公明が自公連立を離脱。高市と自民の姿勢に不信感＋石破、戦後８０年の首相所感を発表

　　

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　昨日１０日、石破茂首相が「戦後８０年に寄せて」なる首相所感を発出。夕方、会見を開き、自らのクチで発表した。（＊＊）

＜後日、全文をアップする予定。会見の録画を見ていて、淡々と、しかし切々と戦争回避を訴える内容がグッと来るものが。(ﾉ_-｡)＞　

　

『石破首相は１０日午後、終戦から今年で８０年となったことを踏まえ、首相としての所感「戦後８０年に寄せて」を発表した。

戦後８０年の所感を発表する石破首相（１０日、首相官邸で）＝米山要撮影

　首相は所感で、戦後７０年の安倍首相談話などで示された歴代内閣の歴史認識を引き継ぐと明言した上で、「過去の談話では、なぜあの戦争を避けることができなかったのかという点にはあまり触れられていない」とし、当時の国内の政治システムの問題点について「戦後８０年の節目に、国民の皆様とともに考えたい」と呼びかけた。

　具体的には、文民統制の原則が制度上存在しなかった大日本帝国憲法▽統帥権干犯問題などを機に軍部への統制を失った政府▽チェック機能を果たせなかった議会▽戦争を積極的に支持したメディア▽国際情勢を正確に把握できなかった情報収集・分析――の五つの問題点を指摘。「政治と軍事を適切に統合する仕組みがなく、統帥権の独立の名の下に軍部が独走した」との認識を示した。

　首相はその上で、現在はこれらの問題に対処する制度的な手当てがなされているとしつつ、制度を適切に運用するには「無責任なポピュリズム（大衆迎合主義）」や「偏狭なナショナリズム」を許してはならないとし、「我々は常に歴史の前に謙虚であるべきで、教訓を深く胸に刻まなければならない」と訴えた。（読売新聞２５年１０月１０日）』

＜何か首相官邸HPには、記者会見のコーナーに。文面はPDFで載せていた。首相の正式な文書ではない、という扱いにしたいのかな。(-"-)＞

　

＊　＊　＊

　もし昨日、公明党が自民党との連立解消を発表しなければ、もっと多くのニュースに扱ってもらえたのではないかと、残念に思う部分もあるのだが・・・。＜是非、あとからでいいので、多くの報道系の番組で扱い、指摘した問題を検証して欲しい。(＋＋)＞

　

　ちなみに、高市早苗氏を含め、他の議員が首班指名を受けない限りは、石破茂氏がずっと内閣総理大臣の地位について、国政運営に当たることになる。（＋＋）

＜現に、今も他国の首脳や要人を接受したり、各種会合に出席したり、首相としてノーベル賞のお祝いの電話をしたりしている。(･･)＞

　ここから外交日程が立て込んでいて。２６～２８日にマレーシアでＡＳＥＡＮ会合、２８日頃、トランプ大統領訪日、３１日～韓国でＡＰＥＣ首脳会議があるのだけど。

　何なら石破茂氏がこのまま首相を続けて、これらの日程をこなしても一向に構わないですけどね。(^^)

　

　　

　石破首相が戦後８０年の所感を発表した直前、日本の政治の世界では、かなり注目すべき大きな出来事があった。(@@)

　

　この日の午後、自公党首会談が行われたのだが、両者の考えが合わず。公明党の斎藤鉄夫代表は１９９９年１０月から２６年も続いていた自民党との連立関係を白紙に戻すと、会見で発表したのである。(*^^)v　Good Job

　

＜斎藤氏のバックには、公明党の新スローガン「やると言ったら、やり切る」の文字が記されたボードが。斎藤氏が昨年、急遽、代表に選ばれた時、「やさしくソフトな印象があるけど、実は名まえのように強く頑固な部分がある」と紹介されていたのだが。本当だったのかも。(･･)＞

＊　＊　＊

　昨日、午後２時から、自民党の高市早苗総裁と公明党の斎藤鉄夫代表が国会内で自公党首会談を行なった。

＜自民の鈴木俊一幹事長、公明の西田実仁幹事長も同席。写真撮影の時、高市氏は相変わらずムリに笑みを浮かべていたが、他は誰も微笑んでさえおらず。特に鈴木幹事長の表情がめっちゃ暗かった。(>_<)＞

　

　会談は約１時間半、行なわれた。公明党はこの日に自民党から企業団体献金に関する要請に納得行く回答が得られなければ、連立解消を伝えることを決めていたという。(･･)

　

　斎藤氏は、「私たちが最も重視をした「政治とカネ」に関する基本姿勢につきまして、意見の相違があった」「『政治とカネ』に対する取り組みは公明党の一丁目一番地だ。本来『クリーンな政治』を党是とする我が党として何としても断行するべきものと考えている」「我々の要望に対して自民党からの明確かつ具体的な協力が得られず、これらの改革が実現不可能なのであれば、とても首班指名で『高市早苗』と書くことはできない。このように申し上げたところだ」

「つきましては自公連立政権についてはいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつけることとしたいと思います。従って首班指名では公明党代表である斉藤鉄夫に票を投じます。」（朝日10.10よりmew短縮）

　今後は共通する政策や法案などでは協力することはあるが、選挙協力はしないという。

＜会見全文はhttps://www.yomiuri.co.jp/politics/20251010-OYT1T50121/＞

　

　　

　他方、高市総裁は、会談後、取材陣に、公明党があたかも一方的、強引に連立解消を通告して来たかのような伝え方をしていた。(~_~;)

　

　高市総裁は、「一方的に連立政権からの離脱を伝えられました」「これまで26年間にわたって、野党の時代も含めて協力をし合ってきた関係でございますので、大変残念ではございましたけれども、そういった結論になりました」と報告した。^^;

　

　高市総裁は、「今日は何かを決めるのではなく、地方から聞いた声をお伝えするというのが議題だった」「しかしながら、本日公明党からは、政治資金規正法の改正に関する公明党案について、この場で賛否を示すように求められた」「自民党は党内手続きが必要で、総裁と幹事長で法案の細部の内容について決められない。党に持ち帰って協議したいと言った」と。「しかし、先方は具体的な回答でないとして、一方的に連立離脱を伝えられた」と説明した。（TBS10.10の発言内容をmewが短縮。）https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2222706?display=1

　

　高市氏は、総裁当選後、公明党の企業団体献金の規制案の内容について、あたかも「初めてきいた」かのように話していたことがある。

　この１年、石破内閣や党執行部の外にいたので、自公が協議していた「政治とカネ」問題解決に関する法案について興味がなかったのかも知れないのだが。＜もともと「政治とカネ」の問題解決には熱心でないし？^もう裏金事件は解決済みとか言ってたし。^^;＞

　

　しかも、公明党が５日から高市総裁に改めて具体的な要請をしているのに、まともな回答をしようとせず。党に持ち帰って協議すると言うばかり。さらに９日になって、ＴＶで公明党案に問題があるかのような発言をし始めていた。(~_~;)

＊　＊　＊

　

　公明党は、そのような高市総裁やの姿勢やこれまでの自民党の対応に、呆れた部分がああったに違いない。(>_<)

　

　斎藤氏は、企業団体献金規制については、１年協議を続けて来たのに『「自民党さんはいつも、検討する、検討する、検討すると。今回の協議は、過去の経緯を含めて、総裁として決断いただきたい。と申し上げた」と述べ、自民党の「検討姿勢」に業を煮やした結果との認識を示した。（日刊スポーツ２５年１０月１０日）』

　　

　公明党が自民党との連立解消を決めたのには、様々な理由があると思うし。積もり積もった不満も多々あると思うのだが。（そこら辺は、追々。）

　斎藤氏の『「検討する」X３』をきいた時に、一番のストレスがここにあったのではないかと。公明党を連立パートナーとしてまともに取り合わず、選挙支援や議席数だけおいしく利用する「下駄の雪」扱いに、堪忍袋の緒が切れた部分があったかな、と思ったｍｅｗなのだった。(@_@。　＜この後、首班指名はどうなるのか。野党が団結して、高市氏の首班指名を阻止するのか。もう少し情報を集めて、近日中に。＞

　

　ＴＨＡＮＫＳ

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