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米国のトランプ大統領は、ベネズエラのマドゥロ大統領が米国に大量の麻薬を密輸するテロ行為を行なっていると批判。昨年来、米軍をベネズエラ近海に派遣し、麻薬密輸船だとして石油タンカーの拿捕や攻撃を繰り返していた。また、同時にマドゥロ大統領に自ら投降するように求めていた。(-"-)
しかし、マドゥロ大統領が投降に応じないことから、3日、ベネズエラの首都・カラカスを爆撃。(400人死亡との報道あり)
また、特殊工作員を用いて、マドゥロ大統領夫妻を拘束して、米ニューヨーク州に移送。麻薬テロやコカイン輸入の容疑で起訴し、NY市南部のブルックリンの拘置所に収容したという。(-"-)
ベネズエラは世界有数の産油国。99年から反米の左派政権が続いており、ロシアや中国との関わりが大きい。トランプ大統領はベネズエラが米国には石油を輸出せず、麻薬ばかりを密輸して利益を得ると共に、テロ行為を行なっているとして批判を繰り返していたのだが。ついに武力&実力行使によって、自分の言うことをきかないマドゥロ政権を潰しにかかったのである。(ーー)
この米軍の攻撃などは、国際法に違反しているおそれが大きい。(ーー)
しかも、トランプ大統領は『「安全で適切、賢明な政権移行が実現するまでその国を運営していく」と述べた。世界最大の石油埋蔵量を有する同国での利権確保をにらみ、インフラ修復へ米国企業が関与すると表明した。(日経1月4日)』
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このトランプ大統領の行為に関して、中国やロシア、米民主党などはすぐに批判の声を上げた。
『ロシアは3日、米国がベネズエラを攻撃したことを受けて「武力による侵略行為」を深く憂慮しているとし、非難されるべきだとの見解を示した。(ロイター1月3日)』
『中国外務省は3日夜、トランプ米政権がベネズエラを攻撃しマドゥロ大統領を拘束したことに対し、「米国が主権国家に対し強引に武力を使い、一国の大統領に手を出したことに深く驚愕(きょうがく)し、強く非難する」とする報道官談話を発表した。
談話は、米国の行動を「覇権行為」と表現し、「国際法に違反している」と非難した。(産経1月4日)』
『民主党のガエゴ上院議員は3日、自身のX(旧ツイッター)で「この戦争は違法だ」と投稿。「1年足らずの間に米国が世界の警察官から乱暴者に変わってしまったのは恥ずべきことだ」と批判した。
同党の上院トップ、シューマー院内総務は「議会の承認なく軍事行動を起こし、今後の計画もないまま進めるのは無謀だ」と指摘。ワーナー上院議員は「米国が外国指導者を軍事力を用いて拘束する権利を主張するなら、中国が台湾の指導部に同様の権限を主張することを阻止できるのか」と述べ、中国の台湾侵攻を助長する恐れがあるとの懸念を示した。
(時事通信25年1月4日)』
EUや西欧の国は、マドゥロ大統領の独裁支配を批判して来たことから、マドゥロを失脚させたことを評価する首脳もいる。
トランプべったりのメローニ伊首相は声明で、(麻薬テロに対する)「自衛行為は法的に正当なもの」だと。また、マクロン仏大統領が「ベネズエラ国民は独裁者から解放された」と評価した。
しかし、『EUのフォンデアライエン欧州委員長はSNSに投稿した声明で、軍事作戦に触れないまま「平和で民主的な政権移行を支持する。国際法に沿った解決策でなければならない」と表明』
またm『ドイツのメルツ首相はSNSで、軍事作戦が国際法に抵触するか否かについて「法的評価は複雑で、注意深く考慮せねばならない」として、明言を避けた。』『仏外務省は、米国の軍事作戦は「武力行使を禁じた国際法原則に反する」とする立場を示した」などと疑問を示す声も出ている。』(以上、産経新聞1月4日より)
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で、わが日本ではどのような反応が出ているか。(@@)
ちなみに高市首相は2日にトランプ大統領と電話会談を行なったばかり。その後の会見では、「本年、米国が建国250周年を迎えることに対して祝意をお伝えた。また、ウクライナや中東など世界各地で平和を実現するために、トランプ大統領がなさった外交努力に改めて敬意を表た」と説明。そして「トランプ大統領から私に対して、訪米の御招待を改めて頂いた」と笑顔で語っていた。(官邸HPなどより)
果たしてトランプ大統領は高市首相を信頼できる同盟国の友人だと考えて、ベネズエラ攻撃の予定を事前に伝えていたかどうかは「???」だ。^^;
高市首相をはじめ日本政府は、これまで「力による現状変更は許されない」という言葉をキーフレーズにして、ロシアのウクライナ侵攻や中国の南シナ海進出を批判。台湾問題もけん制して来たのだが。今回の米国のベネズエラに対する行為は、「力による現状変更」にほかならない。
高市首相はとりあえず4日のXに「我が国は、従来から、自由、民主主義、法の支配といった基本的価値や原則を尊重してきました。日本政府は、こうした一貫した我が国の立場に基づき、G7や地域諸国を含む関係国と緊密に連携しつつ、引き続き邦人保護に万全を期するとともに、ベネズエラにおける民主主義の回復及び情勢の安定化に向けた外交努力を進めてまいります』と投稿。トランプの攻撃は批判せず、支持または容認しているかのような表現を用いている。(-"-)
今日5日、高市首相は伊勢神宮に参拝し、年頭の会見を行なう予定なのだが。記者たちには決して忖度することなく、このトランプのベネズエラ攻撃の件についてしっかりと質問をして欲しいと思う。<何か情報収集中とかG7諸国と連携してとか言って、ごまかしそうだけど。^^;>
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そんな中、ちょっと嬉しかったのは、立民党の野田代表がかなり速い段階で、トランプ大統領の行為をきちっと批判していたことだ。<自分の考えと同じ意見を言ってくれる政治家や政党幹部がいるとほっとする。(・・)>
『野田氏は、今回の軍事攻撃への見解を問われ「基本的には、日本外交の鉄則というものがある。力による現状変更は許さない、紛争は平和的に解決を行うという鉄則に沿って、同盟国であろうとも、鉄則に沿っているかを判断することが基本だと思う」とした上で、「その意味からすると、国連憲章や国際法に照らしてみて正当性があるのかどうかという点からすると、今回は極めて疑問。遺憾の意を表明せざるを得ないと思っている」(日刊スポーツ26年1月4日)』
トランプ大統領がやった行為(他の主権国家への首都を突然攻撃、大統領夫妻拘束、国家運営に関与など)は、侵攻というよりもはや乗っ取りに近く、下手すれば、ロシアのウクライナ侵攻より性質(たち)が悪い。<中国の台湾進出の方が、とりあえず同じ国だからな~。^^;>
そして、やはりトランプ大統領を敬愛し、追随しようとしている高市首相の政権は早く終わらせないとアブナイな~と改めて思ったmewなのだった。(@_@。
THANKS