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政府&与党が共謀罪の成立を急ぐわけ + サウンドデモで逮捕

前回記事の続きは後日に回すとして、今回は共謀罪に関する最新情報と「何故、こん
なに急ぐのか?」という話と、ブログで扱って欲しいとリクエストがあったので、
「メーデーのサウンドデモ逮捕」の事件について少し触れたい。
 
 与党は26日に議決される予定の行革推進法案を無事に成立させたいことから、
今週中は共謀罪などの採決は行なわず、民主党との間で修正協議を続けて行くことを
自公の国対委員長、幹事長らが会談で確認した。しかし、自民党の武部幹事長は、
会談後に「衆院の河野議長の意思は今国会での成立だ。すり合わせがこれ以上無理だ
という時点で採決の手続きにならざるを得ない」と語ったという。<時事通信など>

 他方、民主党は24日に法務部会を開き、与党案に譲歩する形で修正課題をまと
めた。<共謀罪の対象を5年超の懲役等の犯罪に加え、5年以下の人身売買や集団密航
など国際的な組織犯罪については対象に含める。他国内で行われた組織犯罪の容疑者が、
日本に逃亡した際の捜査共助要請には応じられるようにするなど> しかし、まだ両党
の法案には開きがあることから、修正協議が調うかどうかはビミョ~な状況である。

<つづきは ↓More をクリック>



 とりあえず今週中の採決はないようなので、それは有難いのだが。問題はそのあと
である。共謀罪に反対の人たちや、私のように法案(要件)のさらなる厳格化を求めて
いる者にしてみれば、ともかく民主党をはじめとする野党側に徹底抗戦してもらい、
今国会で共謀罪+αの法案の成立を阻止して欲しいと考えているわけだが。
 でも、もし与党が来週、強引にでも採決する気でいるなら<つまり結局、法案が成立
してしまうなら>、せめて修正協議を行なって、少しでも要件を厳格にして、一般国民
に対する脅威を減らして欲しいとも思うし。・・・う~ん、難しい状況だ~~~。


 で、「何で政府&与党はそんなに共謀罪の成立を急いでいるのか?」という疑問を
抱く人も少なくないと思うのだが。 
 実際、政府&自民党は、もしその気になればもっと早くに強行採決ができたものを
ある意味ではプライドもへったくれもないような感じで、民主党の指摘した法案の
問題点を次々と修正して、何とかうまく法案を通そうと必死になっているのがわかる。
<杉浦法相が「もうギリギリのとこまで譲歩するだけした」と言っていたらしい。>
 それは、あくまでも私見であるが、「日本だけ取り残されそうなので、早く国内法
を整備して、国連条約を締結したいから」+「衆参ともに確実に多数を占めている今
国会のうちに法案を成立させた方がいいから」の二つの理由によるものだと思われる。

<以前に書いたことと重複してしまうが、ご容赦を>

 共謀罪の法案を作るのは国連条約に締結するためである、という話は事実である。
 
 90年代にはいって、アジア地域や日本も含めて、世界では複数の国にまたがる
越境的な組織犯罪が増加して行った。<テロ行為、薬物、銃器、人身売買、資金洗浄
サイバー犯罪などなど> その対策のため、G8サミットやアジア地域のものも含め
数多くの国際会議が開かれており、日本もそれなりの役割を果たしていたようだ。
 そして、それらの会議で検討された対策をまとめる形で作られたのが「国際的な組織
犯罪の防止に関する国際連合条約」(以下、国連条約)である。この条約は00年11月
に国連加盟国190数ヶ国のうち140数ヶ国の賛成により国連総会で採択された。日本
は条約作りの段階にも加わっており、これに賛成し署名をしている。<コチラ参照>

【日本の場合、条約を締結するには・・・まず内閣(政府)が条約に合意or賛成した時点
で署名をし、国会で承認の決議を得たあと、必要であれば条約に合わせて国内の法律を
作るなどの整備を行ない、その上で改めて条約を批准、締結するというのが通常のパター
ンになっている。<批准(ひじゅん)→最終的に条約の合意を確認する手続きのこと>】

 その後、03年に国会で自公民共が賛成して、条約締結の承認の決議が行なわれ、
今、政府は条約の批准をするために、共謀罪などの国内法の整備を行なう段階にある。
そして政府は04年、05年に3回にわたって共謀罪の政府案を提出するが、審議の
時間が十分にとれず廃案になってしまう。<この時の政府案はあまりにも大雑把な
ものだったため、与党内からも問題があるとの声が多かったときく。>そこで、06年
4月に今度は政府案を修正する形で新たな与党案を提出して来たのである。しかし、
この法案に対しても色々な問題点を指摘されたため、今は与党が再々修正案を提出し
その審議が行なわれているところだ。

 この国連条約は00年に採択されてから5年半の間に、既に120ヶ国が批准、
締結している。近時、G8の国は早く批准するようにという要請があったようで、
加、露、仏に続き、米、英が05~06年に相次いで批准し、残る伊、独も準備が
進められているため、日本政府も早く国内法を整備して批准の手続きの段階に移りたい
と考え、焦っているところがあるように思われる。
 もしこの今国会で法整備ができないと、来年に持ち越される可能性もあるし、何分
にも参院は自民党だけで過半数の議席がないため、連立与党を組む公明党とうまく
行っているうちに重要法案を通してしまいたいという考えも強いのではないかと思う。

 
 思うに、もしこの国連条約に共謀行為に関する条文がなかったならば、おそらく
この条約については特に問題視されることもなく、もっと早い時期に批准されていたの
ではないかと考える。というのも、実際、国際的な組織犯罪の対策は必要なものだから
だ。<それゆえ共産党もこの条約自体は承認しているし、共謀罪に関しては反対の声明
を出している日弁連や他の団体なども、条約自体の重要性は認めている。>

 しかし、この国連条約が各国に共謀行為の処罰を求めたこと、しかも4年以上の自由
刑の犯罪に適用するようにと規定したことから、スンナリとはコトが運ばないことに
なってしまった。何故なら、日本の刑法では原則として共謀行為だけで処罰するという
形をとっていないため、そのような犯罪を設けることが妥当かどうかという点が問題視
されたためである。
 また当初、政府が少し欲張って国内の様々な犯罪にも共謀罪を適用しようと考えた
ために犯罪の要件を甘く作ったことや、政府がきちんと組織犯罪だけにこの共謀罪を
使うか信用し切れない部分があることから、共謀罪を作ること自体に反対をする声も
強く出るようになったのであった。
<政府はかつて治安維持法を、自分たちに都合の悪い者を取り締まるのに使っていた
という事実がある。また、今でも主に公安警察が、国や政府、官憲にとって望ましく
ないと思われる団体や人に対して、強引な逮捕や起訴を行なうことがあるからだ。>
 この後段の部分に関しては、また機会があれば書いてみたい。


 さて、知人から、今年4月30日、メーデーの活動として行なわれたデモで、不当
な逮捕、勾留が行なわれた事件を是非取り上げて欲しいとのリクエストがあった。
 まだ新聞の記事といくつかのサイトを見ただけで、十分に事実関係を把握できて
いないのだが・・・次のような問題が起きたという。

 4月30日、各地でメインイベントが行なわれた。<今は労働者がきちんと連休を
とれるように考慮して、5月1日以外の日に行なうことおあるらしい。>
 この日、原宿から渋谷に向かう道路約2.5kmにわたって、「自由と生存のメーデー
06」実行委員会という団体が、「フリーターのためのメーデー」と題して、不安定
雇用者の労働条件に対するアピールをするためのデモを行なった。これは昨年に引き続
き行なわれたもので、トラックの荷台に音響機器を載せ、DJが音楽を流しながら先導し
リズムに乗って歩いて行く形をとっているという。もちろん事前に管轄の原宿署にはデモ
の許可をとっていたし、これまでイラク反戦などの目的で5回以上同じようなサウンド
デモを行なったが、問題なく終わっていたようだ。

 ところが今回は、集会前から私服警官が数十人集まってビデオ撮影をし、デモ規制の
警官は約180人で、デモの参加者の倍もいたらしい。そしてデモの出発直前になって、
打ち合わせ時には荷台には3人ぐらい乗る予定だという話をしていたにもかかわらず、
原宿署の警官から「今日は荷台の上は一人にしてくれ。本庁はそれでなきゃ逮捕すると
言っている。署としては何ともできない」と。さらに「機材を押さえる格好をしてくれ
と注文してきた」という。
 だが結局、デモが始まりDJがレコードを回し始めて間もなく、私服警官からA4版
の紙に印刷された「警告」「道交法違反になる」という文字が示され、やがて車を止め
られ団体の非常勤職員だったDJは逮捕されてしまった。<荷台に載っていたことが
道交法違反に当たったらしい。>
 原宿署が「本庁」という表現を使っていたが、要は公安警察による指示で逮捕された
のではないかと思われる。しかも彼は名前を名乗らなかったため<免許証によって身元
は割れていたようだが>逃亡のおそれがあると2日間留置され、家宅捜索まで受けた。
 また混乱の中で、別の男性も公務執行妨害容疑で逮捕。運転手は減点一の反則切符を
切られ、トラックはその場で押収されたしまった。さらに道路からデモに参加しようと
したもう一人も警察のブロックとぶつかり、公務執行妨害で逮捕された。この2人は何と
9日、11日まで勾留され、やはり家宅捜索をされたそうだ。ちなみに3人とも政治団体
に所属したことも、逮捕歴もないという。

 以上が事件の概要だが、この事件は逮捕者が出たにもかかわらず、TVや新聞では
あまり報じられていなかったようで、22日になってから東京新聞が特集記事<コチラ>で扱っ
ていた。記事を書いた記者は、共謀罪とリンクさせており、政府が恣意的な法の運用に
よって、デモという表現の自由を侵害した行為の問題性をアピールしていた。
 また、この件について書かれたサイトをいくつか見つけたので、興味のある方は是非
読んで頂きたい。

 以前にコチラで、政府が法を恣意的に運用する例をいくつか書いたが、これもその
一つと言えるのかも知れない。

サウンドデモに関するサイトのリンク集は<コチラ


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Commented by k at 2006-05-25 02:52 x
憲法には、表現の自由の他に公共の福祉と言う言葉もあります。
デモもプラカード持ってフレーズ叫ぶぐらいなら良いんでしょうけど・・・。
警察頭かたいからサウンドデモは、主義者以外で集まってくる人達もいて人数のふくらみが分からないから、統制の取れなくなる恐れがあるのではと思ったのでは?
あと、あれウルサスギル・・・・。迷惑と思う人が普通のデモより多いでしょう。
Commented by mew-run7 at 2006-05-25 07:28
kさん、コメント有難うございます。

私も現場にいたわけではないので、何とも言えない部分はあるのですが。
<個人的にはウルサイものは嫌いだったりもしますし。>

ただ、もし音を出すことに問題があるのなら、許可をすべきではなかった
と思いますし。道交法違反という手を使ったことにも問題はあると思います
<いわゆる法律の恣意的運用という点で>
それに、勾留や家宅捜索をすべき事案でもないように思います。

メーデーの日だったという特殊性も考慮していいかな~とは思いました。
昔に比べたら、国民のメ~デ~に対する意識は低下しているかも
知れませんけど。昔は、労働組合の活動にもう少し理解があったし、
官憲もメ~デ~の日のイベントは尊重するところがあったのではないか
という気もしました。
Commented at 2006-05-25 13:12
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2006-05-25 13:19
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k at 2006-05-25 17:27 x
>許可をすべきではなかった
そう思う。
Commented by mew-run7 at 2006-05-26 12:32
非公開のMさま、コメント有難うございます。

情報を有難うございました。
そちらの問題にもよく気をつけて、私もウォッチしたいと思います。
Commented by mew-run7 at 2006-05-26 12:33
kさん、コメント有難うございます。

・・・ですよね!
Commented by at 2006-05-27 02:56 x
でも、デモで共謀罪は成立しないよ
Commented by mew-run7 at 2006-05-27 11:19
kさん、コメント有難うございます。

政府や官憲が、法律の運用を恣意的に行なうという例として
あげたということで・・・。
by mew-run7 | 2006-05-24 21:43 | 共謀罪、教育基本法改正 | Comments(9)

「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


by mew-run7