【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【フィギュア・GPファイナル。女子SPは6人中5人が日本選手。そんな中、米国のアンバー・グレンが、ひとりだけ3Aを跳んで&オトナの演技で70.44でTOPに立った。2位は69.33の僅差で安定感バツグンの千葉百音。そして2連覇がかかる坂本香織はジャンプで転倒などなどのミスが重なって63.98で4位に。(22年のファイナルも優勝候補だったのに、SPでミスっちゃったのよね~。(ノ_-。)>mew推しの樋口もジャンプで転倒しコンボがつかず、6位に。(ノ_-。)
ペアの三浦璃来、木原龍一組がSP2位。首位ドイツ・ペアとは0.5差で、フリー勝負。
ジュニア女子は島田真央が何とGPファイナル3連覇を達成。ちょっと失敗さったけど3A、4Tに挑んだのはエライ。2位に和田薫子。3位に中井亜美(こちらも3Aに挑戦)日本勢3人で表彰台独占です。島田は年齢制限のため来年の五輪は出場できないのだが。ちょうど体型とかも変わる時なので、ここをうまくしのいで、来季はシニアでTOP争いして欲しい。o(^-^)o】
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兵庫県知事選で斎藤元彦知事が再選できた最大の要因は、SNSの力だと言われている。(**)
今、斎藤陣営のSNSを作った(手伝った?)PR会社のことが問題になっているが。確かに、斎藤候補や関連のSNSも、候補者のスケジュールや街頭演説の様子などを知ってもらうのに、とても役立ったと思うけど。あのSNSだけでは当選することはできなかっただろう。
今回の兵庫知事選で斎藤氏を勝たせたのは、間違いなく立花孝志氏や虎ノ門ニュース+αのYoutube動画だと言っていい。その数は100本以上。(個人的な切り抜き動画は数知れず。)再生回数は何千万回にも及んでいた。(-"-)
また、NHKの出口調査によると、有権者の30%はSNS・動画、24%は新聞、24%はTVを参考に投票したという。(~_~;)
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ネットコミュニケーション研究所が、兵庫県知事選挙のSNSメディアの利用調査に関するレポートを出していたので、関心のある方はこちらを読んでいただきたいのだが・・・。
https://netcommu.jp/Report/hyogochijisen2024
そちらにも、今回の動画の影響力の大きさに関する話が載っていた。
参考資料としてレポートと表を引用させていただく。
『今回の選挙において、YouTube上でより大きな影響を及ぼしたと考えられるのは、斎藤氏を支持・支援するネットワークでした。特に、同じく立候補していた立花孝志氏は、自身のフォロワー数63万人を誇るYouTubeチャンネルで100本以上の動画を投稿し、これらは合計で1,500万回近く再生されました。また、立花氏公認の切り抜きチャンネルに加え、須田慎一郎氏や髙橋洋一氏による動画なども注目を集めました。さらに興味深い点として、ゲーム配信やガーデニングなどを主に扱っていたチャンネルが、突如として斎藤氏関連の動画を投稿し始めるケースもいくつか確認できました。
下のグラフは、各チャンネルから、兵庫県知事選挙に関連するビデオのみを抽出し、それらの視聴数を合計したものを示しています(全てを網羅したものではありません)。』
『その他にも、ReHacQ、中田敦彦のYouTube大学、へライザー総統のチャンネルで、関連動画の視聴数が100万回を超えています。
11月21日追記:大きなところでは「立花孝志ふたり放送局」が抜けておりました。同条件での視聴数は1,000万回程度であったと推測されます。
12月5日追記:「ふくまろネットニュースチャンネル」についても、500万回を下回らない数値であったと推察されます。』
11月30日に『小泉父がTVを利用した劇場型選挙が、今の石丸や立花のSNS,動画活用の走りだったかも』という記事を書いたのだけど。
佐々木博之氏(芸能ジャーナリスト」は「SNS型劇場選挙」という言葉を使っていた。
『『SNS劇場型』と呼ばれた今回の選挙ほど、SNSが当落に影響を及ぼした選挙はこれまでになかったのは確かだ。
斎藤氏はSNSを駆使して勝利を勝ち取ったが、それ以上に選挙に影響を与えたのが『NHKから国民を守る党』党首の立花孝志氏だ。立花氏の“援護射撃”によって、斎藤氏の応援団が一気に増え、それまでの劣勢を一気に巻き返したのは言うまでもない。
◆斎藤氏はパワハラをしていない
立花氏は、政見放送でも街頭演説でも、
「斎藤氏はパワハラをしていない」
「元県民局長は自身の不祥事が発覚するのを恐れて自殺した」
と持論を展開、自身のYouTubeやXで発信し続けた。
そのため多くの人たちが
「パワハラもおねだりもなかった」
「テレビで報じられていることは虚偽だ」
と解釈し、中には“斎藤氏が告発されたのは改革を恐れる反対勢力の策略”という陰謀論を提唱する人まで出てきた。その結果、斎藤氏応援に回る人が増えたわけだ。
しかし、立花氏が発言していることは事実なのだろうか。』
そもそも今回、斎藤元彦氏に投票した県民がどの程度、それまでの斎藤氏に関する様々な報道について知っていたのかもわからないのだが・・・。(兵庫県圏内のTVニュースや新聞ではかなり取り上げられていたのだろうか?)
何故、斎藤氏に投票した人たちは、立花氏の話を真実だと思い込んだのだろうか。
県庁のようなところは隠蔽体質だし、都合の悪い知人を排除しようとしたとしても不思議はない。斎藤は追い出されようとしているに違いない、などという疑心暗鬼な思いが、立花氏の話を信じさせたのか。
こっちの話に乗った方が面白そうだ、権力と戦って正義を実現するような感触を抱いた人たちもいたのではないだろうか。
また、上の表を見ると、今回の斎藤氏の件では、(超)保守ネットの「虎ノ門ニュース」やその出演者も、かなり動画配信を行なっているのがわかる。
果たして、立花氏や彼らは本当は何のために、斎藤氏を擁護し、再選しようとしたのだろうか。(@@)
斎藤氏に関する情報を得て、これを公表しないことが正義に劣ると思ったからなのか。(だとしても、選挙に出馬する必要があるのか。)有していたからなのか。 SNSや動画の再生回数によって利益を得ると考え、裏情報・陰謀論好きが飛びつきそうなネット民が情報を得ていたこともあり、斎藤氏をおいしいターゲットに仕立ててみたのか。(~_~;)
ただ、今回のようなやり方に居身を抱く人たちが出て来て、他の選挙でも使われるようになると、日本の選挙も民主主義もグチャグチャになってしまうおそれがあるわけで・・・。
何だか重い気持ちをいまだに引きずっているmewなのである。_(。。)_
THANKS