小泉氏・卒業旅行で靖国問題再燃 & 次は憲法を理解し、尊重できる首相を(2)
2006年 07月 01日
夜中はビール片手にWC→ウィンブルドン→WCとひたすらスポーツ観戦をしていたのだ
が・・・杉山愛がセンターコートでMヒンギスを破りベスト16にはいった試合は、両者の
いいところが出ていて、本当に素晴らしかった。元祖・アイちゃん、おめでとう!(*^^)v>
小泉首相の米国お楽しみ旅行から帰って来たようだ。
正直な話、ひとりの日本人として、自分の国の首相が、世界のメディアの前でオチャラケ
三昧で大はしゃぎをする姿を見るのは、恥ずかしいやら情けないやら、何とも言えない気持
ちになった。失礼な彼にはTPOという観念がないのだろうか?
<そう言えば、夕食は2回とも牛肉だったんですってね?そこら辺もしっかりアピール?(ーー)>
特に、首脳会談のあとの記者会見でのメッセージは、最悪だった。アレは正式な記者会見
で、北朝鮮問題や米連邦最高裁でグアンタナモ収容所の軍事法廷制度に対する違法判断が
出たことなどシリアスな話も語られていたのである。その最後に、小泉氏がいきなり英語で
「Thank you , American people, for・・・」と切り出したので、何を言うのかと思いきや
「Love me tender!」という言葉を残して去って行ったのだった。(>_<)achaa
記者席からは笑いが起きていたが、その大半は失笑だったようにも思われる。エルビス邸
でも、ひとりはしゃいで歌いまくっていた様子で、ブッシュ大統領やエルビスの娘さん、
記者たちも、少しあきれ顔になっていたようだ。<一部の行動は、そこら辺のお店で酔っ
払っているオジサンのようにしか見えなかった。しかも、ややセクハラ的な失礼な行動も
あったらしい。> 立つ鳥、あとを濁し過ぎである。^^;
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さて、前記事のつづきであるが・・・。
私自身は以前コチラの記事にも書いたが、首相の靖国参拝問題というのは「憲法&国、
国民のあり方」の問題だと考えている。
中国や韓国との間の問題や、A級戦犯の合祀or分祀の問題というのは、あくまでも
二の次のことだと思っている。
先日、小泉首相が「参拝してはいけないという人たちは中国の言い分がいいと思って
るんでしょう」と発言していたが、いい加減に靖国問題に関して中国、韓国を持ち出し
て、問題の本質をすり替えるのをやめて欲しいとも思う。
私の周囲にも「中韓に色々言われるから参拝をやめるっていうのは、よくない」
「あれは内政干渉じゃない?」という人が少なくない。実は私もそう思う部分がある。
だが、「じゃあ、中韓が何も言わなければ参拝してもいいの? 憲法の政教分離の
規定との兼ね合いとか、靖国神社の戦争に対するとらえ方についてはどう思うの?」と
きくと「そのことはよく知らない、わからない」と答える人が多い。
私自身は首相の靖国参拝に反対ではあるが、それに賛成する人がいても構わない。
ただ、どういう点が問題なのかは知っておいて欲しいとは思う。
しかし、もっと困るのは小泉氏自身が、自分の靖国参拝が何故、憲法上、問題に
されるのかよくわかっていないことである。
彼が最初に自分の参拝に対して、訴えを提起されたときいた時に「話にならんね。
世の中おかしい人たちがいるもんだ。もう話にならんよ」と吐き捨てるように言った
光景を、私は忘れることができない。他の機会に「何でこれが憲法の問題とか裁判とか
になるのか理解できない。」「何で公人か私人かにこだわるのかもわからない」と
言っていたのも見た。
彼から哀悼の念や心の問題の話は何度もきいたことがあるが、最も重要な問題である
政教分離規定との兼ね合いについてどう考えているのか、一言もきいたことがない。
今月23日に最高裁で、小泉首相の靖国参拝に関する訴訟の一つに上告審判決が出た。
最高裁は憲法判断は行なわず、原告(訴えた人)には法的利益、権利侵害はないという
理由で損害賠償請求を認めなかった。<*1>形としては原告の敗訴、国の勝訴である
が、別に最高裁が首相の靖国参拝を合憲だと認めたわけではない。
小泉首相は同日、沖縄県糸満市で開かれた「沖縄全戦没者追悼式」に出席していたの
だが、この裁判の結果を受けて、記者団に対して「最高裁の判決は妥当だ。哀悼の念を
もって靖国神社に参拝するのは憲法違反だと思っていない。戦没者に哀悼の誠を尽くす
のは憲法以前の問題だ」と言ったという。
<この間までは、自分の靖国参拝は憲法上認められた「精神の自由」「心の問題」だと
繰り返していたのだが、今度は憲法以前の問題になったようだ。>
また次期首相候補№1の安倍官房長官は、「判例が確定した」と述べたという。
<朝日新聞 23日抜粋> また安倍氏は「国の主張が正当だと認められた」という
ような論評をしていたようだ。
果たして安倍氏は「一体、何についての判例が確定したと言うのか」「国のどのよう
な主張が正当だと認められたと思うのか」という点について、記者団に是非きいて欲し
かった。
<まさか、首相の靖国参拝は憲法上問題がないという判例ができたとか、だから裁判に
勝ったのだとか、そんな勘違いはしていないでしょうね。何か前にそれっぽいことを
チラッて言ってたのをきいたことがあったような気もするのだが・・・。>
今回、最高裁が損害賠償の請求を認めなかったのは「他人が特定の神社に参拝して
自己の心情や宗教上の感情が害され、不快の念を抱いたとしても、直ちに損害賠償を
求めることはできない」と判断したから・・・それだけのことなのである。
確かに、最高裁がこのような判決を出したことや憲法判断を回避したことによって、
今後、同じような訴え方をしている他の裁判では、同じような結論が出たり、憲法判断
をしてもらえない可能性が高くなってしまうのだが・・・安倍氏はそのようなことを
理解した上で、上述のような発言をしていたのか知りたかったのだ。
これは靖国問題に限った話ではないが・・・正直なところ、私は小泉氏が首相になる
まで、まさか日本の憲法をほとんど知らない人、理解できていない人が、日本の政府の
TOPである内閣総理大臣になることがあるとは夢にも思っていなかった。
何故なら、日本の政治というのは、日本国憲法に基づいて行なわれているものだから
である。すべての法案も政策も、国の最高法規である憲法の各規定の存在が前提になって
いるからである。
憲法99条が、首相を含むすべての公務員に憲法尊重擁護義務を課しているのも、その
ためである。<すべての公務員がそうするのかは知らないが、採用される時に「憲法を
尊重し遵守する」という誓約書に署名させられるケースもあるときく。>でも、憲法を
知らなければ、それを尊重して守ることもできないだろう。
もちろん、すべての者が法律に詳しいわけではないかも知れない。でも、私は少なく
とも国会議員になる者や、内閣の役職につく者は(首相であれ、大臣、副大臣、次官で
あれ)、少なくとも憲法の条文や基本知識ぐらいは勉強すべきだと思うし、また問題が
提起されていることに関しては、さらに詳しい勉強をする必要があるのではないかと
思うのである。
日本の国民の代表として国の政治や立法を行なっていく行政府(内閣)や立法府(国会)
のメンバーが憲法がわからないというのでは、まっとうな政治が行なって行けるはずが
あるまい。特に首相がそんな人では、困ってしまうのである。
次期首相候補の安倍氏は憲法改正や集団的自衛権、自衛隊海外派遣の恒久法作りを
政権構想を盛り込むという。彼は教育基本法改正にも熱心だ。本人は靖国参拝については
公言せず、争点化する気はないというが、私は是非それもきちんと争点化して欲しいと思う。
そして、総裁選では全ての総裁候補に、上述のような事柄に関して憲法上生じる
問題点についてどう考えるのか、しっかり論じる機会を設けて欲しい。
憲法改正を目指すのは自由であるが、少なくとも今の憲法の規定にのっとって日本の
首相になる以上、現憲法をきちんと理解して遵守するように努めてくれなくては困る
からだ。<というか、そういう人は総理になる資格はないと思う。>
ちなみに小泉氏は総裁選の際に憲法9条の改正に賛成する理由について「今の憲法を
素直に読むと、どう見ても自衛隊は違憲でしょう? それでは、一生懸命頑張っている
自衛隊がかわいそうじゃないか」と答えていた。
そんな主観的な感情論だけで、憲法の改正を行なおうとする首相を持つ国民の方が
「よっぽどかわいそうじゃないか?」と言いたくなる私なのであった。
THANKS
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小泉は日本の恥(こんな言い方はしたくないですが)。
靖国参拝公式参拝は憲法違反かどうかというのが、本来の争点のはずだと思いますし、以前はそうでした。いつのまにかA級戦犯が合祀されているからいけないとか、中国に遠慮するべきかしないべきか、にすりかえられています。中国がなんと言おうと、私は反対です。公人が宗教行為をすることは憲法違反と考えます。だから、中国が反対すればするほど参拝しなくては(麻生外務大臣)、なんて幼稚園児みたいな論理にはあきれます。
(このコメントでネットうよが来て面倒だったら削除して結構です)
こんな人達に憲法改正まかせていいの?という気持ちがどうしてもありますね。
まさにmewさんの記事のタイトル名の人ではないと憲法改正訴える資格はないですね。
ただ政教分離については、あまり厳格過ぎると日本の伝統行事に国が関わる事を全部否定してしまいそうで、すこし運用出来る余地が欲しいなあと思います。
>WC→ウィンブルドン→WC
私もこれでした。WCもベスト4が決まり今日は試合がない為に暇だ。WCが終っていく寂しさを感じます。
本来であれば、TVや新聞などマスメディアがもっときちんとした形で
解説すべきだと思うのですが。
マスコミまで一緒になって、中国、韓国との関係の方を強調したがる
のは困ったものです。
どうか問題の本質がすり替えられないように、総裁選候補たちがTV
に出たり、記者会見をしたりする時には、憲法との関わりなどの点を
きちんと質問して欲しいと考えています。
いい加減に妙な流れに歯止めをかけて行かないと、日本は政治も
経済も社会もとんでもない方向に行っていまうのでは、と危惧しています。
私も絶対護憲という立場ではないのですが・・・。仮に改憲するとしても
首相や政府、国会に関わる人たちはもちろん、多くの国民にもきちんと
憲法のことを考えてもらった上で、決めなければならないと思っています
国民の命や生活、人権がかかっていることですものね。
地鎮祭の判例はありますが、ふつうの行事の範囲であれば、憲法問題
に発展することは稀ではないかと思います。
正直なところ、戦争と直結するようなものでなければ、国民も目くじらを
を立てることはないのではないでしょうか?
お互い土曜の未明は忙しかったのですね。(笑)
WCもあと3試合を残すだけになりましたね~。
ややブラジルびいきだった私は、ちょっとガッカリなのですが。
<けど、ジダンの活躍は嬉しかったです。中田英にもああいう役割を
やって欲しいんですけどね~>。
ポルトガルのサッカーは、日本代表にもいいお手本になるような気が
しています。
>戦争と直結するようなものでなければ、国民も目くじらを
を立てることはないのではないでしょうか?
私には靖国参拝が戦争に直結するようなこととはどうしても思えません。
むしろ国の代表として当然のように思えるのですが、間違ってるでしょうか?
でも小泉首相の「個人の自由だ」宣言にはあきれましたけど。
首相がそんなこと言ってええの?って感じです。
靖国参拝に賛成か反対か・・・それぞれの考え方が
あると思いますし、どちらが間違えとは言えないと
思います。
ただ、もし賛成するとしても、中国や韓国が何か
言って来るのはおかしいので参拝は続けた方が
いいという理由付けは、問題の本質をはぐらかして
しまって望ましくないと思ったので、このような記事
を書いた次第です。
私自身、戦争で亡くなった方々をお参りすること
自体は、別に構わないと思うのです。
ただ、憲法の政教分離規定やその趣旨を考えると、
首相の靖国参拝には疑問を覚えます。それは靖国神社
が国のために戦って死んだ人だけを選別して祀るところ
で、まさに戦争との結びつきが強く、また今も尚、先の
大戦を正当化する主張を続けているからです。首相には
国や国民を代表する役割がありますので、少なくとも
首相の名で参拝するのは、問題があるのではないかと
思っています。
どうしても自分の中で
違憲だから首相はダメ、でも他の人は全員参拝Ok
他国が文句を言うから首相はダメ、でも他の人は全員参拝OK
形式的にしろ、選挙で選んだ私達の代表一人だけが参拝禁止で他の人は自由ですという現状が納得出来ないもので。失礼しました。
私は、以前の記事でも書きましたが、本当は首相だけで
なく、内閣のメンバー(特に大臣)も行くべきではない
と思っています。彼らも日本の政府の代表ですから。
憲法違反という意味では、国が特定の宗教と関わること
を禁じているので、別に首相じゃなくても、違憲になる
場合があります。たとえば、OO省の職員が勤務時間中
に参拝に行って、00省のお金で玉ぐし料をおさめれば
違憲な行為になります。
ただし、全く個人的に行く場合(私的参拝)は、ひとり
の国民として信仰の自由があるのでOKです。
だから、他の大臣とか議員は、私的参拝として個人的に
行くようにしている人が多いのですが。
小泉氏の場合は、自分の口では私的参拝とは言わないの
です。「内閣総理大臣としての小泉純一郎が参拝する」
のだと言って、肩書きも記帳して来ます。それで堂々と
公用車に乗って、警護や秘書を連れて行くので、それで
は首相(国の代表)の公務として参拝しているととらえ
られても仕方ない部分があり、さらに問題を大きくして
いるように思います。
と擁護しますが、小泉さんは歴史を知らない、勉強していなく、靖国に行く資格がないと思ってる人もいる事もお忘れなく。
で本題。首相の靖国参拝OKでしょう。
宗教法人だがあくまで慰霊の行為むしろ、当たり前の行為である。
反対する人は、首相が行くと言う事が靖国の宣伝になってるとか言うのだがこれは、公権力を用いないところであり、どの首相がどの宗教を信じているかは別の話であると思いますし、それにより誰も宗教を強制されているわけではない。
それに、日本はアメリカの草稿を基に作られました。
アメリカでは、キリスト教ガチガチです。大統領も神に宣言します。
では、アメリカの憲法にそのような事が書いてないのでしょうか?
書いてあります。そのことから鑑みれば、政教分離とは、宗教団体を公権力が尊重するぐらいのことで、靖国参拝問題ないと考えます。。
歴史を勉強した方がいいこと、先祖を大切に思った
方がいいことに関しては、私もそう思います。
また、軍隊がないのが理想的かも知れませんが、
私は国の領土の自衛権は認められると思っています
ので、自衛隊が災害支援も含めて活動することにも
反対する気はありません。
おっしゃる通り、日本人の一般市民はもともと
性格的にもめごとが嫌いなのではないかと思います。
私もその一人です。それゆえ、私の愛国心は、いか
に日本が戦争をせずに、国民が平和な生活を守って
行ける国を作るかを考えることで発揮したいと
思っています。
ただそれらと靖国参拝の問題は、別の次元のものと
してとらえています。
首相の参拝が靖国神社の宣伝になるという主張は、
判例の目的効果基準の「助長、促進」のところをアピー
ルしたいからだと思うのですけど。
宣伝になるという言い方は、私もピンと来ません。
ただ、国と靖国神社の結びつきをより強く意識させる
効果はあるかも知れないとは思います。
そして、靖国神社が戦争と結びつきの強いところで
あること、小泉氏が個人としてではなく「首相」と
しての参拝にこだわることが、問題を大きくして
しまっているのでしょう。
米大統領が聖書に手を置いて宣誓する行為が許される
のは、国政という面においては特に意味のない行為
だと考えられているからではないかと思ったりします。
これは、人それぞれ、とらえ方が違うのでしょうが・・・
国政上、意味があると思う人も少なくないので、提訴する人や、総裁選
で争点化した方がいいと考える人がいるのだと思います。
とやかく言う筋合いはないのかも知れんが、
神社には「祀る」ものと「顕彰」する、つまり「誉め称える」意味のものがあるのはご存知だと思います。
では靖国はどちらの性格の神社だかごぞんじですか?
小泉は「祀る」と勘違いしちゃってますね。
人殺しを礼賛し、褒め称えるための神社であって、
死んだ人を慰めるなんてしてませんからーーー。
ひたすら英霊として、人殺しを正当化しまくっている
それも敵と戦ったものだけ、戦病死や刑死などは祭られてません。
また、生前の階級が遺族をも縛り、上官の遺族には
わけもなくぺこぺこさせられるっつうんだから、何をかいわんや。
あんたら、もっと本質をりかいせな、あかんで。
あそこは戦争犠牲者でなく、人殺しを褒め称える神社なんよ。
麻原と同様、八紘一宇のためならまた戦争してもいいという考え。
乃木大将も東郷元帥も靖国にはまつられてないの知ってる?
国民のことを考えた立派な軍人が祭られず東条が神様だぜ。
そんな神社に、何も分からず遺族にスタンドブレーするために参拝する現役首相の行為は反憲法そのものなんですけどね。
マスコミも、もっと靖国神社がどういうところなのか、どのような主張を
しているところなのか、遊就館での展示物や説明も含めて、もっと
紹介すればいいのにな~と思っています。
私の周囲の人たちもそうですけど・・・靖国神社は、単に戦争で亡くなった
人たちを祀っていると考えている人が、今でも少なくないように思えます。
そうすれば、中国、韓国が云々と考える前に、日本人の中にも疑問を
覚える人がもっと出て来ると思うのですよね。
首相が靖国に参拝することにより、村山談話は日本政府の考えとは
異なるのだと主張しているようなものだと思ったりもします。