【パリパラ・・・金・男子50メートル自由形(視覚障害S11)木村敬一/銀・
100メートル背泳ぎ(運動機能障害S8)窪田幸太 (*^^)v祝
テニス・全米OP・・・男子単は、何と2回戦で昨年優勝・現2位のジョコビッチが28位のポピリンに1-3、3位のアルカラスが74位のザンダスフルプ(蘭)に0-3で負けて、波乱ムードに。(ついにMY推しザブレフが優勝のチャンスが来るかな?(・・)】
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先週、河野太郎氏、石破茂氏が自民党総裁選への出馬表明を行なったのだけど。(2人とも改めて、政策に関して説明を行なうようだ。)原発政策関して両者の姿勢(発言の変化)が対象的だったのが印象的だった。
自民党は2011年に福島第一原発事故が起きたにもかかわらず、12年末から始まった安倍第二次政権は、原発重視の政策をやめず。
岸田政権では、脱炭素を目指すために、原発新増設にまで言及するようになった。(-"-)
そんな中、24日に会見を行なった石破茂氏が、原発ゼロを目指すと語ったのには、チョット驚かされた。(・o・)
『原発については「ゼロに近づけていく努力を最大限にいたします。再生可能エネルギー、太陽光であり風力、小水力、そして地熱、こういう可能性を最大限引き出していくことによって、原発のウェイトは減らしていくことができると思っています」と語った。(東京新聞24年8月24日)』
自民党の安保軍事重視派の中には、原発は軍事への原子力の利用(原子力潜水艦など)や核兵器の原料確保、核の抑止力のために必要だと主張する人がいる。(-"-)
石破氏も「原発は本来はなくした方がいい」と言いつつも、かつて、こんな発言をしていたことがある。^^;
『「核兵器は絶対使ってはいけない兵器だ」と強調。半面で、核兵器廃絶の難しさを挙げ「相手国に核兵器を使わせないため、どれだけ抑止力を持つかが極めて重要」とし、原発技術の維持による潜在的抑止力の重要性を認めた。また、核燃料生産につながる再処理工場と高速増殖炉原型炉「もんじゅ」による核燃料サイクルを推進する必要性も指摘した。(中国新聞11年12月22日)』
<注・高速増殖炉原型炉「もんじゅ」は、失敗が相次いだことから、16年2月に、ついに廃炉にすることが決定。>
そんな石破氏が「脱原発」を提言してくれるのはこのような提言今回の総裁選でも、是非、核のゴミの処理などを含め、原発政策のあり方を論点として取り上げて欲しいと思う。(・・)
<ちょっと違う話を織り込んじゃうけど。石破氏は、選択的夫婦別姓を認めるべきだとも言っていた。これも是非、論点として取り上げて欲しい。>
他方、河野太郎氏は、原発事故の前から「核のゴミ」などについて言及。
事故後の2012年には、民主党などの議員と一緒に、脱原発超党派議員連盟「原発ゼロの会(後の原発ゼロ・再エネ100の会)」を発足させ、共同代表として活動。このブログでも、河野氏のブログの「ごまめのはぎしり」での主張を何度か取り上げたものだった。(@@)
しかし、その後、入閣したり総裁選に出たりするうちに、徐々に脱原発はトーンダウン。26日の会見では、ついに「原発は必要だ」と語るまでに至った。(~_~;)
こちらはデジタル化、IT化のために原発が必要だと主張する。(まあ、軍事にも多少は関わって来ることだけどね。)
『自民党の河野太郎デジタル相(61)は26日、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に立候補を表明した記者会見で、原発のリプレース(建て替え)を容認する考えを示した。データセンターの電力需要の急増見通しを踏まえ、「電力供給を最大限行うために、あらゆる技術に張っておかないといけない。リプレースも選択肢としてあるのだと思う」と語った。(略)
河野氏は「データセンターとAIの需要で電力需要がかなり跳ね上がる。再生可能エネルギーを2倍のペースで入れても、再稼働できる原子炉を再稼働しても足らない」と指摘し、「電力の供給が追い付かないから、データセンターを日本からシンガポールに移そうとか、電力の供給ができないからAIの投資を日本からよその国に持っていくことが起きては、経済にも影響が出てしまう」と懸念した。(産経新聞24年8月26日)』
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ただ、河野氏のwikipediaを読んで、自民党の中で「脱原発」を唱えること(または政府の方針に異論を唱えること?)は、大変なことだな~と認識させられるところがあった。
『日本の原子力発電所に対しては2011年の「福島第一原子力発電所事故」以前からブログに「核のゴミには目をつぶり、やみくもに再稼働しようというのは無責任」と記すなど明確に反対しており、「原子力発電は経済採算性は合わない」「原子炉の新設はしないということを政治主導で決める」と語っていた。また、自民党の中で原発に関する議論をした場合、河野の反原発の主張に対して原発推進派議員からは「あいつ(河野)は共産党なんだ、共産党の議員が自民党の本部にいるんですか?」「社民党へ行け、お前は共産党だ」と言われ、そういうレベルのやり取りにしかならず、そこで議論が終わってしまうと語っていた。』
<自民党の保守派の中には、自分たちと敵対するものは、何でもサヨクだ、共産党だと言いたがる人がいるんだな~と改めて認識。こういう人が「立憲共産党」とか言って、喜んでるんでしょうね。(-"-)>
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ちなみに、河野太郎氏の公式サイトのTOPには、「日本を前に進める~温もりのある国へ」というスローガンが記されている。
しかし、デジタル担当になったからなのか、マイナ保険証などを強引に進める姿勢や言動を見ると、温もりを感じることができなくなってるかも。(~_~;)
一方、今度の総裁選のスローガンは「有事の今こそ、河野太郎 国民と向き合う心。世界と渡り合う力」だったりして。
河野太郎氏の父・洋平氏(元総裁)はハト派、親中派で、「河野談話」を出したことでも知られている。それで、もしかしたら「親父はサヨクだ」「おまえもそうだろう」とか言われるのがイヤで、どんどん逆の方向に進んでいるのではないかと。
他の総裁選候補者を見ていても、自民党内で評価されるために、憲法や安保に関してどんどん勇ましいことを言わないといけないような感じになっているのかも、と危惧しているmewなのだった。_(。。)_
THANKS