日本の政界は、トンデモない状況に陥りつつある。(@@)
本当なら、与党・自民党は、4日の総裁選で高市早苗氏が新総裁に決まった後、公明党とちゃちゃっと連立政権の協議&合意を済ませ、国民党と丁寧に連立合意を行ない、14日か15日には臨時国会の首班指名、組閣を終わらせたいところだった。
しかし、公明党との協議がちゃちゃっと行かず(こんな風に軽く扱っていたことへの揶揄ね)、連立離脱されることに。しかも、国民党も連立協議から離れたため、高市陣営は動きがとれなくなってしまっている。_(。。)_
<あわてて、今度は維新+αとの連立を模索している気配があるのだけど。^^;>
「それにしても、まさか総裁選で当選した与党・自民党の新総裁が、なかなか首相になれないなんてことが起きるとはな~」と、知人たちと不思議な感覚になってたりして。
とりあえず、政府は石破茂首相&閣僚たちの下で動いており、最低限、必要な仕事は毎日やっているが。国会も開けないし。新たな政策実施や法案提出、補正予算案も通せないし。物価高や諸問題が続く中、国民生活に対応することができずにいる。(-"-)
10月下旬には、APEC会議、トランプ来日、ASEAN首脳会合が行われる予定なのだが。それまでに首相が決まらなければ、外交面で問題が生じるおそれがある。<mewは石破首相続投でもいいんだけどね。(・・)>
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そんな中、立民党が、立維国と公明党で組んで、政権交代を実現させようと言い始めた。しかも、首班指名で、野党第一党の野田代表ではなく、三党の天木代表の名を書いてもいいと。(・o・)
このまま国政が停滞しては、国民生活に支障が出るし。国政の流れを大きく変える必要もある。そこで、時限的でも構わないし、国民党の玉木雄一郎を首相にしてもいいから、諸政策を実現するために連立政権、内閣を作ってもいいかと。これは、いわば野党による「救国内閣」だと!(**)
<「救国内閣」は色々な意味で使われるのだが。ここでは、GoogleAIのいう『政治的な危機や社会的な混乱に直面した国を「救う」ことを目的として掲げられた内閣、あるいはその構想を指す』という意味で使っている。(・・)>
正直、mewは、小沢一郎氏が提唱していた立維国の連携には反対の立場であったのだが。(特に、改憲、安保、原発政策が合わないので。)
でも、もし立民党に政治理念が近い公明党も一緒であれば、立維国よりやりやすいし。自民党政権や超保守派の勢力を1回壊して、ガラガラポンの政界再編につなげるためには、妥協も必要かな~と。
で、茶談義仲間などとも「仕方ない。(本当はイヤだけど)もし玉木を担ぐことになっても、ここは政権交代を目指すか」と、チョットその気になっていたのであるが・・・。(・・)
ただ、この2~3日の、国民党の玉木代表、榛葉幹事長、維新幹部、公明党代表などが話すのをきいていて、「こりゃ、ダメだ」と早くも諦めてしまった。_(。。)_
国民党も維新も、もともと自民党びいきだし。<だから、「ゆよ党」を務めて来たのだし。>6月に自公与党が衆参とも過半数割れしたのを受けて、総裁選前から何とか自民党と連立政権を組みたいと、懸命に動いて来ただけに、アタマの大部分を「自民党との連立」占めていることが、何かにつけて伝わって来るからだ。(-"-)
<公明党も首班指名で野党議員の名は書かないと言っていたので、野党系の連立政権には参加する気はなさそうだし。^^;>
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実際、総裁選が行われる前から、「もし小泉進次郎氏が勝ったら、自公は維新と連立する」「もし高市早苗氏が勝ったら、自公は国民党と連立する」と既に話がついているような報道のされ方をしていたし。
小泉氏のバックの菅Gが維新に、高市、麻生氏の関係者が国民党とそれぞれコンタクトをとっていたとも言われている。^^;
t小泉氏が優勢と報じられていた中、維新は、もうすっかり自民と連立を組む気で、副首都構想に関する法案(原案)も作成。連立の政策合意案なども準備して、露骨なほどに、小泉氏の当選を待つばかりの体制だった。^^;
それこそ『国民民主党の玉木雄一郎代表は30日の記者会見で、自公連立政権入りが取り沙汰されている日本維新の会に対し、「単に権力の維持に手を貸すような形では、自公過半数割れの民意に反することになる」と述べ、けん制した。さらに、「国民が求める政策を推進する枠組みになるかが極めて重要だ」と指摘した。
玉木氏は維新について、「(連立入りに)前のめりな印象を受ける」と述べた』ほどだった。^^;(毎日新聞25年9月30日)』
しかし、4日の総裁選では高市早苗氏が当選することに。国民党は(喜々として?)、5日には高市ー玉木氏が、6日には麻生ー榛葉氏が会談を行ない、早速、待望の自公国連立の具体的な計画を相談し始めていたのである。(・・)
ところが、自公国の前に自公の連立協議が難航し、10日には公明党が連立離脱をすることに。玉木代表は、これを受け「公明党が抜け、われわれが政権に加わっても過半数に届かないので、あまり意味のない議論になってきている」と述べ、連立協議から離れる意向を示した。<公明党がいないと、数も足りないし。政権内で、非自民の大事な味方もいないので、尚更に困るのかも。^^;>
もう一つ、国民党には大きなハードルがあった。8日、連合の芳野会長に、国民党の連立政権入りを「認めない」と改めてクギを刺されてしまったのである。(@@)
『連合は、支援する国民民主党が自民党との連立政権に入らないようけん制を強めている。3期目の続投が決まった芳野友子会長は8日の記者会見で、国民民主の連立入りについて「容認できないスタンスに変わりはない」と強調した。
連合では、今月1日にとりまとめた参院選の総括文書でも、国民民主の連立入りは「看過できない」とクギを刺した。連合幹部は「連立入りなら組織内議員を引きあげることも議論しないといけない」と語る。(読売新聞25年10月8日)』
<国民党には、いくつかの労組の代表が議員やスタッフとして送り込まれている。議員を引き上げられると、国民党としてはかなり痛い。固定の支持票や支援も減る。>
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連合は、国民党には立民党と連携して欲しいのだが、玉木代表は、意地でも立民党とは組みたくないのである。(-"-)
国民党は、改憲・安保・原発推進を基本政策としているが、立民党はその3つには慎重な立場だからだ。<それで玉木氏や榛葉氏は20年に他の国民党の議員が立民党に合流した時も、国民党に残留する道を選んだのよね。(-_-;)>
玉木氏は10日の会見で「私自身、公党の代表として、内閣総理大臣を務める覚悟はあります」と6回も繰り返したという。<これは、もしかして自民党や公明党へのアピール?^^;>
玉木氏は同時に、この3日間、憲法、安保、エネルギーで立民党が国民党の考えに沿ってくれないと、一緒に連立は組めないと主張し続けている。(**)
自民党も、このままではマズイということで、あれこれ策を練り始めている。この続きは、また次に書きたいが。今度は維新と組むことも考え始めているとのこと。
維新は、連立合意用の要請ももうまとめてあるので、それを丸のみすればすぐ話が決まるのではないかと言われている。<公明党は維新と組むことを反対していたのだが。もう公明がいないのでOKなのね。>
また国会の首班指名の決選投票で、国民党、維新などに昨年同様、無効票を投じてもらえば、高市早苗氏の方が野田佳彦氏より票数が多くなるので、高市氏を首相にすることもできるわけで。そこら辺も交渉しているかも知れず・・・。(-"-)
もし立民党にもう少し存在感や支持率があったらな~と、ぼやきたくなってしまったmewなのだった。_(。。)_
THANKS