有名人の病名や病状を公表することは、必要なことなのか?
2006年 07月 19日
来てしまい、更新も遅れがちな私です。どうか皆さまもお体にお気をつけて下さいませ。
・・・WCの不規則生活の報いもあるのかも? でも、今週からゴルフの全英OPが・・・。^^;>
【 】 部分を20日4時に追記。
ソフトバンクの王貞治監督が、17日に胃を全摘出する手術を受け、無事に成功した
という。私は王氏を敬愛しており<コチラの記事参照>、1日も早い回復を祈っている
のだが、できればあまりムリをして早期にユニフォームに袖を通す<現場復帰する>
ことは考えず、ゆっくり療養して欲しいという気持ちも抱いている。
<でも、本当に野球が好きで責任感が強い人なので、かえって休む方がストレスが貯ま
ってしまうだろうか?・・・周囲も迷うところかも知れないが・・・。>
王監督は、入院前の記者会見で、自らの口では「腫瘍」と語っていたが、18日には
医師団の記者会見があり、早期の胃がんであったことや、その病状や手術に関する詳し
い様子などが発表され、TVではこの話題ががあちこちで繰り返し報じられている。
だが、私はこの記者会見の映像を見ながら、手術が無事に終わったことは嬉しく思う
ものの、かなり割り切れない気持ちを抱いている。
<18日には秋篠宮紀子妃が、胎盤の異常により早産や帝王切開のおそれがあることが
発表されたのだが、同じようにその報道ぶりにはクビをかしげたくなる部分がある。>
近時、有名人が入院や手術などをする際に、それがガンや白血病など、場合によって
は死に至る可能性のある病であっても、その病名を公表するケースが増えている。また
今回のように、医師団が病状や手術などに関して記者会見を開いたり、インタビューに
応じたりするケースも見かけられる。だんだんと、そうしなければならないような風潮
が生じているようにさえ思われる。
私はそれらを見るたびに、何でそれなりの立場にある有名人であるというだけで、
こんなプライベートでナーバスな問題を、それも時にこと細かに、世間に公表しなけれ
ばならないのか疑問を感じるところがあるのだ。
<つづきは ↓More をクリック>
<紀子妃の件や雅子妃の流産などについても同様である。女性として、そのようなこと
をいちいち世間に公表されるのは、精神的に大きな苦痛であると思われる。>
果たして、このように病気に関する事実や詳細を発表することは、本当に必要なこと
なのだろうか?
皆さんは本当に、有名な人たちの病名や詳しい病状を知りたいとorそれを知らせる
べきだと思っているのだろうか?
先週にはミュージシャンの忌野清志郎氏が咽頭がんであることを告白し入院。同じ
音楽系で言えば、吉田拓郎氏が03年に公表の上で肺がんの手術を、本田美奈子さん
が05年に急性白血病であることを公表し、闘病生活を送っていた。他にも少なから
ずの例がある。
それこそ、02年暮れには今上天皇が自らの意向で前立腺ガンであることを公表し、
翌年、手術を受けている。過去のように秘密保持や警備にこだわることなく、最良の
医療を受けられるようにと一般病院で治療を受けることを選択できたのはよかったと
思うが、やはり疑問を覚えるところがあった。
私はこのブログで何度か、表現の自由は民主政治の基盤であり、基本的人権の中で
最も重要なものであるということを書いている。また表現の自由の中でも、知る権利や
それに奉仕する報道の自由は、国民が偏りのない情報を得てきちんと判断をするため
にも、とても重要なものだと考えている。そして、その観点から言えば、情報公開は
大切なものだし、マスコミの果たすべき役割も本当に大きいものがあると思う。
後述するように、確かにそれなりの立場にある有名人の病気も、多くの国民の関心
事であるかも知れないし、その情報が公開されることでのメリットが全くないとは言え
ないかも知れない。
だが、病気や病状というのは、まさに個人的な(プライベートな)問題である。俗に
有名税とも言われるスキャンダルのようなものとはまた異なる性質があるとも思われる。
昨日から今朝にかけて、TVで王監督や紀子妃の話題がメインで繰り返し報じられる
のを見て<そして、たとえば安倍氏の統一教会への祝電やその他の問題などが、TV
ではほとんど封印されているのと比べ>、マスコミのあり方も含め、さらに疑問に思っ
たり、考えさせられてしまったりする面が大きくなっている。
マスコミは、もっともっと国民に伝えるべき重要なことがあるのではないかと思うし、
そのためには国民ももっと自分の知りたいことをアピールしたり、マスコミが一方的に
流すことに対して疑問を投げかけることが必要なのではないかと思うのだ。
私がこのようなことにナーバスになってしまうのは、おそらく身内や近しい人が
何人かガンや白血病になったことがあり、本人への告知や周囲への公表に関して
悩んだことがあるからかも知れない。
今は早期に発見され適切な治療を受ければ治癒する可能性も高くなっているし、
インフォームド・コンセント<患者本人に情報を与え、同意を得ての治療>が普及
しているので、一般人の場合も本人に告知するケースも増えているようなのだが、
それでも本人や家族にとっては、深刻な問題である。
もし病状が進んでいて治癒する見込みが低い場合や、本人の精神状態などによっ
ては今でも本人に告知しない場合がある。<病状を軽めに話す場合も含む。>
私自身も経験があるが、本人もだんだんと疑念を抱くようになりツライ思いをして
いると思うのだが、家族も本人に悟られまい、時には周囲に悟られまいと必死に
なり<また時には、本人はもうわかっているのではないかとか、本人が望むなら本当
のことを伝えてあげたいという思いにかられて、心が揺れることもあり>、お互いに
本当に神経質になったり苦しんだりしながらの葛藤が続くのである。
本人や家族は告知を受けて承知している場合でも、親族や友人、仕事場などに
どこまで知らせるべきなのか、悩むケースも少なくない。余計な心配をかけたくない
と思う場合もあるし、実は重症なのではないかと疑われたり、仕事への復帰の妨げ
になったりするのではないかという懸念を抱いたりする場合もあるからだ。
それはおそらく有名人本人や、その家族、関係者にとっても同じであると思う。
後述する夏目雅子さんの家族の話を知ると、その切実さが伝わって来る。
中には、この風潮に仕方なく、マスコミにもウソの公表をえざるを得ず、逆にそれゆえに
苦しみ有名人やその家族も増えるかも知れない。
もちろん一般人とそれなりの立場にある有名人とは、同列に語れない部分はある
のかも知れない。彼らは国民からの関心も大きいし、多くの関係者やファンなどと
関わっている立場でもあるし、仕事一つ休むにも影響や支障も大きいのかも知れな
い。関係者やファンとしては、本当のことを知りたいと思う気持ちも大きいだろう。
また、有名人が自らの病気を告白することにより、同じような病に苦しむ人や
家族の励みになったり、関係者やファンがそのような病気のことを知ったり、理解
したりするよい効果もあるとは思う。
そして本人や家族も、病気を公表することにより、同じ病気で苦しむ人やその
家族やファンからの声を受け、大きな励ましを受けることができる場合もあるときく。
ただ、今上天皇の場合もそうであったと察するが、王監督も他の有名人たちも、
公表に踏み切った背景には、マスコミの存在が大きいのではないかと思う。
シーズン途中で監督業を休んだり、予定されていたコンサート・ツアーを中止
したりして入院治療を行なうには、それなりの理由を公表しなければならないだろ
うとは思う。だが、それは必ずしも真実でなくとも、詳細でなくともいいはずだ。
しかし、残念ながら近時はマスコミが放っておいてはくれないというケースが
少なくない。昔は重度の病気などに関しては、マスコミ側も本人や周囲への影響を
配慮してくれて、それなりの情報を掴んでいても、あえて公表を控えてくれると
いう場合もあったときくが、今のマスコミにはそのような遠慮がない。<かなり重度
の場合は、多少、配慮してくれることもあるようだが。>
しかも、特に近時は、メディアやネット媒体の中には、無責任にアレコレ詮索したり
あることないことを書いたりするところも少なくない。それを阻止するためにも、より
詳細なことを公表する必要が生じてしまう部分があるのではないかとも思う。
中にはメディアの方が、本当に情報を持っていてなのか、たまたま推測が当たってな
のか、真相に近い報道をしてしまうこともある。本人が事実を秘して仕事をしていた場合
また家族が本人に事実を秘していた場合には、大きなダメージを受けることもある。
具体例は書きにくいが、それで本人が仕事を失ったり、治療の意欲を失ったり、家族
と険悪になって哀しい最期の時間を過ごすことになったケースもいくつかきいたことが
ある。
【また、もし公表しないと、マスコミが取材のために病院を取り囲んだり、頻繁に問い合わせ
を行なったりして、病院や他の患者に迷惑をかけたり、自宅周辺に張り込んで近所に迷惑
をかけたり、親族や仕事関係者などへの取材などで迷惑をかけたりすることをおそれて、
やむなく発表に踏み切るというケースも多いように思われる。<ひどい場合は、病院に
忍び込んだり、スタッフや入院患者を買収したりして、情報を得ようとすることもあるという。>】
私にはそれが、とても国民の知る権利に奉仕するために行なわれてはいないケースが
多い。でも、彼らはそれは国民の関心事であるということをタテに、世間の好奇心に応えて
本人や家族のことなど考えず、他人の不幸を売らんがなの方針で、書いてしまうのだ。
そして私たちもついつい、関心をもって、それらを読んでしまう。まさに悪循環なのである。
私達は、もっともっとマスコミに本当に伝えるべきことを要求して行かなければならないの
ではないかと、切実に思ったりする。
最後に、80年前後に活躍した夏目雅子さんという本当にキレイで魅力的な女優さん
の話を書きたいと思う。<オフィシャルHPはコチラ>
彼女は目がクリッとして、本当にヒマワリのような明るく純粋な感じの女性だった。
いわゆるお嬢様学校の出身で、女優、モデルとしてキレイどころとしてもてはやされた
のだが、本人はそれに満足せず、NHKの「ザ商社」を皮切りに、俗にいう濡れ場も
あるような激しい役にもトライして、「なめたらいかんぜよ」が決め台詞になった
映画「鬼龍院花子の生涯」や、その後の「時代屋の女房」「瀬戸内少年野球団」で
まさに女優として大きな評価を得ており、将来を嘱望され始めていた。
また近時、ドラマ「西遊記」がリメイクされたが、78年にドラマ化された時には、
三蔵法師の役に抜擢された彼女は、本当に髪を全て剃って役に臨み、その思いっきりの
よさで周囲を驚かせたものだった。
私生活では、離婚歴のあったCMディレクター&後に小説家、文筆家となったI氏と
激しい恋に落ち、本人いわく「押しかけ女房」として84年に結婚をし、本人としても
至福の時を迎えていたかも知れなかった。
しかし、翌85年、舞台の最中に体調が悪くなり、本人は「死んでもいいから続け
たい」と懇願するが、そのまま入院をすることになる。診断は、急性白血病であったが、
本人には「重度の貧血」だと話されたようだ。
母親は、娘が芸能界にはいることに反対しており、しかもその後に何回かマスコミ
にスキャンダルめいた話や心ないようなことで取り上げられたことに心を痛めていた。
そして、娘が急性の白血病だと診断された時、何とか娘にはそれを知らせたくない
と考えた。80年代当時は、今のように骨髄移植その他の治療法も普及しておらず、
治癒率は極めて低い病気だとされていたからだ。しかも、強い抗がん剤の影響で、
髪の毛がどんどん抜け、顔がむくむなどの症状も出ていたという。
<本人は、抗がん治療のために髪が抜けてしまった時に、それを気にした周囲の者に
対して、「私は坊主は似合うのよ。三蔵法師の時も評判がよかったのだから」と安心させようと
したときく。家族はそのような悩みを持つ人のケアを考え、彼女の死後、病気治療者にかつら
を提供するひまわり基金を設立した。コチラ>
娘は、途中から自分が重病ではないかと気付き始めていた兆しもあったが、それで
も努めて前向きに明るくふるまい、調子がいい時には、病室の外に出て病院内を散歩
したりもしていた。それが外部の人と触れるわずかな機会でもあったのだ。
しかし、少しして一部の週刊誌やスポーツ紙が、夏目雅子は白血病の疑いがあると
いう記事を載せてしまった。「美人薄命」というような内容の記事もあったという。
実際、当時の雰囲気として、本当に美しい彼女が、女優として成功し、愛する人と
の結婚を勝ち得ながら、不治の病であとわずかな命しかないというドラマティック
なストーリーをクローズアップしようとする動きがあったようなのだ。
他方、彼女の情報に関しては病院内から出たものではないかと疑われた上、白衣を
着て病院関係者を装った取材者が彼女の写真を撮ろうといていたことが発覚し、彼女
は病室の外に出ることが困難になってしまった。
またTVのワイドショーなどがそのような記事を取り上げることもあったため、
彼女はTVや雑誌、新聞などを目にすることも禁じられたという。その過程では、
家族や関係者としてのいさかいもあったようだ。
おそらく母親は、わが娘のためと思いながらも、何故ここまで彼女の自由を奪わな
ければならないのかと本当に苦悩したのではないかと思われる。
夏目雅子さんは、結局85年に入院から半年余りで亡くなってしまった。母親は、きくところ
によれば、かなり品のいい優しい女性だったのであるが、娘が遺体となって自宅に戻った時、
家の前でカメラを構えて並んでいる報道陣に向かって叫んだという。
「これであんたたちの思い通りになったんでしょう」と。
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本人の許可を得ていると考えるべきではないでしょうか。
その場合は少なくとも、上記のうち、プライベートだから・・・という
議論は成立しないと思います。
さらに、紀子妃その他天皇家の方々は、一般国民よりも
プライベートが制限される存在と考えることも出来ますので、
比較の対象としては説得力に欠けるでしょう。
本人の許可を得ているであろうというのは、あくまで推定であり、読者への報道を業務とするメディアの強い要請により、医師および医師団が押し切られた、というのが実情ではないでしょうか。そのような場合の手順書のようなものはあるのでしょうか。王監督くらいの国民的有名人なら、ということで、医師および医師団も躊躇することをしないで当然のこととして発表したのではないでしょうか。王監督の度量で不快に思われませんことを。
紀子さんの場合は異なるのではないでしょうか。「一般国民よりもプライベートが制限される存在」--- 一般国民でも皇室の人でも、特に、産科に関する病状の事項は、女性のデリカシィーゆえに、ご本人の許可がを得られる筈がありません。この国はデリカシィーと恥の文化の国です。記事の内容は、医師および医師団のデリカシィーの欠如による、と思いましたが、この国が恥の文化の国で無くなりつつあるのかもしれません。また、皇室の人たちが「一般国民よりもプライベートが制限される存在」とされるのも、そんな「存在」ではありませんよと拒絶されるものと思います。
一福岡市民として、王監督の復帰を祈るばかりです。一日も早く……と言いたい所ですが、昨シーズンからWBC、そして今シーズンと休む間も無かったのですから、まずは回復を最優先にゆっくりと静養していただきたいですね。
個人的には、病名がそこまで重要なプライバシーか、といいう疑問もあるのですが。現在においては、癌も白血病も決して不治の病ではありませんし、末期だったりして完治の見込みが無いような状態でもない限り、病名の公表に対してここまで批判的になる必要は感じません。まあ、己の不品行が原因の性病とか、或いはハンセン病のようなそれその物が差別の対象となるような病気なら話は別ですが。
勿論、患者本人の意思による公表である事は当然の前提です。
「メディアの強い要請により、医師および医師団が押し切られた」というのは、貴方の憶測ですよね? それ以外に、刑法第134条によって守秘義務を課せられている医師が、患者の許可も得ずに病名を公表したという根拠があるのでしょうか?
また、紀子さまの部分前置胎盤にしても、経産婦の場合1/100~1/500程度の確率で起こる症状であり、さほど珍しい物でもありませんし、まして何ら恥じるべき物がある訳でもありません。それを、「ご本人の許可がを得られる筈がありません」と断定するだけの、一体どのような根拠があるのでしょうか? 繰り返しますが、医師には刑法によって守秘義務が課せられています。貴方は王監督や紀子さまの担当医が犯罪行為を行ったと言っているのですから、せめてその根拠くらいは提示していただきたいと思います。
医師には守秘義務があるので、もちろん王監督の場合も
紀子妃の場合も、本人の了承を得て、公表していると
思います。
また、有名人の場合は、一般人に比べて、プライバシー
が開かれている部分はあるとも思います。しかし、
それは基本的には公益性があることに限られると言われ
ています。
それを前提とした上で、果たしてその人の病気や病状
まで詳しく公表する必要はあるのかということを問い
たかったのです。本人は了承しているとは思いますが、
世間やマスコミが本人に公表を強いる形になっている
のではないかという疑問を抱いたからです。
らんさんも書かれていましたが、医師には刑法等で定められた
守秘義務がありますので、医師が記者会見などを行なう場合は
本人の許可はとっていると思います。
ただ、Nillyさんに書いたこととダブってしまいますが、
今の風潮だと、本人が本当は望まなくとも、周囲や病院などに
迷惑をかけることを恐れて、マスコミへの対応を考えた上で
やむなく公表をするケースもあるのではないかな~と
思ったりすることもあるです。
女性の産科的なものももちろんですが、男性だって自分の
病気はや身体のことにはデリケートなものを感じる人はいる
と思いますし、そういう意味ではマスコミや国民の多くが
デリカシーに対する感性が乏しくなっているように思います。
王さんには、本当に早くよくなって頂きたいですね。福岡市民は
やはりソフトバンクを応援する人が多いのでしょうか?
ところで、またまた見解が食い違ってしまいますが・・・。
私は、病気も含めて個人の肉体的なことというのは、極めてプライ
バシー性の強いものだと思います。だからこそ、医師にはわざわざ
刑法上の犯罪にしてまで、守秘義務が課されているのではない
でしょうか?
それは病気の内容によって、分けられるものではないのではないか
とも思います。どこかにおできができたというレベルのものでも、
公表されたくない人はされたくないと思うのです。
またガンとか白血病と言われた時には、本人も家族もいくら早期でも
治癒率が高くても、本当にイヤなツライ思いをして、深く悩んでしまう
人も少なくありません。それは是非理解して頂きたいと思います。
もちろん個人の了承を得て公表していると思いますが、Nallyさん
にも書いたように、そこには世間やマスコミによってそうせざるを
得ないような面があるのではないかと疑問を呈したくて、今回の記事を書いた次第です。
メディアの方は有名人が病気や怪我になると、ファンや一般国民が心配している。病名を知りたがっている。この件を取材するのはみんなが望んでいると、勝手に判断して行動していると思います。しかし、一般のファンや国民は心配はしていても本人や家族の負担となる取材や報道は慎んで欲しいというのが本音ではないかと思います。
私もまさにその通りだと思います。
よくこのような会見の時に、本人や事務所が「こちらから必ず情報は
伝えるから、病院や自宅、関係者などの取材は控えて欲しい」と
繰り返し念を押す場面が見られることからも、それは伺えます。
<それでもルールを守らないマスコミが少なくないようですが。>
何とか一般国民の間から、「マスコミはこういうケースでは、少し自粛
するように」という雰囲気が出て来るといいな~と思ったりするです。
>こんなプライベートでナーバスな問題
>紀子妃の件や雅子妃の流産などについても同様である。
私も、こういった事柄は、公表しなくていいと思っています。天皇・皇族のプライバシーは著しく制限されているのが現状ですが、こういう事柄を公表するのは、当人の気持ちはもちろん、そういったニュースを聞く側としてもあまりに忍びないと思うからです。プライバシーを著しく制限すべきとするような規則や政府見解があるわけでもないですし。
もっとも、特に皇室を崇拝している方々は、公表を望んでいるのでしょうけど……。
医師の守秘義務について:刑法第134条が相当することを教えていただきました。10年以上の前の小六法で確認いたしました。この罪は告訴を待って之を論ずる(刑法第135条)、となっています。親告罪というのでしょうか、王監督や紀子さんが医師団を告訴されるというようなことは考えられませんので、医師らの行為は罪になる行為にはなりません。 人の行為に直ちに「犯罪の有無と処罰の要、不要」を云々するのではなく、そういう法的な背景があるとして、メディアの報道に、言葉では言い表せない惻隠の情が求められているのではないでしょうか。また、紀子さんの症状の公表のことも、一にも二にも当事者である紀子さんはどう感じ、どう考えられるかが重要だ、ということに尽き、「ご本人の許可がを得られる筈がありません」と申しましたのは、もちろん推定です。
守秘義務違反が親告罪であり、王監督や紀子様が医師団を告訴する事はありえない以上、担当医が患者の許可を得ずに病名を公表しても罪にはならいという事でしょうか?
確かに、患者側からの告発が無ければ、刑事事件となる事は無いでしょう。しかし、行為の不法性が消える訳ではありません。
親告罪となる物には、強姦罪や名誉毀損、器物破損、著作権侵害などがあります。これらの行為が、被害者からの告発が無かったからといって、合法だという事になる訳ではないでしょう? それと同様に、医師の守秘義務違反も、被害者の告発の有無に関わらずその行為の違法性自体は何ら変わるものではありません。
結局、王監督や紀子様の担当医が違法行為をしたという貴方の主張は、全て貴方の憶測(というか妄想や思い込みというか)のみが根拠であったという事でよろしいのでしょうか?
>福岡市民はやはりソフトバンクを応援する人が多いのでしょうか?
今ではそうですが、かつて西鉄ライオンズの本拠地だった土地だけに、ホークスが来た当初は複雑な思いを抱く人も多かったです。球団側の地元に根を下ろそうとする努力が実を結んだ結果でしょう。
私は特に野球好きという訳ではありませんが、それでも地元チームが勝つと嬉しいですし、それ以上に王貞治という人を(野球云々を抜きにしても)尊敬しています。
王監督に関しては手術が終わるまで病名は公表されなかった訳ですし、現状では病名の公表に対してそこまで強い圧力があるとは断定しにくいと思います。
また、例えば忌野清志郎氏の場合は、既にチケットが発売されているコンサートを中止にしている訳で、そのチケットを購入したファンに対する説明責任として病名の公表も必要、という事なのではないでしょうか。
個人的には、病名を公表云々よりも、マスコミ各社が犯罪被害者の実名公表を要求している件の方がよほど気になります。朝日新聞のように、韓国朝鮮籍だというだけで犯罪者の実名や国籍を隠蔽するようなマスコミがあるというのに、一体何様のつもりだ、と。
私も同じように思います。
皇室を愛する人は、尚更、皇室の方々の個の尊厳を重んじて差し上げる
べきかと思いますのに・・・。
開かれた皇室というのと、プライバシーが開かれてしまうことや、好奇心
の対象になることとは、大きく違うのではないかな~と思った次第です。
知人も胃を全摘出しましたが、食生活はもちろん、自分の身体自体が
その状況に慣れるのに、時間を要したとききます。
監督業に戻ると、移動も多いですし、不自由な部分も多いと思うので、
ゆっくり養生してから、復帰して欲しいと願っています。
刑法の親告罪に関しては、告発がない場合は、起訴できないので、
罰せられないことになります。あまりに問題があるケースであれば、
医師会などで問題とされてしまうかも知れませんが・・・。
私はそこまで大げさな問題として、これを取り上げたわけではないの
ですが、特に病気に関わることは本人も関係者もそれだけで大変な
思いをするものですから、マスコミや世間ももう少し配慮をしてくれると
いいのに・・・と思って書いた次第です。
私も西鉄のことが頭にあったのと、ソフトバンクは球団経営の件でトラブル
があったので、どうなのかな~という心配もしたのですが。
球団の努力で市民の方々に愛されているのであれば、よかったな~と
思います。 <ちなみに私は地元ではないですが、横浜☆ファンです>
私も、記事にも書きましたが、コンサート中止などで、ファンに納得して
もらうためという要素はあったように思います。
あと intrstg に関しては、「犯罪の有無と処罰の要、不要」を云々では
なくと書かれているので、違法性云々の問題よりは、実際の状況を問題
にされているのではないでしょうか?
尚、朝日新聞の氏名公表の問題については、申し訳ないのですが、
全く知らないので、何とも言えません。
私としては、(一般的にはそんなに知られてないですが)プロレスラーの小橋建太選手が腎臓に悪性腫瘍を患って手術、という件を真っ先に思い浮かべました。
この時は、本人や病院側が表に出たりせず(本人のコメントは出たようだが)、発覚時から現在退院からもう少しの段階まで、所属団体(と三沢光晴社長)が絶妙な距離感?で、病状と手術の進行具合とかを克明に発表してました。選手とかは表に出さず、しかし必要な情報は丁寧に説明する、というところで。
これを見ると、芸能界で同様なケースがあった場合での「モデルケース」にならないのかな・・・と思ったりもします。
intrstgさんが意図されたことは理解できますので、どうか気になさらずに
また気軽にコメントをして下さいね。よろしくお願いします。
私も小橋選手の件は少し記憶にあります。
ただ、プロレスの選手の場合は特定のファンを対象に考えて対応する
ことになるのに比べ、王さんや皇室、有名芸能人の場合は、一般の
国民も関心が強く<一般のTVニュースや新聞が取り上げることも多い>
ので、その分、難しい部分もあるかも知れません。
ただ事務所や宮内庁、球団などの毅然とした対応という点に関しては
見習う部分があるかも知れないとも思います。
弊ブログでも、病名が公表されているものだとばかり勘違いして、王監督がガンを乗り越えられることを祈念する、とかなんとか書いた記憶があります。
でも夏目雅子さんの件は本当にひどかったですね。あの時のマスコミ報道に対しては、私も許せない思いです。
彼女の命日は1985年9月11日でした。大衆食堂で見た、その日の新聞の夕刊に、訃報が出ていたのを見て、愕然としたものです。
ちなみに、この日は、ロス疑惑の三浦和義氏の逮捕、阪神タイガースの21年ぶり優勝へのマジック転倒と、マスコミ受けするニュースが重なりました。三浦氏の逮捕は夜遅くで、各局が特番を組んで大騒ぎしていました。なんでこの程度の事件で、って呆れ返ったのを覚えています。
それにしても、2001年のNYのテロといい、昨年の悪夢の総選挙といい、9・11には何かが起きますね。
私も正直「ガン」である可能性が高いとは思っていたのですが、王監督
自身は「腫瘍」であり、もう一度細胞検査をするという説明をしていました
ただ、本人はいずれにせよ、家族、球団、病院への迷惑を考えて、
すべてを公表しようとしていたとは思いますが、奥様を胃がんでなくされて
いることもあり、心中は複雑なものがあったかと察します。
夏目雅子さんが亡くなったのも、三浦和義氏が逮捕されたのも9.11
だったのですか? 知りませんでした。
三浦事件の週刊誌やワイドショーの報道もひどかったですね。彼は、
後に大部分の名誉毀損の裁判で勝訴しましたが、思えば、あの頃から
マスメディアにはモラルもへったくれもなくなり始めたような気がします。
それが昨年の9.11選挙につながったのかも知れませんね。
報道の自由>プライバシー
という状態は、一般人の間でもそれに近いことがありますもんね。
こんなことをしておいて、正義の味方面しているマスコミには、日々イライラしますね。
マスコミも、どうせスクープを狙うなら、もっと国民の生活や権利に
とって重要なことに、力を注いで欲しいと思ってしまいます。
最近、世の中でも弱い者いじめや、抵抗しない人、おとなしい人を
攻撃したりする風潮がありますが、そういうのもマスコミの姿勢が
遠因になっているかも知れないと思うところがあるです。