<今日は、気分的に、敬称略で・・・。>
16日に『立民党、枝野がピンチ。議員票で野田リードか?・・・』という記事をアップしたのだが。
立民党の代表選で、議員票、党支持層とも野田佳彦がリードしており、枝野幸男の当選が本当にピンチになっているらしい。(゚Д゚)
mewは、世間は保守系の野田佳彦を支持していたとしても、立民党の党員や国会・地方議員の多くは、党の創設者であり、党の中道リベラル的理念を守ろうとする枝野幸男を支持するに違いないと。
また政権交代実現のためなら、立民党と正反対の理念の維新の会と連携してもいいなんて言う野田佳彦(with小沢一郎)を支持するはずはないと信じていたのだ。(++)
おそらくは枝野と野田の決選投票になると思うのだけど。国会議員票で野田支持の方が多いと、野田が当選する可能性が大きくなってしまう。(-"-)
しかも、知人が言うには最悪の場合、野田が最初から過半数をとって当選を決めるる可能性もゼロではないというのである。(・o・)
そんなことになったら、立憲民主党、ひいては日本の民主主義がアブナイ!(**)
しつこく書くが、野田と小沢は、枝野が創設した立民党の主導権を握り(いわば、立民党を乗っ取って)、保守度が高い国民党、維新と連携して政権獲得を目指すと共に、日本に保守二大政党を築こうとしているからだ。<そのために、犬猿の仲だったのに、手を握ったのよね。(ーー)>
野田、小沢は93年に細川護熙を担いで連立政権を作るも、1年も持たずに失敗。
野田は96年、創設した民主党創設メンバーに。小沢は新進党→自由党(一時は自民党と連立)などを経て、03年に民主党に合流。09年に政権獲得に成功するも、結局、野田、菅、枝野側と対立して12年に離党。民主党は政権を失うことになった。
その後、アレコレあって、17年に前原誠司が民進党解体&小池・希望の党に合流した時、野田と小沢は排除されることに。
他方、枝野は同年、立民党を創設して台頭。20年に勢力拡大のために国民党などと合流をはかった際に、無所属だった野田と国民党にいた小沢が、ちゃっかりと立民党にはいり込んで来たのだ。(~_~;)
* * * *
mewは、当時から、この2人に(特に小沢には?)ベテランらしく後方で大人しくしておいて欲しいとブログに書いていたのだが。案の定、2人はじっとしていられなかった。(-_-;)
21年には「枝野おろし」を画策。そして今度は、思うように動かない泉健太代表を見捨てて、小沢のサポートを得て野田自身が立候補し、立民党の実権をとろうとしているのである。(ーー゛)
立民党の代表選は(16日に図表をアップ)、国会議員+候補予定者の370P(1人2Px185人)、地方議員185P、党員・協力党員185Pの計740Pで決まる。
一般国民を対象にした世論調査では、野田佳彦の支持が断然高いのだが。(日本国民の半分ぐらいは保守系だし。)
それでもmewは、立民党の支持層や党員などは、同党の理念を守ろうとする枝野幸男を支持している人の方が多いと信じていた。
実際、8月25日に出ていた毎日新聞の立民党支持層を対象にした調査では、枝野幸男氏が1位だったし。
産経新聞9月15日の記事にも『野田陣営関係者は「党員票では枝野氏が強い」と語り・・・両氏による決選投票にもつれこむ展開も予想される」と書いてあったので、安心していたのだ。(・・)
しかし、昨日、発表された共同通信の調査では、『党支持層を対象とする電話調査で、次期代表に誰がふさわしいか尋ねたところ、野田氏58.8%、枝野氏20.9%、吉田氏7.8%、泉氏7.6%だった」という。(゚Д゚)
<日経・東テレの調査も部分的にしか公表されていないのだけど。「立民支持層に絞ってもトップは58%の野田氏で、... 」と記されていた。^^;>
党支持層の動向と党員の動向が必ずしも一致しているわけではないが。立民党の支持者が、野田氏をここまで支持するとは思いもしなかった。_(。。)_
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ただ、やはり大きくものを言うのは、国会議員票だし。いざ決選投票になった場合は、ほぼ国会議員票で決まる。(・・)
<地方議員票や都道府県連票は、各県連の国会議員の考えに影響される可能性も大きい。>
ところが、16日の記事にも書いたように、産経新聞の調査では、党所属国会議員136人中、野田が37人、枝野が25人、泉が21人、吉田が17人。
読売新聞は、野田が35人、枝野が24人、泉氏は17人、吉田が15人だったのだ。(>_<)
その後、『JNNの取材では、136人いる国会議員のうち、野田氏が40人以上の支持を固め、枝野氏が30人前後の支持を集めていることが分かりました。
泉代表と吉田晴美衆院議員は立候補に必要な推薦人20人から広がっていません。(JNN24年9月17日)」という報道も出ていた。^^;
ちなみに、立民党の国会議員は、下記の図のようなグループに分かれている。
立民党のグループは、かつての自民党の派閥ほどきっちりしたものではなく、出入りや掛け持ちも自由なところが多いし。投票に際して、派閥の締め付けなどもない。
それゆえ、何だか自民党の派閥みたいな票数計算をしたくはないのだが。
ただ、野田が率いる「花斉会」と小沢が率いる「一清会」は、野田への投票が堅い。またかつて維新、みんなに所属していた若手議員が属する「直諫の会」は、幹部が野田の立候補を要請していたことから、野田に投票する議員が多いと思われる。^^;
また、泉が率いる新政策研究会は、ほぼ泉に投票すると思われる。
他方、リベラル系のサンクチュアリは枝野が顧問を務めているものの、一部が泉や吉田に推薦人になったので、1回めの投票で30人全てが枝野に投票するかわからない。
同じくリベラル系の国のかたち研究会も、代表の菅直人らが吉田晴美の推薦人になっており、1回めでは吉田に投票する可能性がある。
尚、江田憲司を出馬させようと頑張っていたブリッジの会は、最後の最後で吉田晴美の出馬に手を貸したのだが。どちらかと言えば保守系の議員が多いので、1回めから野田に投票する議員もいるだろう。^^;
mewが告示前から、リベラル票が割れるのを懸念していたのも、国会議員票で枝野が不利になることをおそれたためなのだが。
まさか本当に、議員票で野田にリードされると思わなかった。(ノ_-。)
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かつては、民主党系の議員や関係者、サポーターの人たちの中に、ブログに訪れてくれる人もいたのだが。今はどれぐらいいるかわからないけど・・・。
もし立民党の関係者や党員・協力党員などの中に読んでいる人がいたら、大きな声で言いたい。
ここで野田を代表に選んだら&小沢が党内で実権をふるうようになったら、立民党はもはや、平和リベラル志向で、まっとうな政治を目指す中道政党ではなくなる。
ただ、政治権力をとるために、他党と裏交渉をしたり、時に自民党を揺さぶったりするような政党になり下がるだけだ。(ーー)
しかも、これもしつこく言うが、野田も小沢も憲法改正(9条含む)には賛成の立場。政権をとれなかった場合でも、ここ1~2年内に、自民、維新、国民と協力して、改憲手続きに協力し、国民発議に賛成する可能性が十分にある。
どうか枝野幸男氏や長妻昭氏の創設メンバーが、保守二大政党制を阻止し、立憲主義、民主主義を守るために立ち上げた立憲民主党を壊して、トンデモない政党に変えてしまわないように・・・。
心から願っているmewなのだった。(ー人ー)
THANKS