昨日16日、自民党の高市早苗総裁(&首相)が維新の吉村洋文代表と国会内で50分ほど党首会談を行なったという。(・・)
維新は自民党との連立の条件として「今国会中の衆院議員定数法案の成立」をあげていたのだが、結局、今週、とりあえず国会に法案提出されたものの、審議もされないまま17日に国会閉会を迎えることになった。^^;
おそらく自民党内にも反対が多かった定数削減法案を通すつもりはなかった高市首相としては、ほっと一息という感じ。
『高市首相は「まずは衆議院選挙制度に関する協議会のもとで、国勢調査の結果を踏まえつつ自民、維新が協力して確実に成案を得ることで合意した」と来年通常国会での成立を目指すと説明した。(デイリー25年12月16日)』
一方、吉村代表は連立を組む段階から「定数削減はセンターピン」「今国会成立しないなら、連立離脱もある」と吠えていたものの、高市首相や自民党は責めず。結局、野党批判をして、お茶を濁していた。^^;
『吉村氏はNHK「ニュースウオッチ9」にインタビュー出演し、「審議してもらえないので野党に。これやりようがないですね」と述べた。
連立離脱を聞かれると「高市さんは約束守ってくれてますから、自民党維新で法案を提出しましたから。自民党の中にも反対の人もすごく多いと思います。組織としては法案提出までは一緒にやってるわけですから、自民党に対する不満というよりは、むしろ審議してもらえない野党に対する不満が強いです」と語った。(同上)』
ただ、吉村代表は、「2026年度税制改正に向け、高校生世代の子を持つ親の扶養控除を縮小せず維持」や「ひとり親の所得税などの控除拡充も要請」。「吉村氏によると、いずれも「前向きに進めていくことになった」という。」(時事12.16)
代わりに他の維新政策を飲ませようと考えたのだろう。^^;
<また、『連立の合意に従い、▼国家情報局の創設や、▼日本版CFIUS(対日外国投資委員会)の創設などについて、両党で政策を前に進めていくことでも合意した』という(TBS12.16)これが自維政権のアブナイところ。(-"-)>
ところで、吉村代表は15日の会見でも、「茶番です。結論を出さないんでしょ、どっちも。そんな国会、まっぴらごめんですね」と怒り、定数削減法案の審議入り&議決に協力しないとして野党を批判していたのであるが・・・。
でも、mewに言わせれば、維新の方こそ茶番なのだ。・・・というか、これは、下手すると自民原案&共同製作(政策?)で、維新の自作自演の茶番劇なのではないかというようにも見える。(**)
* * *
確かに維新は「身を切る改革」がウリで、地元の大阪では議員数削減を実行に移したことが評価されていたようだ。
そして、もし国政選挙でも、それをメインの公約にして訴えて議席を増やしていたのであれば、今回、異常なほど「議員定数削減」と主張していたのもまだ理解できる。
しかし、今年7月の参院選では、サムネの写真にあるように、維新のメインの公約は「社会保険料から暮らしを変える」だ。(**)
これは維新の参院選の公約のポイントの表なのだが。参院選のマニフェストの4つのテーマは、「社会保険料」「副首都構想」「教育保育の無償化」「外交安保、改憲」だ。
100以上ある細かい個々の公約は全て読んでいないが。「議員定数削減」を前面に出して主張していた節はない。どう見ても今は「センターピン」ではないのだ。(-"-)
<*1に維新の改革のリストをアップするが。それこそ、維新はむしろ当初から「政党への企業団体献金」を提言しており、国会でも立民党などと「政党への企業団体献金の廃止」の法案まで提出していたわけで。今回、企業団体献金規制の法案に賛成してくれないのは残念なことだ。(-_-;)>
それに今、世間が議員定数削減をさほど重視していると思えないし。野党だけでなく、自民党内にも反対の人たちが少なくない。<吉村氏も取材で自民党内に反対が多いことを認めていた。>
じゃあ、何故、維新は急に「定数削減」を連立の条件にして騒ぎ立てたのか。(・・)
これはチョット邪推もはいるが。衆参過半数割れをした&公明・国民と連立を組めなかった自民党は、今国会で公明・国民+他の野党が協力して、企業団体献金規制の法案の話が盛り上がる(メディア、国民の関心、支持を得る)と困ってしまう。
この話が出ると、また自民党の「政治とカネ」の問題も掘り返されることになりかねない。^^;
そこで、維新に「定数削減」で騒いでもらうことによって、企業団体献金の問題から目をそらしてもらいたかったのである。<維新としても「定数削減」がセンターピンと言うことで、企業団体献金の話を避けることができるしね。(~_~;)>
また、仮に議員定数を削減するとしても、議会制民主主義にとって重要な問題なので、どのような形で削減するか、中選挙区制を導入するかなど制度改革も含め、十分に議論する必要がある。
ましてや、(維新が提案したという)とりあえず今国会で定数削減することだけ決めて、「もし1年立っても中身が決まらなかったら、自動的に小選挙区25、比例20を削減することにする」なんて乱暴な法案を通すわけには行くまい。(**)
そもそも維新の国会対策委員長の遠藤敬氏は、自民党幹部とも通じている上、高市首相の首相補佐官も務めているので、自民党や政府の反応は維新に十分伝わっているし。もし自民党も乗り気なら、国会の法案提出や委員会の日程をコントロールすることも可能だったと言えよう。^^;
おそらく維新幹部の多くは、今国会でこの法案が成立しないであろうことをわかっていて、出来レースの茶番劇を演じていたのではないかと察する。(-"-)
<何か一部では、吉村代表だけは(国会内にいないので)空気が読めずにちょっと本気だったという話も流れていたようだが。大阪からは松井パイセン→馬場が動いていたのかな。>
ネットでは吉村代表に対して「やるやる詐欺」などの批判も出ているようだが。何度も書いているように、維新ごときの・・・もとい、維新のような小政党に国政やメディアが引っ掻き回されることに、イラ立っているmewなのだった。(@@)
THANKS