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10月10日と言えば・・・やっぱ「体育の日」ですよね~。<今でも「目の日」は維持されてる。>
何か自公連立始まってからこの26年の間に、三連休が必要だとか何だかで、多くの祝祭日が第2、3月曜とかに動かされてしまって。一定年齢以上の人には、わかりにくいし。<「何月何日はXXの日~」という方が馴染みや思い入れが強いと思うのに。>
学校とか大きな病院とか授業の時間割や診療科が曜日が大きく関わっているところなどは運営に困っているようだし。何だかな~と思ってしまう。_(。。)_
* * *
その10月10日、政治の世界で注目すべきことが2つある。(++)
一つは、石破茂首相が「戦後80年のメッセージ」を発表することだ。説明のための記者会見も行われる予定だという。(・・)
石破茂首相は8日、北岡伸一東大名誉教授と官邸で会い、10日に発表を予定する戦後80年に合わせた先の大戦を巡る見解について意見を聴き取った。北岡氏は2015年、安倍晋三首相(当時)による戦後70年談話に関する有識者懇談会で座長代理を務めた。北岡氏は面会後、記者団に「80年見解は70年談話を書き換えるものにはならない」と述べた。
石破首相はこれまで、なぜ戦争を止められなかったかという論点や、当時の政治の役割を見解に盛り込む考えを示している。北岡氏は「過去の首相談話であまり触れられていない。そこに触れるということが首相の関心だ」と説明した。(共同通信25年10月8日)』
『北岡氏は安倍晋三首相(当時)の戦後70年談話の作成にかかわっていた。政府関係者によると、石破首相は見解の発出に向けて、これまでも北岡氏ら有識者との面会を重ねてきた。(産経新聞25年10月8日)』
北岡伸一氏は安倍元首相らも信頼していた政治・歴史学者のひとり。(一時は超保守ブレーンと呼ばれていたことも。)
石破首相が北岡氏と何度も相談し、いわばお墨付きを得たことで、石破氏の独断的な解釈だという印象を拭うことができるように思う。(・・) <マジ、楽しみ!>
尚、高市早苗氏や小林鷹之氏は、今月にはいっても、石破首相の談話発表に反対していた。
また自民党内の超保守団体「日本の尊厳と国益を護る会」(護る会・会員100人弱)代表の青山繁晴参院議員は8日、80年メッセージの発表に反対するとの記者会見を行なった上、4度めの反対要請文を首相官邸に持参したが、受け取りを拒否されたという。(@@) <心の中では、「ふ・ふ・ふ」>
そして、これは昨日の『昨日の傷物の萩生田+公明党は本気で連立離脱を検討+公明抜きで過半数は困難+ノーベル賞』の続報になるのだが。
もう一つ注目すべきは、自民党の高市早苗新総裁と公明党の斎藤鉄夫代表との党首会談だろう。(**)
公明党は、高市氏が同党に新総裁就任の挨拶に来た5日、1・靖国参拝など歴史認識の問題を共有する、2・派閥の裏金問題のけじめ、企業・団体献金の規制を明確化する、3・外国人との共生も重視。過度な規制をしないことを要請。自公連立の合意の条件とすると伝えた。(・・)
高市新総裁はとりあえず、毎年通っていた秋の例大祭への参拝を見送ることに決定。また、外国人規制についても理解を示したようなのだが。派閥の裏金問題のけじめ、企業団体献金の規制については、却って公明党を怒らせることになった。(-"-)
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公明党は、裏金議員に関して「新たな事実や証拠も出ている」と言い、真相解明やけじめをつけることを求めていた。
先月、安倍派の萩生田光一氏の秘書がらが寝不記載の事実を認めて有罪判決を受けている。しかし、高市総裁はけじめをつけるどころか、敢えて萩生田氏を幹事長代行という党の要職に起用したのである。(~_~;)
<昨日、TVで「あえての起用と思って下さい。党内へのメッセージでもある」「選挙の審判も受けられた方で、党役員に入った方のことだと思いますけど」「しっかり働いていただくというメッセージ」と説明していた。^^; *1)>
また、安倍派の事務局長だった松本淳一郎氏が他の裏金議員の裁判に証人として出席。22年夏、安倍会長(当時)の指示で一度は辞めた裏金還流を、下村博文氏が再開するように言って来た(安倍会長の了解もとった)という趣旨の証言を行なった。
しかし、自民党はこの件をスル~。昨年の衆院選で落選した下村氏は、次の衆院選の公認候補として選挙区(東京11区)の支部長に任命されたままだ。(~_~;)
萩生田氏は「裏金不記載のことは知らなかった」と主張。また、下村氏も「自分は裏金再開のことは言っていない」と反論しているのだが。公明党だけでなく、国民の中にもモヤモヤや疑念が残る人は多いことだろう。^^;
<萩生田氏の秘書は、裏金不記載を認めたのだが。萩生田事務所は、記載していなかった裏金の金額を政治資金として使ったということにして、アレコレ明細をつけて報告書を修正している。これは虚偽記載にならないのかな~。(-"-)>
さらに公明党は今年にはいってから国民民主党と共に、企業団体献金の規制強化を強く求めていたのだが、自民党はそれに応じようとしないまま、国会が終了。都議選や参院選でマイナス要因になった。(-"-)
そこで、公明党は改めて、企業団体献金の規制を要請。『7日の自公党首会談では、斉藤氏が献金の受け皿を政党本部と都道府県連、国会議員が代表を務める政党支部に限定する規制強化案を説明したが、自民側は持ち帰った。(時事10.7)』
公明党案だと、地方議員が関係する地方支部や業界団体がつくる職域支部が献金を受け取ることができなくなるし、国会議員も制限ができるため、自民党内からの反対が強い。
高市総裁もTVの取材に対し、「私は公明党の方から初めてうかがって、そういう話が出てくるとは思ってなかったんですが・・・県連に全部、オカネが集まるとか、そっちの方がもしかしたら、チェックが働かないんじゃないか?っていう」と、公明党の案に疑問を呈した。(詳しくは*2に)
* * *
公明党は9日に、朝から中央幹事会、地方議員との会合など何度も重要な会合を重ねた。そして、夜になり、最終的に連立協議は「斎藤代表と西田幹事長に一任する」という結論に達した。(・・)
『公明党は9日夜、東京都内で緊急の全国県代表協議会と中央幹事会を開き、連立政権継続の条件とする企業・団体献金の規制強化で自民党と合意できなければ、連立政権から離脱すべきだとの意見が相次いだ。・・・斉藤氏は「企業・団体献金の規制強化について(自民から)十分な回答がなければ、首相指名選挙で高市早苗氏と書くわけにはいかない」と述べた。(読売新聞25年10月10日)』
一方、高市総裁は、新執行部や自分の周辺に公明党とのパイプがないこともあって、9日、あわてて菅義偉元首相、岸田文雄元首相と20分ずつ面会。公明党との連立協議について相談、協力要請をしたという。<でも、高市氏は小泉進次郎氏を支持したであろう執菅G、岸田派の議員を行部人事で完全無視してたし。2人にしてみれば「何を今さら、都合のいい時だけ」って感じかも。^^;>
My周辺には、高市総裁は超保守派の念願だった「公明党切り」もアタマにあるのではないかと邪推している人もいるのだが。<あとマウントとり合戦をしてるとかね。)国民民主党の支持母体の連合の会長が、改めて連立に反対する発言をしていたし。これで公明党とも交渉決裂したら、高市氏は首相の座につくことがどんどん困難になるかも知れず。
今日の公明党との党首会談の行方がすごく重要になりそうだな~と。公明党には、ここは安易な妥協はせずに頑張って欲しいと、大応援しているmewなのだった。o(^-^)o
p.s. 何か連立は組まないけど、「閣外協力」とか「一部の選挙協力」はやるなんていう妥協案も出ているみたいですね~。^^;
THANKS