小沢民主党の攻勢に揺れる自民党・・・・・国民投票法案、断念か?+二法&小沢氏関連情報
2006年 05月 11日
以前に<コチラ>私が今気になっている法案(今国会分)として、教育基本法改正案、
共謀罪&サイバー刑法、国民投票法案の3つがあると書いたが<どこかのブログで悪法
三兄弟と呼ばれていた(笑)>・・・自民党の大部分は、何とかこれらを今国会中に成立
させたいと考えて上程していたものの、その行方が混沌として来ている。
まず、9日、10日と法務委員会で共謀罪の参考人質疑、法案(修正案)提案者である
自公、民主党への質疑が行なわれた。次回の委員会は12日に行なわれる予定だが、与党
は今週中は採決を行なわないことを約束したようで、民主党の要望も取り入れる形で、
さらに法案修正を考えて協議をして行くという姿勢を示している。
また、コチラの最後にも書いたように、与党は9日に教育基本法改正を集中審議する
ために、それ専用の特別委員会を設置する予定であったが、野党の反発にあい、とりあ
えず9日の設置は見送った。野党側は、教育基本法は「教育の憲法」と呼ばれるもので、
慎重な審議が必要なので、もうあまり会期が残っていない今国会での成立は見送るべき
であると主張。それを約束するなら、特別委員会の設置に応じてもいいと言っている。
与党は11日の衆院本会議で委員会設置を議決、16日から審議をスタートさせたい
意向だが、自民党内にも今の改正案に不満な者が少なくないこと、党内で会期延長や
参院との国対調整でもめていることから、ビミョ~な情勢が続いている。
尚、上述の2つ法案については、また後日に改めて詳しく別稿で取り上げたい。
・・・・・・・・・・・・・・・
さて、10日、自民党は実質的に国民投票法案の今国会中に成立させることをあきらめ
たようである。小沢民主党が裏切って(?)、自公民三党による法案の共同提出をしない
と伝えて来たからである。
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この国民投票法案は、憲法改正の国民投票を行なうために作ろうとしていた法律である。
自民党は、05年11月に立党50年を機に党独自の改憲案を公表し、5~10年をメド
に憲法改正をしたいという意欲を持っている。<できれば米軍再編成が完了するまでには、
正式に「自衛軍」を作って集団的自衛権を認められるようにして、日米軍事同盟を強化
したいと考えている人たちが少なからずいるときく。>しかし、日本には、まだ憲法改正
を行なう手続き規定や国民投票に関する法律がない。そこで昨秋、総選挙で大勝した勢い
をバックに、早速、国会に憲法調査特別委員会を作り、改憲準備のためにまずは国民投票
の法案を作ろうとしたのだ。
もちろん、その気になれば、自民党は数の力で押せる。衆院は単独過半数の議席を持っ
ているし、参院も公明党が協力してくれればOKだ。だが、憲法改正に関しては、いまだ
に国民世論が五分五分の状況である。ここで強引に改憲するための国民投票法案をあまり
強引に成立させれば、国民が改憲に対する抵抗感を覚えることに繋がりかねない。また
実はもともと改憲には慎重な公明党は、自分たちだけが協力する形になって、公明党が
自民党の片棒をかついだだめに改憲が促進されたという印象を与えるのがイヤだった。
そこで、公明党の強い要望もあり、国民投票法案は、民主党も交えて自公民の三党で
法案を作成し、共同で提出することを考えた。そうすれば国民に強引な印象も与えないし、
憲法改正同様2/3の絶対多数の賛成で法案を成立させることができる。
しかも有難いことに、昨秋、民主党の代表に憲法改正に積極的な前原氏が選ばれ、
三党での法案作りを快く承諾してくれた。あとは今国会終了までに法案作成を行なって、
一気に採決&議決をして一丁上がりの予定だったのである。
ただ、コチラにも書いたが、まずメディア規制の規定でもめてしまった。これには、
民主党やマスコミからかなりの反対意見があったので、与党側は当初予定の規制はほと
んど外して、あとは自主規制を行なうかどうかというところまで譲歩していた。また、
民主党は国民投票の年齢を18歳以上にすること、国民投票を憲法改正以外の重要な国政
にも用いられるようにすることなどを提案していたが、こちらの方は将来の修正案として
検討課題にすることにして、とりあえず今回は20歳以上、憲法改正のみという形で
法案をまとめようという方向に話が進んでいた。本当にもう少しのところまで、来ていた
のである。
ところが、どっこい。(死語?) 自民党にとってイタ~イことが起きてしまった。
あの大事な前原氏が・・・メール事件が起きても、自民党が責任を追及することもなく、
擁護して励まし続けていた改憲路線の同士である前原氏が、3月末についに民主党の代表
を辞任してしまったからである。しかも新代表には、自民党との対決姿勢を強めている
小沢氏が就任した。
前原氏辞任後も三党間での協議やマスコミ関係の参考人質疑などが続いていたが、
9日になって小沢代表が党幹部に「国民に分かりにくいので、与党と共同提案はしない
ように」などと指示し、民主党案を独自に提出すべきだとの意向を示したという。小沢
代表は同日の記者会見で、「国民投票法案について「ずっと前から整備しておけばいい話」
と述べ、制定には賛成であるものの、「(自公民)3党の共同提案にはあまり賛成でない。
党としての意見や主張がある」「私どもは私どもの考え方で対応すればいい」と語った。
これを受けて、民主党の枝野憲法調査会長は10日、国会内で衆院憲法調査特別委員会
の中山委員長や与党理事と会談し、国民投票法案について「与党案と民主党案に違いがある。
共同提案は出来ない」と述べ、与党との共同提案には応じられないとの方針を正式に伝えた。
自民党内には与党だけで法案を提出し、その後に民主党と共同修正することを模索する
動きもあるが、公明党の神崎代表は同日の会見で「3党(提案)が望ましいという立場で
臨みたい」と述べ、慎重姿勢を崩していない。
与党側は今国会への法案提出を断念する方向で検討しており、自民党新憲法起草委員会
の舛添事務局次長もこの日、青木参院議員会長、片山虎之助幹事長と相次いで会談。「3党
で合意しない限り法案を提出できない」との認識で一致した。党参院側には来年の参院選
への影響を考え、民主党との対決構図は避けたい思いもある。
公明党幹部は10日、記者団に「民主党を置いて、自公だけで憲法改正に突き進む構図は
良くない。3党で提出しなければならないとの強い思いは公明党内に共通している」と明言。
自民党参院幹部も「与党単独では出すだけで審議できないのだから、意味がない」と指摘
した。またこれに関連し、小泉純一郎首相は同日、記者団に「できれば民主党も協力して
いただいたほうがいい」と述べ、同法案の今国会への提出に否定的な考えを示したという。
<以上、朝日、毎日、共同などから抜粋>
というわけで、小沢代表のツルの一声で、国民投票法案を3党共同提案によって今国会
で成立させるという自民党側の計画は頓挫することになってしまった。
実を言えば、私自身、民主党が何故、投票者の年齢を18歳以上にこだわるのか、よく
理解できない面がある。また果たして、憲法との関係において、法律レベルで国の政策に
関して国民投票を行なう規定を設けていいのか、慎重に考慮すべき問題であるとも考えて
いる。<国民の中にはそれを望む声も少なくないとは思うが、昨年の郵政解散総選挙の
ことなどを考えると、政策や法案などをよく把握、吟味しないまま、ムードや流れで投票
してしまう者も少なくなかったように思うことから、その面でも慎重を期すべき部分が
あると思う。>
ただ、自民党の改憲イケイケ路線に歯止めをかけたという点では、小沢代表の決断に
よる民主党の方針転換には大きな意味があると思われる。
憲法改正やそれに関わる法案はもちろん、教育基本法も共謀罪等も、国のあり方や国民
の生活や人権に大きな影響のあるものなので、国民が納得できるような法案を作るために
国民の関心を高めてその意見に耳を傾け、できるだけ慎重に議論を重ねるに越したことは
ないと考える。
・・・・・・・・・・・・・
おまけで、小沢代表関連の話を・・・。
私が小沢氏の代表就任を懸念した理由の一つに、彼の健康状態の問題があった。彼は
91年に心臓の発作で入院し、これはあくまでも雑誌の記事などの情報に過ぎないが、
外国で心臓の手術を受け、治療を続けているという。彼は、国会や委員会、党内の会議
などを欠席することも稀ではなく、時に一定期間、行方をくらましてしまうこともある
のだが、それも体調が万全ではない&治療のためではないかと言われていた。それゆえ
代表としての激務やストレスに耐えられるのかどうか、気がかりな部分があったのだ。
その小沢代表が9日の定例記者会見で、記者の質問に答えて、国会や党の会議を休み
がちな理由を説明したという。体調について語るのは異例だが、「ニュー小沢になって
も変わらない」との批判にあえて弁明したようだ。
小沢氏によると、自民党時代の91年に心臓発作で入院以来、「1日60本吸っていた
たばこもやめ、酒も3分の1くらいにした」ほか、早寝早起きで早朝の散歩を日課にする
など、十数年体調管理を続けているという。
「心臓疾患で入院以来、食事をしてすぐに仕事にとりかからないなど、医者の忠告を守っ
ている。(衆院本)会議は、昼食の時間にぶつかったものは欠席している」
「朝食会や特にワーキングランチなどはもっと体に悪いのでどなたにも断っている」
「非常に国政上重大な場合はその限りではない」と述べたそうだ。<朝日新聞9日抜粋>
この会見の話を受けて、早速、自民党から批判の声が上がっているようだ。
『10日の自民党副幹事長会議で「議会軽視」などの批判が相次いだ。武部勤幹事長らが
「(民主党以外の)党首、代表はみんな出席している」「本会議を午後1時に開くのは
慣例。それに(昼食時間などの)日課を合わせるべきだ」と発言。「議会人として考え
られない」「健康のためとは驚くべき理由だ」などの声も出た。<毎日新聞10日>』
この問題が小沢民主党にとってネックにならないように、小沢氏が体調を崩さない
ように<お大事にね>、願う次第である。
THANKS
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昼食後の仕事が出来ないなんて・・・こんなんで首相になったとき務まるのだろうか?会議はある意味座ってるだけでもいい気がするのだが。
あと国会の駆け引きには長けているようだが、ちゃんと国民の方を向いているのかも不安だ。
そうなんですよね。私も少し心配です。
だから幹事長とか何か№2の立場の方が、身体にムリなくできるかな~
と思ったりした部分もあるのですが。
でも、逆に言えば、今回はある意味で全てを賭けた勝負でもあるのです
よね。
国民の方を向いているかはわかりませんが。岩手の県民のことは
かなり考えているとの話をききました。格差のこともかなり憂いている
とのことなので、そのような視点を忘れないで欲しいです。
色々な立場での「異議申し立て」が効いて、何とか悪政を押し返していますが、与党は追い詰められると「力任せ」にも出ますからね。更に輪を広げて、暴挙を許さない力にしたいですね。私も遅きに失しましたが、今日明日中には、予定の順番を変えて「共謀罪」の記事に挑戦します。
小沢党首の体調問題ですか…。話しズレますが、私は野球の野次を飛ばす際「本人がどうしようもない部分は野次らない」というのを鉄則にしてきました。が、政治の社会はね…。小沢党首の行動をすべては納得しないけど、政策以外の部分で見苦しい事を言うのはなぁ…。情けないですね。根っこに人の不幸願う‥ような感じで。
私の所も、宮本元委員長が非議員でいた時に「議会政治なめてんか」と言われ、不破元議長が心臓病の手術をすれば「失脚した」と言われ…。挙げ足とりたい人はどこまでも、というのを目のあたりにしました。足の引っ張りあいじゃなく、まともな議論を聞きたいですね。
今日も長くおじゃましました。失礼します。
送信直前にラジオニュースから追加します。アメリカの国家安全保障局が「国内通話数億件の盗聴」…何の安全だか。
何とか今週の共謀罪の強行採決は、ストップできましたね。
共産党も以前から少しこの問題は取り上げていましたが、
何故、条約に共謀行為の規定があることを知りながら、賛成をしたのか
そこが知りたかったりもします。
あと宮本元委員長の時は、私も何故引退しないのか不思議に思って
いました。
ともかく足の引っ張り合いではなく、感情的にでもなく、ここからは本当に
どの正当も政策をしっかり掲げて、国民を納得させることに力を注いで
欲しいです。
共謀罪の記事、楽しみにしていますね。私もまた書きます。
そもそもアメリカが盗聴に関する法を「パトリオット(愛国)法」などと
名づけること自体、何だかな~と思うです。
p.s. 相変わらず不振の☆チ~ムですが、昨日はタクロ~が2000本
安打(しかも元投手として勝利つき)を達成できて、よかったです。(~~)
共謀罪でも教育基本法でも、「そんなものは不要だ!」と突っ張りきれない弱みがあります。強行採決という最悪の事態を避けるためでしょうが。
そのため対案方式で審議するしかなく、悪くしてこれらの法案が通る場合も、できる限り危険の少ない状況に改善しておく必要があります。
それにしてもつくづく昨年9月の衆院選が悔やまれますね…。
国民投票法案ですが、私は投票権は可能な限り低い年齢からが良いと思います。義務教育終了後の15歳でもいいんじゃないかと。
というのも、もし改憲となれば将来的に徴兵制という話も悪い夢とばかりは言えません。将来、その危険が自分にふりかかることを認識して投票してもらうのが良いと思うからです。
小沢さんを支持した理由は国家に対する理念や思想が感じられたからだと思います。また、強力なリーダーシップのもとで問題を処理する姿勢や、うまくいかなかった場合の責任の所在をきちんと示すことができる人だと感じたからだと思います。
ただ、今から思いますと小沢さんの政策は、改革のほうに重点が置かれ、その結果今現在起こっているような格差社会の問題については殆ど述べていなかったような気がします。民主党も格差社会の事を大きく言い出したのは今年に入ってからだと思います。岡田代表の時はそんなに声高に言いませんでしたし、前原代表も最初の頃は改革競争に重点を置いていたと思います。財源の問題もありますから非常に難しいと思いますが、民主党はできるだけわかりやすく格差問題の政策を国民に提示して欲しいと思います。
今までのところ、必ずクリックしているであります。
またゆっくり伺いますが、今の世論の動向に不安があるので関係ないけどTBさせていただきました。
まあ、日本人をある方向へ導こうとしているという危惧からは関係はあるかなあ・・?
もともとあの国連条約には共謀行為を犯罪化することが
明記されており、承認すれば共謀罪を立法されることは
目に見えていたので、あの賢い共産党が何故承認したのか
チョット不思議だったのです。
<もしかしたら、国際組織犯罪集団に限ると解釈したの
かも知れませんが・・・。>
あとは非公開で・・・って、そちらからは読めません
よね(笑) また、そちらに遊びに行きます。(~~)
新しい記事にも書きましたが、法務委員会は委員34人
中、何と自民党が20人、民主党は7人ですものね~。
こういう時に鋭い反論ができる社民は1人、共産党は
ゼロ人ですから、何だかな~という感じです。
知人が「去年、郵政だけ考えて小泉自民党に入れたやつ
は、今さら共謀罪に反対とか言えないんじゃないの~」
と怒っておりました。^^;
ただあまりに勝ち過ぎたせいか、衆院自民党は、却って
数で押し通したというイメージを恐れて(国民投票法も
そうでしたけれど)、以前より民主党案を意識したり
譲歩したりする機会が多くなっている部分はあるかも
知れませんね。
まるほど、国民投票の年齢を低くすることには、その
ような考え方もあるのですね。ただ正直なところ、今
の高校生の状況を考えると、彼らに憲法改正の国民投票
の権利を与えることには、かなり不安があります。
もしそうするのなら、小学生の頃からもっと憲法や社会
のことを知ったり、きちんと考えたりする教育や機会を
設けないといけないかも知れません。
小沢氏は自民党時代から、何故だか妙に気になる人で
ありました。いずれは金丸氏のように№2の位置にいな
がら、自民党を牛耳る人になるのかな~と思っており
ました。(笑) それゆえ、自民分裂で外に出た時は
少し驚きましたが、彼が裏で動き回って、細川氏を立て
て政権をとった時には「やるな~」と感心させられた
ものです。
今、彼のアタマの中にあるのは、ともかく自民党からもう
一度政権を奪うことなのではないかとも思っています。
民主党の政策も、選挙で勝つことを優先して考えて行く
のではないかと思います。
民主党の場合、格差社会対策や社会政策などに関しては、
旧・社会系議員が色々と活動していますし、小沢氏も
地元の岩手が地域格差で大変になっていることを憂いて
いるとききます。おそらく対自民党策としても、アジア
外交や格差社会問題を表に出して来るのではないかとも
思います。
p.s. アドバイス&クリック、有難うございます。
いや、何もお役に立てず申し訳ありませんが・・・。
ド~ンと構えて行きましょう。(~~)
日本を妙な方向に運ぼうとする動きに対しては、
抵抗勢力になりたいと思っています。
mewはともかく平和で平穏な生活が一番ですから。
あとは、OOが上手く行けば、それでOKなのです。(笑)


