【テニス・・・錦織圭が、四大大会に次ぐマスターズの大会でベスト8にはいったことにより、ランキングが572位から324アップして222位に。
何かもう一つ大きいのに出て上位にはいれば、もっと簡単に上げられるのではとか思っちゃうんだけど&元・全米準優勝だし、主催者推薦で出られないかな~と期待していたのだけど。ダメだった様子。
もう公傷制度が利用できる数も限られているので、来週からイタリアのチャンレンジャーに出て、アジア・ツアー(楽天OP含む)に出て、コツコツとポイントを積み上げ、まずはTOP100入りを目指すという。今度、大きな負傷をすると大変になるので、身体をきちんとケアしながらガンバ!o(^-^)o
男子では西岡良仁が、先月、ツアー優勝したので50位台を回復。シンシナチ―OP(1000)予選ではダニエル太郎を1回戦で下して最後まで勝ち抜き、本選出場を果たした。<若い選手も早くTOP100にはいって欲しい。>
女子の大坂なおみも90位に浮上。(シンシナティは予選落ち)五輪出場した内島萌夏も59位と自己最高を更新した。みんな、ガンバ!o(^-^)o】
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13日の『石破も発言。党の議員から支持されない理由。党への裏切りと持説の主張』の続きを・・・。
石破茂氏が今月7日、新著「保守政治家 わが政策、わが天命」(講談社)を出版した。総裁選を前に、いわば石破氏の政治理念、政策をアピールするために出版したのではないかと見られている。(・・)
Amazonのページの本の紹介の部分には
「もう、この男しかいない戦後保守の可能性を一身に宿した政治家の全人生と政治ビジョンとは何か?」
「納得と共感の政治」を掲げて石破はどこへ向かうか」
「政治はなぜ国民の信頼を失ったのか? 今こそ保守リベラルの原点に立ち帰れ 保守の本質は寛容です。相手の主張に対して寛容性をもって聞く、受け入れる度量を持つ、という態度こそ保守の本質です──。(本書より)」
・・・などと記されている。(@@)
自民党の石破茂氏は、若い頃からバリバリの保守タカ派、改憲推進派として注目されて来た。
でも、安倍元首相らが推進する戦前志向の超保守思想とは一線を画しているところがあるのだ。(・・)
<今回は、経済・社会政策には触れないが。石破氏は、安倍・菅政権が推進して来た市場競争原理を重視する新自由主義政策も好まず。自らも鳥取県選出、父が鳥取県知事だったこともあり、地方の産業、経済を重視するリベラルな政策を訴えている。>
当ブログでは、一口に「保守」と言っても大別すると2つの種類があるとして、約20年にわたり、できるだけ多くの人に2つの違いを伝えたいと考えて、しつこく書き続けているのだが。
一つは、安倍元首相らのように、天皇制を含め、日本の戦前の体制や価値観、それに基づく教育、家族制度などを守ることを重視する勢力だ。mewは、それを「超保守」「伝統保守」と呼ぶ。
彼らは、米国が主導して作った日本の戦後体制、新憲法などは認めず、今でも「戦後からの脱却」「天皇を頂点にした富国強兵」によって「日本が世界のTOPになる」ことを目指している。「国家、先にありき」の国家主義的な部分も強い。(-"-)
しかし、石破氏は日本の戦後体制や新憲法を認める。mew的に言えば、「ふつ~の保守」「戦後保守」なのである。
石破氏は、『「保守」の定義については「寛容」であることとし、「皇室を貴び、伝統文化や日本の地方の原風景を大切にし、一人一人の苦しみ、悲しみに共感する。その本質は寛容だ」と語った。(産経8.7)』
戦前の伝統的な価値観は尊重しながらも、戦後の自由民主主義、人権尊重(男女平等含む)を重視し、それらを守ることを「保守」だと考えるのだ、(**)
また、自分が鳥取県出身&鳥取県知事の息子だったこともあり、衰退しつつある地方の経済、産業、生活などを回復させたいという思いも強い。(国防族+農林族)。
都市部や富裕層に有利な「市場原理主義、競争主義を重視する新自由主義」を好まず、リベラルな経済・社会政策を主張する。(・・)
そして、そのような基本的な政治理念の違いもあって、安倍元首相&超保守仲間は、石破氏とは一線を画して来たところがあった。
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憲法改正、特に9条に関する改正について、自民党内でどのような議論がなされているのかということに関しては、他の記事に改めて書く予定なのだが。
自民党は安倍政権下で、9条改正に関して、9条2項は削除し、自衛隊を「国防軍」として明記すべきだという主張を続けている。
これは自民党が2012年に発表した「憲法改正案」(石破案)とも一致するもので、当時は安倍晋三氏らも賛同していたという。(・・)
ただ、安倍政権下で、自民党は公明党や多くの国民の理解を得るため、「9条2項は維持し、新たに「自衛隊明記」を加えるという方針をとり始めたため、その点で党内で対立が起きる可能性がある。^^;
そして、石破氏はこのような点で超保守勢力とぶつかるため、党内の超保守系議員や党員の支持を得るのは難しいと見られている。(@@)
自民党の超保守勢力は、伝統的な価値観、皇室や社会制度を強く重んじているため、女系天皇、夫婦別姓制度などは認めないと強く主張しているのだが。「ふつうの保守」の石破氏は、これらを認めることに寛容な姿勢を示しているのである。(・・)
超保守勢力は、神武天皇以来、日本の天皇制は男系天皇が継承されているとして、女系天皇を絶対に認めない。<ただし、女性天皇は容認するという人もいる。>
しかし、石破氏は現実的に考えて、女系天皇も排除すべきでないと提言している。
『自民党の石破茂・元幹事長は4日のインターネット番組で皇位継承策を巡り、母方のみが天皇の血を引く「女系天皇」について、選択肢から排除すべきではないとの考えを示した。
石破氏は「悠仁さまの後は一体どうなるのか。(男系男子の皇位継承ができなくなる可能性を)考えるのが我々の仕事ではないか」と述べた。(読売新聞24年8月4日)』
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また夫婦別姓については、超保守派は日本の伝統的な家族制度が壊れるとして否定している。しかし、石破氏は戦後の男女平等、女性の人権を重視するので、OKなのだ。
『自民党の石破茂元幹事長は29日のBS─TBS番組で、選択的夫婦別姓制度の導入に賛成の考えを示し、「夫婦が別姓になると家族が崩壊するとか、よく分からない理屈があるが、やらない理由がよく分からない」と述べた。その上で、「女性の権利を尊重しないといけないときに、(結婚後に)女性が性を変える方が圧倒的に多い。別姓でいけることを法的に担保するのは大事なことだ」と強調した。(産経新聞24年7月30日)』
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石破氏は、きちんと理論立てて、国民にわかりやすく説明もできるし。改憲軍事などの話を横におけば、経済・社会主義的にもリベラル(=アンチ新自由主義)で、基本的人権も重視するので、一般国民にとってもプラスになる面が多いと思うのだけど。<だから、国民からの人気も高いのだろうけど。>
ただ、残念ながら、自民党には超保守、新自由主義の議員、党員がたくさんいるため、「政権与党なのに一般国民の思いが総裁選に反映されるのは難しい」のが実情なわけで。それもいかがなものかとクビをかしげてしまうmewなのだった。(@_@。
THANKS