【パりパラ・・・《車いすテニス》金・女子単 上地結衣、銀・男子複 三木拓也
小田凱人/《柔道》金・男子73キロ級(弱視)瀬戸勇次郎、女子57キロ級(弱視)広瀬順子。銅・女子70キロ級(弱視)小川和紗/《陸上》銅・男子100メートル(車いすT52)佐藤友祈 (*^^)v祝
車いすテニスの上地結衣が、ロンドンから5大会かけてついにパラリンピックで金メダルを獲得した。(^^) 決勝では、このコーナーにも出て来る女王のデフロート(蘭)と対戦。以前は五分五分の感じだったのだが、ここ3年は(7月まで)デフロートに28連敗。男子レジェンドの国枝慎吾に相談し、車いすなどを修正したという。
昨日は外にいたのでスマホでスコアを覗きながら応援していたのだが、1セットめ4-6でとられたので、「前日、複で3時間も戦ったばかりなのでキツイかな~」と思ったら、そこから6-3,6―4でとり、見事に単複2冠を制覇した。17歳で世界デビューした上地も、もう30歳。何度も故障して引退を考えた時もあったときくが、ここまで頑張って来たことが報われて本当によかったと思う。心からおめでとう。(^^♪】
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さて、6日、自民党の総裁選候補で最も注目されている小泉進次郎氏(43)が出馬表明の会見を行なった。(・・)
台風で会見の予定を1週間延ばしたこともあり、かなりしっかりと準備をして来た感じ。プロンプターやメモを読み過ぎという声もあったようだが。ポエウとか進次郎構文とか非難されないような表現でスピーチ。(話し方はもともと上手い。)また、いじわるなorツッコンだ質問の答えもきちんと用意してたのか、無難に会見を乗り越えたようだ。^^;
6日の『河野は効率、利益重視の政策・・・』に書いたように、小泉進次郎氏、菅義偉氏、河野太郎氏は、同じ神奈川県連の新自由主義仲間。そして、そのバックに小泉父のパートナー・竹中平蔵氏あり。
<ライドシェアとか、解雇規制緩和(+新技術習得)とか河野氏と政策が重なっているのも、そのため。ただ、ここには新たな利権が絡んでいるとの見方もあり。^^;>
進次郎氏も案の定、父・純一郎元首相と同じように、ひたすら「改革」をアピール。『「労働市場改革」「政治改革」「国会改革」の3つを掲げ、約1時間にわたった会見のなかで、小泉氏は56回も「改革」という言葉を繰り返した。(毎日9.6)<しかも「聖域なき規制改革」「構造改革」「三位一体」とかキャッチフレーズまで被っていた。^^;>
要は市場競争原理に基づく利益、効率、コスト削減重視の経済・社会政策を推進しようとしている人たちなのである。<これが痛みを伴う経済格差、生活格差を生んだことを国民はもう忘れてしまっただろうか?(-_-;)>
小泉氏は冒頭に「自民党総裁選挙に立候補する。自民党が真に変わるには改革を唱えるリーダーではなく改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことが必要だ」と主張。
「総理・総裁になったら1年以内に実現する改革と中長期を見据えた改革の方向性を説明する。そしてできるだけ早期に衆議院を解散し、中長期の改革プランについて国民の信を問う」と明言した。(発言部分は主にNHK9.6より)
一般的に考えて、新総理総裁が決まったら、まずはその総理の下で国政を行ない、それから解散総選挙を行なって信を問う(判断材料にしてもらう)のが筋だと思うのだが。<せめて1年以内の行なうと宣言した公約が実現するかどうか見たいところ。(・・)>
しかし、自民党は、総裁選を行なってすぐ、表紙の顔を変えて「刷新感」を出し、出だしのご祝儀支持率アップを利用して選挙をするという戦略を多用する。それまで不人気だった政策や問題は、選挙でリセットしてしまおうとするのだ。(-"-)
ここで注意すべきは、小泉氏が裏金不記載議員の対応について、「公認するかどうかは新執行部が決める」「国民への説明責任を果たし選挙で信認を受けるまで要職に起用しない」と言っていることだ。(゚Д゚)
つまり、もし新執行部が裏金不記載議員の自民党公認での出馬を認め、選挙で当選すれば、それで禊が済んで、(不正行為などなかったかのように?)要職に起用してもOKになるわけで。
自民党の議員や一部党員には歓迎される考えかも知れないが。果たして、国民がこのようなやり方を容認するのか、大きな疑問を覚える。(-"-)
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先に書いておくなら・・・1年以内にやると言ったことで、唯一大評価できたのは、「選択的夫婦別姓」を認める法案を国会に提出する方針を示したことだ。"^_^"
自民党内にはこの制度に絶対反対の超保守派がいるので、自民党内で法案をまとめるのは難しい。そこで彼らの反対を覚悟で、法案を採決する際には党議拘束はかけないという。<それでも自民党が半分+公明党+野党で過半数の賛成がとれれば、可決できる。(・・)b>
あと政策活動費の廃止、旧文通費の使途公開と残金のここ返納も評価しよう!(++)
『小泉氏は首相に就任した場合の公約として「1年以内に実現する改革」と「中長期を見据えた構造改革」に分けて説明。1年以内の改革として①政治改革②聖域なき規制改革③人生の選択肢の拡大――の三つの改革メニューを列挙した。(略)
この日、「聖域なき規制改革」を打ち出した小泉氏は「賃上げ、人手不足、正規・非正規格差を同時に解決するため、労働市場改革の本丸、解雇規制を見直す」と表明した。現行制度上、整理解雇には人員削減の必要性や、配置転換などで解雇を避ける努力などの要件を満たす必要がある。
小泉氏は大企業にリスキリング(学び直し)や再就職支援を義務づけることで「自分らしく働くことのできない職場にとどまり続けるより、前向きに成長分野へ移ることのできる制度を構想したい」と訴えたが、解雇規制の緩和は労働者の生活を不安定にするとの反発も予想される。(毎日新聞24年9月6日)』
ただ、上の記事にも『「聖域なき規制改革」は、純一郎氏が掲げた「聖域なき構造改革」と重なる。純一郎氏はその旗印の下に、公共事業の削減や不良債権処理などを推し進めたが、市場原理主義に基づく改革が格差拡大を招いたとの指摘もある』とあったのだが。実際、かなりリスクのある政策なのだ。(-"-)
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記者の中に、「小泉さんがこの先首相になってG7に出席されたら、『知的レベルの低さで恥をかくのでは』と」質問する人がいたのだが。
この辺りは、しっかり準備ができていたようで、余裕をもって対応していた。<むしろ、あざとさを感じちゃう部分が。(-_-;)>
『小泉氏は「私に足らないところが多くあるのは事実だと思う。完璧でないことも事実だ。しかし、その足りないところを補ってくれる最高のチームをつくる」と説明し、「(初当選からの)15年間、野党の経験、与党の経験、積み重ねてきた。そういったことを国際社会の舞台でも発揮して、国民の皆さんに大丈夫だなと安心感を持っていただけるように最大限努力していきたい」と強調した。
小泉氏は、2019年9月に環境相に就任した際の最初の記者会見でも「同じようなご指摘をいただいた」ものの、その質問をした記者からは、2年後の環境相退任時には「花束をいただく関係になった」と紹介し、フリージャーナリストとも「そうなれれば嬉しい」と話した。フリージャーナリストは「勉強してください」と求めた。(東京新聞24年9月6日)」
細かいことは、また追々ツッコむことにするが・・・。とりあえず、出馬会見はうまくしのいだかな。
ただ、これから討論会などフリートークになった時に、どれだけうまく説明したり、反論したりできるかが大きな課題になると思うmewなのだった。(@_@。
THANKS