今週も国会から目が離せない! ~共謀罪、教育基本法、憲法改正などアレコレ雑感
2006年 05月 21日
先週は、仕事が多忙であった上、個人的にもイヤなことが多く、世の中のことでもアレ
やコレやと気になることばかりで、ド~ッと疲れてしまった1週間であった。
国会では、共謀罪や教育基本法改正の審議が進められ<医療改革の法案の強行採決は
本当に残念だったが>・・・。案の定、コチラに書いたように米牛肉輸入再開への動きが着々
と進行し・・・。気が休まらない日が続いている。
<つづきは ↓More をクリック>
また、このブログでは主に政治&それに関わる社会問題を取り上げることにしているの
で、あまり記事として取り上げることはないのだが。先週も子供たちが犠牲になる事件の
報が伝えられ<弱い者狙いの犯罪が一番腹が立つ>・・・。国際社会でも懸念すべき事態が
色々と起きており・・・。また、折角、海外のGIをとったコスモバルク(北海道競馬所属の
地方馬)が伝染病の疑いで予定通りに帰国できなくなるし・・・。<ついでに先週は株が下が
り気味だったし。^^;> 他にも色々と憂うべきニュースがあって、ニュースを見るたびに
イライラさせられた。
唯一、前向きな気持ちを湧き立たせてくれたのは、サッカーの日本代表メンバーが発表
され「さあ、ワールドカップだ~」という雰囲気になったことだろうか?
<実は政治よりもスポーツの方が興味深い私にとっては(早くも今年のプロ野球シーズン
は終わってしまったこともあり?☆)、いまやWCが一番の楽しみかも知れない。>
* * * * * * *
実は、一昨日は19日は「共謀罪の審議をウォッチしなければ」と朝から張り切っ
て(?)衆院TVにつなげたのだが、何と法務委員会は午後1時からとのことでチョット
肩透かし状態になってしまった。^^;。
そこで、18日に行なわれた「日本国憲法調査特別委員会」の映像を覗いてみようか
とつなげてみたら、これが「ヒット!(^^)v」であった。
同日は小林節教授(慶大、憲法)と伊藤真氏(伊藤塾代表)の参考人質疑が行なわれて
いたのだが、「そもそも憲法とは何ぞや」ということも含め、現在の政治や憲法改正の
あり方や問題点などが、とてもわかりやすく説明されていた。憲法や憲法改正に関心の
ある方には是非、視聴をお奨めしたい一品(?)である。<個人的感想は後述の予定。>
* * * * * * *
幸い、19日の衆院法務委員会での共謀罪等の強行採決は見送られたが、まだまだ予断
は許さない。
民主党側は与党の一部には「河野衆院議長の言葉もあったことから、もはや強引な審議
採決はしにくく、会期延長でもない限り、今国会中の成立は難しいのではないか」という
見解が出ているという。だが他方で細田国対委員長は「今国会での成立を目指す」と発言
し、民主党との間で法案の修正の協議を進めて行く意向を示したとも伝えられる。
またその後の報道では、「実は、強行採決を見送った背景には、小泉首相のツルの一声
があった(朝日新聞)」という話も出ていた。真偽のほどは不明だが、小泉氏はあまり
この法案には興味や執着がなさそうで、幸い&有難いと思ったりもする。
もう国会会期が1ヶ月もないこと、小泉首相は会期延長を望んでいないことから<訪米
日程のこともあって?!>、衆参両議院で審議、可決できる法案の数は限られて来る。
その気になれば、全ての法案をほとんど審議せずに強行採決orそれに準じる形をとること
は不可能ではないが、それをやっては自民党が「数の暴挙」に出ているという印象だけが
残ってしまい、来年の選挙に悪影響を及ぼしかねないことから、いくつかの重要法案
<特に小泉改革がらみ>を優先するのではないかという観測もある。
大きな救いは、河野衆院議長も「国民やマスコミの大きな関心事である」と語ったよう
に、だんだんとマスメディアもこの件を取り上げるようになり、一般国民も少しずつこの
件に関心を持ち始めたことだと思う。18~19日にかけては、TVのニュース番組や新聞
(ネット含む)などが、繰り返し「共謀罪の与野党攻防や強行採決の可能性」に関して報じ
て、警戒感を強め、プレッシャーをかけている感じも見えた。そこには、早くから集会や
ネットなどを通じて、問題性を指摘して来た方々の力も大きかったのではないかと思う。
コチラにも書いたが、ともかく今後も国民もマスコミもさらにしっかりと監視の目を
向け、プレッシャーをかけて行く必要があるのではないかと考える。
* * * * * * *
ところで、16日には衆院の本会議で、教育基本法改正案の審議が始まった。
私は、度々書いているように、教育と医療は国政にとって最も重要なものだと考えている
し、また教育基本法というのは、国、国民のあり方を示すという意味で憲法に準ずるような
重要なものだと考えているので<実際「教育の憲法」と呼ばれている>、この改正にも大き
な関心を抱いている。<私から見れば、教育界の憲法改正をするに等しいものなのだ。>
この件に関しては、また機会を改めて書きたいと思うが、既に自民党や安倍氏の考えについ
ての記事を書いてあるので、もしよろしかったらご覧頂きたい。<コチラなど。>
16日は民主党の鳩山幹事長が質問の立ち、「(教育基本法は重要なものなので)1年2年
かけて議論すべきものだ」と、今国会での改正案成立を行なわないように求めた。<賛成!>
ただ、問題はここからだ。彼は与党案が「国を愛する『態度』」と曖昧な表現を使っている
ことなどを攻めて、民主党が作った対案のよさをアピールするような質疑を行っていたのだ。
コチラにも書いたが、与党案の方は公明党に配慮したために、以前から自民党保守系議員や
支持団体が要望して来た表現や内容を盛り込むことができなかったのに対し、民主党の対案の
方は彼らの要望をほとんど取り入れる形の与党案より極めて保守色の強いものになっている。
<日本を愛する『心』、『個』の尊厳の『個』を『人間』に。「不当な支配」を削除など<コチラ参照>
そのために、自民党議員の中には、与党案より民主党案の方に賛成したいと考える者も
少なからずいると言われている。<関連記事を後掲>
国会対策という面から考えれば、野党が自民党議員の心(愛国心?)を揺るがす対案を
出して、拙速な審議や議決を阻止するという手法はなかなか上手いやり方なのかも知れない
とは思う。自民党の中には「民主党が与党内の不和感を生じさせるために、あえてこのよう
な対案を出して来たのではないか」と勘ぐる者もいるときく。
武部幹事長はじめ自民党幹部の中には、このままの与党案で戦うのは得策ではないと判断
して<支持団体からのプレッシャーも強いとの話がある>、今国会での改正案成立に消極的
な考えを示す者も増えて来た。継続審議となれば、小沢民主党の作戦勝ちになるかも知れない。
ただ、私の立場から言えば、憲法に準じる教育基本法を政争の具にすることには疑問を覚え
る。また自民改憲阻止を期待して支援しようかと思っている民主党が、そのような改正案を
出して来たことにも失望感を抱くところがある。
民主党の対案には、条文の中に評価したい部分もあるのだが、何分にも全ての根底となる
理念の部分がアレでは、賛同することはできない。
<あり得ないとは思うが、もし自民党議員が民主党案にのって、法案が成立してしまったら
それこそ目も当てられない。(/_\)>
共謀罪や教育基本法の改正案の審議を見ていて、私はますます日本が完全二大政党制に
なることには賛同できないという思いを強くしてしまった。私はこの二つの法案に関しては
自民党(与党)案にも民主党案にも賛同できないのだが、そのような場合に自分の意見を
表現する手段がなくなってしまうからだ。<投票したいと思う政党もなくなり、また自分と
同様or近い意見を議会で代弁してくれる政党や議員もいなくなってしまうことになる。>
その場合は、どっちがマシかという選択になるのだろうが(それゆえにまずは対抗軸に
なる理念が必要なのだと思うが)、今回の教育基本法の改正案のように、両方が同じ方向の
ベクトルを掲げてしまい、しかも中道リベラルを標榜しているはずの野党の方が、保守系の
与党よりもさらに保守色を強めた対案を出すようでは、国民の選択肢は縮減されてしまう。
もし憲法改正においても、民主党が同じようなことをして来たらと思うと、ぞっとして
しまったりもする私なのであった。
尚、国民投票法案は与党側がメディア規制を全廃、さらに民主党の年齢などの要望も検討
課題として加える形で、法案を提出することになったようだ。やはり憲法改正の発議に
2/3の賛成が必要なことを考えると、民主党の賛同や協力を得る形で国民投票法を成立
させたい意向のようである。
国会の終盤を迎え、表でも裏でも動きが激しくなりそうだが、ともかく国民のことを第一
に考え、国民が理解、納得できるような審議や法案作りがなされるように、切に願っている。
また気候の変化が激しくて、体調を崩している人が少なくないようであるが(私もやや
体調不良)、何より健康が第一なので十分にケアして・・・
~~~ 今週1週間も、頑張って行きましょう!(^^)/ ~~~
THANKS
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<参考記事> 教育基本法改正の民主党の対案に関して
衆院議院運営委員会理事会は15日、政府提出の教育基本法改正案について、16日の衆院
本会議で趣旨説明と質疑を行うことを決めた。一方、民主党は15日、要綱をまとめた改正案の
対案を近く衆院に提出する方針を決めた。政府案のとりまとめにあたって自民、公明両党間で
議論が割れた「日本を愛する心」「宗教的感性の涵養(かんよう)」を民主党が盛り込んだことに、
政府・与党側には「自公体制へのゆさぶりだ」と警戒感が出ている。
小泉首相は15日、民主党案について「対案を出すのはいいこと。揺さぶっても何しても、
よく話し合えば理解されると思う」と語った。自民党の甘利明政調会長代理も「共通する価値観
が持てた」と評価した。
一方で、安倍官房長官は記者会見で「政局的な意図が込められているのではないか」との
見方を示した。公明党に妥協したとして、自民党内に不満が残る部分に踏み込んでいるためだ。
「愛国心」「宗教」で妥協を引き出して合意した公明党には、特に警戒感が強い。民主党の
小沢代表と新進党時代にともに活動した幹部は「小沢さんは政策を政局の道具にする人。
自民党内には『なぜ愛国の心を明記してはいけないのか』という人も少なくない。民主案に
乗った方がいいという声が出てくるのではないか」と懸念する。
実際、政府案を「不十分だ」と批判してきた自民党議員の中からは、早くも「公明党が
反対しても民主党案が多数になればよい。政府案の修正になるのではないか」と期待する
声も上がる。
もっとも民主党の足元も不安定だ。15日の党教育基本問題調査会では、要綱案の
「愛国心」の表現に議論が集中。「権力者がどうにでも使える。内心の自由を害する
おそれがある」などと否定的意見も出された。
最終的には原案通り了承されたが、国会審議では、各党の入り乱れた論戦が展開
されそうだ。 <5月16日 朝日新聞>
昨日は現地参戦とのこと、楽しまれましたか?
先週はいろいろと大変だったようですね。
今最も気になるのは「国民投票法案」です。へんな方向に決まらなければいいですが・・
やっぱりスポーツは平和を呼びますよね!
おはようございます。
スパム対策、うまく行きましたか?(~~)
いや~、昨日もお仕事があったので、ちょこっとTV参戦でした。
<結果はきかないでちょ。>
私個人は、国民投票法案はきちんとした内容であれば作ってもいいの
ではないかと思っています。
<憲法上でも予定されている法律ですから。>
ただ、何かコレができてしまうと、憲法改正への道が近づいて来る
ようで、個人的心情としては、イヤ~な感じだったりもします。
そうそう。やっぱスポーツはいいですよね~。<音楽などの芸術も。>
WC私も楽しみにしてます。過度の期待はしちゃいけないと思いつつ、1試合でも多く見れたらいいなと。
2大政党制は確かに少数意見が反映されない弊害もありますよね。
民主党議員は改憲に必ずしも反対じゃないですし。
私は今の自衛隊の宙ぶらりん状態に賛成というわけじゃないのですが
アメリカの戦略は結局アメリカの国益しか考えてないのでどうしたものか
結論が出ない状態です。
環境問題とかエネルギーの問題とかもっと世界で真剣に考えようよ~。
昨日は本当にいいお天気でしたね~。
午後から久々に遊びに行きました~。(~~)
WC、楽しみです。前回は地元でしたので、今回、予選を通過できるか
どうか、日本代表の試金石になるのではないかと思っています。
私も憲法改正自体には、絶対反対ではないのです。
自衛隊は厳密に言えば違憲な存在だと思うのですけど(本当は1回
解体して、憲法改正してから作りなおすべきなのかも)。
ただ、自衛隊の存在を憲法に明記するとこまでは、譲歩し得ます。
問題はそのあとで、もし活動内容を法律に委ねてしまうと、政府や同盟
関係のアメリカに好き勝手に使われてしまうのが、コワイのです。
もちろん全ては国民に委ねられるのですが・・・。民主党の中にも、
広範な集団的自衛権を認める人がいるので、それに反対する国民は
民主党に投票していいものかどうか・・・本当にわかりにくくなって
いるように思います。
そうですよね。環境やエネルギー問題は、まさに地球規模で考えていか
ないといけないことなので。もっと世界全体で協力して、解決して行って
欲しいですよね~。


