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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

共謀罪の審議を見て思ったこと(1) ~これで採決していいのか?~

 9・10・12日と、共謀罪に関して、衆院の法務委員会で審議が行なわれた。
 与党は約束通り、今週中の強行採決は行なわなかったが、国会閉幕が押し迫っていること
から、16日には採決を行いたい意向がある。そこで理事会レベルで、民主党に対し団体の
要件の見直しや、「労働組合その他の団体の正当な活動を制限するようなことがあってはなら
ない」との文言を明記、処罰の対象行為を「犯罪の実行に資する行為」から、「実行に必要な
準備その他の行為に限る」とする再修正案を提示したが、民主党は「主な内容が変わっていな
い」と反発し、さらなる審議や修正を求めていく構えでおり、来週に大きなヤマ場を迎えそうだ。
 与党側も一部団体や市民の反発が盛んになっていることに加え、法案可決を急ぐこともあり、
かなり譲歩する姿勢を見せてはいるが、まだ不明確で、審議不十分な点が多いため、このまま
採決を行なうことは許すべきではないと考えている。
 
 
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法務委員会では、9日は参考人質疑、10・12日は修正案を出した与党と民主党それぞれ
に対する質疑が行なわれ、衆院TVで見たのだが・・・この二つしか法案が出ていないので、仕方
ないと言えばそれまでなのだろうが、この審議では与党案と民主党案を主体にした質疑や議論
しか行われないということに、ある種の引っかかりを覚えてしまった。
 「え?! どっちかからしか選ぶことができない状況なの?」という感じであった。
 私自身は与党案にも民主党案にも賛同できないし(もっと要件の厳格化や適用される犯罪を
限定する必要があると考えている)、また全面的に廃案せよという声も少なくないのである。
にもかかわらず、与党案か民主党案か、または両者の妥協の産物である再修正案しか選択肢
がないというのは、納得が行かないところがある。

<社民党、共産党は廃案を主張しているが法務委員会には、社民党議員が保坂氏一人、共産
党委員は一人もいないため、その立場からの主張や疑問、反論がほとんど出ないのである。
 しかも法務委員会の委員は34名、委員長の石原氏を除き、33名のうち与党は(自民20、
公明2名で)22名も占めており、採決を行なうことになれば、あっさり押し切られてしまう人数だ。
昨年の総選挙で自民党を勝たせ過ぎた影響が、こういうところに大きく出てしまうのである。>

 また、質問者席の背後にいる議員が審議中、資料すら開かず、ほとんど目を閉じている者が
いたり、PCと戯れている者がいたりしたことや、外務省の役人が横柄な態度で答弁を行なうの
を見て、あきれさせられた。<KTくん、キミは絶対に党の代表や首相にはなれまい。>

 .・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

  さて、9日には有識者3名を招いての参考人質疑、10、12日には、与党、民主党
の法案提出者に対する質疑が行なわれたのであるが、9日の参考人質疑では、以下の
3名が出席し、このような見解が述べられた。




『藤本哲也・中央大教授(刑事政策)は政府案・与党修正案に賛成の立場から「国際
組織犯罪防止条約の批准が遅れている。組織犯罪に備えるため、世界標準に合わせる
ことが必要だ」と述べた。民主党修正案については「国際的犯罪に(適用範囲を)
限定するなど条約に違反する」と批判した。

 連合の高橋均・副事務局長は政府案・与党案に反対の立場から「労働組合の活動が
犯罪とみなされる恐れがあるうえ、自首を免除・減軽する規定は密告を奨励し、わが国
の道徳観に反する」と主張した。適用範囲を限定した民主党案に「日本社会の常識に
合致したものだ」として賛成した。

 ジャーナリストの桜井よしこ氏は「国民を守るという共謀罪の趣旨は大事だ。だが、
(共謀という)心の問題を法律に規定することは難しい。成立後適用範囲が拡大され
言論の自由が阻害される恐れもある」と政府案・与党案に懸念を示し、「(適用範囲
を)限定する民主党案に共感する」と述べた。 (毎日新聞5月9日)』


 桜井氏はその外見ややわらかな話し方によらず、かなり保守的な考え方をする人
なのであるが(森田実氏もその見解に懸念を示すほど?)、彼女が主張はまさに一般
市民が懸念することである。そして、どうせならジャーナリストとして、民主党案
でもまだ危険だと反対して欲しかった。

 ここで労組代表として高橋氏が呼ばれたのは、他国でもそうだが、かつて日本でも
労組の活動が左翼的なもの、政府や企業(自由主義的な経済活動)に対抗するものと
敵視されて(中にはかなり過激な活動を行うところもあったのも事実のようだが)
不当な弾圧をされるケースが少なからずあったからだと思われる。ただ、こちらも
民主党の支持団体だとはいえ、本来なら市民の代表としてもっと反対の声をあげる
べき立場であることを考えると、民主党案を「日本社会の常識に合致」などと持ち
上げて賛成したのには、「何だかな~」と首をかしげたくなる部分があった。

 そして9日の質疑で、一番ご活躍(?)だったのは、藤本氏だったかも知れない。
 彼は刑事政策という学問の世界では高名な学者で、私もその著書や専門誌に掲載
された原稿などを読んだことがあるのだが、いくら与党案に賛成の立場で呼ばれて
いるとはいえ、まさかこんなに政府べったりで、またこんなに憲法や刑法の理念
(人権保障の面を含む)を意識しない人だとは思わなかった。<刑法の知識も危うく
当日&翌日もその点を指摘されていた。

 ちなみに刑事政策とは、主に犯罪の予防やその対策を研究する学問で、各種の犯罪
の現状や原因を分析したり、刑罰、受刑者の処遇(更生なども含む)、犯罪防止や
被害者の対策などを考えたりするものである。<決して刑事(デカ)の捜査を研究
する学問ではない!・・・実は私は昔、そのような学問かもと勘違いしていた。^^;>

 後述するように、藤本氏の主張は、国際的(越境的)犯罪対策を急務だと考える
世界&日本の政府や捜査機関、刑事政策の学者などの立場から見れば、正当であると
思われる部分も大きい。だが、だからと言って、刑事法の立法に当たっては、専門家
として、反対意見や周囲の懸念に配慮することも忘れてはならないであろう。何か
自分の立場から一方的に論じ過ぎていたあまりに、却って独断的な印象を与えてしま
い、(中には興ざめする人もいて)説得力が薄れてしまったように思われる。
 また、与党案に疑問を抱く刑事政策の専門家も呼んで藤本氏の発言の問題点を指摘
したり、他の観点からの見解を述べてもらうべきだったのではないかとも思う。そう
しないと、藤本氏の主張がどこまで正当なのか吟味できず、議員にも国民にも十分な
判断材料が与えられたとは言えないように思うからだ。

 たとえば、藤本氏は「共謀行為を処罰するのは、世界標準だ」と言い切ったが、
私は「果たして、本当にそうなのだろうか?」という疑問を覚えた。
 また、これは10,12日の審議の際にも議論になったことであるが、仮に共謀罪
は立法化するとしても、「その適用範囲や要件に限定を付すことは、果たして条約
違反になるのか?」という疑問も生じた。以前にも書いたように、私は条約を一部
留保をする形で批准し、日本の国内法では、日本の刑法理念や社会通念に合わせる
形で適用範囲(適用する犯罪など)を規定すべきであると考えているからである。

 世界標準だと主張するからには、それなりの資料やデータをもっとわかりやすく
示す必要があるように思う。
 民主党議員が外務省に「長期刑4年以上の犯罪という条約の条件で他国(G8主要国)
で共謀罪の対象となっている犯罪はいくつあるのか、調べて欲しい」と事前から要請して
いたようなのだが、10日の審議でそのことを質問したところ、外務省側はそっけなく
「電話できいてみたが、わからないと言われた」という答弁をしたため、委員長の同意
も得て、再度文書で照会させることになった。
 私自身、この調査の結果には大きな関心がある。
<この外務省審議官Tの答弁の態度が(12日も含めて)横柄でムカつく。石原委員長
も失礼だと認めていたほどである。>

 残念ながら、私には他国の刑法に関する知識がほとんどない上、国際法もきちん
と勉強したことがない上、それらに関して調べたり勉強したりする時間もないので、
「そうではないでしょう」という具体的な事実を示して、有効な反論ができない状況
である。
<どなたか、このブログを読んでいる方で、その方面の知識がある方がいらしたら、
これらの点について情報を頂けると有難い。>

 また民主党の議員も、参考人や政府の役人などに「この点はどうなのか?」と質問
する前に<そんなのダメだと思うって言うに決まってるでしょう>、自分たちで専門家
から意見をきくなり勉強するなりして、もっと有効な質問や反論をすればいいのにと
思ったりもする。
<その点、社民党や共産党の議員は、勉強熱心な人やスタッフが多いので、他の委員
会や本会議での質疑を見ていても、「なるほどね~」と思わせてくれるケースが少なく
ない。でも、この委員会には社共の議員は保坂氏しかおらず、本当に残念に思う。>


    <つづく>             THANKS

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Commented by 伊東勉 at 2006-05-13 22:39 x
お晩でございます。伊東です。共謀罪の記事が出来たのでTBさせていただきました。
 しかし、文を制作する時って、精神状態が悪かったり、集中できてないとマシな文章書けない。気持ち分かります…。それでもこれだけ書けるんだからスゴいです。私なんざ「共謀罪の執行が逆にテロを増やす」危険性を指摘しようとしたら、出来たのは「」の中身とはズレていました。カレー頼まれたのに、出来たのはビーフシチューてな感じです。(←例えになってない)
 与党勢力は表向きは何のかの言いますが、本気出して、一連の悪法を通しにきています。会期延長などに対する姿勢が、それを表しています。必死になって言い訳語るのも、反撃の力を少しでも削ぎたい表れ。
 相手が100の力を出してくるのなら、こっちは120の力を出して頑張っていきましょう。理は我らに有りです。
 色々勝手語って失礼しました。心身共に気を付けて生活してください。
Commented by とし at 2006-05-13 23:22 x
昨日、私も衆院TVで12日の法務委員会の質疑を見てたのですが、学級崩壊とまでは言いませんが、内職に励む議員の姿勢を見て、腹が立つと同時にしょせんあんなものなのかとがっかりしました。
mewさんが言うように質問の内容にも方法にも鋭さがなく、軽くかわされてる気がしました。日本はどう見ても戦争が出来る国への準備を着々と進めてるとしか見えませんね。
Commented by mew-run7 at 2006-05-14 01:27
伊東さん、コメント有難うございます。

早速、拝見させて頂きました~。
ちばみに私の場合は、簡単にお芋の煮っころがしを作るつもりが、
あれもこれも書きたくなって、肉じゃがもどきのごった煮になって
しまうということが少なくありません。^^;

本文にも書きましたが、こういう時に共産党の委員がいてくれたら、
世界の刑法や刑事政策の状況などバッチリ調べて、きちんとした資料を
もとに理詰めで追及して行ってくれるはずなのに~、と思ったりします。
院内集会では、佐々木議員も来ていて、法務委員会に党の議員が
出せないことを残念がっていたようです。

来週の強行採決を何とか阻止したいですね。そして、行革系以外の政策
に興味がなく、早くアメリカに行きたい小泉が会期延長は断固拒否します
ように?!(・・)
Commented by mew-run7 at 2006-05-14 01:33
としさん、コメント有難うございます。

12日の委員会で発言していた河村氏・・・質問内容もあまり意味が
なかったように思いますし。9日は、もしかしたら二日酔いかしらと思った
ほど、ほとんど目をとじたまま参加していなかったです。

委員会への個人的なPC持込は禁止した方がいいかも、ですよね。
<特に質疑のために必要な人は、届出の上、指定の席で使うように
するとか。>あれを見たら、小学生にきちんと席について、先生の話を
ききなさいとは言えない感じです。

私が何より恐れるのが、日本がその気になればすぐに戦争ができる
ような国になることです。それだけは何とか阻止したいです。
Commented by at 2006-05-14 04:29 x
わるいね。団体の限定の話じゃない。悪いことは、ふつーに見える団体でもたくらむ。きちんと行為の摘発に力を入れるべき。たとえば、そういう人に、危機的な行為に役立つ情報を与えるとか・・・きっちり、団体関係なしに行為で取り締まって欲しい。そうすれば、今後総連などが、密輸、密航、麻薬売買に少しでも関わったら(物を触らなくとも・・・)バシバイと取り締まれる。
まあ、私の結論は、そろそろスパイ罪(情報漏えい)の方をどうにかしよう。
Commented by FK at 2006-05-14 14:22 x
mewさん、こんにちは。私は共謀罪について疑問に思っている事があります。それはいわゆる「ネット右翼」という人たちがなぜ人権擁護法案の時のように大きな反対を起こさないかということです。
 私は人権擁護法案には反対の立場です。それは共謀罪と同じように右とか左の思想に関係なく政府の裁量によって人為的に人を裁くことが可能になるからです。もしmewさんのおっしゃるように日本がその気になればすぐ戦争ができる国になるのだとすれば(私も今の政府はそれを目指していると思います。)、中国や韓国や北朝鮮と戦争する可能性よりも、アメリカの世界戦略のなかで日本が同調して、アメリカの意に合わない国々と戦争するほうがはるかに大きいと思います。
 確かに自衛隊員はいますがこれまでの後方支援や人道支援ではなく、前線での実際の戦闘を義務づけられたら自衛隊員をやめる人もでてくるかもしれません。そうなれば一番兵士に狩り立てられ易いのが20代、30代の若者のような気がするのですが、もし彼らがそれに反対する行動を起こそうとした時、今回のような共謀罪の法案が成立していればそれさえもできなくなると思います。

つづく
Commented by FK at 2006-05-14 14:50 x
 私は1961年生まれですから、もしかすると兵士として狩り出される可能性がありますが、私より若い人たちはもっとその可能性が高いと思います。その事に対して今の日本の現状では、自分さえ安全であれば他人はどうなろうとかまわないという風潮ですから、誰かが兵士として狩り出される場合、当事者以外の人たちで大きく反対してくれる人がいるのかどうか心配です。
 よく政治家のなかに日本は軍備を増強して世界に対する発言力を高めるべきだと言う人もいますが、もしそうであるならば自分や家族や支持者を真っ先に軍隊に編入する覚悟を示して発言してもらいたいと思います。
 戦前の日本の指導者のように今の日本の政治家や官僚が自分達は安全のところにいて、危険な事は国民に押し付けるのであれば国民はもっと怒るべきだと思います。また、政府の裁量によって国民をとりしまる事ができる今の共謀罪や人権擁護法案の恐ろしさを、若い人達はもっと真剣に考えて行動して欲しいと思います。

つづく
Commented by FK at 2006-05-14 15:11 x
 ネット右翼の人達の一部の人種差別的な発言を除いて、「中国や韓国、北朝鮮にも警戒すべし!」 「日本は毅然とした態度を示すべし!」という主張は理解できますが、そのために今の政府を支持し共謀罪もかまわないという主張は理解できません。
 1925年に施工された治安維持法も最初は共産主義者が対象でしたが、その後、政府に反対するあらゆる思想まで拡大していったと記憶しています。
 また、現在、公明党は自民党と連立していますが場合によっては連立を解消することも全くないとはいえないと思います。元々、公明党は東アジア重視の立場ですから、政権交代のために民主党が強引に公明党を誘い込む(私は、あまり望んでいませんが)こともあると思います。そうなれば、彼らが今言っている過激な主張も共謀罪に適用される可能性もあるかもわかりません。
 もちろん、彼らがこれらのことを真剣に考えて共謀罪に賛成するのであれば、いたしかたありませんが、あまりそのようには感じられません。

PS 長文になってしまい申し訳ありません。
Commented by とし at 2006-05-14 16:16 x
FK様
ネット右翼に対する考え方ですが、私の推測にすぎませんが、彼らは共謀罪が自分の身に及ぶ可能性はほとんどないか、微々たるものだと考えていると思います。
先日、覚醒剤の密輸の摘発により北朝鮮と暴力団のつながりが報道されましたが、ネット右翼がなにより期待してるのが、朝鮮総連、暴力団、武装スリ団、それらを影で支える一部在日の人々を盗聴や内偵によって一網打尽にしてくれる事だと思います。あくまで私の考えです。
政府の思惑とは別のところで賛成しているのだと思います。
今回の覚醒剤密輸の摘発は携帯の通信記録からと報道されてますが、これは政府にとっては共謀罪の必要性を説く材料になるかもしれません。
Commented by at 2006-05-15 00:27 x
戦争する方向に向かってるという意見が多い気がしますが・・・・憲法改正案読んだのここの人たち?あの改正案でも、戦争はできないでしょう。せいぜいイラクでの自衛隊のような役割で交戦できないと思いますが。
あと共謀罪、話だけでとか、冗談で話しただけで・・・という話が一人歩きしている気がします。現状詐欺も騙す意思が立証されなければ逮捕できない、法関係から言えばそんなことは、起こらないとおもいますが・・・
Commented by mew-run7 at 2006-05-15 11:54
kさん、コメント有難うございます。

私も共謀罪の取り上げ方に関しては、もっとそのメリット、デメリットを
客観的に考えて、その上で反対すべきところは反対するという方法の
方がいいかな~と思っています。
確かに政府は時に恣意や都合で法律を使うところがありますから、
いかにそれに歯止めをかけるかが重要なのではないかと思っています。

憲法改正案では、集団的自衛権、その他の活動を認めやすくなります
ので、10年20年後、他国に出兵する可能性は否定できないように
思います。<すぐには、経験不足でムリでしょうけど。少しずつ活動の幅
を広げたり、日米で実践的な軍事演習を重ねながら。>
私はその点に関しては、警戒感を抱いています。
Commented by mew-run7 at 2006-05-15 12:05
FKさん、コメント有難うございます。

最近、時間がないので、あまり多くのブログを見ることができないの
ですが、やや右系、保守系の識者やブロガーにも、共謀罪に反対して
いる人はいるようです。過激な右翼も取り締まりの対象になってしまい
ますから。
私はむしろ公明党が反対しないのは、何だかな~と思ったりします。
<以前は公明新聞などで、共謀罪に懸念を示していたそうなのですが
(創価学会は治安維持法で狙われましたから。)

今の20代の人は、もう80年代生まれですから。(高校生には平成生まれ
の子もいる時代です^^;) 戦争とか自分たちが兵士として戦うかも
知れないことに、想像力が働かないといいますか、あまりリアルな感じ
でとらえられないのかも知れないな~と思ったりします。
中韓や北朝鮮に対しても、仮想敵国バーチャル・ゲームみたいな感じで
とらえている人も少なからずいるような感じです。戦前の日本が、さして
変わらない状況だったことを知って欲しいな~と思う面があるです。
Commented by mew-run7 at 2006-05-15 12:11
としさん、コメント有難うございます。

何だか恐ろしくグッド・タイミングで覚醒剤密輸事件の報道がなされまし
たね。^^;

国際犯罪の対策との兼ね合いについては、改めて書きたいと思いますが
確かにこれらの対策は急務だと思うのです。
ただ、それ以外の用途で使われると困るので、いかに歯止めをかけるか
そこが難しい問題だと思います。

要は政府が信用できないところに問題があるのですよね。
でも、その信用できない政府を作ってしまった&きちんと監視できて
いない国民にも問題があるのかも知れません。
今の国民の監視能力、国家権力を抑制しようとする力を考えると、
共謀罪という武器を与えることは危険が大きいような気もします。
Commented by あいまいみー at 2006-05-18 10:46 x
共謀罪に関して興味深い記事を見つけましたのでどうぞ。

刑減免より犯罪組織が怖い-共謀罪 刑事が反対する理由
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060518/mng_____tokuho__000.shtml

そもそも今の警察組織では、この法律を作ることによって余計に犯罪
集団の摘発がやりにくくなるというわけです。
私が思うに、これはどこの国の警察も一緒だと思います。現在調査中
ですが、オーストラリアでもやはり共謀罪を含む対テロリスト法が
安全保障という概念のもとに、かえって捜査をやりにくくすると言われ
ています。
つまり、欠陥のある法律は国民にとって害になるばかりでなく、肝心の
「本来の目的」もおそらく達成されないであろう、ということです。
Commented by あいまいみー at 2006-05-18 10:58 x
だから、上記の記事から考えると、この法律が出来た途端に先回りして、
犯罪集団がわざとオトリを出して捜査を手間取らせるとか、そういうかく乱
を行うことはいくらでも考えられます。昔は公安が、多少強引かもしれな
いが独自のやり方で逮捕していたが、この法律が出来たら犯罪なんか
するつもりのないような人ばっかり捕まえるはめになりそちらに労力を
とられ、重大犯罪ほど逃がしてしまう可能性が大きくなるでしょう。
Commented by mew-run7 at 2006-05-19 07:47
あいまいみーさん、コメント有難うございます。

記事の紹介、有難うございました。
これは政治でも、教育でも、医療でもどの世界
でもそうですけど。現場を知らない人が、ものごと
を決めてしまうので、色々なズレが生じてしまう
のではないかと思います。

今回も、おそらく国連条約に共謀罪の条文がはいっ
てしまった→国内法整備しなくちゃ→どうせなら
手広く行こう・・・というような感じだったと思う
のですが。何かそれぞれタテ割行政でバラバラに
動いていた部分もあるので、考え方も解釈も目的も
統一性がなく、内部でも混乱しているのではないか
と思える部分もあります。

再修正を重ねてグチャグチャな法案にするのが
一番よくないと思うので、もう一回筋道を考えて
再構築する方がいいのではないかな~と考えて
います。
by mew-run7 | 2006-05-13 12:43 | 共謀罪、教育基本法改正 | Comments(16)

by mew-run7