4日、自民党の総裁選が行われ、決選投票の結果、高市早苗氏が小泉進次郎氏を下し、新総裁に選ばれた。_(。。)_
いや~~~、最悪の結果になってしまった。もう起きてはならないことが起きてしまったという感じ。状況が許されるものなら、しばらく日本の外に出て、日本の政治のニュースに触れず、国民であることを忘れて生活したいと、マジで思っているほどだ!(・・)
本当ならひとりの女性として、初の女性総裁が誕生したことを喜ぶべきなのだろうが。あまりにも思想や考え方、好ましいと思う言動が違い過ぎて。残念ながら、喜ぶことも誇りに思うこともできない。
高市氏が首相になり、今後、歴史や公民系の教科書に「日本初の女性総理大臣」として名が残るかと思うと、ぞ~っとしてしまう。(ーー)
社民党の福島瑞穂党首の言葉を借りることにする。(**)
『福島氏は「自民党の初の女性総裁です。しかし、高市さんは選択的夫婦別姓に反対など、男女平等の立場に立ってきておりません。ですから、自民党初の女性総裁ですが全くうれしくありません。極めて残念です」と語気を強め「女性なら誰でもいいというわけではないということの、一番の見本のケースだと思います。そして、本当に残念で驚がくしてますし、極めて本当に、危機感を感じています」と厳しく評価した。
総裁選の結果について「高市早苗さんを総裁に選ぶ自民党に危惧を感じています。今後、憲法改悪、戦争への道、スパイ防止法、歴史修正主義、差別排外主義がとても強まっていくんじゃないでしょうか?そのことを本当に危惧をしています。そういうことを言っている人を、自民党がまさに総裁として選んだということに、今の自民党の危機を強く感じます」と懸念を示した。(よろず~25年10月4日)』<その通り!>
それにしても、どうして、寄りに寄ってここまで超保守的な人が、初の女性総裁になってしまったのだろう。<まあ、前にも書いたように、自民党の女性議員は右寄りにならないと票の確保、出世が難しいところがあるとは思うけど。>
てか、男性か女性かに限らず、福島氏も危惧するように、自民党がここでまた、超保守・新自由主義のアベ・スガ路線に舵を切る道を選んだことも残念でならない。(-"-)
もし周辺がしっかり高市総裁の言動を抑えて行かないと、日本はホントにホントにアブナイ国になってしまう。(ノ_-。)
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実は、昨日のお昼前、喘息気味だったので、薬を飲んだら眠ってしまい、開票のナマ中継は一切見ていないのだ。<おネムの精が、私が途中の過程を見て、余計な苦痛を得ないように気遣ってくれたのかも。^^;>
午後3時過ぎだったか、相方が「大変なことになった」と声をかけて来たので、「何があったの?」と起きたら、「高市が総裁選で勝った」と。「え~~~。イヤだ~~~」とTVをつけてみると、もう高市氏の当選が決まったあとだった。(>_<)
<尚、我が家は精神衛生上、問題があるので、当分の間、リビングのTVで高市が映りそうな番組を見るのは禁止になった。(~_~;)>
高市氏が当選後の演説で、「全員に働いてもらいます。馬車馬のように働いていただきます。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて、働いて、働いて、働いて。働いてまいります」と鼻息をやや荒くして唱えていたのを(誤って?)目にした時には、ゾゾゾゾ~ッとしてしまった。(>_<) <ブラック自民党になるのね。(~_~;)>
ちょっとショックが大きすぎて、なかなかネットなどを見る気にもなれず。<オールスター感謝祭とか都道府県魅力度ランキングとかをぼ~っと見ちゃったりして。>
これから少しずつ情報を収集するので、総裁選の勝因、敗因分析については、別の記事で行なうことにする。(・・)
ところで、高市氏は、ここからまず党執行部の人事を行ない、15日の国会の首班指名までに、公明党や他の政党と連立政権を組む交渉をしなければならない。
公明党は、もともと同党と思想や政策が大きく異なる高市氏が総裁になった場合、連立を解消する可能性を示唆していたのでだが。昨日も、高市氏が当選の挨拶をしに行った時に、思ったよりもはっきりと厳しい注文をつけていたのには、驚いた。(@@)
『新たに自民党総裁に選出された高市早苗氏は4日午後、公明党を訪れ、斉藤代表ら幹部と面会しました。
高市新総裁は会談で、公明党との政策協議を進める考えを示しましたが、公明党は「政治とカネ」、「靖国神社参拝」、「外国人政策」などについて懸念があるとして、政策協議を通じて懸念を払拭することを求めました。
政治とカネについては、与党が選挙で大敗した原因の一つに不記載の問題があるとして、「きちんとけじめをつける」ことを求めました。
靖国神社参拝について高市新総裁は「適時適切に判断する」としていますが、斉藤代表は「現実に外交問題に発展している」として、高市新総裁の歴史認識に懸念を抱いていることを伝えたということです。
また、外国人政策については「外国人を共生・包摂し、一緒に社会を築いていくことは日本とっても必須だ」と述べ、政策協議で議論する意向を示しました。
さらに、自公連立を拡大することについては、日本維新の会の「副首都構想を前提にした議論について非常に大きな疑問点を持っている」として、日本維新の会の連立入りを牽制しました。
公明党が伝えたこれらの懸念に対し、高市新総裁は「それらの心配がないようにしたい。しっかりとした協議を行っていきたい」と述べ、新体制発足後に来週にも自公での連立協議を開始する意向を伝えました。
斉藤代表は記者団に対し、「政策協議で一致すれば連立政権になるが、今の段階では何とも申し上げることができない」と述べるにとどめました。
連立のパートナーである公明党から、自民党の新総裁に対し、こうした懸念が表出することは異例です。(NNN25年10月4日)』
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高市氏は当選後の会見で、首相就任後の靖国参拝について否定せず。
『「どのように慰霊をするか、平和を祈るかは適時適切に判断する」と述べるにとどめた。また、「外交問題にされるべきことではない。互いに祖国のために命を落とした方に敬意を払い合える国際環境を作るため一生懸命努力をしたい」とも語った。(読売10.4)』
また、裏金不記載議員の要職起用について、「国民の代表として送り出された方々でございますので、これは特に人事に影響はございません。」と述べた。
『裏金問題の実態解明は果たされていないが「(関与議員の)再処分は考えていない」と明言。国民の理解を得られるかを問われると、「どうしてその人を選んだのか説明する」と語った。(朝日10.4)』
高市陣営は国民党との連携をメインに考えているようなので、維新との連立に関しては、まだどうなるかわからないが・・・。
この際、公明党には是非、勇気を持って、高市自民党との連立関係を解消して欲しいと。それが日本の国政のためにも、公明党のためにもなると、強く確信しているmewなのである。(@@) <公明党が連立解消すると、自民党は衆参の過半数確保が簡単にできなくなる。また後日。>
THANKS