中田「ヒデ」が引退を発表・・・「ありがとう」&「I MISS YOU」
2006年 07月 04日
3日、サッカーWC日本代表の、中田英寿選手が引退を表明した。
彼が自分のHPで発表したメールを見て、思わずポロポロ涙がこぼれてしまった。
まだ気持ちの整理がついていないところがあるのだが・・・まず、彼に言いたいのは、こちら
こそ本当に「ありがとう」、そして「お疲れさま」ということである。そして、もし本当にもう彼の
プレーが見られないとすれば、あまりにも寂しいことであり、心から「I MISS YOU」 と言い
たい気持ちである。
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正直を言えば、私はWCが始まる前から、おそらく彼はこれを最後のWCだと考えて
プレーするだろうと、もしかしたら引退も考えているかも知れないと覚悟していた部分
があった。だから、WCのブラジル戦の後、彼がしばらくピッチに横たわって涙いてい
たのを見た時には「これで全てが終わってしまった」という思いと、自分の夢、目標が
実現できなかった無念さに浸っているのかも知れないとも思うところがあった。
だが、日本代表のWCでの試合が終わってから、日に日に「やはり引退せずに残って
欲しい」「少し休んで、考え直して、何とか次のWCで今度こそ目標を実現するために、
もう一度トライすることを決意してくれないだろうか」という思いが募って来ていた。
一つには、まだアップしていないのだが、コチラに続く日本代表や中田英に関する
記事の下原稿みたいなものを書いていて<時間がある時に、思いついたことや調べた
ことを書き溜めて置いたりする>、以前からの様々なことを思い出して、「やはり、
中田英は日本代表に必要だ」という考えや、ひとりのファンとして「まだまだ彼のプレ
ーが見たい」と気持ちが強くなったことがある。
そして、もう一つには、WCの日本代表の日程が終わったあと、マスコミやサッカー
ファンの間で、中田英の存在の重要性や、彼がやろう&伝えようとしていたことを認識、
評価するところが見えたからだ。
人は、負けてこそ学ぶことがたくさんある。前回の02年WC日韓大会では、地元の
利や予選リーグの組み合わせの利もあって決勝トーナメントに進めたわけだが。その
ことによって、よく言えば選手たちが自信を持ったところがあったと思うが、その反面
選手たちの中に、自分たちの力を勘違いしてしまった者もいるようなところもあった。
それが、プロのサッカー選手としての意識や世界の舞台で戦うための意識&そのための
準備への意識を十分に高められなかったことに繋がり、今回のWC惨敗の大きな要因に
なったことは否めまい。
この件に関しては、また他の機会に書ければと思うが、今回のWCで中田英がチーム
の核となれずに、空回りをしてしまった部分があったのも、その影響があったと思う。
しかし、今なら中田英がやろうとしたこと、伝えようとしたことを、これからの代表
の選手たちやスタッフや、マスコミやサポーターも理解してくれる可能性が高い。そう
だとすれば、今回の代表こそ中田英の頑張り時ではないのだろうか、と思ったのだ。
ずっと目いっぱいやっていた彼は、おそらく身体も酷使しているだろうし、精神的に
タフな日々が続いただろうし、ファンとしては、少し休ませてあげたい気持ちがある。
あと4年頑張り続けるのは、あまりにも大変だ。
でも、たとえば今回のWCでフランスのジダンの存在が大きいように、試合に出なく
ても精神的にメンバーを支えたり、ここぞという時にはピッチでみんなを引っ張ったり、
もし周囲が彼を十分にリスペクト(敬意をもって尊重)し、彼の技術や経験などを活か
そうとすれば、彼は次の日本代表にも大きく貢献できると思ったのだった。
そして状況が許すなら、彼には少し休み時間をとってもらって、仮にこれで引退を
決意していたとしても、彼らしく客観的情勢を見ながら考え直して、もう一度トライ
することも選択肢に加えて欲しかったのである。
<私には新・日本代表監督のオシム氏が目指すサッカーは、中田英の考えとも共通
する部分が多いし、新しい代表の中でいい役割が果たせるようにも思えた。>
だが、中田英は、引退を発表してしまった。
以前にも少し書いたが、私は中田英<ヒデ>という選手のファンなのである。
正直言おう。男性としての好みという部分では、宮本の方が上なのである。(・・)
だが、私が??年、日本のサッカーを見て来て、ひとりの選手として最も私を魅了し、
試合を観るたびに、どんなプレーをしてくれるのかと最もワクワクさせてくれたのは
中田英だった。私が彼のことを初めて知ったのは、93年のU-17の世界大会だった
のだが、その後、高校時代の彼の特集なども見て、彼への関心はさらに深まり、やがて
すっかりファンになってしまっていた。
彼はU-20やオリンピック・チームでも活躍し、また20歳の頃から日本代表でも
プレーしていたが、ふと気付けば、試合を観るたびに、彼がどのようなプレーを見せて
くれるのか、本当にo(^-^)o ワクワクッさせられ、最も楽しみにしている自分がいた。
<会員ではないがnakata.netもしっかりチェックしていたし、イタリア在籍中は、中継
されるほぼ全試合を観戦していたりもした。>
私は90年代にはいって、日本サッカーの新人類とも呼べる選手たちの登場に、将来
に対する期待が芽生え、膨らんで行ったのだが、その先頭にいたのが中田英だった。
そして彼をはじめとする新世代の選手たちが中心となって、近い将来、日本代表が世界
の舞台で強豪国と対等に活躍する日が来るかも知れないことも夢ではないと思わさせら
れたのだった。
中田英は、中学生時代にU-15の代表として海外遠征をしてから、世界の舞台を
意識したという。高校時代にU-17の世界大会でべスト8にはいったあと「自分が
日本をWCに連れて行きたい」と言ったという話もある。高校卒業後に、十以上の
チームからオファーがあった中、ベルマーレ平塚にはいったのも、海外のチームに
移籍する際には了承してくれるということが条件だったという話もある。
彼は本当に10代の頃から、世界を見つめ続けて来たのであった。
70年代の終盤から、奥寺氏がドイツでプレーをしたことがある。彼はその後、
「ヨーロッパでは、日本選手は明らかに低く見られており、対等に見てもらって競争
に加わるだけで大変だった」という趣旨の話をしていた。同じようなことは、中田英
より先にイタリアに行った三浦和も言っていた。<彼の場合は初戦で、ヘディング争い
の際に相手選手と衝突し、顔面を骨折したのは本当に不運なことだったと思う。>
中田英が98年にイタリア・セリエAのペルージャに移籍が決まってからも、果た
して日本人選手がどれほどのことができるのか懐疑的に見る目が多かったときく。
だが、彼は強運+実力の持ち主だった。彼は当時、ジダンやデルピエロを擁する
ユヴェントスを相手に、2つのゴールを決めて、一躍イタリア・サッカー界で注目
される存在になったからだ。
それから7年、彼はイタリアでプレーし、昨年イギリスに移った。ここ何年か、
思うように出場機会やポジションに恵まれなかったが、彼はWCのことも考えて
常に前向きにやって来た。<彼はできるだけ試合出場できるチームに移籍したかった
ようであるが、移籍金や年棒が高額であるため、オファーがあっても交渉が成り立た
ないことが多かったようである。移籍金だけで十数億かかる選手になっていたからだ>
ふと思うに、彼は絶対的にコレだけはという優れた武器があるわけではない。
身体も大きくないし(175cm)、足も取り立てて速いわけではない。シュート
もすごく得意というわけでもないし、FKやドリブルが特にスゴイわけでもない。
でも、彼は基本技術をきちんと持っていて、総合的に見て優れた選手であり、
チームの核として欠かせない選手だったように思う。ともかく周囲を…味方も敵も
試合の流れもよく見ているし、よく考えている。<本人も自分の最大の長所は、
客観的にプレーできるところだと言っていた。>
彼個人は攻撃が好きで、もっと前でプレーしたかったと思うが<私もそういう彼を
もっと見たかったが>、守備もしっかりこなすし、ともかく空いている所、必要な
所を見つけてはよく走る。
彼自身、自分がひとりでドリブル突破してシュートまで持って行ったり、ムリを
してまでどんどんシュートを放ったりするタイプの選手でないことを知っていたの
ではないかと思える。個人プレーが好きそうに思われているが、サッカーに関しては
チーム・プレーを大事にして、自らがチームの一駒としていかに有効に機能するかと
いうことを、第一に考えていたように思う。
また、ともかくフィジカルな面がどんどん強くなって行った。大きな外国選手に
囲まれても、当たり合っても容易に倒れない。ケガも少ない。それだけ、ボディケア
をしっかりやっていたのではないだろうか。本人は練習嫌い、特にランニングや筋トレ
は嫌いだとよく言っているが「嫌いだけどやらなくちゃ」という意識の下に、体力や
筋力強化に取り組んで来ていた。まさにプロ意識のかたまりだったのだ。
<nakata.netには、中田英が子供の質問に答えるコーナーがあるのだが、彼はともかく
「サッカーを好きでいる」ことを第一にあげ、あとは「コツコツ練習を重ねるのが上達
の道である」という内容のアドバイスをすることが多い。それを自分でも、体現して
いたように思う。>
中田英は世界からは日本№1、アジア№1として見られており、97年から05年
まで5回、世界選抜(ロナウド・チーム含む)の選手に選ばれているほか、04年には
FIFA100周年の際に、過去に活躍した引退選手や現役選手全てからペレが選んだ
「偉大なサッカー選手100人」にもはいっていた。<現役選手からはは50人。ちな
みに当然にしてジーコもはいっている。>
ただ、それでも世界からは評価されていたし<今回のWCでもクロアチア戦では、
マン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、一次リーグで敗退した16ヶ国の選手から選ぶ
ベスト11にもはいっていた>、以前にも書いたが、おそらく今、世界で一番有名
な日本人なのではないかとも思う。アメリカはさておき、特にサッカーが盛んなヨーロ
ッパや南米、アフリカ、中東などでは、中田英寿の名前を知らない人はほとんどいない
からだ。
だが、彼はその実績やプロ意識、技術などに対するリスペクトを、今回の日本代表
では得られなかったのだ。それは、もしかしたら彼自身のふるまいや言動にも問題
があったかも知れないし、他の選手たちの自覚の問題やメディアの影響もあったかも
知れない。<04~5年あたりは単に「口うるさいオッサン」扱いされることもあり、
メディアの中には「中田不要論」を出すところもあり、中田英自身、もし自分がやめた方が
代表のためになるなら、代表辞退をしようとまで考えたようだ。>
彼が引退発表のメールで後述*1のように書いたにも、その苦悩が伺える。
ただ、できるなら、個人的な好き嫌い、快不快は別にして、プロの選手として、
またWC本番での勝負を目指す選手として、メンバーたちには、本当に大事なことを
理解することができる、また意思疎通を行なう姿勢の持てる選手たちであって欲しか
った。
私は、彼の考えが理解されつつあるこそ、もう一回と思ってしまうのだが。彼は
理解されたことで、安心して引退を決意したようなところがあるらしい。
確かに、そういう部分もあるのかも知れない。これで自分がやろうとしたことを
後輩たちが引き継いでくれると、自分のやって来たことはムダではなかったという
気持ちが生じたのかも知れない。
でもね、やっぱり、ヒデの存在やプレーは私にとっては特別だったし、それが
見られなくなってしまうのは、あまりにも寂しいし、日本のサッカーにとっても
大きな損失だと思ってしまう私なのだった。
本当に、本当に、I MISS YOU なのである。
THANKS
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*1 <nakata.net Hide's Mail より>
『サッカーという旅のなかでも「日本代表」は、俺にとって特別な場所だった。
最後となるドイツでの戦いの中では、選手たち、スタッフ、そしてファンのみんなに「俺は一体何を伝えられることが出来るのだろうか」、それだけを考えてプレーしてきた。
俺は今大会、日本代表の可能性はかなり大きいものと感じていた。今の日本代表選手個人の技術レベルは本当に高く、その上スピードもある。ただひとつ残念だったのは、自分たちの実力を100%出す術(すべ)を知らなかったこと。それにどうにか気づいてもらおうと俺なりに4年間やってきた。時には励まし、時には怒鳴り、時には相手を怒らせてしまったこともあった。だが、メンバーには最後まで上手に伝えることは出来なかった。
ワールドカップがこのような結果に終わってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。俺がこれまでサッカーを通じてみんなに何を見せられたのか、何を感じさせられたのか、この大会の後にいろいろと考えた。正直、俺が少しでも何かを伝えることが出来たのか……ちょっと自信がなかった。
けれどみんなからのmail(メール)をすべて読んで、俺が伝えたかった何か、日本代表に必要だと思った何か、それをたくさんの人が理解してくれたんだと知った。それが分かった今、プロになってからの俺の“姿勢”は間違っていなかったと自信を持って言える。
何も伝えられないまま代表そしてサッカーから離れる、というのはとても辛いことだと感じていた。しかし、俺の気持ちを分かってくれている“みんな”がきっと次の代表、Jリーグ、そして日本サッカーの将来を支えてくれると信じている。
だから今、俺は、安心して旅立つことができる。』
プロ意識の欠如が今回のワールドカップの敗因だろうし、技術があっても発揮出来なければ意味がない。
アマチュアじゃないんだから、結果がすべてのプロ社会、、中田は努力家でもあったけれども、天才派でもあったんだろうね。
自分では当たり前のように理解している事が相手に伝わらない。
相手も何をそんなに怒ってるのよ?って理解出来ない。
精神的にも大変だったね。
とりあえずお疲れさん。
次の人生、さらなる飛躍を!
まさに、若さんのおっしゃる通り。
若さんは、本業でも副業でもプロだしね。(~~)
中田英が言っていることは、どんな仕事にでも共通することかも
知れないって思いますよね。
でも、実際の職場でも、こういうことありますよね。
仕事はできるけど、人間的には好かない、口うるさい人がいること。
あいつはウザイ、いなくなっちゃえばいいのにって思う人もいれば、
仕方ない、仕事に関してはあいつの言うことは正論なんだから、
少し耳を傾けようとするか・・・。
学校でも、そうかも知れないです。最近、生徒に相手にされたくて、
こびちゃってるような先生も増えてるからな~。
彼はビジネスとか投資とかでも、成功するかもと思ったりします。
でも、やっぱ、彼のプレーを見られないのは寂しいな~。(涙)



