewも改憲。安保に関する思想は合わないが、そういう部分は評価している。)
総裁として党全体をまとめるという立場に向いているのかと問われれば、「???」なのかも知れない。^^;
しかも、石破氏は憲法改正の具体的な条項案でも、党の方針を批判。また超保守派が大反対している夫婦別姓制度や女系天皇容認案などに賛成の立場を示していることから、保守系の議員からも反発を買い、推薦人が集められないおそれがあるのだ。<具体的な話は近日中に。>
ただ、石破氏が出馬するかしないかで、総裁選の流れも大きく変わるように思われ・・・。今後の動きが気になっているmewなのだった。(@_@。
THANKS