先日、千葉県に住む人が「何か国民民主党の千葉県連で離党者が何人も出ているってきいたんだけど、あれは何なの?」「何でTVやネットではあまり情報が出ていないの?」と不思議そうに言っていた。(・・)
そうそう。国民党の千葉県連では、国会議員のパワハラをきっかけに地方議員が4人、離党するというお家騒動が起きているのだ。(@@)
<他党ならもう少しアチコチのメディアが大きく取り上げそうなんだけど。あまり扱われていないかも。何か大手メディアが、国民党に甘いように感じちゃうのはmewのヤッカミ?^^;>
で、折角の機会なので、ちょっと調べてみた。
コトの始まりは昨年6月。浦安市の工藤由紀子市議が、岡野純子衆院議員(比例南関東)や県連幹事長の天野行雄県議、支援団体から受けたパワハラを受けたと主張。嫌がらせ行為や、会議などで不当な叱責を受けることが続き、ストレスから体調を崩して「適応障害」の診断を受けたとして、離党を決意した。
この時に、工藤市議は、昨年6月に離党届を提出。玉木代表には状況を伝えたという。
《「離党届を出してから数日後、じっとしていられなくなって、玉木さんに直接会いに行きました。玉木さんの街頭演説の場所を調べ、会いに行ったんです。玉木さんに離党について、『申し訳ありません』と頭を下げると、『どうにかならんか、何とかするから』と、温かい言葉をいただきました」 (AERA25年4月9日)》
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県連の倫理委員会は、工藤市議の離党を受けて調査したものの、パワハラはないと認定したという。
そもそも倫理委員会の会長は、パワハラの加害者チームにいる天野幹事長なので、自分たちに不利な判断をするはずはなかったのだ。^^;
しかも、いかにも国民党らしい話なのだが。工藤市議が言うには「千葉県連代表で参院議員の竹詰仁さんは、もともと東京電力の社員。同県連幹事長で県議の天野行雄さんも東京電力の元社員で、同県電力総連事務局長を務めた人。衆院議員になった岡野さんも、同県電力総連の組織内議員なんです。ほとんどの幹部たちが電力総連に支えてもらっている感じ」だったという。(同上)
この工藤市議への対応はおかしいと思った県議らは、千葉県連に抗議すると共に、党本部にも連絡を続けていたという。
その結果、県連は榎本怜県議(野田市選挙区)、市川市の石崎英幸市議について、「同僚議員や支援団体等への誹謗(ひぼう)中傷および活動不履行等の反党行為」を理由に2月に離党勧告を通知。2人は離党せざるを得ないことになった。
印西市の都築真理子市議も、「県連内の人間関係や一連のパワハラ・離党問題での県連の対応への不信感」を抱き、離党届を提出した。(・・)
『同県連から今年2月、離党勧告を受けた榎本怜県議は、県連内のパワハラについて、玉木代表と半年前からひんぱんに連絡を取り合ってきたという。
「玉木さんには、半年前から県連のパワハラの実態や現状を、電話やLINEで逐一報告していました。玉木さんからは『僕が動くから、ちょっと待っていてください』という趣旨の言葉をもらっていました。だけど結局、離党勧告に至るまで、動くのが難しかったようです」(同上)』
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『玉木代表は3月18日の定例会見で、党本部が主導して、調査にあたっていることを明らかにし、「県連レベルの対応に任せていた。必ずしも納得できるものではなかったので、党本部で引き取った」などと説明。工藤市議のもとには3月下旬、国民民主党ハラスメント対策委員会・倫理委員会合同チームから、ヒアリングの通知があり、日程が決まりそうな一方、ほかの3人にはヒアリングの通知はないという。(略)
「党本部でハラスメント対策委員会と倫理委員会の合同の調査委員会を立ち上げ、円より子衆院議員をヘッドに、弁護士も入れ、調査、ヒアリングを行っている最中だ。結果が出るまでは予断を与えるので、コメントは控えたい」(同上)』
『気になるのは玉木代表が第三者の調査をかたくなに認めないこと。合同委の調査はあくまで党の主導です。第三者の方がより公平性を担保できるはずなのですが……」(千葉県政関係者)(略)
日刊ゲンダイは11日の玉木の定例会見で「第三者による調査はしないのか」と再三聞いたが、玉木代表は「まずは事実確認する」と発言するのみだった。(日刊ゲンダイ25年3月15日)』
兵庫県でも斎藤元彦知事のパワハラ問題などに関して、第三者委員会の調査を行なって、客観的に認定してもらっていたのに。もしかして国民党としては、参院選を前に電力労連を敵に回したくないかも知れず。(~_~;)
国民党&玉木代表は、不都合なものはフタをして、ウヤムヤに済ませようとする気なのだろうか。(@@)
話は変わって・・・昨日、ある意味で、一番、驚いたのは、大阪万博のリハーサルやメディア公開の日に「赤旗」が取材拒否されたというニュースだった。(゚Д゚)
『大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」に対し、4~6日のリハーサル「テストラン」や9日の「メディアデー(報道向け内覧会)」の取材を拒否していたことがわかった。赤旗側は反発しているが、万博協会は「メディア向けのガイドライン(指針)にのっとった対応」としている。
赤旗関西総局によると、テストランやメディアデーの取材申請を行ったところ、協会側から「案内していないメディアは取材できない」と回答があった。2005年の愛知万博では取材証が発行され、会場内の取材ができたといい、同紙は「取材拒否は異常だ。批判的なメディアを締め出す狙いが見える」としている。
万博協会幹部は11日、記者団の取材に対し、指針で「特定の政治、思想、宗教等の活動目的に利用されるおそれがあること」を禁止事項に挙げており、この指針に基づいて判断したと説明。赤旗に対し開幕後の取材を認めるかについては、今後判断する。(読売新聞25年4月10日)』
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大阪万博の正式名称は、日本国際博覧会。これは国際条約に基づき「日本政府」が主催しているイベントなのである。(・・) <建設費も7~800億円出している。赤字も押し付けられるかも知れない。>
もちろん 世界の国々やメディアにも開かれていなければならないし。宗教や思想で差別があってはなるまい。(**)
<あくまで個人の感想だけど。万博は大阪の新自由主義的経済界&(超)保守的な維新・松井・橋下+安倍・菅コンビが主導して開催を決めたものゆえ、それらの政治思想に反するものは嫌われてしまうのかも。特に赤旗は、万博の問題点をかなり指摘していたし。・・・あ、聖教新聞はOKだったのかな?^^;>
大阪府の吉村洋文知事も、公的な立場だし、万博運営の役員なのだから、一部メディアを排斥するなんてことがないように、配慮すべきだと思うんだけど。
ただ、吉村くん自身も、万博の批判をする人やメディアには立腹して、排除しようなするようなところがある。
昨年4月、万博リング建設を批判していたコメンテーターの玉川徹氏に関して「批判するのはいいけど、見たいと言っても玉川徹は禁止と言うたろうかなと思っている」と言ってヒンシュクを買ったなんてこともあったしね。^^;
6日ののTVでも「今まで批判されっぱなしでしたけど、これからは違う!こっから反撃やな」「特に東京のメディアにコテンパンにされました。やり返そうと」とか言ってたもんね。(発言内容、デイリー04.11)
これは、ひとりの日本国民として、本当に残念なニュースだったし。「だから報道の自由度が世界で70位と低いのよ」とぼやいていたmewなのであr。_(。。)_
THANKS