昨日1日、石破首相が新内閣を発表した。
本人いわく「納得と共感内閣」だとか・・・。「謙虚で誠実で温かい政治を行っていく」「政治資金のルールを見直し、ルールが守られるための体制を確立していく」と語った。
党役員の人事は、森山幹事長や菅副総裁の意見も取り入れて、派閥均衡で決めたのではないかと察するのだが。
内閣の人選の方は、石破氏の意向をかなり反映した人選だった感じがする。(@@)
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まずは新閣僚の写真*αを・・・ ☆
そして、特色を・・・
初入閣 13、大臣経験者 4、続投 2 <羽生格13人が刷新感?^^;>
【待機組】衆議院当選5回以上、参議院当選3回以上の、いわゆる「待機組」の初入閣は13人。つまり、初入閣全員が「待機組」だった。若手からの起用はなかった。
【派閥】無派閥 9、旧谷垣G 3、麻生派 2、旧二階派 2、旧茂木派 1、旧岸田派 1
旧森山派 1、(公明党 1)
【総裁選との関連】、石破陣営 8、高市陣営 1、小泉陣営 2、林陣営 1、小林陣営 0、茂木陣営 0、上川陣営 1、河野陣営 3、加藤陣営 2
【男女比】男性 18、女性 2 (以上NNN10.1より)
自民党執行部の人事とあわせて、茂木陣営からの起用はゼロ。<旧茂木派からは加藤勝信、小渕優子がいる。>
閣僚では、安倍派はゼロ。
平均年齢は63歳。(60歳代が11人、50歳代が5人、70歳代が3人)
今回の人選では、論功行賞的な面が露骨だったと言っていいだろう。
総裁選で石破氏の推薦人になってくれた人(6人)、自分に投票した人、かつて自分のグループにいた人などを積極的に登用。
<石破氏を支えるという意味ではお互いに「納得と共感」ができる人たちが集まったと言えるのかも?^^;
また、石破氏は党内で仲間や友勝ちが少ないと言われているのだが。中谷元氏、岩谷毅氏など数少ない防衛族の仲間を積極的に起用した。<あと民主党時代からの勉強会仲間だった長島昭久氏を首相補佐として官邸に入れた。^^;>
初入閣組が13人もいたのには驚いた!(かなり異例なことでは?)
メンバーの顔触れを見ると、どちらかと言えば非主流派にいて、なかなか閣僚や要職に起用されなかった(=ひのめを見られなかった)、いわゆる「待機組」を多数採用したようだ。
1~2名を除いては、我こそはと前に出て来ないような地味なタイプの人が多い気がするのだけど。でも、経歴を見ると、副大臣や党部会で各分野の勉強や仕事を積んでいて、それなりに能力のある人がほとんど。
大臣として官僚に負けずリーダーシップがとれるかは「???」だが。石破首相の立てた政策を、誠実、着実に実行に移そうとするかも知れない。^^;
<最初は13人が閣議室の待合室や中で、どこに座っていいのか、閣議で何をどうすればいいのかわからず、大変そう。^^;>
石破氏は、自分が非主流派側に置かれて、なかなか入閣や要職につけず。思うように力を発揮できないことが多かったので、このような閣僚人事をしたのかも知れない。
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自民党(安倍派?)系コメンテーターの田崎史郎氏は、どうやらこの内閣は、お気に召さない様子。
『政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。石破内閣の顔ぶれについて、「非主流派の在庫一掃セール」と切り捨てた。』
『内閣のうちおよそ3分の1を“身内”で固めたことについて、同局官邸キャップの千々岩森生氏は「オッと思いましたよね。なかなか見たことのないぐらいの数。石破さんとずっと一緒にやってきたからこそ、冷や飯を食わされていたと。能力、実力、党内の評価も高いけども、そういうポストに冷や飯ゆえに入ってこれなかった人は別なんですが…。固有名詞は言いませんけれども、ちょっと、という人は何人かいます…」とその顔ぶれに疑問を呈した。
田崎氏は「何か非主流派の在庫一掃セールみたいな感じなんですね。これまで非主流、石破さんと近いがゆえに冷遇された人たちを一挙に起用している感じなんですね」とバッサリ。』『田崎氏は「派閥解消を理由にしたあまりに露骨な身内びいきの人事になっている」と断じていた。』(デイリー24年10月1日)
また詳しい話は、追々書いて行きたいのだが。
個人的には、安倍派がひとりも起用されていないし。茂木派も冷遇されたりとか、実に教務深い人選なのだけど。
ただ、正直なところ、一般的に世間で知られている閣僚は少ないので、このメンバーでどこまで仕事ができるのか、衆院選も含めて、どこまで国民に期待を抱いてもらえるのか、「???」なmewなのだった。_(。。)_
THANKS