石破、裏金議員の一部非公認、全て重複比例なしを決める。安倍派を敵に回すも世論は支持か
2024年 10月 07日
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自民党の石破総裁（＆首相）が、安倍派、二階派の裏金不記載議員の公認問題について、大英断を下した。（＊＊）
石破首相は６日、５日に続いて森山幹事長や小泉選対委員長と公認問題について協議を行なった。
そして、協議後、「私はこれまで一貫して政治資金を巡る問題に対する国民の皆さま方の不信、お怒り、これらに対しまして、自民党として、きちんと対応することが必要であるとこのように申し上げてまいりました」と語り、一部の裏金不記載議員を不公認にすることを発表。また、公認された場合も、選挙区で出馬する裏金不記載議員は全て重複比例での出馬を認めないという。(･o･)
＜尚、総裁や党四役も、重複比例には記載しないと発表した。＞
先に一言書くなら、ｍｅｗは「よくやった！」と評価したい。(^^)b
＜これぐらいしてくれないと、石破氏が総裁になった意味がないもんね。(･･)＞
＊ ＊ ＊
石破首相は、下記のような発表を行なった。
１・小選挙区の公認について、党則で定める8段階の処分のうち、「選挙における非公認」より重い処分を受けた者については、非公認とする。
＜「非公認」より重い「党員資格停止」処分を受けた下村博文氏、西村康稔氏、高木毅氏が該当。＞
２・選挙の非公認より軽い処分でも現時点で引き続き処分が継続している者については、政倫審で説明責任を果たしている者を除き非公認とする。
＜「非公認」より軽い「党役職停止」処分を受け、政倫審に出席していない萩生田光一氏、平沢勝栄氏、三ツ林裕巳氏が該当。＞
３・処分を受けた、その他の議員のうち、説明責任が十分に果たされず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される者についても非公認とする。
＜現時点では不明。時事通信６日の記事では、【非公認の可能性がある議員】として、衛藤征士郎、小田原潔、菅家一郎、中根一幸、宗清皇一、簗和生、大塚拓、柴山昌彦、関芳弘、高鳥修一、西村明宏、細田健一、和田義明、丸川珠代（敬称略）の名が挙がっていた。＞
そして、派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があった、その他の議員についても、比例名簿への搭載はしないこととした。
＜尚、比例単独の候補者については後日、発表するという。名簿上位に登載しないなどの案が出ているようだ。＞
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
非公認の場合は、自民党からの選挙支援（資金、人材、応援含む）が受けられず。無所属だと政見放送が利用できない上、ビラの枚数、街宣車の数などにも制限を受けることになる。
また自民党公認でない場合、公明党の推薦や選挙支援も得られないため、不利益は大きいだろう。
＜ただ、既にかなりの実績や強い地盤がある人は、自力当選を果たすことも不可能ではない。あとは有権者がどう判断するか・・・。^^;＞
むしろ当選回数が少ない裏金議員は、もし公認を得られても不安定な立場にあるだけに、比例に重複で出馬が認められないのは、かなり痛いかも知れない。(~_~;)
いや～、それにしても、よく決断してくれた！(^^)b g.j.
野党からも、党内からもアレコレ批判も出ているようだが。個人的には、石破氏はよく決断したと評価したい。
石破氏は筋道を通す政治家として、世論の強い支持を得ていたのに、総裁選当選後に、急に方針転換して早期解散を宣言するなどブレブレの対応を示したため、野党からも世間からも「話が違う」と批判を浴びることに。
もしここで裏金議員を全て公認したら、党内融和には役立つかも知れないが。石破内閣や自民党の支持率は、トンデモ低下して、選挙結果にも影響するおそれがあった。(~_~;)
一方、今回の決断によって、安倍派や二階派の議員や関係者を敵に回すことになるのは確実だろうし。非公認者や重複なしの候補者がどれくらい落選するのか「？？？」なのだが。
下手すれば、大きく議席を減らして、責任を問われるおそれがあるだけに、ある種の賭けor勝負に出たと言ってもいいだろう。
とはいえ、ここで何の対応もしなければ、ずっと野党や世間から批判され続けるだろうし。石破氏が総裁になった意味がない。
また「政治とカネ」の問題にまみれた自民党の改善、刷新にもつながらないわけで。最後は、自分がどこまで納得できるかで決めたのかも知れない。^^;
＜総裁も古株だし、党役員や閣僚も新鮮味がほとんどないし（初入閣はやたらに多いけど(>_<)）、新政権に刷新感がない分、せめて、ここで頑張らないと、^^;＞
また、ｍｅｗは岸田文雄氏に続いて、石破氏にも自民党の改善、場合によっては解体を期待しているのである。
石破氏には「アベ・スガ路線からの脱却」「派閥や利権争いからの脱却」を実現して欲しいのだ。（＋＋）
そして、そのためには、旧安倍派や麻生派、高市早苗氏や萩生田光一氏を含む超保守系グループを解体する必要があると考えている。
この辺りは、機会があれば、改めてゆっくり書きたいと思うが。 今回の石破氏の決断は、それにつながる可能性がある。(･･)
＊ ＊ ＊
一部報道では、今回の党執行部の協議で、小泉選対委員長が、候補者の公認や重複比例を認めないことを積極的に主張していたという。＜ってことは、小泉氏のバックにいる菅義偉氏も今回の判断を容認していたのかな。＞
たとえば、時事通信10.5には『首相は原則公認する方向で調整しているが、小泉氏は党への強い不信を踏まえ、厳しい対応を求めているとされる。』と書かれていた。
実際、小泉氏は６日、早速、街頭演説を行なって、「衆院選で『政治とカネ』問題に決着をつける」「鋭いメスを自らに入れてでも失った信頼を築き上げる覚悟を持って、国民と向き合う選挙にしなければならない」と強調していたという。（発言部分・共同10.6）
若さゆえの正義感的ポエムかも知れないのだが。自民党の悪しき部分にメスを入れるなら、ＯＫとしよう。^^;
今週は７，８日と代表質問が行われ、９日に党首討論を行なった後、衆院解散をする予定だとのこと。
まずは、野党各党に７，８日の代表質問で、しっかりと石破首相のブレブレ言動にツッコミを入れて欲しいと。同時に裏金不記載議員の選挙区で、何とか野党候補が勝利できるように準備を進めて欲しいと願っているｍｅｗなのである。(@_@。
ＴＨＡＮＫＳ
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by mew-run7
| 2024-10-07 03:20
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