トランプ、指示を拒否したハ大学の助成金凍結。安倍政権の教育改悪を思い出す＋桜花賞

　

　これは４月１５日、２本めの記事です。

　

　東日本大震災、熊本、能登の大震災をはじめ全国の自然災害の被災地の方々へ　早期復興を願うと共に、前向きにガンバです。o(^-^)o　また、阪神淡路大震災を含め、被災地だけでなく全国の人々が、各地の被害、経験、情報などを風化させず、今後の災害の予防、対策に活かすようにして行きましょう！(･･)

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【＊１、＊２などの関連記事は、記事の最後にあるＭｏｒｅの部分にあります。】　　

【ＪＲＡ・・・１３日、桜花賞（阪神芝１６）が行われ、３番人気のエンブロイダリー（牝３）withモレイラが優勝。モレイラは昨年に続き２連覇。開業２年めの森一誠調教師はＧＩ初制覇となった。(*^^)v祝

　レースは１番人気のエリカエクスプレス（戸崎）は、スタートがよ過ぎてハナに立つことに。もう少しペースを落とせればよかったのだろうけど。かなり速いペースで行ったため、本人（馬）も同馬について行った馬も直線で後退することに。（ただエリカは５着に残ってた。地力があるかも。）中団、真横で走っていた優勝馬と２番人気のアルマヴェローチェ（岩田望）の２頭が中から抜け出し、ゴールまでデッドヒートを繰り広げたのだが、ちょっと余裕をもって抜け出したモレイラ（と乗った馬）がクビ差先着した。２頭ともかなり勝ち気かも。最後方にいた４番人気のリンクスティップ（デムーロ）が追い込んで、２．５馬身差の３着にはいった。

　阪神競馬場は芝がやや重状態と発表されていたのだが、途中でかなり強い雨が降ったというので馬場状態がわからず。予想に苦しんだのだけど。（前残りなのか、後ろから来れるのか。順当なのか、大荒れか。）結果的には、人気馬による差し追いで決まることに。安いけど、とりあえず三連複ゲット。(^^)上位２頭はそこそこ強そうな気もするけど。長距離はどうなんでしょうね～。(-_-)＞

　

＊　＊　＊　＊　＊　

　これは１４日の『高市、片山らが反多様性、一国主義のトランプに理解示す。超保守派のアブナさを再認識』と、１５日１本めの『安倍をバカ呼ばわりした自民参院候補に党内から苦情＋日本学術会議の特殊法人化＋テニス』の両方の記事に共通する話なのだが。

　

　米国のトランプ政権が１４日、ハーバード大学に対する２０億ドル（約２９００億円）の政府助成金を凍結すると発表した。(@@)

　

　昨日の記事に書いたように、トランプ大統領はＤＥＩ（多様性、公平性、包括性）への配慮は不要だと宣言。行政府だけでなく学校教育においても、さらには大学にも、ＤＥＩ策をやめるように指示を出した。また、反ユダヤ主義活動を禁止し、ユダヤ人学生の保護強化も求めていた。

＜ユダヤ人を不当に差別するのは問題だが。トランプ政権はイスラエルのガザ侵攻批判も容認しないのだ。＞

　

『政権側は３月、大学を対象とする補助金や契約を見直す方針を発表し、多様性・公平性・包括性（ＤＥＩ）を重視した学生選考・雇用方針の転換や、反ユダヤ主義の活動に関与した学生への処分などを求めていた。（読売新聞２５年４月１５日）』

『トランプ米政権が米国の大学に対し、政府助成金の取り消しなどの措置で圧力をかけている。学内方針を「リベラル偏向」と断じる名門大が標的だ。DEI（多様性、公平性、包摂性）施策を「逆差別」とし、全米50校の見直し対象リストも公表した。（日本経済新聞２５年４月１５日）』

　ハーバード大学は、このようなトランプ政権の指示を拒否したことから、助成金を凍結されたのである。(-_-;)

　

『米ハーバード大は１４日、トランプ政権が「反ユダヤ主義」への対応策として求めていた大学の制度の見直しを拒否すると発表した。これを受けて政権側は同日、大学に対する総額２２億６０００万ドル（約３２００億円）にのぼる補助金と契約を凍結すると表明した。

　ハーバード大のアラン・ガーバー学長は声明で、これまでも反ユダヤ主義に対処するための多くの措置を講じてきたと反論し、「大学が独立性を放棄することはない」と述べた。政権の要求について「政府の権限を逸脱し、ハーバードの憲法上の権利を侵害している」と批判した。（読売新聞２５年４月１５日）』

　

　１本めの記事に、自民党の参院選の候補が「『バカに権力を与えるとどうなるか』という見本が今の安倍政権」とＳＮＳに投稿していたという話を書いたのだが。

　バカが権力を握ると、自分の思想や考えを大学に押し付けようとして、助成金で圧力や脅しをかけたりするのである。_(。。)_

　

　　

　このブログでは約２０年間、特に０６年に安倍一次政権が始まった頃から、超保守勢力による教育再生という名の教育改悪について「日本がアブナイ！」と警鐘を鳴らし続けて来た。(@@)

　

　安倍晋三氏は、首相就任時に「美しい国づくり」「教育再生」をスローガンに掲げ、日本の学校教育の内容を、国家主義的な超保守思想に合うように変えて来たからだ。

　安倍氏は０６年１２月に「教育の憲法」と呼ばれる「教育基本法」を改正。日本会議などの超保守勢力の主張を取り入れ、教育の目標に「豊かな情操や道徳心」「公共の精神」「伝統と文化の尊重」「愛国心」などの育成が書き込まれた。(-"-)

　

　小中高の学習指導要領も変えられ、国旗掲揚・国歌斉唱の指導、天皇や伝統文化に関する教育、領土・領海の学習などなどが盛り込まれた。

　安倍二次政権になると、これらがさらに促進された上、道徳が必修化されることに。また、教科書検定で、政府の統一的な見解や確定した判例がある場合には、それらに基づいた記述を取り上げることが定められた。(･･)

　超保守派は、もともと先の大戦はアジアを欧米列強から守るために行なわれたもので、日本がアジアに侵略することが目的だったないと主張。歴史教科書に「侵略」や「侵攻」という言葉を使うことを批判していた。また「従軍慰安婦」「南京大虐殺」「沖縄の集団自決」なども否定し、これらを教科書に記述することに抵抗を示していたのである。（いわゆる歴史修正主義）

　彼らは、自分たちの独特な思想に合わせて、日本の学校教育、歴史教育の中身を変えようとしていたのである。(-"-)

　東京都では自民党の最右翼と言われていた石原慎太郎氏が知事になってから、愛国教育が強化されることに。式典で国旗掲揚、国歌斉唱が義務付けられ、都職員が各校の状況をチェックしに来て、守っていない学校は指導を受け、教員は処分を課されたり、再任用を拒否されたりするようになった。(-"-)　＜大阪も橋下知事の時に義務付けられたんだよね。^^;＞

　

　それこそ、もし日本の首相に、米大統領のような強い権限があったなら、今ごろ、日本の学校教育はトンデモないことになっていたかも知れない。(ﾉ_-｡)、

　そしてまた、もし超保守派の首相が誕生したら、また学校教育に手をつける可能性があることも警戒しておくべきだろう。（＊＊）

　

＜急に思い出したんだけど。教育再生関係の会合では、「社会科見学や修学旅行で靖国神社を訪れ、戦争に尽くした人々について学ぶべき」だという話も出ていて、ぞっとしたものだった。・・・あと米国では、右派キリスト教の信者だったブッシュjr.元大統領は、神が人間を作ったという聖書の教えに従うため、生物に授業から進化論を除くべきだと言い出して、ヒンシュクを買ったことがある。でも、日本でも「神武天皇の建国について認識するために、神話教育をもっと行なうべき」だとして、とりあえず社会の教科書に神話を取り上げることになった。＞

＊　＊　＊

　

　何か書き始めたら、次から次へと色々なことを思い出してしまったのだが。^^;

　

　結局、何を書きたいかと言えば、日本の首相には米大統領のような権限がないとはいえ

、首相の思想や政権与党内で強い勢力を持つ人たちの思想によって、学校教育の内容が大きく変えられてしまうおそれがあることを、もっと多くの人々に認識して欲しいということだ。

　大学も含め、その気になれば、助成金その他をネタに圧力をかけることも可能だ。

　

　１本めに書いた日本学術会議の話もしかりで。その時々の政府が自分たちの考えと合わないor自分たちの施策を批判する機関や学者を排斥するようになったら、トンデモない独裁国家になってしまう危険性が大きい。(･･)

　

　どうか米トランプ政権の横暴なやり方をよ～く見て、他山の石として学んでほしいな～と。日本の学校教育が歪まないように、大学自治や学問の自由が保障されるように、国民の力で守って行きたいと思うｍｅｗなのである。(@_@。

　

　ＴＨＡＮＫＳ

　

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