北朝鮮問題(4)~コレは日本の今後のあり方について考えるいいチャンスかも~+ジダン頭突き

北朝鮮問題でバタバタしているうちに、ワールドカップが(ウィンブルドンも)終わ
ってしまった。^^; 本来ならイタリアの優勝がもっと讃えられるべきなのだが<そし
てジダンをはじめフランスの活躍も>、例のジダンの頭突き事件があまりにもセンセー
ショナルだったために、世界中のマスメディアがそちらの方ばかりをメインに報じて
いるようで、何だかな~と思ってしまう部分がある。<また読唇術で発言内容を勝手に推測
するのも、いかがなものかと。>

 ジダンも相手選手も、今のところ、具体的にどのような発言があったのか言おうとは
しない<ジダンは3度にわたって、母と姉を侮辱する発言があったと言っていたが。>
 ただ、私はやはり何を言われようと、<特に試合中に>暴力で応酬する行為は容認
されるべきではないと思う。それはサッカーのプロ選手として、プロ意識に欠ける行為
であるし、世界中で何億人もの人々がワールドカップを楽しみに見ている中、サッカー
を愛する人々、特に子供たちにとって失礼であり、望ましくない行為なのではないか
とも思う。<今回出場した各国の選手たちの中にも、インタビューで「子供の時から
憧れていたワールドカップに出て、ここまで来れてよかった」などと答える人が多く
見かけられるのを見ていると尚更そう思う。>
 彼のこの行為は06年のWCを、実に後味の悪いものにさせてしまったのは事実で
あろうし、本当に残念であった。

* * * * * * * *

 
 本当はWCや他の国内問題についても、書きたいこと書くべきことがたくさんあるの
だが・・・。もう少しの間、北朝鮮問題をメインに取り上げて行きたいと考えている。
 何故なら、この問題は今後、様々な面での日本のあり方、国民のあり方を考えるいい
きっかけになると思うからだ。
 このような具体的な事件が起き、自分たちの身の安全もかかって来ることもあり、
ふだんは政治などに興味がない人も含め、多くの国民がこの件に関心を抱いている。
また、マスメディアも毎日この件を大きく取り上げて、何かに気付いたり、考えたり
議論するための材料を提供してくれている。
 まさにこれは、日本の将来を考えるための千載一遇のチャンスかも知れないのだ。

 北朝鮮の現状を見ていると、特に戦時中の日本と重なる部分があり、そこから見えて
来るものもあるように思える。また憲法改正、自衛権や軍事、安保の問題、アジア外交
のあり方などなど、今、日本が直面しており、日本の行方を決める大きな岐路となる
かも知れないような問題が本当に色々と関わって来る。

<つづきは ↓More をクリック>
 



麻生外務大臣が8日、広島市の講演でミサイル発射で主要国の北朝鮮問題に対する
関心が高まったとし「金正日(総書記)に感謝しないといけないのかもしれませんが」
と発言したらしい。<直後に「冗談は抜きにして」と言い直したとか?!^^;>
 というのも、先月のモスクワでの主要国(G8)外相会合に出席した際に、「G8の
関心はイランで(麻生氏が)北朝鮮の拉致、核、ミサイルが緊急だと言ったが、反応は
鈍かった」「いきなりテポドンときたから『日本の言ったのはこの話か、結構えらい
ことになっていたんだ』と如実に証明してもらった」からだそうだ。
<日刊スポーツ8日 引用>

 先日、知人と話していて、「もしかしたら日本の方向性を決めるかも知れない重要な
<総裁選、参院選を控えたこの>時期に今回の件が起きたことは、ある意味で有難い
ことだったのかも知れないね」と思ったところがあった。
 小泉氏が首相を務めるのもあと2ヶ月しかないが、このような事態に際して、彼が
どのような発言や行動をするのか、他の国が日本に対してどのような対応をとるのか
それを見れば、彼がやって来た外交政策が果たして妥当なものであったかどうか、
彼が日本の首相としてふさわしい人物であったのかどうかなどについて考えることが
できる。
 これから首相や政府の中核を担うことになるかも知れない安倍氏や麻生氏、その他
自民党の有力議員の発言や態度、考え方などもよく見ておきたい。小泉氏の場合は、
構造改革、郵政民営化や彼のパフォーマンスなどがド~ンと表に出る形になってしま
い、憲法改正や自衛権等の問題はその陰にかすんでしまい、その間に好き勝手に運ば
れてしまったような感じがあったが、今回の件によって、国民ももう少し憲法や自衛
権、軍備や外交などの政策も重視して、判断材料に加えるのではないかと思う。
 民主党の中で、誰が憲法改正や安保、自衛権の問題に積極的なのか、また民主党
自体がどのような方針を示すのかを知る機会もできるかも知れない。

<ちなみに、北朝鮮問題に関してTVに出て来る民主党議員は、どちらかと言えば憲法
改正、軍備強化に積極的な人たちが多いと感じるのは、私だけだろうか? それとも、
そういう人たちの方がこのような問題に詳しいので、TVに出る頻度も高くなるという
ことなのだろうか? 早くも前原氏が表舞台に復帰したのにも驚いたが、チョット喜々
として語っているようにも見え、「これが民主党の考え方だと思われるのも、困るん
じゃないかな~」という気にもさせられた私だった。>

 
 国民がこの問題を通じて、何を考え、どう判断するかはわからない。
 また、実際のところ、このように考えることが正しいとか正しくないというような
答えも存在しないのである。
 私は、日本の軍事力を拡大したり、集団的自衛権を認めるような憲法改正を行なおう
としたり、近隣諸国への批判を強めたり、国防も意識させるような愛国心を教育しよう
としたりする方向に進むと「日本はアブナイ!」と思ってしまうのであるが。
 私とは反対の立場の人の中には、もっと軍事力や自衛権を強化しないと、また近隣
諸国のあつれきを意識して愛国心を持つようにしないと「日本はあぶない!」と思う
人もいるようだ。
 おそらく、どっちの考え方も「あり」なのである。
 また、これから議論を重ねるうちに、両者の見解にも接点や妥協点が見えて来るかも
知れない。それだけでも、極端な方向に進むことは避けることができる。

 私が一番イヤなのは、国民が重要な問題に気付かず、あまり考える機会のないままに、
政府や一部の国、人々の恣意で、日本が妙な方向に進んでしまうことなのだ。あとから、
知らなかった、こんなはずじゃなかったと思っても、時、既に遅しというケースが少な
くないからである。だから、まずは問題に直面して、考える機会を持てるのは幸いで
あり、大切なことなのだと思う。
<できれば、このブログでも微力ながら材料を提供する役割ができればいいな~と思う
し、また私自身は自分の考えを主張して行きたいとも思っているのだが。>

 何か今回は、かなり抽象的なことを書いてしまったが・・・。
 この何日かの間に、私の周囲でも、私が思った以上に北朝鮮問題に関心を持つ人が
多く、色々と話したり意見をきいたりする機会があり、「これはいい傾向なのかも知れ
ない」「いい形で今後に活かせるといいな~」と思ったりもしたので、書いてみた次第
である。

* * * * * * * *

 具体的な話は、また次回に書きたいが・・・現段階では、日本が強く望んでいる国連安保理
での制裁決議案の採決は、少し遠のいてしまったような状況になっている。米国だけでなく、
英仏も強硬的な態度をとることには消極的な姿勢を見せ始めたからだ。
 他方、中ロが譲歩を示し、共同して日本等が提案した制裁案から制裁に関する条項を除いた
非難決議案を提示して来た。<中国は以前は議長声明に留めたいと言っていたので、ワン
ランクアップの提案をして来たことになる。>
 おそらく関係各国は、中国と北朝鮮の交渉の進展具合を見ながら判断するのではないかと
思うが、とりあえず第一段階として非難決議案だけを通すことにするか、来週のサミットで
各国首脳が意見交換をしてから対応を決めることになるかも知れないと思う。

 また、コチラに書いた敵基地攻撃論に関して国内外で批判や問題視する声が強まっており、
安倍氏の発言も揺れている。11日には、韓国の批判に対して「いちいちコメントしない」と
突っぱねていたが、アメリカや党内からも懸念を示す声がきかれたことから、12日には
「(あの話は)『先制」攻撃論ではない」と反論し、「日本が攻撃を受けてからの話だ」と釈明
した。しかし、「先制」という言葉は使っていないものの、額賀防衛長官や武部幹事長の話から
は、ミサイルを受ける前に攻撃する必要性を論じているような言葉もあり、この件の波紋は
さらに広がりそうな感じである。

 安倍氏ももし本気で首相を目指すなら、もっと国内外が自分の発言をどのようにとらえるか
配慮すべきだと思うし、TPOに応じた発言をした方がいいように思えた。



                         THANKS
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by mew-run7 | 2006-07-13 10:18 | 東アジア、北朝鮮問題 | Comments(30)

Commented by 小市民 at 2006-07-13 13:39 x
 しかしよく考えると今現実にミサイルがふってくるという段階になったとき小泉総理が「えーただ今北朝鮮からミサイルが発射されました。精度が良くないのでよく分かりませんが多分西日本のどっかに落ちるでしょう。でも日本は何も出来ません。続けてあと10発のミサイルに燃料を注入しているようですがやっぱり日本は何も出来ません。座して死を待ちましょう。なむ。ああでも大丈夫。被害が出たら米軍が反撃してくれるから。みんなで応援しましょう。私も金を出します。得意の歌だって歌っちゃいます。らぶみーてんだー」
というような非常にあほらしい事態が考えられるわけです。というか米軍が反撃するのと自衛隊が反撃するのにそんなに違いある?武力進行されたら米軍の武力で反撃してくれって態度自体が日本の武力放棄のうすっぺらさを語っているような気がする。僕としては「敵の武力を奪う能力を持ちつつ他国を武力で制圧はしない」というような道はないもんかと思っている。
Commented by FK at 2006-07-14 01:09 x
北朝鮮問題の解決策について現時点での私の思った事を書きます。
まず、強硬論と慎重論の2つの考えがありますが各々次のような問題点があると思います。

強硬論の問題点

1.北朝鮮の暴発についての可能性
2.仮に暴発した場合それに備えた準備はできているのかどうか?
3.暴発の準備が不完全な場合、それに対する日本国民の覚悟は本当にできているのかどうか?

慎重論の問題点

1.北朝鮮をこのままの状態で放置しておくと、ますます核や生物化学兵器などの所持で危険性が高まる恐れ
2.第2、第3の北朝鮮のような国家が現れる危険性(自国の主張を通すためには強力な軍事力が必要という考え方)

私は基本的には強硬論に賛成ですが、1,2の問題点を充分考慮したうえでの行動が望ましいと思っています。現時点では、各国が連携してこの問題を解決していく努力が乏しい気がします。

つづく


Commented by FK at 2006-07-14 01:36 x
本来であれば、北朝鮮対日本、中国、韓国、ロシア、アメリカという軍事的な包囲網をまず形成(温度差はあれ各国とも今の北の体制はよくないと感じていると思います)し、その範囲の中で圧力と援助を行い確実に北朝鮮の脅威を減ずるのがベストだと思いますが、現時点では北朝鮮対日本、アメリカ対中国、韓国、ロシアという図式になっていると思います。

日本としてはアメリカだけでなく、中国、韓国、ロシアにも働きかけ5カ国で一致できる対北朝鮮政策を早期にまとめる必要があると思います。また、北朝鮮もイラクのように攻撃されることを最も恐れていると思いますから逃げ道を作っておく(政権移譲の後は指導者の罪は問わないとか、儀礼的な役職にする等)事も必要だと思います。

また仮に北朝鮮が暴発した場合、各国で一斉に協同で行動にあたり、例えば、ミサイルを日本に向けて発射した場合、日本、アメリカだけでなく他の国も日本のために連携してMDシステムなりを使える体制にしておく必要があると思います。また、日本でなく他国に発射された場合も同様に、日本は他国のためにそのミサイルを迎撃する行動をとるべきだと思います。
Commented by FK at 2006-07-14 01:50 x
また、北朝鮮を軍事侵攻する場合、日本も他の国々と同じように軍隊を北朝鮮に送るべきだと思います。(中国や韓国が過去の歴史の経緯から反対した場合は無理に送らなくても良い。)憲法上の問題もあると思いますが、国連軍という解釈ですとOKなのではないかと思います。

それでも、被害が及ぶ場合は政府はきちんとその事を国民に説明し、国民にその覚悟を受け入れる努力をすべきだと思います。私は、今の政府は中国、韓国、ロシアへの外交努力が全く不足していると思います。もちろん、中国や韓国との関係は簡単なものではないかもしれませんが、それを行うのが真の政治家だと思います。

ps)kmuraさん、質問に対するお答えありがとうございました。
Commented at 2006-07-14 03:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mew-run7 at 2006-07-14 06:43
小市民さん、コメント有難うございます。

私もそこが難しいところだと、思っています。
向こうが銃を撃ってくれば、こっちも銃を撃ってもいいだろうと。
これは正当防衛ですものね。

でも、相手が銃を持ってるから、こちらも銃を用意しようと
お互いにやり合っていると、どんどん武力合戦がエスカレート
することになって、お互いの不信感、警戒感も強まってしまう
ところがあるようにも思います。

特に日本は、残念ながら、軍事に関しては、近隣諸国から
信頼が得られていないのも、ネックになるところです。
まずは、日頃の外交努力が重要なのかも知れないな~と
思ったりもします。
Commented by mew-run7 at 2006-07-14 06:43
FKさん、コメント有難うございます。

北朝鮮問題に関してのお考えを書いて下さって、有難うございました。
私も、ほぼ同感です。
今日か明日に記事をアップしようと思いますが、まずはやはり5ヶ国
の連携が不可欠だと思っています。そしてFKさんが提示されていた
ような、軟着陸的な解決の方法を5ヶ国の協力のもとに実現して
行くべきだと考えます。

また日本が、北朝鮮に何かあった時の難民対策をどのように考えて
いるのか、私も知りたいところです。

唯一反対なのは、北朝鮮の軍事制裁には日本は参加すべきではない
ということです。<反対すると思ったでしょ?(笑)>
もともとどの地域に対しても、国連軍の戦闘に参加するのは反対
なのですが。北朝鮮の場合は、過去のこともあり、周辺国にいい
感情を与えないばかりか、その後、さらに警戒感や不信感を高める
ことになると思うからです。
Commented by らん at 2006-07-14 08:57 x
 前回「後でもっと色々と書き込ませていただきます」と書いておきながら、遅くなって申し訳ありません。おまけに、バカみたいに長くなってしまって……(汗)

 まず、mew-run7さんは、どうも北朝鮮への経済制裁や安保理での制裁決議案には慎重……というよりもかなり否定的なご意見のようですが、それでしたら今回の北朝鮮の行為に対し、具体的にどういう対処が相応しいとお思いでしょうか?

 私が「断固たる姿勢」を主張して制裁に賛成するのは、これまで北朝鮮に対して制裁以外の手段が功を奏したことがまるで無いからです。北朝鮮の瀬戸際政策によって、北朝鮮が得た物と譲歩した内容、更に一旦は合意した譲歩のうちどれくらいがが反故にされたかを考えれば、これは自明の理でしょう。
 金正日の専属料理人として側近になっていた藤本健二氏によると、北朝鮮はKEDOの枠組み合意がなされた1994年以降も、具体的な核兵器開発を続けていたそうです。それが事実なら、核開発の凍結と引き換えに提供された軽水炉が建設されていた期間にも密かに核兵器開発を行っていた訳で、北朝鮮が如何に国際社会を裏切り欺いて来たかを端的に表す事例と言えるでしょう。
Commented by らん@続き1 at 2006-07-14 08:58 x
 こんな相手に対して、具体的な制裁無しにこれ以上交渉を続けても、コレまで通り支援をタダ取りされた挙句、時間を無駄にするのがオチでしょう。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とは、プロイセンの鉄血宰相ビスマルクの言葉ですが、これまでの経験にすら学べないようでは、愚かとすら呼ぶに値しないという事になるんですかね。

 拉致、核、ミサイルといった日朝間の諸問題を解決するには、最終的には北朝鮮の体制崩壊が必要だと私は考えます。
 たとえ金正日が失脚しても、一人の独裁者に牛耳られる体制が続く限りは、拉致はともかく核やミサイルというカードをその独裁者が手放す可能性は低く、解決は遠いでしょう。その為、やはり独裁体制の崩壊(理想を言えば民主化)が不可欠だと思われます。仮に中国に併呑される事になったとしたら、核やミサイルはともかく拉致問題の解決はやや心許ない事になりそうですし、米中関係如何では却って軍事的緊張が大きくなりかねません。
 問題は体制崩壊に伴う混乱と、大量に発生すると予想される難民でしょうね。
Commented by らん@続き2 at 2006-07-14 08:59 x
 具体的にどういった混乱が起きるか、どのくらいの難民が発生するかといった事は、北朝鮮崩壊までの過程に大きく影響されますので、そもそもその過程が見えない現時点での予測はほぼ不可能だと思います。何とかソフトランディング出来ればいいのですが……。
 とはいえ、私は北の体制崩壊は、金正日の次の代の指導者になった後になるのではないかと感じています。それまで北の体制を維持させるという訳ではなく、経済制裁等で締め付けたとしても、金正日の強かで狡猾な外交や中韓(特に韓国)の姿勢を見ると、まだ10年や15年くらいは何とか耐えそうだという印象があるからです。もっとも、韓国の次の大統領選の結果次第では、早くなる可能性は充分にありますが。ともあれ、叶うならばその間に、ソフトランディングさせる手段を講じたいところです。
 ただ、毎年数万から数十万とも言われる自国民を餓死させながら、周辺諸国を核やミサイルで恫喝して体制を維持するような政権の存続は、絶対に許されるべきではないと確信します。
Commented by らん@続き3 at 2006-07-14 09:06 x
 次に、日本の軍備と憲法に関してです。
 5月3日のコメント欄でのmew-run7さんとのやり取りで感じたのは、9条を堅守して専守防衛に徹し、その上で世界を軍縮の方向へ動かすべきという主張でした。
 個人的には、世界最強の米軍に守られている日本が、核の傘の影から軍縮云々と言っても、誰も相手にしないと思いますが。そもそも現在、世界の中である程度の発言力を持つ国は、必ず核や充分な打撃力を持った軍隊を保有しているのに、そのどちらも持たない日本が、どうすれば世界に対してそこまでの影響力を持てるのでしょうか。
 私は5月3日のコメント欄で触れたように、改憲して政治のみならず軍事レベルでも対米協調路線を取る事が、現在取り得る最善の国防策だと考えています。しかし、50年や60年という長いスパンで考えるなら、日本は日米安保に依存せずに自主防衛が出来るだけの軍備と法体制を持つべきだと思います(だからといって、対米協調路線や日米同盟を放棄する必要もありませんが)。そうなって初めて、日本は国際社会に対して充分に影響力を持てる国になれるのだし、そうなれなければ、いくら軍縮を叫んだところで蟷螂が斧を持って隆車に向かうが如しでしょう。
Commented by らん@続き5 at 2006-07-14 09:06 x
ところで、mew-run7さんはどこまでが自衛の範囲と考えておられるのでしょうか。弾道ミサイルを例に取るなら、燃料が注入され日本に照準がセットされた事が明確になった時点で、そのミサイル発射基地を先制攻撃する事は自衛になるとお考えですか? それとも、ミサイルが発射されて初めて自衛権が発動されるのでしょうか? あるいは、ミサイルが日本国内に着弾して、国民が殺されたら自衛権発動でしょうか? それとも「一発だけなら、誤射かもしれない」と朝日新聞のような事を考えますか?
 私は、敵ミサイル基地への先制攻撃は、国民の生命を守る為には必要だと考えています。MDで実際に弾道弾を撃墜できる可能性は、一般には8割程度とされていますが、実戦では(特に初の実戦では)5割を下回る可能性もあると私は踏んでいます。仮に8割撃墜できても、5発撃たれれば1発は着弾する計算になる訳で、MDだけで弾道弾を全て防げる訳ではありませんから、ミサイル防衛はなんと言っても撃たせない事が最重要です。
Commented by らん@続き6 at 2006-07-14 09:07 x
 と言うと、所謂護憲派や自称平和主義者らは「だからこそ9条を守って軍備を放棄し、靖国参拝を止めて中韓と友好的な外交をしてミサイルを撃たれないようにするべきだ」等と言い出すのですが……。
 現実には、これまで延々と中国や韓国相手に土下座外交を続けて来た間に、中国が日本からミサイルの照準を外した事があったでしょうか? 韓国が竹島を一度でも返そうとしたでしょうか? 外交努力だけではどうにもならない事などいくらでもありますし、そもそも背景に軍事力を持たない外交では、更に力の無いものになるでしょう。
 外交でいくら頑張ってもミサイル発射が不可避となった時、充分な軍備無しにどうして国民を守れるでしょうか。
「それでも軍備を持つべきではない」と一個人が主張するのは自由ですし、エキセントリックな平和主義を信奉するのも勝手です。しかし、ギリギリの時に国民の生命と自身の主義を天秤にかけ、主義を取るような人間が政治に携わる事は罪悪だと思っています。
Commented by らん@続き7 at 2006-07-14 09:12 x
 ともあれ、弾道弾をはじめ現代の兵器相手では
>現行憲法9条でも日本の自衛権が認めらていると解釈されている。しかし、それは相手が攻撃して来た時に、いわば正当防衛として国土や国民を守るための「専守防衛」が原則である
 と、相手が撃って来た事を確認してからでは国民の生命を守りきれないのが現実なのです。戦後60年の間に、兵器は長足の進歩を遂げました。それに対して、日本の憲法や専守防衛論が兵器の進歩について行けているとはとても思えません。そして、自称平和主義者たちの現状認識も甘いとしか言えないでしょう。
 先日のコメントで、私が沖縄市議会を「情けなくて話にもならない」と評したのも、北朝鮮のミサイルに関してロクな現状認識すら出来ないままにPAC3配備に反対し、結果として守るべき市民の生命を危険に晒そうとしていたからです。
 そもそも、ここまで事態が切迫するまで改憲もMDの本格導入も出来なかったのも、かなり末期的な状態かと思いますが。
Commented by らん@終り at 2006-07-14 09:13 x
>私が一番イヤなのは、国民が重要な問題に気付かず、あまり考える機会のないままに、政府や一部の国、人々の恣意で、日本が妙な方向に進んでしまうことなのだ。あとから、知らなかった、こんなはずじゃなかったと思っても、時、既に遅しというケースが少なくないからである。
 まさに、それこそが日本の戦後史そのものではないでしょうか。国民が深く考える機会も無いままに、幼い頃から愛国心は悪い事だと刷り込まれ、戦争放棄こそが日本の安全を確保する唯一の道だと植え付けられ、憲法9条を変えれば徴兵制が復活し日本は軍国主義国家になると信じ込まされ、中韓に対しては日本人であるというだけで永遠に許されない罪過を背負っていると洗脳されてきました。日本は長く「左翼に在らずんばインテリに在らず」とでもいうような風潮に支配されてきました。「既に遅し」かどうかは判りませんが、少なくともこれまでの考え方がおかしかったという事に気付けたのは良い事だと思います。

 どうも、長々と申し訳ありませんでした。
Commented by らん@追記 at 2006-07-14 09:22 x
 ジダンの頭突きの件ですが、スポーツの世界では汚い野次や暴言はある意味日常茶飯事です。それにキレて暴力を振るった事に関しては、弁解の余地は無いと思います。
 ただ、マセラッティが差別的な暴言を吐いたというジダン側の主張がいつの間にか既成事実化し、被害者の筈の彼がまるで一方的な加害者であるかのように扱われている報道には、強い不信感と不快感を感じますね。
Commented by 組合員A at 2006-07-14 11:24 x
そもそも日本の憲法は「国際的な紛争を武力で解決しない」「そのための武力を持たない」ことであり、飛んできたミサイルを撃ち落とすことは違憲ではありません。
それに関しては確かに精度が悪いと思われます。MD構想など費用対効果を考えれば無駄の多い押し売りに巻き込まれるだけでしょう。相手がダミーのミサイルを撃ってきたらもうお手上げです。
では先制攻撃で相手の基地を叩くべきなのか? 相手が自国を狙っているとどの根拠を持って言えるのか、米国のように、相手が大量破壊兵器を持って戦争を企んでいると思い込んで攻撃したが何もなかった、という事態になったときにどう責任をとるのか?
私はミサイルは撃たれたら外交の負けだと思います。防ぐ方法は「撃たれないように環境を整える」ということです。どの国でも同じです。先制攻撃を論じる政治家はその後の全面戦争を考えているのでしょうか?
かつてのタカ派、山崎拓氏が「暴論だ!」と非常にまともな発言をしていたのが印象に残りました。

それにしてもイスラエルは他国の民間人を殺しています。どれだけ無法な行為も米大統領は擁護します。こちらの問題がずっと深刻ではないでしょうか。
Commented by 小市民 at 2006-07-14 13:24 x
うーん。やはり理想的な形は「鉄壁の防御兵器を開発しつつ、あくまで戦争放棄、他国を攻撃はしない、軍縮云々と超平和主義的なことをいい、さらに外交的、経済的側面から他国の武力を封殺する。できれば国連での発言力も高めておきたい。で、攻撃されたらむちゃくちゃ悪し様に言って正義面しつつ国連軍に制圧してもらう。」でしょうか?
すげー無理っぽい……でも鉄壁の防御兵器を自国で開発出来さえすれば軍事大国を悪し様に言えるんだよなぁ。MDの精度がもっと高けりゃなぁ……
Commented by kmura at 2006-07-14 23:46 x
まあ、全大戦前ぐらいでは、戦艦は鉄板厚くて、一撃、二撃じゃ、あんまり沈まなかったので、専守防衛なんて意見が出来たが、今は一撃受けたら沈む、反撃どころじゃなくなった・・・
これは、国に関してもそうだ、核弾頭(限定核じゃない)のだったら、一二撃で国の機能が麻痺する可能性がある。
この事も、念頭において議論すべき。
Commented by mew-run7 at 2006-07-15 05:45
らんさん、コメント有難うございます。

私が質問をしてしまったばっかりに、多大なお手間をかけて
しまい、恐縮しています。
丁寧に見解を示して下さって、本当に有難うございます。m(__)m

私はともかく戦争が嫌いですし、特に何の罪もない子供たちや
一般市民を巻き添えにするのがイヤなのです。小難しい理論は
あと付けしたようなもので、全ての根源はそこにあります。
仮に相手の国が100%悪いとしても、可能な限り戦争を避け
たいし、人っこひとり殺したくも殺されたくもないのです。
私の愛国心は、いかに日本に戦争をさせないかということで
発揮したいと思っています。

特に飛び道具(ミサイル)がメインの戦争は、本当に危険だと
思います。<核や生物化学兵器などもありますし>
だから、事前の抑止力を重視しなければ、と強く思っている
次第です。その事前の抑止力というのが、外交であり、私に
とっては軍縮方向のミリタリーバランスです。
日本は確かに、米国の傘の中にいますけど、唯一の被爆国と
して、核軍縮を訴えることぐらいはできるでしょう。<つづく>
Commented by mew-run7 at 2006-07-15 05:49
<らんさんへのつづきです。>自衛権の範囲も、飛び道具が全盛の時代
だと、考えるのが難しいところがありますが・・・。領土内限定です。
いわゆる敵基地攻撃というのも、判断が難しいですし、解釈が広がれば、
単なる一方的な攻撃(時に先制攻撃)になってしまうかも知れませんので、
安易に認め難いものがあります。

北朝鮮への対応ですが、国連はまず非難決議から始めて、制裁は様子を
見ながら各国で段階的にするのがいいかな~と思い始めています。
一気に四面楚歌状態にする逆切れしてしまうおそれもあるからです。
また一般市民に多大な被害が及ぶのも懸念しています。<難民の受け入れ準備体制も考えつつ、行なって行くべきでしょう>

北朝鮮は近くに位置していますし、ちょっとした暴発や反撃でミサイルを何発か
撃って来ても、日本の国民には被害が生じます。またいわゆるゲリラ的な攻撃、
テロ活動による被害も考えられます。だからこそ、慎重にと思う次第です。

何かわかりにくいレスになってしまいましたが・・・。^^;
重ねて、本当に有難うございました。ジダンに関しては同感です。

Commented by mew-run7 at 2006-07-15 05:49
組合員Aさん、コメント有難うございます。

結局、ほとんどの戦争は「自国民を守るため」or「OOを守る
ため」という大義名分で行なわれ、それが拡大解釈されたり、
利用されたりして、エスカレートして行くように思います。

敵基地攻撃一つとっても、最初は「攻撃を受けたら」が、
「受けることが明白になったら」になり、安全を期して
どんどん基準が前倒しになって行くのは、目に見えている
ような気がします。
それにいかなる理由であれ、攻撃を受けたら、向こうは
また反撃して来るでしょう。
また仮に武力で制圧できたって、そのあとが大変です。

日本人は米国のイラク攻撃やその後の情勢から、もっと学ぶ
べきだと思います。
Commented by mew-run7 at 2006-07-15 05:49
小市民さん、コメント有難うございます。

本当に防衛の問題は難しいですね。
仮にMDが100%の性能があったとしても、もし何十箇所
ものところから、一斉にミサイルが撃たれたら対応できる
のでしょうか? それに、そこまで来たら、ミサイルだけで
なく、ゲリラ的なテロ行為など他の様々な攻撃も行なわれる
かも知れません。 敵基地攻撃など行なえば尚更です。一度
相手国が戦闘体制にはいったら、国民を守るのは極めて困難
です。
Commented by mew-run7 at 2006-07-15 05:50
kmuraさん、コメント有難うございます。

今は飛び道具(時に核、生物化学兵器つき)全盛期なので、
自衛権の範囲を考えるのも、本当に難しい時代になっていると
思います。
ただ、防衛の名で相手を攻撃すれば、相手はさらに反撃して
来るでしょうし、ゲリラ戦、テロなども含み、戦闘状態に
なってしまう危険性が大きいでしょう。

専守防衛というのは、ある意味で、うちからは攻撃しません
よという姿勢方針を示すに過ぎないのかも知れませんが。
やはり一発目を撃たせない、撃たないことが重要になると
思う次第です。
Commented by 越後屋 at 2006-07-15 12:15 x
本当に今日本はアブナイですね。北朝鮮問題だけではなく、赤字の問題や今後くるであろう地震対策など、様ざまです。そして、防衛に関しては、6、7割がたの防衛しかできないらしいですね。ということは、いざ、とういう時は、どこかが犠牲になるかもしれません。また、実用できたとしても、100%はありえないと考えるべきではないでしょうか。ますます、頭がいたくなる今日この頃です。

by  オーディション越後屋@情報商店街
Commented by kmura at 2006-07-16 03:13 x
>核、生物化学兵器つき全盛期
じゃないです。開発では、そこそこですが、実践では、そんなに言うほど
使われていない。だって、使えわれたら、無秩序になるから、日本も、それで使わなかった。
Commented by mew-run7 at 2006-07-16 11:20
越後屋さん、コメント有難うございます。

自然災害ばかりは、私たちにはどうにもできないところが
ありますが、戦争のような人災は智恵を使い、努力することに
よって避けることができるので、その方向にベストを尽くして
欲しいと考えています。財政問題も深刻ですが、福祉の問題も
深刻ですし、本当にアタマが痛いです。
Commented by mew-run7 at 2006-07-16 11:20
kmuraさん、コメント有難うございます。

もちろん、そんなにアチコチでバンバン使われたら困りますが。
<チラホラ使っているとの情報もありますが。日本の場合、
使わずに残ったものが、国内外を含めいくつかの地域で損害
を及ぼしているのも困りものです。>
そして、そういう武器の開発や持ち合いがエスカレートする
のも困るです。
Commented by kmura at 2006-07-16 18:24 x
遺棄化学兵器のことでしょうか??
出てくるのは、ロシア製などが多く引き渡しの目録も出てきた。
あれは、中国の内紛による遺棄ですよ。
いつまでも、わけの分からん金を払う必要はない!!!!
Commented by mew-run7 at 2006-07-17 02:29
kmuraさん、コメント有難うございます。

国内にも。まだたくさん埋まっているという話があるそうですよ。