【パリパラ・・・金・車いすラグビー、男子シングルス(車いすWH2)梶原大暉(3連覇)/銀・女子円盤投げ(座位F53)鬼谷慶子(アジア記録更新)/銅・男子100メートル平泳ぎ(知的障害)山口尚秀、男子200メートル自由形(運動機能障害S4)鈴木孝幸 (*^^)v祝
<車いすラグビーを観戦。世界3位の日本は準決勝で1位の豪州と対戦。まさに1点を争うゲームを52-51で制して、初の決勝に進出。(胸にジリジリ来るような試合だった。)そして、決勝では2位の米国み第1ピリオドで11-14とリードされるも(ここで、やっぱ米は強いのか~と嘆いていたmew。^^;)、そこから強気の、時にクレバーなプレーで米のミスを引き出し、逆転。米にだんだん疲れが見えるも、日本は最後まで動き切って48-41で勝ち、初優勝を果たした。体にも心にもめっちゃ力がはいる素晴らしい試合だった。(あと女性や色々なレベルの障害を持つ人が混合のチーム編成なのも興味深い。)>
テニス・・・錦織圭は、AONオープン・チャレンジャー1回戦に出場。予選から出場したデラベドバ(豪386位)を6-4,6-4で下し、2回戦に進出した。mewは試合を見られなかったのだけど、ラリー戦でかなり動けていたようだ。】
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6月16日に『自民のアブナイ流れを修正した宏池会+脱アベスガ路線を歩む岸田文雄&最後に夫婦別姓を』という記事をアップしたのだが・・・。
mewがこれまで自民党の中で「この人とは考えが結構合うかも」と思う議員の多くは、あとから知ることに「宏池会」系の人だった。<近時だと、岸田文雄氏、上川陽子氏、谷垣禎一氏、加藤紘一氏など。<いわゆるハト派リベラル志向の人が多い、政策や理論はいいけど、政治家として不器用な人が多かったように思う。^^;>
宏池会は、「自由民主主義を守る」ことを基本理念にした「保守本流」の派閥。旧「自由党」の流れをくみ、平和主義や人権、国の経済や国民生活を重視。57年に池田勇人元首相が創設し、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一、岸田文雄氏の5人総理大臣を輩出した。
保守傍流の清和会(安倍派)や政科研(中曽根派)などは「国家や伝統を守る」ことを重視する(mewのいう)「超保守」なのだが。宏池会は、このタカ派が多い勢力が右舵を切ろうとした時に、自民党ひいては日本をアブナイ方向から引き戻す役割を果たして来た。<その点では、本当に感謝。m(__)m>
今年1月、岸田首相が、大派閥の政治資金パーティーを介した裏金不記載事件を問題視し、党内の派閥解消を促すために、自らが率いていた宏池会を解散することを宣言。宏池会は5月に解散式を行ない事務所の解約手続きなどを進め、今月2日、ついに総務省に正式に解散を届け出たという。_(。。)_
その宏池会で岸田文雄氏に次ぐナンバー2だった林芳正氏(現・官房長官)が、3日に総裁選に出馬表明をする会見を行なった。(・・)
「この度は大変難しい状況ではありますが 自民党総裁選への出馬を決意させていただきました」「より明るい未来に向かって安定した国民の皆さんが安心できる人にやさしい政治、 仁の政治を行っていきたいと思っています」(KRY9.3)
「防衛大臣や農林水産大臣、外務大臣など閣僚を経験し、党では税制調査会や行政改革などの政策に取り組んだ。来年、議員生活が30年になるが持てる経験と実績をすべて生かしてこの国のために使わせてもらいたい」(NHK9.3)
『「政策については「3つの安心」をキーワードに格差の是正や地域活性化による人口減少対策や、地震や豪雨への備え、地政学的なリスクを踏まえた上での外交・安全保障政策に取り組むと説明しました。』(同上)
林氏は中国を敵視する超保守派から「媚中派」のレッテルを貼られ、批判されていることに対し、このような反論を行なったのは興味深かった。
『中国との向き合い方については「私に対して『媚中派』だという批判を時々耳にするが私は中国を知っている『知中派』だと思っている。中国と向き合うには相手を知って交渉しなければ結論を得ることは難しい」と述べました。(同上)』
岸田政権の一員であると立場もあってか(&党内の支持を確保する意味もあってか)、憲法改正の実現に言及。また、処分を受けた議員を非公認とはしないと語った。^^; <ここら辺が、ちょっと弱い?^^;>
林氏は『下関市出身で東大卒、米ハーバード大院修了。三井物産などを経て1995年の参院選で山口選挙区から初当選し、当選は参院5回、衆院1回。父は故・義郎元蔵相。』『林氏は08年に防衛相として初入閣したのを皮切りに、農相、文部科学相、外相などを歴任。政策遂行能力と安定した答弁に定評があり、党内で長らく「将来の首相候補」と目されてきた。』(毎日新聞24年9月3日)
今回の出馬候補では、いかにもエリートっぽい経歴の人が何人もいるのだが。林芳正氏は、知識や経験も豊富&勉強家で、客観的に見て茂木敏光氏と並んでかなり優秀な政治家だと思う。しかも、茂木氏より話し方がソフトでわかりやすい。(&あくまで主観だが、よくも悪くもお坊ちゃま育ちで品がいい&性格も悪くなさそうな感じ。)
2012年に参院議員の時に一度、総裁選に出たのだが。首相は衆院議員からというのが常道であることから、21年に首相になるために強引に衆院に鞍替え。今回はかなり強い気持ちで総裁選に臨んでいるように見える。
ただ、こんなに候補者が多いと、知名度やスター性みたいなものが乏しいだけに、苦戦を強いられる可能性が大きい。(~_~;) <官房長官とか外務大臣向きなのかな。^^;>
話は変わって・・・。イスラエルのガザ侵攻について、少し書きたい。
イスラエルが進侵攻を続けているパレスチナ自治区で、25年ぶりにポリオ(旧・小児麻痺)の感染が確認された。(・o・)
国連は、すぐにこどもたちに予防接種をしないと感染が拡大する危険性が大きいとして、イスラエルとハマスに予防接種を打つ間、停戦をするように提案。両者ともこの提案を受け入れた。
国連は64万人の10歳未満のこどもを対象にワクチンを与えることを計画。ガザ中部、南部、北部に分けて実施する間の3日間(9月1日から3日)、午前6時から午後3時まで「人道的一時停戦」がなされるという。(・・)
<イスラエルが了承したのは人道的な部分もより、自分たちがガザ地区を占領した時にポリオ感染者がいると困るからではないかと邪推する。>
mewとしては、これを機に停戦協議が進んで欲しかったのだが。1日にガザ地区南部の地下トンネルで、ハマスに拘束されていた人質6人の遺体が見つかったとのこと。イスラエル軍がハマスを攻撃する中、発見の直前にハマスに殺害されたと見られている。(直前までは、生存していたのだ。)
これを受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスに対してさらなる報復攻撃を行なうと発表した。(-"-)
しかし、イスラエル内では、少し前から政府の姿勢に疑問を投げかける国民が増えているという。
人質の家族だけでなく、労働組合員、一般市民のグループなどがネタニヤフ首相らが、人質の救済を軽視して強引に攻撃を進めることに抗議を表明。各地で数千人規模のデモが行なわれるようになっている。
1日には、ついには官邸周辺の抗議デモを含め、全国で50万人の市民が参加する大規模なデモ活動が実行され、警察と衝突する騒動にまでなった。(**)
米国のバイデン政権も、近時はイスラエルに停戦合意の呼びかけを強めている。 このワクチン停戦や大規模デモを機に、日本も含め欧米や中東諸国がイスラエルの外から、一般市民がイスラエルの中から停戦への圧力を強めることで、何とか今度こそ停戦協議の促進、合意にこぎつけられないものかと、強く願っているmewなのである。(-人-)
THANKS