立憲民主党の安住淳幹事長と公明党の西田実仁幹事長が、今日19日の午前中に会見を開き、新党・中道改革連合の綱領を発表した。(**)
新党の最も重要な理念は、「生活者ファースト」「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」だ。(・・)
「生活者ファーストの政策を着実に前へと進める中道政治」を標榜し、多様性、共生社会を重視し、国民一人ひとりが自分らしく生き、人間の尊厳を守り抜く政治を、我が国の中心に据え直し、「不毛な対立によって社会が引き裂かれることを防ぐ責任ある中道改革勢力として立ち上がる」とした。
<超保守勢力を意識し、わざわざ「対立を煽り、分断を深める政治ではなく」「国家やイデオロギーのために国民を従わせる政治ではなく」と記していた。^^;>
そして、5つの柱として、1・一人ひとりの幸福を実現する、持続的な経済成長への政策転換、2・現役世代も安心できる新たな社会保障モデルの構築、3・選択肢と可能性を広げる包摂社会の実現、4・現実的な外交・防衛政策と憲法改正論議の深化、5・不断の政治改革と選挙制度改革を挙げた。
後半に綱領の全文をアップする。
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新党が「生活者ファースト」をオモテに掲げているのは、党の姿勢がわかりやすくてGOODだと思う。今、国民の多くが最も求めているのも、物価高などで苦しむ国民の生活を重視した国政だろう。(・・)b
思わず、民主党時代の「国民の生活が第一」を思い出してしまうようなスローガンだが。07年の参院選、09年の衆院選はそれで自民党に勝ったのだし。「日本列島を、強く豊かに」という、いかにも国家・国益重視、富国強兵を思わせる自民党のスローガンと対峙できるのもよいと思う。(++)
公明党は「もともと平和と福祉の党」だったし。「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」を標榜し、個人の人権や共生社会を標榜していたものの、自民党との連立時代はそれを大きな声で訴えて実践できる場が少なかったのだが。立民党と組んだことで、同党のよさが活かせるのではないかと察する。
自民党は今、超保守派の高市早苗氏がTOPを務めていることから、伝統重視、戦前志向の思想をベースに、「富国強兵」、「軍事強化」「家制度重視」などの国政を進めようとしている。
しかし、中度連合は「ジェンダー平等、多文化共生」「憲法の平和主義に基づく専守防衛」「政治資金の透明化を断行」などを主張。
自民党と異なり、「選択的夫婦別姓」「非核三原則」「医療、教育重視」などの政策をアピールすることもできる。(・・)
<このあと党の政策に関しても、発表されたのだが。2党間でズレがあるとされた原発政策に関しては、立民党の「原発ゼロ」の言葉はやめたものの、「将来的に原発に依存しない社会」を目指すとした また、安保法制に関しては「存立危機事態における自国防衛のための自衛権行使は合憲」と記載。集団的自衛権の行使の一部を容認するという形がとらず、あくまでも自国防衛を目的とした自衛権は合憲とすることで、うまく調整をはかったようだ。^^;>
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☆ 綱領全文
近年、世界はインフレの進行と国際秩序の動揺の中で、極端な思想や社会の不安を利用して、分断を煽(あお)る政治的手法が台頭し、社会の連帯が揺らいでいる。
日本においても、右派・左派を問わず急進的な言説が目立ち始め、多様性を尊重し、共に生きる社会を築こうとする努力が、いま脅かされている。この現実を前に、政治が果たすべき責任は重い。
対立を煽り、分断を深める政治ではなく、対立点を見極め、合意形成を積み重ね、生活者ファーストの政策を着実に前へと進める中道政治の力が求められている。それは困難な現実に正面から向き合い、最適解を導き出す、最も責任ある政治の道である。
私たちの掲げる理念は、 「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」である。
国民一人ひとりが自分らしく生き、その活力が社会の発展を支える政治を目指す。国家やイデオロギーのために国民を従わせる政治ではなく、人間の尊厳を守り抜く政治を、我が国の中心に据え直すという、揺るぎない決意である。
「中道改革連合」は、多党化が進み、政治が揺れ動く時代にあって、極端主義に立ち向かい、不毛な対立によって社会が引き裂かれることを防ぐ責任ある中道改革勢力として立ち上がる。国民の利益と幸福に奉仕する国民政党として、国民が求める改革を主導する基軸となることを目指す。
そのために、私たちはここに、5つの政策の柱を掲げる。
【第1の柱 一人ひとりの幸福を実現する、持続的な経済成長への政策転換】
人への投資や生産性革命等を通じて、持続的賃上げを実現し、経済成長を分配へとつなげ、生活者の豊かな暮らしを実現する。
【第2の柱 現役世代も安心できる新たな社会保障モデルの構築】
持続可能な経済成長を実現し、弱者を生まない社会を築くために、誰もが必要な支援にアクセスできるよう、教育・医療・介護などのベーシックサービスを充実させ、現役世代の負担に配慮した、持続可能な社会保障を実現する。
【第3の柱 選択肢と可能性を広げる包摂社会の実現】
教育格差の是正、ジェンダー平等、多文化共生、気候変動対策を進め、誰もが自分らしく生きられる社会をつくる。
【第4の柱 現実的な外交・防衛政策と憲法改正論議の深化】
憲法の平和主義に基づく専守防衛を基本に、日米同盟と平和外交を軸とした、国民の平和と安全を守る現実的な外交・防衛政策を進める。
【第5の柱 不断の政治改革と選挙制度改革】
政治への信頼を回復するため、政治資金の透明化を断行し、民意が正しく反映される選挙制度改革など、政治改革に取り組む。
「中道改革連合」は、 改革の軸として、理想を掲げながら現実的な政策実現のために結集する。その責任を果たす覚悟を持って、私たちは新たな歩みを始める。
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現実路線を意識しながらも、「個人の尊厳」や「生活者」「平和主義」を重視し、保守系の政党との違いをそれなりに打ち出した綱領だと思う。
今の段階では、新党をそれなりに支持できるかなと思ったmewである。(@_@。
THANKS