【テニス・・・シンシナティOP(1000)で、52位の西岡良仁が1回戦は51位の選手にストレート勝ち。2回戦では7位のフルカチュ(ポーランド)と対戦し、6-3、6-7(4)、6-1で惜敗した。<タイブレイクでとれればな~。>ただ、初夏からの好調は維持できていそうなので、全米が楽しみだ。(^^)
尚、大坂なおみは主催者推薦で全米出場が決まった。<錦織くんも推薦して欲しかったな~。(・・)。】
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昨日15日の朝、急にTVで速報が出たので、「何があった?」と思ったら、「4~6月 実質GDP3.1%増 4〜6月、2四半期ぶり」の文字が。(・o・)
その後のニュースで、名目GDPが600兆円を超したこと、個人消費なども上がっていることが報じられていた。
実は14日、岸田首相が不出馬会見の時に、この話をしていたんですよね~。(@@)
『総理、総裁としての3年間、30年続いたデフレ経済に終止符を打つ、そのために、新しい資本主義の下、賃上げと投資促進のアニマルスピリッツを官民連携で復活させる。』
『もとより、私には、政治家・岸田文雄として引き続き取り組まなければならない課題があります。30年続いたコストカット型、縮小均衡型、そして、デフレ型経済からの脱却を確かなものとするためには、新しい資本主義の下での取組を強化し、賃上げや投資増の流れを加速することで、GDP(国内総生産)600兆円を確実なものとしなければなりません。』
まあ、このGDP増の発表があったからと言って、国民が岸田首相を評価して、支持率がぐーんと上がるということはないと思うけど。
ただ、折角、岸田首相がアベノミクスから転換し、3年かけて行なって来た「新しい資本主義」政策で目指して来た数字が、見事に達成できたのでね。
その政策の成功をせめて、ここで評価して差し上げたいと思う。(*^^)v祝
前にも書いたかも知れないが。岸田首相は野党だけでなく超保守系の議員やメディア、ネット民からも好まれず。何だか何をやっても批判されていたのを見て、「民主党政権叩き」の頃を思い出したりして。^^;
全く政治に関心のない小中高生やmew周辺女性らが、やたらに「増税めがね」と連発している&支持率がダウンして行くのを見て、長く持たないかな~とは覚悟していたけど。
もしかしたら日本国民は大きな損失をするかも知れない。(~_~;)
岸田首相に関して、いまだに「何がやりたいかわからない」「首相になりいたいだけではないか」という人がいるのだが。<政治の専門家とは思えない。^^;>
岸田氏は21年の総裁選の時から、コストカット型の経済政策から脱却し、「新しい資本主義」に基づく経済政策を進めて、デフレを脱却、賃上げを実現して、国民の生活を向上させると主張していた。(・・)
安倍・菅政権は、アベノミクスなる異次元の金融・経済政策を実行。細かい話は省くが、彼らは目先の数字にこだわり、新自由主義的な競争原理を重視した。これは小泉・竹中路線の時にも問題になったのだが、企業は利益を優先するため、人件費や原材料費などをカット。(今、どんどん表面化しているけど)下請け費用も圧縮などを続けたため、デフレも続き、賃金は上がらず。国民生活は一向に良くならなかったのだ。<要はアベノミクスは失敗したのよね。(-"-)>
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そこで、岸田文雄氏は、安倍政権下で閣僚や政調会長などを務めながら、このままでは日本の経済、国民生活は疲弊すると危機感を覚え、総裁選を迎えるまで5年近くにわたり側近スタッフなどと共に、「新しい資本主義」なる経済・社会政策をまとめていたという。(・・)
これは、mewがいいっと思っている「修正された資本主義(自由主義)」に近いもの。<旧民主党・旧立民党もこの立場に近かった。>
要は自由主義、資本主義経済をベースにしながら、国や企業の利益を優先するのではなく、国民・生活ヲケアし、社会政策に還元して行くという考え方だ。
mewは岸田氏が、21年の総裁選で(暗に)アベノミックスを否定し、この経済政策を発表した時に、「よく言ってくれた」と感動。首相になった後も、所信表明、施政方針でも言い続け、国の経済政策のかじを大きく違う方向に切って行ったのだ。(++)
mewが、自民党政権が続く場合は、他の議員よりは岸田首相を支援すると書いていたのも、そのためだ。(・・)
<もし21年の総裁選で新自由主義、アベノミクスの後継者が総理総裁に選ばれていたと思うと、ぞっとする。>
安倍首相は、日銀は政府の支社。「赤字国債をいくら刷っても、日銀が引き受けてくれるから大丈夫」「日銀に株を買わせれば、株価が下がらないから大丈夫」「金利がなければ、企業が助かる」とか小学生みたいな発想で、経済・金融政策を進めていたのだが。そんな異常なやり方がいつまでも続くわけはないだろう。
岸田政権にはいり、日銀総裁も代わり、長年ひどいことを続けていたので、修復するのはかなり大変だと思うが、少しずつまっとうな経済・金融政策に戻ぢつつあったわけで。岸田首相としては、できればもう1期、経済・社会政策のかじをとりたかったことだろう。<そこは悔しく思っているのではないかな~と察する。(`´)>
岸田首相のことを書く機会も少なくなると思うので、(低評価覚悟で?)おまけにもう少し。
7月19日に『岸田、優生保護法の被害者に真摯の謝罪』という記事を書いたのだが。
岸田文雄氏は、弱者への配慮、人権の尊重を重視している人だった。<ほとんど民主・社会系議員みたいな感じ。>
子育て政策の視察もちょくちょく行っていたが。発達障害も含め、障害のあるこどもたちの教育や認知症の高齢者対策などの現場にも行って、きめ細かい対策&講じようとしていた。<ほとんど報道されないし、支持率にもつながらないかも知れないのだけど。首相としてこういう施策も手がけたかったのだ。>
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7月26日に、神奈川の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の入所者19人が殺害された事件からちょうど8年立った日に、政府は障害者に対する偏見や差別根絶に向けた施策を協議する対策推進本部の設置を閣議決定した。
この本部は、共生社会の実現に向けた施策を内閣一丸となって取り組むため、岸田文雄首相を本部長に、全閣僚が参加するものだ。(・・)
9日の長崎原爆の日には、こんなこともあった。
『9日に長崎市で開かれた政府と被爆者団体などとの面会で、抗議する参加者に岸田首相が駆け寄って話しかけ、場を収める一幕があった。
団体側は面会で、国が定めた被爆地域外で原爆被害に遭った「被爆体験者」を被爆者として認定することなどを求めた。終了時、出席者の男性が「おかしい」などと声を荒らげて抗議。事務方の制止でも収まらず、首相が近づいて「厚生労働相に現実的な対応策を指示しました」などと約2分間直接話し込んだ。最後は男性が「よろしくお願いします」と応じ、首相と握手した。(読売新聞24年8月9日)』
もちろん岸田首相のやったことには問題点も多々あったが。経済対策に関する考えや弱者・人権の配慮に関しては、本当にいい政治家だったと思うし。
次の総裁選で、岸田氏と正反対の考えのような新総理総裁が誕生したらどうしようと案じているmewなのだった。_(。。)_ <あ!立民党+αに政権交代をすればいいのね。(・・)>
THANKS