【テニス・・・5日、錦織圭が香港OP(250)の決勝戦で、67位のミュレ(仏)と対戦。6-2、1-6、3-6で逆転負けし、6年ぶりのツアー優勝はならなかった。
1セットめは準決勝までの調子が続いていて、サーブもショットもよく、際どいコースも全てインだったのだが。2セットめから、急にサーブがはいらず。ここぞというショットで力が入り過ぎてミスを連発。3セットめも調子を戻し切れずに終わってしまった。本人も試合が終わった直後は、「何で?」という感じでかなり悔しそうな顔をしていた。
本人いわく、「緊張はすごかった。昨日も全然寝れなかったので。徐々に勝ちたい気持ちなどが生まれてしまった」「打てない時間帯があった。それが2セット目に出た」とのこと。<さすがに6年ぶりに優勝するかもと思うと、錦織でも緊張しちゃうんですね~。>ただ、今大会自体は、よかった&楽しかったと評価。「この調子を維持していけば、オーストラリアでも何試合も勝てると思う。自信もついたので、がんばりたい」と意気込みを語った。
これで順位も106位から72位と上がったし。いい形で来週からの全豪に挑むことができる。"^_^"』
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大阪万博の開催(4月13日~10月13日)まで、あと100日を切った。(・・)
ひとりの日本国民としては、それなりに成功して欲しいとは思うが。<少なくとも事故やトラブルは起きないで欲しい。>
ただ、前売り券が予定の半分も売れておらず。会計面で失敗するのは目に見えているとのこと。しかも、その赤字分を国民が負担するおそれが大きいという。(~_~;)
大阪万博の費用を負担するのは国、大阪府・大阪市、経済界の三者なのだが。吉村知事は、「万博開幕までの適切な時期に国、大阪府市、経済界で方向性を協議すべき」との考えを示して来た。
ところが、何と7日の会見で吉村知事は、赤字に関する協議を先送りする方針を示したという。(゚Д゚)
『大阪府の吉村知事は7日、万博の「運営費」が赤字となった場合の負担について、開幕までの間は事前に協議を進めないとする考えを示しました。
吉村知事は昨年まで「万博開幕までの適切な時期に国、大阪府市、経済界で方向性を協議すべき」だと話していて赤字負担の協議を先送りにした形です。
大阪・関西万博で人件費や広報宣伝費などを用途とする「運営費」は約1160億円が見込まれていて、その約8割はチケット収入でまかなわれる予定ですが、赤字になった場合の補填方法は決まっていません。
万博協会はチケットの販売想定数を2300万枚としていて、そのうち前売り券の売上目標を1400万枚としていますが、先月末時点での販売実績は約746万枚と、目標の半分程度にとどまっています。
運営費が「赤字」になった場合について吉村洋文・大阪府知事はこれまで「万博開幕までの適切な時期に国、大阪府市、経済界で方向性を協議すべき」との考えを示してきましたが7日、取材に対し「もし赤字になったら、3者で協議する。いまは、その割合はこの負担で、と(話し合う)時期ではない」と一転して事前協議をしない考えを明らかにしました。
また、1400万枚という前売り券の販売目標については「非常に高い目標。簡単にはいかない」と達成が厳しいという見通しを示した上で、「体験した中身がSNSで一挙に広まれば最終的な目標は達成できる」と開幕後の集客に期待を寄せています。(ABC25年1月7日)』
もともと大阪万博の開催を提案したのは、維新の会の創設者であり代表を務めていた橋下徹氏と松井一郎氏だ。(・・)
2人は、維新のブレーンであった堺屋太一氏の発案もあって、大阪の存在アピール&経済活性、カジノつきIR開発につなげることなどを考えたところ、関際経済界からも後押しを受けることに。
そこで、15年の暮れ、安倍首相と菅官房長官と忘年会として会食した際に、大阪万博の話を持ち出したところ、安倍首相が乗り気になったとのこと。その場で万博招致を進めることが決まったという。^^;
松井一郎氏の著作『政治家の喧嘩力』には、このように記されている。
『2015年の年末、安倍晋三総理(当時)、菅義偉官房長官(当時)と政界を引退したばかりの橋下さん、私の4人で橋下さんの慰労会を兼ねた忘年会を開いたとき」で、「日本が超高齢化社会の課題を解決する能力を世界にアピールできれば、成長の起爆剤になる」と万博の意義を松井前知事。そして「さらに総理にお酒を注ぎながら、一生懸命、持論を展開した」そうである。「すると安倍総理は『それは挑戦しがいのある課題だよね』とおっしゃって、隣の菅官房長官に、声をかけられた。『菅ちゃん、ちょっとまとめてよ』この一言で大阪万博が動き出した」』(BS-TBS23年12月5日)
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大阪万博は、大阪市の夢州なる埋立地で開催されるのだが、大阪府知事&維新代表だった橋下、松井氏らは、この夢州にカジノつきIR施設を建設することも計画。万博用のインフラ建設をそれに利用しようとしたのだ。(・・)
『「IRは…地下鉄敷いたりできないけど、万博持ってくれば公費でやれる」
今国会でお金の問題と言えばもう一つ…。大阪万博の費用が大幅に膨張していることだ。これに関して国のお金、つまり税金がつぎ込まれているのは、万博会場の費用だけではない。
会場となる夢洲への高速道路建設に、国は最大1600億円投じることになるのだが、実は万博までには建設が間に合わないといわれている。さらに夢洲への地下鉄が新設されるが、その海底トンネルに国が約88億円負担する。
吉村大阪府知事はこれらのインフラ投資を受けて「夢洲を万博開催の弾みに続いてIRの実現を契機とし有効な資産に作り変えていく」と話す。
確かに大阪が誘致を推進するIR予定地は万博会場に隣接し、万博の為というインフラ設備はそのままIRに活かされる。取りようによっては、民間事業であるIRに国のお金でインフラを整備させる為に万博を決めたのではないか…。(同上)』
ちなみに官房長官の菅義偉氏は、もともとカジノつきIR施設建設に積極的な立場。大阪万博の話に乗ったのも、大阪IR計画を実現させたかったからに違いない。(~_~;)
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6日には関西の政財界関係者が集まる年始恒例の「大阪新年互礼会」が開かれたのだが・・・。
『関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は「万博を成功させ、昔大きな力を持っていたような『大大阪』『大関西』への扉を開く」と強調、チケットが前売り目標の1400万枚の約半数にとどまる現状を念頭に「チケットを買ってください。赤字になったらどうにもならん」と発破をかける一幕もあった。
その後、鳥井会頭は記者団に「参加国のやる気は満々だ。日本での盛り上がりをつくっていくことが重要だ。老若男女に万博の価値や内容を知ってもらうことがこれからのポイントになる。経済効果だけではなく、最先端技術や各国の文化、考え方に触れるという精神的な価値が大阪や関西の将来につながっていく」と話した。(毎日新聞25年1月6日)』
この話し方を見ていると、関西経済界は、もう万博は赤字でも仕方ない。カジノ付きIR施設その他の先行投資だと思えばいい、ぐらいに考えている気がしてしまうし。大阪の吉村知事も、もはや開き直っているように見える。
ただ、この万博の赤字負担を国民がすることになれば、維新の会の支持率が下がり、参院選などへの多大な影響を与えるおそれがあるだけに、吉村代表は何とか話を先送りして、ごまかしたいところ。
立民党など真の野党は、通常国会が始まったら、この大阪万博の赤字に関して、しっかり追及して欲しいと思うmewなのである。(@_@。
THANKS