【テニス・全豪男子・・・昨日、37歳で全豪に10回優勝しているジョコビッチ(セルビア・7位)が準々決勝に登場した。ジョコは昨年のパリ五輪優子落ちしていたのだが、昨年末に同じ37歳で先に引退したTOP4仲間のマリーを臨時コーチに招聘して全豪に臨むことに。4回戦までまあまあ順当に勝ち上がり、準々決勝で昨年の全仏・全英優勝のアルカラス(西・3位)と対戦した。(昨年の全英決勝ではアルが勝ち。ただ、アルは全豪が苦手でベスト8が最高。)
ジョコはアルカラスの力や速さをうまく封じてミスを引き出す巧みなプレーを続け、4-6, 6-4, 6-3, 6-4と3時間半を超える激戦に勝利。改めて、「やっぱ、ジョコ、上手いわ」と。そして、その心身のタフさに驚嘆させられた。<最後の方は足に来てた感じもあるけど、踏ん張った。勝った後、真っ先にマリとグータッチ。"^_^">
また、先日、38歳のモンフィス(仏・41位)が4位のフリッツとの激闘を制し、ベスト16に進出した話を書いたのだが。モンフィスは4回戦で20位のシェルトン(米)とまたまた激しい戦いを展開。6-7 (3), 7-6 (3), 6-7 (2), 0-1となって、次のゲームで体力の限界を感じ、残念ながら棄権をした。しかし、観客席からはモンフィスを讃えるスゴイ拍手が!大きな励ましを与えてくれて有難う。(・・)】
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昨年11月の兵庫知事選で斎藤元彦知事の再選の大きな要因となったのは、N国党党首の立花孝志氏の真偽不明(or虚偽の)憶測情報による援護射撃と、支援者をつないでいた応援SNSの存在だったと言われている。(・・)
<後述するように、応援SNSの中には、立花氏の憶測情報を拡散したり、斎藤氏の敵とみなす者の攻撃を指示したりするような投稿も行われていたものもあるという。^^;>
応援SNSで言えば、知事選が終わって間もなく、PR会社の女性社長がブログを公開。斎藤知事の選挙に関して「自分が広報全般をまかされた」「SNSの4つのアカウントを管理した」などと記して、自画自賛していたことが注目された。
しかし、この行為が公選法違反に当たるのではないかと指摘する声が出たため、斎藤知事や代理人が「PR会社には広報全般やSNSの管理は依頼していない」と主張し続けている。(・・)
ところが、昨日21日に、斎藤知事の支援者だった川田正敏氏が県庁で会見。斎藤陣営から神戸市議の上原みなみ氏にLINEで「SNS監修はPR会社にお願いする形になりました」というメッセージを送っていたことを明かし,画像を公開した。(・o・)
『川田さんによると、2日後、上原市議と斎藤陣営は神戸市内で会うことになりました。そこで議題に挙がったのはSNSの運用について。しかし翌日、斎藤陣営から上原市議のもとに届いたLINEには「昨日の会議内容、SNS監修はPR会社にお願いする形になりました」とありました。川田氏は上原市議から経緯の報告を受け、LINEの文面も送ってもらったということです。(ABC25年1月21日)』(全文*1)
公選法違反の件は、既に兵庫県警に告発されているのだが。県議会やメディアも、しっかり追及して欲しい。(**)
そして、これは斎藤氏の諸問題を追及していた元県議の自殺の問題とも関わることなのであるが・・・。
20,21日の記事にも書いたように、知事選で斎藤知事を支援するために出馬していたN党の立花孝志氏が、斎藤氏を擁護するため、「告発者が知事の諸問題を捏造した」「県議が告発者に協力して斎藤氏を貶めようとした」など真偽不明or虚偽の憶測情報をSNSや動画、街宣活動で発信。
斎藤氏を支援するグループ(立花支援の方が多いかも?)や人々が、それをまたSNSや動画で拡散。それを見た人やSNSに参加した多数の人たちが、県議などや対立候補に対して誹謗中傷を行なったり、県議の家や事務所周辺まで行ったりしていたという。
<立花氏自身もひとりの県議の自宅前で、脅迫的な街頭演説を実施。次は(今回自殺した)もうひとりの県議の家に行くと予告していた。(`´)>
候補者を応援するSNSは、候補者の公約や街頭演説の場所や日時を伝えたり、ボランティア活動を募ったりする役割も果たしているのだが。一つ間違えると、候補者の敵だとみなす人を攻撃する連絡手段にもなり得るという。(@@)
斎藤陣営の場合、「チームさいとう」なるSNSは1500人もの参加者を集めており、
支援(攻撃?)の仕方の指示、立花氏の活動の広報まで行っていたことがわかっている。(ーー)
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集英社オンライン(24年12月7日)の『〈疑惑の兵庫県知事選〉1500人超の斎藤支持者のオープンチャットで「立花さんのポスター貼りました!」百条委県議の自宅前の街宣も“参集の呼びかけ”』という記事には、こんな話が載っていた。
『集英社オンラインは斎藤氏の支持者が連絡を取り合った複数のオープンチャット記録を関係者らから入手した。
このうち最大のグループとみられる「チームさいとう」と名付けられたチャットでは、知事選告示2日前の10月29日に「管理者」が、メンバーが1500人を超えたことを報告している。
11月7日には別の人物が「この1週間で、仲間が作った動画が100本以上となりました‼ 現在、デジタルボランティアが391人います。ハッシュタグも忘れずに #さいとう元知事がんばれ」と書き込んでいる。
このハッシュタグは、公職選挙法に違反するSNSを使った有償の選挙公報を行なったとして刑事告発されたPR会社「merchu」の代表取締役・折田楓氏が、「自分が考案し斎藤氏が喜んでいた」と自慢していたものだ。
一方、10月28日にはメンバーの一人が「デジボラさん、斎藤さん応援動画流してくださいねー 再投稿だけでも大丈夫です」と書いた。その直後、この投稿者を名指しし、「誰かに『指示』を出すようなことは控えてください。デジボラはデジボラで責任者がおります。」と諭した人物がいる。』
『この巨大オープンチャットでは、
「さいとうさんを支持する人は優しい。さいとうさんを糾弾する人はとんでもなく攻撃的で怖い・・・。このイメージ戦略いけるかと思います」
「連合赤軍のあさま山荘事件の警察が鉄球でアジトを破壊する動画を引き合いに出して稲村派=過激な左派系団体が取り巻きというイメージ戦略で、動画作成の中で引き合いに出してみます」
「話す分でしたら、『らしいですよ』を最後に加えて、盛りに盛った左派系だという話もありかもしれません。」
といった会話が飛び交っていた。斎藤氏のイメージを上げながら稲村氏を過激な「左派」と印象づけるアイデアが交換されていたと言ってもいい。また、斎藤氏を応援する動画の拡散を求める書き込みも多い。』
『立花氏こについてのチャットでは礼賛一色で、「立花さんありがとうございます!立花さんがいてくれてよかった」「斎藤さんの為に出馬&暴露下さってますから…細かい不満は、良しとしましょ!こんな事してくれる方は他に居ないのですから」といった書き込みが複数見られる。』
『立花氏は11月3日、Aさんが告発した疑惑の真偽を調べる兵庫県議会の調査特別委員会(百条委)の委員長を務める奥谷謙一県議の自宅前で街頭演説を行なっている。
奥谷氏は、立花氏がこのとき「家から出てこいよ」「これ以上脅して奥谷が自死しても困るのでこれくらいにしておく」との趣旨の発言をしたとして、これらは脅迫罪にあたるとして刑事告訴している。
この演説の約2時間半前にあたる同日午後0時5分、チームさいとうのチャットには、
「●●(投稿者)“立花候補より 本日最初の街頭演説の場所はこちら! ●●(住所と最寄り駅)百条委員会 奥谷謙一 委員長の事務所前で、街頭演説します!14時30分から 立花孝志は嘘つき政治家を許さない! 近くやから行こ”」
との書き込みがなされていた。SNS上の動画ではマイクで話す立花氏に数十人の聴衆が歓声を送っている。この投稿者や、これを見た人が実際に奥谷氏の家の前まで足を運んだ可能性まであるとみられるのだ。』
「チームさいとう」なるSNSを誰が主導していたかは明らかではないのだが。他の選挙でも、よきにつけ、悪しきにつけ、オープンチャットが威力を発揮しているとのこと。
このネット戦略は警戒しなければならないと強く思うmewなのである。(@@)
THANKS