石破内閣はGW中、外遊ラッシュに。14人の閣僚が海外に行くという。(@@)
石破首相は、27~30日にベトナム、フィリピンを訪問中。妻・桂子さんも同行している。
赤沢亮正経済再生担当相は30日から訪米し、2回目の関税交渉に臨む。
岩屋毅外務大臣は、5カ国を訪問。バチカン、米国、セネガル、サウジアラビア、フランスを歴訪。バチカンではローマ教皇の葬儀に参列。米ニューヨークでは核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会に出席していた。
ここまでは納得行くのだが。(防衛相もOKかな。)この他に『平将明デジタル相も訪米を予定している。中谷元・防衛相はスリランカとインドで両国の防衛相と会談する。ガーナとエジプトを訪問する阿部俊子文部科学相は、8月に横浜市で開かれる「第9回アフリカ開発会議」(TICAD9)に向け、連携を強化する考えだ。加藤勝信財務相はイタリア、福岡資麿厚生労働相が太平洋の島嶼(とうしょ)国パラオを訪れるなど、閣僚の半数以上が外遊を予定(産経04.28)』しているとのこと。^^;
これには、野党だけでなく、自公与党内からも危機管理上、首相も重要閣僚も日本にいない日ができたらどうするのかと、疑問や批判の声が飛んでいる。
『公明党の山口那津男元代表は「過半数の閣僚が国内にとどまり、空白をつくらないようにする申し合わせがある。忘れないでほしい」と指摘し、危機管理に万全を期すよう政府に注文を付けた。(同上)』
『衆参両院の議院運営委員会は25日の理事会で対応を協議。衆院では全員了承されたが、参院では立憲民主党が外相日程の一部や、法相、文科相の出張に反対した。立民議員は「不急な出張だ。厳しい国民生活を考えると目の前の職責を優先すべきだ」と語った。(時事通信25年4月27日)』
『国会議員の海外出張を巡っては、2023年7月に自民党女性局が研修のためフランスを訪れた際、パリのエッフェル塔を背景に記念撮影するなどして批判が殺到した。
物価高や米関税措置は国民生活を直撃。そんな中での外遊ラッシュに、夏の参院選で改選を迎える自民中堅は「今年は特に印象が良くない」と、ため息を漏らした。(同上)』
今年は物価高(海外も高い)、円安などもあって、GWに海外に行く人が減っているとのこと。
そんな中、石破内閣はやっぱ何か感覚がズレてるような感じがしてしまう。<最も一般国民の感覚に近い首相だったはずなのに。^^;>
話は変わって・・・。昨日、国民党が他の政党にいた議員を、参院選の候補にするために勧誘しているという記事を書いた。
国民党としては新人議員ばかり増えても国会対応などがうまく行かないことから、既に知名度が高い上、即戦力として利用できる候補が必要だと考えたのだろう。^^;
実は自民党も元幹事長の甘利明氏の後継候補として、衆院選の神奈川20区に元維新の金沢結衣氏(34)を擁立することを決めた。(゚Д゚)<維新の議員ではないが、党員&候補者)
金沢氏は、上智大→食品メーカーを経て、20年に維新の会に入党した。その後、21年の衆院選、24年の衆院補選に東京15区から出馬するも落選。
維新のあり方に疑問を抱いたことから同党を離党し、24年衆院補選には無所属で出馬したが3回めの落選を喫した。
ただ、もともと神奈川20区に該当する神奈川県座間市出身であったこと、自民党はイメージ一新のため若者、女性の候補者を増やす計画であったことから、スカウトされた様子。今月25日に、自民党の神奈川20区政党支部長に就任したことをブログで発表した。^^;
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また、立民党は、自民党の公募で落ちて候補になれなかった尾辻秀久氏(84)の三女・朋美氏(44)を、参院選の候補として推薦することを決めたという。(@@)
尾辻氏と言えば、自民党で参院当選6期(36年・鹿児島選挙区)、参院議長まで務めた人。今年で参院議員を引退することを決意し、娘に選挙区の地盤を譲ろうと考えた。朋美氏は早大卒後、商社などに勤務し、近時は父の秘書を務めていたという。
ところが、朋美氏は(通常であれば形ばかりの?)鹿児島県連の公募に落選。やむを得ず、無所属で参院選に出馬することにした。
そこで、立民党の川内博之衆院議員が尾辻氏の父と旧知の仲であることも手伝って、立民党と連合鹿児島が朋美氏の推薦をすることにしたというのだ。
尾辻氏は自民党党員をやめ、立民党の党員になったと報じられている。(~_~;)
<今回の参院鹿児島選挙区の公募には、元参議院議員の園田修光氏や県議代表として送り込まれた外薗勝蔵氏も応募していたため、尾辻朋美氏は最終の2名にも残れなかったという。^^;>
何だかこれも不思議な話だ。_(。。)_
ただ、自民党の都道府県連の中には、親がそれなりに有名で党への貢献度が高かったはずの議員のこどもでも、いわゆる世襲候補として簡単にOKしないところが出て来た。(・・)
衆院選の場合、10増10減によって親の地盤と選挙区にズレが生じるケースが増えていることや、安易な世襲候補は支持を得られないことなどが理由らしい。^^;
元官房長官の河村建夫衆院議員(山口3区・10回・31年)と、その長男・建一氏の例は悲惨だった。
河村氏は官房長官だけでなく、閣僚や党要職を歴任していたにもかかわらず、21年の衆院選から山口県の選挙区が一つ減ることになったため、党執行部から次は立候補せずに政界を引退するように進言された。
代わりに長男の建一氏を、比例中国ブロックに単独上位で出す約束をしたという。<建一氏は青学大→東大大学院→父の政策秘書>
ところが、当時の安倍晋三首相の実弟である岸信夫氏(2人とも山口選挙区)が、建一氏の公認を決めたことに抗議。建一氏は全く縁のない比例北関東ブロックに下位で搭載されることに。代わりに中国ブロック上位に搭載されたのは、安倍首相が支援していた杉田水脈氏だった。(-_-;)
杉田氏はしっかりと当選したが、河村建一氏は落選することに。22年の参院選に比例で出馬したものの、十分な支援も得られず、落選することになった。(-"-)
そこで河村建一氏(現在48)は、自民党を離党し、維新の会に入党。24年の衆院選では東京6区から出馬したが、この時も落選した。ただ、今も次の衆院選を目指して、東京6区(世田谷区)で日々、街宣活動を行なっているという。(++)
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つい先月、衆院の広島2区の自民党の候補選定でも、予想外のことが起きた。(@@)
自民党税調のラスボスとして知られる宮川洋一参院議員の次男が、衆院選の広島5区の公認候補の公募に落選したのだ。(・o・) <学歴不明、元銀行員>
宮沢氏の地盤は福山市で現在は広島6区に含まれているので、5区とはズレがあるとのこと。宮沢氏の伯父は宮沢喜一元首相なのだが。元首相が中選挙区時代に地盤として来たのは旧広島3区で、こちらも当てはまらず。宮沢元首相や岸田文雄前首相の親族ゆえ、地元での知名度は抜群のはずなのだが、世襲批判も気にしてか、公認されずに終わった。^^;
今年の参院選&もしかしたらの衆院選では、こういう観点から候補者を見るのも面白い(興味深い)かも知れないな~と思うmewなのだった。(@_@。
THANKS