昨日1日に、『現代用語の基礎知識 選「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」』の年間大賞&今年の10語が発表された。(・・)
<冠スポンサーが「ユ-キャン」から「T&D保険グループ」に代わったのね。>
トップテンは、「エッホエッホ」、「オールドメディア」、「緊急銃猟/クマ被害」、「国宝(観た)」、「古古古米」、「戦後80年/昭和100年」、「トランプ関税」、「二季」「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」、「ミャクミャク」に。
また、『選考委員特別賞』は、「ミスタープロ野球」(長嶋茂雄さん)が選ばれた。
そして何と、年間大賞には、高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が。もう「はあああああ?」という感じだ。(゚Д゚)x5
真っ先に思ったのは、率直に言って「高市ヨイショの忖度か」ということだった。(-"-)
確かに、この総裁選当選時の挨拶で出た言葉は、一時、話題にはなったのだが。
<「馬車馬のように働いていただきます」「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いて、参ります」とか鼻息荒く言ってて、ギョッとさせられたけど。^^;>
政府が「ワークライフバランス」を重視して「働き方改革」を推進している中で、この言葉を捨てて「働いてx5」「馬車馬のように」と語ったことには、かなり批判も出ていたし。高市氏のギラつくような意気込みを、揶揄する時にも使われていたりもしたわけで。^^;
決して「新語・流行語大賞」にふさわしい言葉だとは思えないのである。(>_<)
それゆえ、「働いてx5」をノミネートの30語に選ばれたこと自体、ちょっとな~と思うとこがあったのだけど。高市氏がらみで選びたいなら、ふつ~にもう一つの「(初の)女性首相」でいいじゃん。発言だったら「奈良の女です。ヤマトの国で育ちました」((鹿を蹴る人がいる!)でもいいかと。^^;
まあ、もしかしたら、本人が来場OKということで、大賞にしちゃおうという話になった可能性もある。(-"-)
あとで、選出理由を見ると、尚更に「高市ヨイショ」のニオイがプンプンしてしまうのだ。(>_<)
で、高市首相本人が表彰式に登場。
「この『働いて働いて働いて働いて働いてまいります』という言葉でございますが、まぁ賛否両論いただきました」と苦笑い。「確かに働き方改革とても大事な時期でございますが、日本各地で例えば研究開発、技術開発に取り組んでおられる皆さん、寝食を忘れて研究に没頭される方々もおいでですし、それから企業の大きい小さい関係なく、例えばスタートアップの経営者の方、大企業の経営者の方まで、自分の会社の社員、その家族の生活を守るためにどうやって企業の業績を残していくか、またお取引先のために頑張っていくか、休みの日も夜おうちに帰られてからも考えて考えて、お仕事をされていると思います。日本国の国家経営者として自分も働いて働いて働いて働いて働いて、国家、国民の皆様のために貢献したい思いがございました」とする。(オリコン25年12月1日)』
一応、このあとに「決して多くの国民の皆様に働きすぎを奨励するような意図はございません。また長時間労働を美徳とするような意図もございません」と言いつつも、「働くと言う言葉にスポットライトを当けていただいたことに心より感謝申し上げます」と感謝していた。
自分でも賛否両論あったと批判があったことを認めているものの、アレコレと例を挙げては、結局「働いて働いて」の姿勢を正当化し、半ば自画自賛しているのである。(-"-)
<「日本国の国家経営者」という言葉にも、ぞ~っとした。(-_-;)>
* * *
しかも、主催者側が発表した解説(選考理由)を見ると、昭和人間の感覚で、働くことを賛美。高市流「シンワークアンドバランス」や「強靭で幸せな日本」作りを後押ししているのである。(・o・)
『ここのところとんと聞かなくなった気合の入った物言いに、働き方改革推進に取り組む経済界はド肝を抜かれた。午前3時の公邸入りはさらなる物議をかもし、議員宿舎のファックス紙詰まりという報道もあったが、一方で共感した昭和世代も実は多かったのではないか。「仕事ってそういうものだったな」と。多様性を尊重する働き方を実現しているところもあれば、道半ばのところもあるのが現実だ。初の女性総理、働いて働いて働いて働いて今があるのは間違いない。国内・外交、問題は山積み。どれも油断は許されない。働いて働いて働いて働いて働きながらも、人を活かし自分を伸ばす、高市流「シン・ワークライフバランス」で、強靭で幸福な日本をつくっていこうではありませんか。(同上)』
<高市氏は富国強兵による「強い日本」を目指しているので。「強靭」にその意を込めたかと・・・。>
こういう形で、「高市ヨイショ」「高市マンセー」「高市はすばらしい」「高市の批判をするな」という流れができたらイヤだな~。(ノ_-。)
mewが最近、重~く感じている「オールドメディア」という言葉あ10語に選ばれていたのだが。何とこの言葉の発信者は、自民党の青山繁晴だったようで、表彰式に出席していた。(・・)
青山氏は元・共同通信の記者。記者時代から安倍晋三氏と懇意で相談に乗ったりしており、16年に自民党の参院議員になってからは「日本の尊厳と国益を護る会(護る会)」の代表を務め、超保守派議員のアニキ分的な存在。高市氏を支持している。<当ブログにもちょこちょこ出て来る。>
『表彰式で青山氏は「(既存メディアに対する)批判や皮肉で申したのではない」「ニューメディアという言葉との対比で言ったのではない」と前置きしつつ、十数年前からこの言葉を発信してきた経緯を説明。自らのもとを訪れる若手記者らに対し、新聞やテレビなどのメディアが時代の進展とともに迎える危機に立ち向かうなかで、報道の使命を考えてほしいという意味を込めて提示した言葉だったと明かした。
さらに「インターネットは情報の民主化である」と位置づけ、既存メディアがインターネットと共存するなかで「オールドメディアからは良い意味で『オールド』が取れればいい」と今後に期待を込めた。(産経新聞25年12月1日)』<共感できる部分もある。>
主催者側の解説は・・・
『このところの首長選挙や国政選挙において、〝影響力のあるのはSNS。新聞・テレビは今や不要のオールドメディア〟との論評が出回るようになった。しかし、SNSには宣伝媒体の面もあり、宣伝・広報戦略で商品を話題にして売り上げにつなげようというのは広告業界のセオリーだ。
それが今、政治の世界に適用されてSNSでバズれば当選。選んだのは有権者だが、その政治家について検証・分析・考察する歴史のあるメディアを「オールド」と批判にさらし、切り抜き動画や短時間で一方的な意見だけを都合よく熱狂的に流すことで支持を得る方法は、あまりにも無秩序なのではないか。
アメリカのトランプ政権では、ホワイトハウス報道官がインフルエンサーやネットメディア優先で会見を進め、伝統的な報道機関との対立を鮮明にしている。
SNSの熱狂に流されることなく、オールドメディアとの違いを見分ける力をつけたい。』
どうせなら、「オールドメディア」の方を大賞に選んでもらって、「歴史のあるメディアを「オールド」と批判にさらし、切り抜き動画や短時間で一方的な意見だけを都合よく熱狂的に流すことで支持を得る方法は、あまりにも無秩序なのではないか」とアピールしたり、青山氏の言うように「報道の使命を考える」」きっかけにして欲しかったな~と思ったmewなのだった。(@_@。
THANKS