11日、衆院本会議で2025年度の補正予算が可決された。
衆院では、与党は自民会派+維新で465議席中233議席とギリギリの過半数だったのだけど。今回、自党の提案を総合経済政策に採用してもらった国民党と公明党が賛成に回り、余裕で賛成多数の可決となった。
反対したのは立民党、共産党、れいわ、参政党。(・・)
昨日の記事に、高市内閣が国民党が主張していたたガソリン減税や所得税の壁などの提案を受け入れてくれたことから、補正予算に賛成することに決めたと書いたのだが。
高市内閣は、国民党の支持団体の自動車総連(労組)が要請していたことを呑んでいたという。(・o・)
もともと自民党と組んで連立与党になる気満々だった玉木国民党としては、労組系の要請を実現してもらえるのは有難いこと。<労組組織TOPの連合が、国民党が自民党と連立を組むことには反対の立場ゆえ、尚更に。>
衆院の補正予算可決後、高市首相と玉木代表はサムネの写真にあるように、仲良く握手をしていた。(~_~;) <高市氏は首相就任後の挨拶では、玉木氏のことを「かわいい弟」と呼んでたりして。(>_<)>
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公明党は、立民党と共に補正予算の修正を求める組み替え動議を出したのだが。一般に修正を求める政党は政府案に反対する。>何故か、政府が出した予算にも賛成するという異例の&ハンパな対応をした。^^;
高市内閣は、公明党が以前から現金給付を要求していたことに配慮し、一時、中止しかけた「こどもに2万円の現金給付」を行なうことを決定。公明党幹部から評価されていた。
また、多くの地方議会で自民党と公明党が与党になっていること、地方首長選や国会議員の選挙などで協力をする可能性もあることから、連立を離脱したものの、完全に与野党として敵対するのではなく、お互いにそれなりの関係を維持しておきたいようだ。(~_~;)
また、高市自民党にとっても、国民党や公明党といい関係を築いておくことは、維新へのけん制になる。(@@)
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昨日の『定数削減で維新の脅し、強まる・・・』という記事にも書いたのだが・・・。
維新と自民党は、連立の合意書に衆院議員の定数削減法案を今国会中に成立させることを目指すこと明記。維新は、自民党にそれを実現させることを強く要求。
吉村洋文代表が「連立離脱しても知らんで、と言え」と党内に号令をかけたことも。
また、藤田代表や馬場前代表が、機会あるごとに「今国会で定数削減法案を成立させなければ、「連立を離脱する」「解散せよ」などと言って、圧力(脅し)をかけていた。(-"-)
自民、維新は5日に政治改革特別委員会に定数削減の法案を共同提出したものの、もはや審議する日数が残っておらず、成立させるのは極めて困難だ。^^;
それゆえ、自民党内では、もともと定数削減に反対する議員が多いだけに、法案成立を「目指す」と合意したのだから、法案を提出しただけでも「目指した」と言えるのではないかという声が出始めている。
これを受けて、維新の藤田代表が、また妙な圧力をかけて来た。
『「今日の報道でも『提出で合意は履行された』。つまり、それで終わりと自民中堅が言っていると読売新聞さん。東京新聞さんも(法案提出で中堅は)『約束は果たした』と。なんか終わったように書いている」
藤田氏は「私にも『どうせ採決までいかない』など、やる気ない声が漏れ聞こえる」と述べ、「『出したら終わり』で信頼は醸成されない。そういうニュアンスはパフォーマンスだ。政策を実現することにこだわる」と重ねて強調した。(産経新聞25年12月10日)』<何か維新の脅しごっこの方がパフォーマンスに見えちゃうけどね。^^;>
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ところが、昨日11日、吉村代表がニッポン放送の「泉房穂の情熱ラジオ」で、コロッと手のひら返ししたような発言をしたのである。(゚Д゚)
『パーソナリティーの泉房穂参院議員からは、自維両党の連立合意文書について問われた。「皆さん指摘してはりますが、“法案を提出し、成立を目指す”なので、そういう意味では、仮に採決がなくても合意には違反していない形なんですかね?」。吉村氏は「高市さんは僕は約束は守ってくれたと思います」と答えた。』
『吉村氏は「目指すというところまで今何とか自民党と一緒になって目指している最中ですから、最後の最後まであきらめない」と、あくまで今国会中の成立を目指す考え。一方で、「自民党が約束を破っているかというと、むしろ高市さんは守ってくれて、一生懸命やってくれて、自民党をまとめてくれたと思います」と評価した。』(スポニチ25年12月11日)』<オチに「シランケド」とってつけたくなったりして?^^;>
ここからは、やや邪推っぽいコーナーになるのだが・・・。
維新は、今年の夏ぐらいまでは、定数削減よりも、企業団体献金の禁止を強く主張していた。
ただ、自民党が企業団体献金の禁止には反対の立場ゆえ、連立を組む以上、それを通すわけにも行かず。目先を変えるために、とりあえず、大阪で評価された議員定数削減の方をメインで主張して来た。
しかし、これを強引に進めると、自民党内で対立が起きるおそれが大きく、高市首相を困らせることになる。そこで、今回はムリに最後まで押し切るのはやめようと。<「ここまでにしといたるわ~」精神?^^;>
まあ、維新には、このあと大事な副都市構想やIRカジノ計画推進があるし。おそらく、水面下で何か話し合いや取引がなされた可能性があると察する。(-"-)
その一方で、維新は、企業・団体献金の規制強化を巡り、国民党と公明党が共同提出した法案について修正協議を打診し、内容次第では賛同すると言い出している。(・o・)
『日本維新の会 藤田共同代表 「完全廃止っていうのが私達のスタンスではありますけれども、例えば個人献金のレベルまで上限額を落とすとか、許容範囲としてはありえるかと思います」(ANN12.10)
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また、ここで、国民党と公明党が補正予算に賛成したことは、逆に維新に大きなアツを与えることになったようにも思う。(・・)
自民+維新では参院で過半数に足りないのだが。維新が連立を離脱しても、自国公連立であれば、衆参とも過半数を超えるので、予算だけでなく、色々な法案も通すことができるのだ。
また、自民党内には、維新と国民党の2党と連立を組む方が、数も安定するし、政治思想もバランスがとれていいと考えている人も少なからずいるようだ。(++)
<高市陣営の誰かが維新への圧力や、今後のことを考えて、国民党や公明党と交渉を続けていたのではないかと察する。>
維新も国民党も公明党も、何とか自党の存在感を高めて支持を上げようと懸命な感じがするし。高市自民党は、維新、国民党、公明党と駆け引きをしながら、必死に綱渡りをしているようにも見えるmewなのだった。(@_@。 <色々やってるけど、目立たない立民。(>_<)>
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