北朝鮮問題(3)~ミサイル実験を機に図に乗りつつある安倍氏らは、テポドンより脅威かも知れない?!
2006年 07月 11日
私は5日に北朝鮮がいきなりミサイル発射実験を行なったことは、日本はもちろん、
周辺諸国からも非難されるべき行為だと考えている。そのために日本や周辺諸国から
多少の制裁を受けるのも止むを得ないとも思っている。
ただ、時間がなくて、なかなか北朝鮮問題の解決策などに関する記事を書くことが
できないのであるが。北朝鮮に関する諸問題という大きな枠組みの中では、このミサ
イル実験はその一つの要素にしか過ぎないとも思う部分がある。
北朝鮮がこのような強硬行為に出た時だからこそ、尚更に北朝鮮と利害関係のある
六ヶ国協議の参加国と協力をしながら、もっと根本的なところも含めて、問題の解決を
考えて行くことが重要なのではないかと考える。
<だからこそ、ブッシュ大統領はこれらの国々に直接電話を入れたり、すぐにヒル次官補
を各国に行かせて対応を協議し、国連安保理の制裁議決の採決も猶予を持たせることを
決めたのだと思う。>
北朝鮮問題の解決に関する話は、また他の機会に譲るとして・・・私は、ミサイルが
発射されてから、この1週間の日本政府の対応や言動を見ていて、テポドン以上の脅威
を感じている部分がある。<率直な話、めちゃイラ立ちや腹立ちが募って来ている。>
安部官房長官、額賀防衛大臣、麻生外務大臣をはじめとする政府の一部の者が、声高
に北朝鮮に対してでだけでなく、中国や韓国への批判を行なったり、制裁を強めたり、
日本の軍事力を強化したりしようとしているからである。
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私から見れば、彼らにとっては、北朝鮮問題の解決など、どうでもよいかのように
見える。<彼らにはもともと解決策のヴィジョンなどないのかも知れない。>
それよりも、ここは「千載一遇のチャンス!」とばかりに、今まで言いたかったり
やりたかったりしたのに、野党や国民や他国の反応を気にして控えていたことを、
ここぞとばかりに表に出しているように思える。
今なら国民やメディアもあまり文句は言わないだろう。逆にメディアの一部は、ミサ
イルや核の脅威をあおってくれている。しかも幸いに国会も開かれてはいないため
<一部の委員会は活動しているが>、野党が公の場で反論ができる機会もほとんどない。
私には、一部の者が今回のミサイル実験を「待ってました」とばかりにとらえて、
ある意味では、喜々として対応しているようにさえ見える時があるほどだ。
正直なところ「チョット図に乗り過ぎなのではないだろうか?」と思う部分もある。
日本政府は、ミサイルが発射された5日にすぐ、基本的な経済政策を実行に移す
ことに決めた。以前から、拉致問題に絡んでやりたい、やりたいと思っていた経済
政策を、ここぞとばかりに持ち出して来た。私は多少の抗議やそれに伴う制裁は止む
を得ないと思ってはいるが、それにしても早業であった。
日本政府はこれに続いて、国連安保理での制裁決議の採決にシャカリキになって
おり、さらに今後、日本独自で新たな制裁が行なえるように、秋の臨時国会を目指
して、政策案&法案を作り始めている。
安倍氏は、10日に委員会で拉致問題が進展しない場合でも、新たな制裁を行なう
ことが考えられると発言していた。
安倍氏は何かにつけて、北朝鮮だけでなく、中国、韓国への批判を公言している。
もともと北朝鮮を敵対視し、中韓に対しても決して友好的な感じではない発言の多い
人ではあるが、「ここで毅然とした発言をした方が、総裁選に向けて有利である」
(自民党幹部)という考え方を意識してのことなのか、周辺諸国への配慮に欠ける
と思われる部分がある。
官房長官というのは日本政府のスポークスマンであり、彼の発言が日本の国、
国民の考え方として他国に紹介されてしまうことが多いのだ。だから、官房長官と
いうのは、自らの発言にもかなり慎重を期すべきであるし、むしろ通常は首相や
他の大臣が過激な発言をした時に、それを和らげてカバーするような役目を果たし
たりもする立場なのである。
その官房長官が、この問題に関しては攻撃の先陣を切っており、むしろ後述する
ように、小泉首相の方がカバーに回っているようなところもあるほどだ。
また防衛庁は、8日には来年3月に予定していた地対空誘導弾パトリオット(PAC
3)の配備を年内に開始するほか、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)も含めた全体
計画の本格稼働を、予定の2011年度から早めることを発表した。
<MDシステムは、飛来する弾道ミサイルをイージス艦に搭載したSM3で迎撃し、
撃ち漏らした場合は地上のPAC3で対処する二段階の迎撃システム。防衛庁は航空
自衛隊の六個高射群のうち関東、中部、九州の三個群にまずPAC3を配備し、SM3
は四隻のイージス艦に配備する。> (東京新聞8日)
日本は、米軍再編成に合わせて、できれば2010年ぐらいまでに憲法改正を行ない
米軍と自衛軍が協力して日本やその周辺地域を共同して防衛を行なう計画を立てている。
私は軍事や安保については詳しくないのであるが、その方面に詳しい人によれば、もう
その後の青写真もすっかり作られており、今後は共同で軍事演習を行ないながら、その
時が来るのを待っているだけなのだという。
だから、今度の北朝鮮のミサイル実験で、武器調達の計画を早めることができるかも
知れないのは、ある意味で、願ったりもかなったりの面があるのだ。
これに加え、ここまで来たら「このチャンスに言えるだけのことはどんどん言っちゃ
え」と思ったのかわからないが、9日に額賀防衛長官が「自衛隊が(北朝鮮のミサイル
発射基地などの)敵基地を攻撃する能力を備えることも必要だ」「日米同盟によって
(日本は防御中心、敵基地攻撃は米国との)役割分担があるが、国民を守るために必要
なら、独立国として限定的な攻撃能力を持つことは当然だ」という発言を行ない、物議
をかもすことになった。
同日、麻生外務大臣もTVで、「向こう(北朝鮮)は『核は持っている』と言う。
ミサイルが日本に向けられる場合、被害を受けるまで何もしないわけにはいかない」と
述べた。そして明らかに日本を攻撃する意図があり、他に手段がないと認められる限り、
敵基地攻撃を可能とする従来の政府見解を述べながら、理解を示したという。
また10日には安倍官房長官が「誘導弾等による攻撃を防ぐために他に手段がないと
認められる限りにおいて誘導弾等の基地をたたくことも法律上の問題としては自衛権の
範囲内として可能との(国会)答弁がある。日本国民と国家を守るために何をすべきか
という観点から、つねに検討研究を行うことは必要ではないか」と発言をした。
同日には、自民党の武部勤幹事長も「黙ってミサイルを撃ち込まれるのになすすべが
ないのは許されない。整備すべき法整備があれば積極的に取り組む必要がある」と積極
姿勢を見せた。<以上の発言は、朝日新聞、共同通信などから抜粋>
現行憲法9条でも日本の自衛権が認めらていると解釈されている。しかし、それは
相手が攻撃して来た時に、いわば正当防衛として国土や国民を守るための「専守防衛」
が原則であると考えられていた。<それゆえ迎撃ミサイルはOKである。>
しかし98年にテポドン1号が、日本の国土を越えて太平洋に着弾するという事件
が起きたこともあり、もし北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射しようとしているの
がわかった時には、その発射基地を先制攻撃するのも自衛権の範囲にはいるのではない
かという議論が再燃した。
ただ、実際のところ、北朝鮮には日本に向けて配備してあるミサイルが多数存在する
と言われている。<おそらく中国にも、ロシアにも配備されているだろう。> その
ミサイルがどのような状況になったら、本当に日本に向けて発射されようとしていると
判断できるのか、その基準を立てるのは難しい。また、先制攻撃なるもの自体が、憲法
の専守防衛の理念に反するのではないかという批判の声も少なくない。
<この先制攻撃による防衛論が進むと、アメリカみたいに「イラクが大量破壊兵器を
準備しているらしい」ということだけで、アメリカに対する脅威だとみなされ、攻撃に
対する口実にしてしまうことになるのである。
尚、石破前防衛長官も、この先制攻撃を考えている一人で、03年に国会で北朝鮮の
ミサイル基地を念頭に「東京を火の海にしてやるという表明があり、(ミサイルに)
燃料注入し始めたら(攻撃)着手」と答弁し、武力攻撃と見なす判断基準を示した。>
上記の三氏とも、あくまで今後の検討課題であることを強調し、今後、与野党の協議
を求めて行くという姿勢を見せてはいたものの、私はかなり行き過ぎた発言だったよう
に思う。このような発言を行えば、日本の国民に別の意味で不安も与えるし、またアジ
アの周辺諸国からも警戒感や懸念を持たれることだろう。<これから北朝鮮問題で協力
しなければならない時期なのに・・・。>
私から見れば、この人たちは「憲法なんかどうでもいい」と思っているようにも
感じられるところがある。<参照記事 コチラ>
以前から繰り返し書いていることだが、特に首相や大臣の立場にある者は、憲法に
関わる問題や他国に懸念を生じさせるような内容の発言は、慎重を期さなければなら
ないということが、相変わらずわかっていないようである。
さすがに、これはマズイと思ったのか、10日には小泉首相が、官邸で記者団に
「理論的に検討するのはいいと思うが、日本が実際に攻撃を受けていない段階に先制
攻撃的な形でするというのは別問題だ。憲法上の問題もある。慎重に検討しなくては
いけない」と述べたという。
<前記事で、小泉氏が首相になってから、前首相の森氏はかなりまともな政治家かも
と思えるようになったと書いたのだが。安倍氏が首相になったら、小泉氏もまともだっ
たかもと思うのだろうか?^^;>
日本政府はまた、国連の安保理に制裁決議案を出すのも早かった。これは、米国の
強硬派と意見が合ったことや、北朝鮮との交渉にプレッシャーをかける意味もあった
とは思うが、それにしてもかなりシャカリキになって、やや強引に、急いで各国に
働きかけた様子が伺え、朝日新聞(8日)には『「普段のバランス感覚と気配りに
あふれた日本の代表団とは、とても思えない行動だ」 国連本部の廊下やラウンジでは
しゃにむに決議採択へ突き進む日本の姿に驚きの声が繰り返し交わされた。』と書か
れていた。
国連での制裁決議は、国際社会の中ではかなり重い意味を持つ。国連等に詳しい知人
いわく、北朝鮮が他の国を侵略したとか、他の国の領土をミサイル攻撃したというなら
いざ知らず、たった1日、ミサイル実験を行なったというだけで、ろくに制裁案の協議
や関係国の外交努力も行なわないままに1週間やそこらで制裁決議を行なうのは、異例
というより異常に近いことかも知れないそうだ。
日本政府は、中ロ以外は、日米の提案に賛同してくれていると言っているが、中ロ
以外は西欧やアフリカなどの国々であり、彼らは北朝鮮とはほとんどor全く利害関係が
ない。仮に北朝鮮が暴発しても、自分たちの国が損害を被るおそれはほとんどなく、
いわば他人事のような問題なのである。<ちなみに、暴発で一番損害を被るかも知れな
い韓国は、安保理の理事国にははいっていないため、かなり歯がゆい思いをしている
のではないかと思う。>
幸い10日夜になって、おそらくは米国側からの提案を受け、国連での制裁決議の
採決は「中国の北朝鮮に対する外交努力を見守り、数日間は行わない」ことになった
という。
ブッシュ大統領は、当初より北朝鮮と六ヶ国協議の場で話し合うことを要望しており
「もし北朝鮮が出てくれば、その際に米国と二国間の協議の時間を設けてもいい」と
いうオヤツも用意して、中国から北朝鮮に働きかけることを要請していたのだ。それを
受けて現在、中国の高官が北朝鮮を訪れており、国連の採決は中朝間の話し合いの結果
を待ってから、考えることになるだろう。
一部報道では、今回のミサイル実験は中国にも事前通知がなかったとのことで、中国
側も今回は完全擁護体制にはならず<場合によっては、中国からのエネルギーや物資等
の供給支援を中断または削減することも含め>北朝鮮に強く六ヶ国協議への出席を働き
かけるのではないかと言われている。
しかし、日本の強硬姿勢は変わらないようだ。
TVやネットで様々なニュースを見るたびに、誰がこの図に乗ってイケイケになり
つつあるやつらを止められる人はいないものか、と思ってしまう。
今や私にとって、彼らは、ある意味ではテポドンよりもコワイ、そして日本をアブナ
イ方向に導く脅威の存在になりそうな気がしている。
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それは『国民の生命と財産を守る』という国家としての最も基本的かつ最重要の責務のためには、常に最悪の事態に対処できるだけの準備が必要であり、それを怠るような人間には政治に関わる資格すら無いと考えているからです。
社民党などは
>この事態を受け、導き出される唯一の対策が日米間のミサイル防衛(MD)協力強化・加速化なのかは、大いに疑問がある。(中略)
>これが本当に「ミサイルの脅威から国民を守る」ための方途なのか、いま一度立ち止まり、冷静に考える必要があるのではないか。
などと言っていますが、立ち止まっている間にミサイルを打ち込まれたらどうやって責任を取るつもりなんでしょうか。
国連安保理への制裁決議案提出に関しては、これが単なるミサイル実験ではなく、平壌宣言や米朝間のミサイルモラトリアムなどの国際合意を破っての行為である事を無視して批判するのは卑怯ではありませんか?
今は時間が無いので、私が考える北朝鮮問題の落とし処など、後でもっと色々と書き込ませていただきます。

テポドンが飛んできても、竹島を占領されても、尖閣諸島を奪われても、日本領海内に中国の原子力潜水艦が自由に行き来していても、台湾が併合されても、沖縄が占領されても、何がおきてもあなたは平穏な生活を送れると思っていらっしゃるように感じる。
触らぬ神にたたりなしですか。
困ったもんです。
もう少しまじめに現実社会と向き合って見ることをお勧めします。
老婆心ながら。

MDシステムは、攻撃能力ない。盾でしかない・・・・・それを批判するのは変でしょうw
もし、撃たれたら、撃ち返す能力があるから、相手が躊躇するその能力があってこその安保問題ですから・・・撃たれたら迎撃するには、倍どころか、乗ぐらい難しくなる事を理解しましょうw
以前もカキコしましたが、日本わざわざ、対地能力を備えていないく、軍事的圧迫に非常に気を使っている国に、中、朝、最近では、韓も軍事的挑発で外交するような国に一分の理もない。
まあ、最近は普通の国になるぞ(対地攻撃能力持つぞ)が、カードになりそうな状況になってきましたが。。。。
中国、韓国批判と言ってますが、別に中国には、批判してないでしょう。中国との応酬はまだ建設的だ。
問題は、韓国、国内で対応が遅いという批判に晒されたいるのですが、日本に対して「大騒ぎ」と言ったことになってますが、「馬鹿騒ぎ」と言ったのです。これに対する批判は、しょうがないでしょう。

更に付け加えるなら、今回のミサイル実験、事前に情報が入っていながら、発射のタイミングは完全に予想外だった、発射前には探知できなかったとされています。つまり、北朝鮮が本気で日本を狙った場合、発射されてからでなければ気付けない可能性が高いわけです。
結局のところ、日本だけが騒いでいるように見えるのは、日本が最も危険を被る立場に立たされているからに他ならないのではないでしょうか。
韓国については……何か言葉が必要ですか? 自国内からの批判をかわすために他国を利用するような大統領は、非難されてしかるべきものと存じますが。

日本国民として、何とも頼もしい政治家です。
そうでしょう、
韓国は日本の領土である竹島を勝手に武力占拠し続けているのです。
50年以上もの間です。
しかも、日本が何度も国際法廷で話し合いをと提案しても、出てこないではないですか。
韓国は自国の領土と言いながらも、証拠など何も出さない。
しかも、デタラメな自分に都合のよい捏造歴史を教え、反日教育を徹底している。
このような卑怯な酷い国韓国、非難されて当然です。

「しかし98年にテポドン1号が、日本の国土を越えて太平洋に着弾するという事件
が起きたこともあり、もし北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射しようとしているの
がわかった時には、その発射基地を先制攻撃するのも自衛権の範囲にはいるのではない
かという議論が交わされるようになっていた。」
とおっしゃいますが、この政府見解が出されたのは昭和31年です。
この政府見解が脚光を浴びたのが98年だというニュアンスで書かれているのであれば構いません。
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=19183&SAVED_RID=3&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=2&DOC_ID=3229&DPAGE=1&DTOTAL=12&DPOS=4&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=20343
の船田中氏(当時、防衛庁長官)の最初の答弁をご覧ください。
この政府統一見解を否定するような答弁はなされているのかいないのかは正確にはわかりませんが、さきの議事録検索システムで「自衛権の範囲 政府統一見解」を検索語に入れると今回の問題を除くと平成11年現在では、鳩山内閣政府統一見解は維持されているようです。

ここは、らんさんと大きく見解が違ってしまうところ
ですよね。
私の知人もそうでしたが「国と国民を守るために、
しかるべき軍備を持っているのは当然のこと」という
考え方の人たちにとっては、対・中国や北朝鮮のこと
を考えると、本当にイライラさせられる日々が続いて
いるのではないかと思います。
私は「力には力を」とは考えないタイプなので、その
考えには賛同し得ないわけですが・・・。
<逆に軍事化が進むとイライラさせられてしまったり
して(笑)>
それぞれの国家観の違いなので、仕方ない面もある
かな~と思っています。
もし日本が厳しい制裁を課したことで、何かあっては
困るので、国際世論の後押しも欲しいのでしょうね。
でも、賛成しているのは、北朝鮮からは遠くて直接には
利害関係のない国ばかりですから。
何かあったら、日本も困ることになるのに・・・。
小泉氏は今日から外遊なので、忙しいのかも知れません。
サミットでどのように話を運ぶのかが見ものです。
沖縄が占領されてしまうのですか?
<米軍基地に占領されているようなものだという意味
でしょうか?>
尚、台湾問題は、日本にはどうしようもできない部分が
あると考えています。
他のことに関しては、私は少なくとも自分の生活が
ただちに脅かされる問題だとは思っていません。
<現実的な生活という意味で。>
ただ経済水域の問題がありますから、できれば
話し合いか国際司法の場で解決できればと考えて
います。
私は今の憲法を愛していますから。このままでも構わない
のです。<どうしても改正したいとは思っていません>
ただ、絶対、憲法を改正してはいけないとも思っては
いないということです。
国民の利益に資するなら、改正してもいいのではと
思っています。
その「国民の利益」という部分の考え方が、kmuraさん
とは異なるのかも知れませんが・・・。
私は自衛権は認めますが、だからと言って、軍備を
どんどん増強して行くのは好ましくないと思って
いるからです。
もし軍備を増強したり、軍事行動の範囲が拡大したり
することが「ふつうの国」になる条件ならば、私は
「ふつうでない国」のままで構いません。
ところで、kmuraさんは北朝鮮問題はどのように解決
すべきだと考えておられますか? よろしければ、
見解をきかせて下さい。
私も北朝鮮が最も敵視しているのは、日本と米国だと
思います。
<韓国も休戦中の敵ではありますけど、やはり同じ民族
だという意識はあるでしょうから。>
ただ、私はコトを荒立てれば、日本と北朝鮮の関係だけ
でなく中韓との関係もさらに悪化するのではと懸念して
います。
経済や社会的な面でも、これから中韓との交流抜きには
日本はやっていけないと思いますので、北朝鮮の問題でも
もっと協力し合っていければと思う次第です。
お互いに利害関係が一致するところもあると思いますので。
竹島の問題は、現存しているものですが。
確かに国際司法の場にのって来ないのは、私も疑問に
思う部分がありますが。
お互いに色々と批判合戦を行ない出したら、キリが
ありませんし。
経済、社会的な面を考えても、いい形で共存して、
協力して行くのが一番いいと思いますので、要職に
ある人には、もう少し心余裕を持ってもらい、慎重
な発言を心がけて欲しいと思います。
すみません。誤解を与えるような書き方になっていま
したので、「再燃した」という表現に変えてみました。
船田氏の政府見解はあったものの、批判も大きくて、
「専守防衛」論の方が強くなっていたため、近時まで、
先制攻撃論は封印されていたように思うのですが。
テポドン1号の発射以降、また、そのような話が出て
来たと解しています。
先制攻撃は、判断基準が明確ではなく、判断の仕方も
難しく、一つ間違えれば、ただの攻撃になりますし。
攻撃の口実にも使われやすいので、私個人は反対です。
私も基本的には、彼らの目的はそうだったのだと思います。
また何分にも常識が通じる相手でなく<かなり切羽詰まったところも
ありますので>、慎重に様子を見ながら対応する必要があると思います。
下手に追い込み過ぎるのは、やはり心配になるです。
そして私も政権交代期が、いい機会になるのではないかと思う部分が
あります。<周囲もその時を待っているのかも?>
それがどのような形で行なわれるのか・・・そこが難しいところです。

すべきだと考えておられますか?
基本的には、話し合い。でも、北朝鮮の現政権、約束を守らなく、口先だけで生き残ってるから、北朝鮮が、譲歩をした所でなく、譲歩を行動に移したところでの援助などの処置が、始まるようにするべきであると思う。
しかし、現状が改善されないならば、経済制裁を段階的にしていき、譲歩及び政府転覆を促す。が最善だと思います。
おそらく、北朝鮮も海上封鎖ぐらいまで進まないと攻撃してくる事はないでしょうから、そこまでは、武力衝突は無しの方向ですが、そのためにミサイル外交させるわけにはいかないので、MDシステムは、早期運用に努めるべき。
しかし、この方法では、北朝鮮人民があまりにも、かわいそうだから、米、中で組んで武力制圧をするのもありかもしれません。
米中が、組むことはなさそうですが、過程ですが更なる分割になるでしょうけど・・。

貴方の北朝鮮問題の解決策読ませて頂きました。少し疑問に思う事がありますので説明をお願いします。
1>基本的には話し合い
話し合いとは6カ国協議ですか?米朝協議ですか?日朝協議ですか?
2>北朝鮮が譲歩を行動に移した所で援助などの処置が始まるようにするべき
北朝鮮の譲歩には具体的にどこまで要求するのでしょうか?
1)拉致、核、ミサイルの全てを含めた譲歩
2)核、ミサイルだけの譲歩
3)とりあえずミサイルだけの譲歩
3>現状が改善されないならば、経済制裁を段階的にしていき、譲歩、及び政府転覆を促す。
1)経済制裁の段階的内容を具体的に説明して下さい
2)初期の経済制裁で北朝鮮が譲歩しない場合はどうするのですか?
3)政府転覆を促すと言いますが、それこそ北朝鮮が暴発する可能性が最も高いと思いますが、全くないとお考えでしょうか?
つづく

つづきます
4>北朝鮮も海上封鎖ぐらいまで進まないと攻撃してくる事はないでしょう。
何を根拠にそのようにお考えでしょうか?
5>ミサイル外交させるわけにはいかないので、MD

5>ミサイル外交させるわけにはいかないので、MDシステムは早期に運用に努めるべき
1.当然、北朝鮮はMDシステム導入前に強硬策をとると思いますが、その間はどうすべきだとお考えでしょうか?
2.MDシステムは使い物にならない(田中宇の国際ニュース、北朝鮮の国際危機で見えたもの)という意見もありますが、それについてはどのようにお考えでしょうか?
6>しかし、この方法では北朝鮮人民があまりにもかわいそう
文章の流れから意味がよくわかりません。貴方の文章では北朝鮮の出方は別にして、まず、話し合いをすべきであり、それから段階的経済制裁、MDシステムというふうに強硬策とはおもえません。
7>北朝鮮人民がかわいそうだから米中で組んで武力制圧するのもありかもしれません。
どうして、かわいそうだから武力制圧するのですか?

どうして、そうお思いになるのですか?米中がお互いの国益のために水面下で連携をとる可能性は大いにあると思いますが。
9>過程ですが、更なる分割になるでしょうけど。
おっしゃっている意味がよくわかりません。米中の北朝鮮の分割を言っているのでしょうか?
貴方の主張にだけ疑問点を述べるのは、フェアでは無いと思いますので時間がある時に私の意見も投稿します。勘違いしてほしくないのですが、貴方の主張を非難しているのではありません。納得がいく説明があれば尊重します。また、もし理論に不十分な点があれば、それを補強していけばよいと思います。せっかく投稿して下さったのに批判めいた文章になり申し訳ありません。できれば、このブログのコメント欄は右の人も左の人も他者の批判だけでなく、自分の主張を述べた上で他者の意見も尊重して批評する場になって欲しいと思います。

1,2、は、でとばす。
3-2、3、多分暴発するでしょうねで、それが??こう着状態に意味はない。
3-4そのぐらいまで、軍事政権もつでしょうし、戦力差は分かっているからです。
5-1、上の理由で、ないでしょう。5-2MDシステム(撃ち落とす)のは難しいと言うのは理解しているし、コメント何度もしてますが・・・専守防衛幻想だと思ってますから、戦力差の事からこの段階では攻撃がないでしょう。北朝鮮も日本が真珠湾でしたような奇襲は、世論がどうなる事になるか理解していると思います。でも、アメリカは第二のハワイに平気でしそうですがね。

経済制裁→いまでも、人道支援は転売されている、民衆にとっては経済制裁が始まれば、どんどん困窮すると思われますが??
7上の事の回避策としてはそれもありでしょう。
8、既に、距離はそこまで関係なくなった軍事行動ですが、それでも中国は、米軍が朝鮮半島を北上するのは、安保上気になるでしょうし、韓国と言う情報封鎖ができない所とは、ワンクッション欲しいでしょう。
米国は、利益がありそうじゃない。基地は、増やせるかもしれませんが、韓国で反米の風がふく中、大規模な基地は、北にも置き難いでしょうし、南もより、反日反米政権になりそうです、分割的な軍の駐留になるだろうし、何より、その二国が組んでの、進行は、ありえなそう。
しかしながら、その良識が強盗団やテロ組織などに通用するでしょうか?
良識は良識を持つ者に対してのみ通用します。
「話せば分かる」といっているうちに身ぐるみ剥がされて殺されるのが落ちでしょう。
そうでなければ刑法も警察も必要ないはずです。
因みに、中国は法律に日本やアメリカの存在を認めない旨を規定していますので、絶対に相容れることはありません。
トラックバックしましたのでご覧下されば幸いです。
石橋を叩いて渡るべきではありますが、叩き過ぎれば壊れて渡れなくなります。
今までの日本は、まさにこの状態でした。

それに本当に専守防衛を徹底させるなら国民皆兵にでもして国防力を高めないといけない(スイスの様に)
MDシステムも原理上北朝鮮のような日米から見たら「格下」の相手ですらミサイル攻撃に対処できるかどうか疑わしいものですし、迎撃ミサイル1発が確実に相手のミサイルより高いという「鯛で海老を釣る」ようなものです
それと今回出てきたのは「先制攻撃」ではなく「報復攻撃」ではないですか?
質問への回答(FKさんの質問へも)、有難うございました。m(__)m
率直な感想を書けば、kmuraさんとは、日頃は大きく見解が異なること
が少なくないものの、この問題の解決策に関しては、共感できること
が多かったです。
私も、話し合いを基調にしながら、必要に応じて経済制裁を行なって
行くといくのが現実的なやり方だと思いますし。米国&日本が、いかに
うまく中国、韓国と連携して行くかが鍵だと思っています。
おそらく、どの国もいずれ北朝鮮の現体制が崩壊する(させる?)こと
がアタマにあると思うのですけど。そこまでのプロセスに関しては、
それぞれの国の利害関係がからんで、温度差があるようにも思えます。
そこをどうするかが、難しいのかも知れません。
また、kmuraさんも書かれていたように、今も苦しんでいる北朝鮮の
一般市民への対応も考えなければならないと思います。何かあった
時には、日本も難民対策の問題を抱えると思いますし。それを考えて
も、慎重を期すべき部分があると思っています。
確かに、北朝鮮には良識が通用しにくい部分もあると思います。
特に近時は、政治、経済面でも切羽詰っていますから、もう
良識もへったくれもないという感じになっているかも知れません。
そして、もうそんなやつとは話をしていてもラチがあかない
ので、叩き潰しちゃえという考え方もできるとは思います。
でも、それで全てがすっきり解決するとも思えないのです。
また北朝鮮はともかく、中国は話せばわかり合える部分も
あるのではないかと思います。経済的な面を考えても、もはや
お互いに全面的に敵視、無視できない状況ですし。日本が中国
韓国と連携をとれなければ、北朝鮮を利するだけのように
思います。
この石橋は、周辺諸国にとっても重要なものなので、日本
独自で対応を決めるのは、控えるべきだと思っています。
日本の場合、専守防衛と言っても、あくまでアメリカ軍の
庇護の下という形で考えられていると思うので、日本が一国で
防衛する場合は、また違う形をとることを考えなくてはいけ
ないのかも知れませんね。
私は軍事には詳しくないので、細かいことはわからないのですが。
色々と話をきく限り、MDシステムはどこまで効果があるのか
疑問に思うところがあります。また、米国は数年後に実用化する
迎撃ミサイルの実験を行なったばかりで、何か新製品ができる
たびに売りつけられそうですし・・・。「MD整備をすれば安全」
と国民に思わせるのはどうだのだろう、と思ったりもしています。

私は日本以外の国は全て仮想敵国だと思っております。
そのくらいの気持ちでいないとこの腹黒い国際社会は渡っていけないと思います。
もちろん、私とて戦争など大嫌いです。
しかし、核武装している国が攻撃されてないのを思うと核武装は最大の抑止力だと思います。
確かに、私も核武装に関しては、同様の思いを抱いています。
正直なところ、アメリカや他国がエラそうにゴチャゴチャ言って来るのを
見て、「え~い、この際、日本も核を持っちゃえばいいのに」と思って
しまうこともあるです。
<大国の自分は核を持っていいけど、それ以外の国は信用できないから
ダメって態度には腹が立つ部分がありますので。>
ただ、みんながそう思って核を持ってしまうと、これまた大変になってしまう
と思うので、世界で唯一の被爆国である日本としては、何とか核軍縮を
アピールして行きたいと思う次第です。

時宜を失い、すごく低質な議論になってますよ・・・
安倍、麻生両氏の強硬な主張(まあ、当然の主張ですが)が奏功して、
中国・ロシアの賛成を得た上で国連決議という重要な成果を得たわけですが、全く無策のmew-run7さんは、相変わらず仕事をしている政治家を揶揄し続けるおつもりですか?
北朝鮮より脅威である、とか、
「やつら」呼ばわりするのは大変不遜です。
現在、間違いなく脅威は二人の政治家ではなく北朝鮮であり、まともなバランス感覚の無いあなたのような平和ボケの日本人です。
人それぞれ色々な考え方がありますからね。
私は平和で平穏な生活を願って、私なりの見解を書いて行きたいと
考えています。