安倍首相の公約への反対は許さず?・・・改憲前に、軍事化を進め・・・安倍政権はマジにアブナイ!
2006年 08月 27日
この何日か、安倍晋三氏が首相になった場合の政権構想や政治の仕方に関わる報道を
見ていて、私はかつてないほどの現実的に「日本がアブナイ!」と感じている。
社会党の福島瑞穂代表が「小泉首相の方が安倍氏より100万倍マシだ」<*1>と
言っていたそうだが、本当にそうかも知れないと思う。それぐらい安倍氏&周辺が公言
している内容は、マジでアブナイのである。
憲法改正を目標にすると言っても、まだ先のことだし、今後いくらでも対処のしよう
がある。<安倍氏いわく、5年後ぐらいをメドに考えているようだ。>
でも、安倍政権をアブナイと思うのは、憲法を改正する以前に、法律や内閣(政府)
の施策のレベルで、どんどんと日本の安保や軍事(自衛隊)のあり方を変えてしまおう
としているからである。
それも今まで憲法や法律や日本の国のあり方を考えて<場合によっては、憲法の条文
や理念に反するおそれもあるので>、慎重を期したり、控えて来たりしたことを、
次から次へと実行に移してしまおうとしているのだ。
たとえば、自衛隊をもっと自由に思い通りに海外に派兵できるような法律を作り、
自衛権の解釈も変えて、もっと容易に武器や兵器を使えるようにして、米国のNSC
(国家安全保障会議)やCIA(中央情報局)のような機関も設けたりなどをしよう
としているのである。また大統領制に近い形の、首相官邸主導の政治システムを作ろう
としているのである。
本当は、今回は上述の中でも、最も早く実行に移されそうな、自衛隊の海外派遣の
恒久法について書こうと思っていたのだが、26日のニュースで驚くべきアブナイ発言
の記事を見てしまったので、今回はそちらを優先しようと思う。
26日に安倍氏のパートナーである中川政調会長が講演で、このような発言をしたと
いうのである。<*2>
「ポスト小泉の政権運営に必要なのは公約を捨て身で実現する覚悟で、数ではない」
「首相指名では賛成するが、実際の政策に反対ということは許されない。それが新しい
政府・与党の意思決定スタイルだ。」
「公約をリーダーが実行し、(政府の)経済財政諮問会議や党が支える。個別議員の
拒否権発動はあり得ない」
つまり、国会で安倍氏に首相(首班)指名で投票した者は、安倍首相がやろうとする
政策の中におかしいと問題性や疑問を感じたりorこのままでは賛成できないと思ったり
するようなものがあっても、それに反対することは許されないということである。
<小泉首相も05年の夏に郵政民営化法案を通そうとした時には、自民党内での議論を
強引に突破し(反対派や修正要求の声をきかなかった)、国会の議決で反対した者は
党を除名すると脅し、また反対した者の選挙区に刺客を送り、民主主義を破壊するよう
な圧政を行なった。それに対して批判や疑問を呈する声も大きかったが、安倍政権は
それをすべての政策で行なう気なのだろうか?>
これは(党内)民主主義の破壊であり、ある意味では首相&内閣の独裁的な政治を
行なうことにつながってしまうおそれさえある危険な考え方である。
一般の選挙でもそうだが、誰かを支持し、投票したからと言って、当然ながらその人
の考え方や政策すべてに賛同しているわけではない。自分の価値観や、その時々の状況
によって重要なもの、必要だと思うものなど優先すべきことを考えて、色々と比較衡量
した上で、最も望ましいと思う人を選ぶのが通常なのではないかと思う。
もし自分に投票した以上は、自分の考えにすべて従えというのは、横暴以外の何もの
でもないだろう。
私は2つ前のコチラの記事で、安倍氏がネオコン(新保守主義・タカ派)的な政策
を次々と発表することに驚きを覚えたという話を書いたのだが。<ソフトなイメージ
とのギャップが大きいので、党員や公明党なども引いてしまうのではないかと。>
安倍氏が9月1日の正式出馬の時点で、具体的にどのような公約を示すかはわから
ないが、もしかしたら、かなり広めに安保&軍事&自衛権に関することを織り込むの
かも知れない。
そして、その公約を認知した上で、自分を自民党の総裁&首相に選んだからには、
自民党議員はもちろん、おそらく首班指名で安倍氏に投票する公明党議員たちも、
公約に記したことに反対するのは筋が通らない、という主張を通すのだろう。
<確か小泉氏も、郵政民営化や靖国参拝に関して、そんなことを言っていたっけ>
彼らは、あとからゴチャゴチャ言われないために、先手を打とうとしているのだ。
そして、実際に首相になったら、できるだけ一気に、かなり強引に様々な政策を実現
しようとするのだろう。
それも、もしかしたら来年7月の参院選の前までに、今秋の臨時国会や来年1月から
の通常国会で、可決できそうな法律は多少強引にでもすべて通す気で臨むのかも知れ
ない。<教育基本法改正も、共謀罪も、自衛隊海外派遣の恒久法などなども・・・。>
果たして公明党はこれをきいても、自民党との連立を維持して、安倍政権の政策に
何でも賛成をして行くのだろうか?
自民党の議員の中で、これまで集団的自衛権や、自衛隊の海外派遣、対中韓(北朝鮮)
強硬論、教育基本法改正に慎重な姿勢を示していた人たちも、首班指名で安倍氏に投票
する以上は、自分の考えとは異なる安倍氏の公約に従って行くのだろうか?
そして国民は、このような有無を言わさぬ安倍氏&周辺の政治のやり方を、行動力や
リーダーシップが頼もしいと思い、支持するのだろうか?
尚、安倍氏が改憲以前に、安保&軍事(自衛隊活動等)に関して行なおうとしている
ことは、今の時点で公表されているものでは、次のようなものがある。
* 現行憲法のまま解釈を変えて、集団的自衛権を行使できるようにすること
* いつでも自衛隊の海外派遣をできるような恒久法を作ること
<(海外派兵も考慮して)自衛権の範囲を判断する有識者の会議を作ること>
* 安全保障(や教育)に関して、専門の首相補佐官を置くこと
* 米国のNSCのような国家安全保障会議を首相官邸の下に設置すること
* 米国のCIAのような情報収集機関を設置すること
この中で最も準備が進んでいるのが、以前にブログでも少し取り上げた<コチラ>
自衛隊海外派遣の恒久法の創設である。
<もし順調に行けば今秋の臨時国会に、遅くとも来年の通常国会では法案を提出できる
のではないかと思われる。>
この恒久法ができれば、今までのように海外派遣をするたびに、いちいち国会で審議
して特別措置法などを作る必要がなくなる。<国会による事前承認は必要らしいが。>
しかも、23日に発表された法案骨子では、国連決議や国際機関の要請がなくても、
相手国(紛争当事者)からの要請がなくても、「わが国が国際的協調の下に活動を行う
ことが特に必要」な場合は、自衛隊を派遣することが可能になる。
さらに自衛隊の海外任務に、これまで認められていなかった「治安維持」と他国要人
などの「警護」「船舶検査」の三活動を追加。これらの活動を「効果的に実施する
ため」、正当防衛と緊急避難に限定していた武器使用権限を拡大する。
できれば次回は、この恒久法のことを中心に書きたいと思う。<あくまでも予定だが>
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*1
社民党の福島瑞穂党首は23日の記者会見で、安倍晋三官房長官が現憲法下での集団的
自衛権の行使容認を検討する考えを示したことについて「極めて問題。歴代首相でも
現憲法下で行使できると明言した人は恐らくいない。小泉純一郎首相の方が安倍氏より
100万倍ましだ」と批判した。<日経 23日>
*2
自民党の中川秀直政調会長は26日、青森県弘前市内で講演し、党総裁選で優位に立つ安倍晋三官房長官が次期首相に就任することを念頭に、「首相指名では賛成するが、実際の政策に反対ということは許されない」と述べたうえで、「公約をリーダーが実行し、(政府の)経済財政諮問会議や党が支える。個別議員の拒否権発動はあり得ない」と強調し、昨年の「郵政解散」と同様、総裁選で支持する以上首相への造反は許されないとの考えを示した。
また、中川氏は「(総裁選で)誰が選ばれても、その政権構想実現のための戦う『仕事師』内閣・党執行部をつくらざるを得ない。単なる論功行賞の人事をする余裕はない」と語り、次期政権での処遇を求める思惑から安倍氏支援に集まろうとする党内の動きをけん制した。
<毎日新聞 26日>
やはり、地方自治がないがしろにするのだな、と思いました。また、道州制、道州制というけれど、小泉の挙動とその支持率からは、USAの50何番目かの州じゃないのかな?
USAの不沈母艦?になるます、とレーガンに誓いの言葉を述べた人がいましたね(冷戦時代)。
私は安倍路線には反対の立場ですが、日本がアメリカのような国家安全保障会議やCIAのような情報機関を設置することには賛成です。ただ安倍政権の下ではなく、社民や共産のような平和重視の政党がその目的のためにこのような機関を積極的に活用すべきだと思っています。
小泉劇場が「喜劇」を装った「悲劇」であるならば、安倍劇場は「歴史スペクタル」を装った「ホラー映画」かもしれません。一日も早く閉演に追い込みましょう。応援しています。
ps)今日の一言
日本の現状を映画で表現
「羊たちの沈黙」 「日本沈没」
ようやく仕事にも慣れてきたので、最近は少しずつ勉強の時間も増やしています。土曜日には、漁業に関するシンポジウムで国会議員も交えながら今漁業が置かれている状況を学んできました。核燃リサイクル工場から出される「排水」とその影響に関しての議論が半分近くを占めました。ここにも、現実に何が起こっているかわかっていない政治が、庶民を苦しめている現状があります。
最近の政治に対する危機感を持つ人は確実に増えていて、作家の赤川次郎さんも、それに対応した作品を最近出版しました。
ブログランキングは、一定方向の声が強くなっていますが、それにあきらめる事だけは絶対しないで、学んで、行動していかなければならないです。
少なくとも考える事をやめてはいけないって事を自分のブログで示せたら、と思っています。mew-run7さん、これからもよろしくお願いします。
-----アメリカのような国家安全保障会議やCIAのような情報機関の現実、実態を見れば、冷戦時代の遺物であることが分かるのではないでしょうか。 「日本を暗くする」案であると思います。 たとえば、公明党が利用すると、どうなるのでしょうか。 権力を持つ人、団体が喉から手が出るほど欲しいのが政敵や競合団体の情報です。 FKさんらしからぬ撹乱的なコメントではないでしょうか。
道州制も色々な形、内容が提案されているので、安倍氏が
どのようなものを導入したいと考えているかわからないの
ですが・・・。
確かに、各都道府県で、タテ割的な行政、財政をやって行く
のは限界が生じて来る<既に生じている>と思うので、それ
ぞれの県の独立性を失わない形で、まずは緩やかな形で提携
共同関係を築いて行くのはよいのではないかと考えています。
ただ、国に都合がいい形の地方分権には疑問を覚えます。
冷戦が終わってたら、もっと日本も政治面でも主体的になれ
たり、軍縮も進んで欲しいと期待していましたのに。
どんどん逆の方向に進んで行くのには、失望しています。
道州制も、形や内容によりけりかなと思っています。
>全国の市町村が全部合併して一つの町になるという手も
考えられる。これが実現すると政府は必要なくなる。はずで
ある・・・
で、新たな霞ヶ関町役場ができることに???(・・)
本当にアブナイを真剣に考えなければ、と思います。
日本にとって、大きな岐路かも知れません。
まずは息子さん、就職内定が出てよかったですね。
メッセージはそちらに書きに行ったです。
どうか親ばかを卒業して、うXばかになって下さい。(笑)
mewは、うXばかを卒業しないと・・・って???(^^ゞ
それにしても、私たちの危惧感をあざ笑うかのように
日本はどんどんアブナイ方向に向かっており、哀しい
やら、情けないやら・、ムカつくやら・・・。
憲法改正の論議を行なう前から、好き勝手に国のあり方
を変えようとする考え方を許容してはいけないと思うです。
核燃リサイクル工場の排水による漁業への影響の件は
深刻のようですね。
そういうところでも、日本はどんどん壊されて行って
いるように思います。
<それこそ有事の際には、日本は自国の自然の恵みに
頼らなければなりませんのに。>
私は本当に何もできなくて、無力感にさいなまされつつ
ここでミュウミュウ言っているのが精一杯なのですが。
伊東さんのように地道に活動されている方を見ると、
本当に頑張って頂きたいと思いますし、私自身も励まさ
れるところがあります。
ただ、やはり多数の人にメッセージや影響力を与えられる
という意味では、色々な世界の有名人の人たちに、もっと
もっと積極的にアピールをして欲しいと願っています。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。m(__)m
お互いに身体に気をつけて、頑張って行きましょう!
私もCIAのやって来たことを考えると、日本にこのような
諜報機関を作ることには反対です。
一部の政治家は、中国に対して、アジアの中での東西冷戦の
ような感覚を持っているのではないかと思える部分があります
が。<向こうが大使館員や自衛隊員をたぶらかすなら、こっち
も考えがあるぞとか思っていたりして?>
自分たちの偏った感性&考え方で描いた映画のシナリオを、
現実の国政に持ち込んで国民をもて遊んで欲しくないです。
怒りというより「絶望感に近づきつつあるような危機感」
を覚えているという感じですが・・・。
国民が政府(首相、政権与党など)のやろうとしていること
をある程度、理解、認識した上で支持するのであれば、それ
は国民が国のあり方を決めるという主権を行使していること
になるので、それはそれで構わないのですけれど。
問題は、果たしてそうなっているかどうかということだと
思います。国民の側にも問題があるかも知れませんが、政治
家やマスコミにも問題があると思いますし。何か私の頭&心
の中は、ドロ沼状態かも知れません。
きちんと情報を収集することは大事だと思いますが、CIAの
ような諜報機関は、過去にやって来たことを考えると、日本に
作りたいとは思いません。どこが利用しようと危険があると
思います。
映画のタイトルを文字れば、「戦場に(向かって)架ける橋」
でしょうか?
p.s. レスを書き直したので、順番が後ろになってしまいました。
すみません。
もし北朝鮮を相手に考えるならば、今の体制を打破して、周辺国も認める国家ができその方が平和が望めるならば、軍事以外のあらゆる方法を検討すべきだと思っています。例えば政権内部に少しでも親日的な人物を作っておくとか、次期指導者と目される人物に接近しておくとか、北に影響力のある国家のその中でも中心的な人物に接近しておくとか、クーデターを計画しているグループがあればそれを支援するとかなど。
これは意見の相違があるかもしれませんが、平和、軍縮を考える時、経済交流、人的交流だけでは私は限界があると思っています。もちろん裏工作を行なうにあたってのリスクも当然あると思いますが、それが許容できるリスクであるならば行なっても良いと思っています。
つづく
日本が真に平和、軍縮の方向を目指すのであれば、アメリカからの情報だけでなく、独自の情報収集能力を高めることや場合によっては相手国に対して工作活動を行なう事も必要だと考えています。(ただmewさんから言われるとみょーに説得力があるのでもう一度よく考えてみます。)
ps)「戦場にかける橋」の主演はやはり安倍大先生でしょうか?私の「羊たちの沈黙」「日本沈没」にも主演を予定しているのですが。(汗)
他にも「(ブッシュさんから)着信アリ」にも主演を考えています。
---目的と手段ですね。
北朝鮮を相手に考えるならば、彼らが仕出かしている事でもあります。
また、 戦前、このような手段で、大日本帝国は、中国・東北部、モンゴル国境で、『工作』して事変を拡大して行ったのではないでしょうか。
『工作』はシビリアン・コントロールが効かず、一人歩きをするのが通例ではないでしょうか。
>北朝鮮を相手に考えるならば、今の体制を打破して、周辺国も認める国家ができ
---180度逆の、「北朝鮮の主権」を認めざるを得ないと思います。「北朝鮮の体制」を決めるのは北朝鮮の「国民」であり、親日的な人物を作っておくとか、クーデターを計画しているグループがあればそれを支援することは、「国際法」の上で重大な違反になるものと思います。
文藝春秋9月号で安倍氏は金正日の人物について「けっして??でない明晰な男」と評していたように思います。 ブッシュのようにかっこ悪くフセインをやっつける、---こんな方法と異なる方法を探る必要があると確信します。
日本民族も高き民族だと思います。
濁らぬ清んだ眼で両国、両民族の交流史を検証し、東アジアの将来を展望する方向が良い、と思います。
>『工作』はシビリアン・コントロールが効かず、一人歩きするのが通例ではないでしょうか。
確かに大日本帝国の例は軍部の独断専行だと思いますが、アメリカのCIA、イギリスのMI6、イスラエルのモサドなどが政府の意向を無視して一人歩きしているとは思えません。
>「北朝鮮の体制」を決めるのは北朝鮮の「国民」であり、親日的な人物を作っておくとか、クーデターがあればそれを支援することは、「国際法」の上で重大な違反になると思います。
今の北朝鮮の状態は国民が体制を決めているとは思えません。仮に脱北者と政権内部の人が通じていて、このままでは大量の餓死者がでて人民がかわいそうだからクーデターを起こすつもりだ。ひいては資金援助をお願いしたいと申し出があった時、周辺国の同意があっても援助はすべきではないというお考えでしょうか?「国際法」は正直よくわかりませんが、仮に韓国を通しての要請でもダメなのでしょうか?
具体的にこのエントリーのどこの部分が「洗脳左翼」の部分か示して下さい。そしてそれに対する貴方の主張を述べて下さい。貴方の主張のほうが説得力があれば支持します。意見の違いはあってもいいと思いますが「レッテル貼り」だけでは見ている人に説得力はないと思います。
世界の平和のためには、国連を中心にした全方位外交が世界の平和のためには好ましいのに、日米軍事同盟に突っ走る現政権。後継政権も同一路線を突っ走ろうとしている。
国内政治も閉塞状態での現憲法をないがしろにする状況。 それて゜、
このブログの趣旨< 日本の今&将来を憂う&平和で平穏な生活を 望む一市民として、日本の社会&政治に関する声をつづってみたい
に改めて賛同します。
私も能動的な情報収集は必要だと思いますし、
表による外交交渉だけで、国と国の関係が維持
されるとは思っていませんが。<つまりいわゆる
裏交渉やそれなりの工夫は必要だと思うのですが>
東西冷戦時の各国の諜報機関の工作というのは、
相手国にいかにダメージを与えるかということ
を前提に、いわゆるスパイごっこや、テロ行為
ごっこ(その誘導、支援)なども行なっていた
ようで、そのために無用な攻撃や戦いが起きて
多くの一般市民が巻き込まれて犠牲になった
ケースも少なくないように思います。
政府の管理下に置いても、暴走することがあり
ますし、逆に政府に影響力を及ぼしてしまったり、
国内で自分たちの思うようにならない者を潰そう
としたりすることがあります。
それらを考えると、日本に諜報機関を作ること
には賛成できません。
ブッシュからの「着信あり」・・・コワそうです。
小泉くんは、喜ぶかも知れませんが。^^;
私も「ひとり歩き」がコワいです。
下手すると、自分が世界のすべてを把握して
世界を動かしているような気になってしまう人も
いそうですし。
私はアジアで、民族的なものをあまり強調したく
ないと考えています。
それを言い出すと、収拾がつかなくなるように
思うからです。
私は、軍縮や平和主義を唱える人を、一方的に「脳内左翼」などと
批判、排除しようとする人たちがいること自体に「日本がアブナイ」と
感じています。
近時、何かと言えば、「反日」「売国奴」「左・・・」とレッテル貼りをして
しまう風潮には、本当に懸念を覚えています。
「ハト」って呼んで欲しいのにな~。(~~)
趣旨に賛同をして頂けて、嬉しいです。
本当に、国連がもっと主導権を持てるようになるといいな~と思うです。
大国も、世界をリードする立場として、世界の平和、安定のことを
考えてくれるといいのに。
日本も、もっとこれまでの経験を活かして欲しいです。
正直、酔った勢いで、本文全体をまともに読まずに、いきなり福島瑞穂に同調している最初の数行で読んで、何となくこのブログのスタンスがわかり、失礼ながら「レッテル張り」してしまいました。
ちなみに私は、昨春の反日デモの影響からか、昨夏頃から近代史を勉強し治す延長で、中国&韓国&台湾の現代の情勢やら日本の歴史全般&国防などを学ぶにつれ、最近ではすっかり、いわゆる「保守」的な考え方へと目が覚めた者です。
このブログでは「煽り」の役回りになってしまいますが、昨夜の無責任な「レッテル張り」に対し、逃げるのは失礼かと思いまして、この日の本文&私のコメントに対するレス( mew-run7さん&FKさん&intrstgさん)だけを読んでとりあえずコメントしてみます(これまた酔っているので失礼ですが…)。
「日本の今&将来を憂う&平和で平穏な生活を望む」にはもちろん大賛成ですよ。
そうしたいからこそ、僕は「現実主義」の面からも目を逸らさずに「保守」的な見方に目覚めました(それ以前は皆さんと似たような「理想主義」の考え方オンリーでした)。
戦後体制によって良くなった面もあると思いますが、悪くなった面の方が目立ってきているような気がします。
7年半のGHQ占領下において、日本の伝統&歴史&道徳&価値観などは完全に断絶させられました。
もちろん、戦前日本人は残っていますから、日々の生活や両親からの教育によって、ある程度、それらは受け継がれますが、代を重ねるごとに希薄になってしまったのが原因ではないでしょうか。
良く言っても、「左翼・理想主義憲法」ですね。
日本の伝統も知らず、法律の専門家でもないニューディーラー(左翼)たちが1週間程度で作り上げたもので、「自由」「権利」ばかり取り上げて、「義務」「責任」についてはほとんど触れていません。
「個人主義」は結構ですが、「公心」のない、それは単なる「身勝手主義」でしかないように思うのです。
結果、「公心」のある日本人もいますけど、「身勝手主義」者が増大して腐敗してしまったように思いませんか?
「公心」を強く持ち、「公」(世界、国、身近な人)のために自己犠牲も厭わないのが日本の伝統であったのに、すっかり私欲・私益に邁進する日本人に増えてしまったように思いませんか?
何故、「国民」ではないのでしょう? (「市民」は左翼が使いたがる用語です)
「無防備宣言都市」には賛成ですか?
戦争前から、そんな宣言するのは、要は「国は無くなっても構わないが、自分たちだけは生き残る」っていう個人主義だと思うのです。
「他の都市の人々が皆殺しにあっても、日本がなくなり、日本語が話せなくなっても、日本の文化・伝統・歴史が抹消されても、自分の命こそ守れれば良い」ってこと。
それらの都市に攻撃を加えるのは国際法違反ですが、日本に攻撃を加えそうな仮想国は国際法なんて守ると思いますか?
僕は、それらの国ならその都市から最初に攻めて、そこに軍事拠点を築きますね。
で、その都市の人たちはどうするんですか?
「私たちは平和主義者で戦争反対です。早く戦争を終わらせたいので、首都東京を陥落に協力します。東京はあっちの方向にあって、防衛力が弱いのはこの地点です」と協力するのでしょうか?
協力しようがしまいが、その都市の人たちの命が守られるのでしょうか? 守られれば満足なのでしょうか?
その通り。私もそれが理想だと思っていますが、現実はそんなに甘くない。
日本はできる限り国連を利用すべきだと思いますが、国連にできることは非常に限られています。
身近な例で、日本にとって極めて重要な「国」である台湾に対し、中国が軍事侵略をしたら国連に何ができるでしょう?
何もできません。
まして、世界の多くの人が「台湾は有史以来、中国固有の領土」という中共のプロパガンダに騙されています。
アメリカは台湾関係法があるため、台湾防衛に派兵するかもしれませんが、「台湾問題に絡んできた国には核攻撃する」と脅す上に、相互経済関係において無視することができない中国に抵抗するのでしょうか?
それでもアメリカが台湾防衛に派兵した際、アメリカとは比べ物にならないくらい台湾が重要な日本は「戦争反対」と虚しく叫んで、台湾人が殺されていくのを指を咥えて見ているのでしょうか?
アメリカが台湾防衛に成功しようが失敗しようが、日本は世界で最も軽蔑すべき笑われ者に失墜するでしょう。
まさに、「自分さえ良ければ良い」という無責任で私利・私欲の日本です。
「日本人が本当に平和を望むなら、確固たる国防力を身に付けなければならない」と言ったのは、マッカーサーの下で働いたキャノン中佐だったと思いますが、それが世界の常識であり、少なくともスイスのようにはなれ、ということ。
「集団的自衛権の行使」という憲法解釈の変更は当たり前のこと。
いつまでも無責任に逃げていてはいけない。
もちろん、「責任」「義務」を背負うということにはリスクを伴う。
まさか、戦後、日本が戦争に巻き込まれなかったのは「『平和憲法』のおかげ」なんて幼稚なことは言わないと思いますし、「自衛隊を海外へ容易に派遣できるようになったら、アメリカに利用されるだけ。アメリカの属国化だ」なんてのも幼稚だと思います。
現在の状態が、「アメリカの属国」であり、少なくとも完全な「アメリカの保護国」なのです。
知り合いの親日派中国人は「日本はどうしてこんな情けない国になってしまったの?」と呆れています。
無責任すぎます。自衛隊員の命を何だと思っているのでしょうか?
こっちが「撃たない」と宣言したら、撃たれないと思っているのでしょうか?
それに限らず、日本の外交下手の原因となっているのが、ついつい日本人は性善説を取ってしまうことにあると思います。
そもそも、「自衛隊は軍隊ではない」のだから、自衛隊員は捕虜になる権利すらないかもしれないのです。
諜報機関。
賛成です、というか、ない方がおかしいのです。大半はアメリカ頼りですし、日本の平和ボケによって日本の技術がどれだけ流用されて他国の軍備に利用されたでしょう。
「社民や共産のような平和重視の政党」???
「平和ボケ政党」、あるいは「平和重視を装った破壊政党」とするのが正しいでしょう。
彼らの歴史を学べばわかります。もし、彼らが与党となっていたら、日本はなくなっていたでしょう。
私はこれらを「朝日新聞問題」「日本の左翼問題」とした方が正しいと思っているのですが、それらを解決するべく身近の中国人・韓国人と積極的に議論しています。
これらは国家間でも、国家を背負った専門家でも解決しない問題で、民間レベルで議論しなくてはならない問題だと思っています。
「『ハト』って呼んで欲しいのにな~」
日本の「タカ」「ハト」は国際的には逸脱した分類法です。
「内政干渉大歓迎!」の日本のハト派に誇りはないのですか?
誇りなき国家は滅亡します。
最後に、責任を背負うにはリスクは必ず付いてきます。
現在の世界情勢は、残念ながら「平和」を唱えるだけでは、平和を維持できない時代になってきているように思います。
「日本人よ、目を覚ましなさい!!」
とは台湾人の言葉。
目に付いたので、「日米軍事同盟に突っ走る現政権。後継政権も同一路線を突っ走ろうとしている」とのことで、安倍政権がどうなるかわかりませんが、日米同盟は日本の命綱でしょう。
だから、中国はそれを壊すことに躍起になっているのです。
「正三角形」関係なんてあり得ません。
仮に北朝鮮が日本に攻めてきた時、アメリカなら日本を守るかもしれませんが、中国は日本に対し攻めてくるかもしれません。
そもそも、中国が唱える「日中友好」というのは、日本の幻想の「日中友好」とは異なるものだと思います。
もちろん、日米だけの2国間同盟を中心に、日米台印ASEAN連携、できれば中央アジア・ロシアとの関係を築くことが理想でしょう。
「私は、軍縮や平和主義を唱える人を、一方的に『脳内左翼』などと
批判、排除しようとする人たちがいること自体に『日本がアブナイ』と
感じています」
何故、日本のそういった人は中国へ行って、それを唱えてこないのですか???
それが最大の疑問です。
何故、日本の左翼(「平和主義者」??)は、冷戦時代、西側諸国の軍拡には猛批判し、共産主義国のそれには寛容、どころか賞賛していたのですか?
人権について敏感なのに、何故、日本の左翼は中国の人権問題に寛容なのですか?
「洗脳左翼」は、その流れを無自覚に引き継いでいるだけのような気がします。
貴方の主張を読みましたが、全体的にmewさんの考えを50年代、60年代の左翼思想と同一視している、あるいは摩り替えていると感じます。今までmewさんのエントリーを読んできて、確かに小泉、安倍路線には反対の立場だと思いますが、自衛隊の存在も個別自衛権も認めているようですし、ただ単に平和を叫ぶだけでなく、中国の関係も周辺国を巻き込んだ外交によって解決すべきだという考えかと思っています。(決して中国のいいなりの外交を望んでいるとは思えません。)また、その外交もアメリカも大事だが、アメリカ一辺倒で中東にも要請があれば日本も軍隊を派遣する事ができるようにするのはかえって危険だという考え方だと思います。
おそらく中国の認識でmewさんと貴方に差があるように思いますが、私は現時点では中国が日本を侵略しようとしているとは思っていません。またそれを想定しての軍事力増強や日米同盟強化には反対の立場です。確かに両国間で問題はあると思いますが外交によって全く解決できない問題だとは思えませんし、軍事力や同盟強化で解決できるとも思えません。
つづく
あと、貴方の主張に賛同しかねる部分がありますので私の意見を述べます。
1.>私は昨今の日本人のモラルの低下や凶悪犯罪の多発の原因は日本敗戦によるGHQ統治による「平和憲法」制定などの政変、それを受け継いだ日本の「左翼」主導の教育、報道にあると思います。
私は、昨今のモラルの低下や荒廃した社会の要因が「憲法」や「左翼思想」とは全く思えません。72年の連赤事件以降、思想的には左翼思想は主流ではないと思っています。どちらかと言えばそれ以降、国民が政治的な関心を失い、あるいはイデオロギーから個人の欲求や利潤を政治に求めていった結果だと思っています。また、大店法に代表されるように、時の政府が効率化や利便性を追求するあまり、今までの地域社会の絆が破壊されていき、会社でも終身雇用から派遣労働に切り替わり、それまでベースとしていた共同体が失われてきている事が主な要因だと思っています。
つづく
思想でいうならば小泉政治の5年間で、社会的にははずいぶん右寄りになったと思っています。しかし、小泉政治の5年間でモラルが回復しているとは思えません。ただ、貴方のおっしゃるようにもっと「個」よりも「公」を考えることも必要だと考えています。これはmewさんとは意見が違いますが私は「教育基本法」の改正には賛成です。
つづく
そもそも憲法とは国民の国家に対する命令です。これを時の政府が勝手に自分たちの行ないたい政策を実現するために憲法解釈を行なうのであれば、憲法など不要になり、政府は好き勝手に自分たちの集団、特定団体のために国家を動かす事ができ非常に危険です。「集団的自衛権の行使」には賛否あると思いますが、歴代の政府がこれを違憲だと解釈しているのであれば、きちんと憲法を改正してから容認するのが筋です。
3.>自衛隊の武器使用反対?
無責任すぎます。自衛隊員の命をなんだとおもっているのでしょうか?
そもそも現憲法では自衛隊の海外派兵を認めていません。また、「イラク特措法」でも自衛隊の活動地域は「非戦闘地域」に限定されています。私から言わせると、危険なバグダッドに空自を派遣している小泉政権のほうが自衛隊員の命をなんだとおもっているのか?と感じます。
ていねいに色々と見解を書いて下さって、有難うございました。
ここのコメント欄は字数制限が厳しいので、きちんと考えを
書こうと思うと複数のコメント欄を使うしかないのですが。
過去の経緯や他の方からの意見などもあって、私はできるだけ
コメント欄を複数使わずにレスをするという方針を立てたので、
短いレスになりますことをご容赦ください。
とはいえ・・・私の考えていることは、大部分、FKさんが
書いて下さいましたが。
私は右でも左でもなく(平和主義者=左翼というのは、誤まっ
た認識だと思います)、理想主義者でもありません。ただ、
現実問題として戦争はしたくないので、いかに人類の叡智を
活かしてそれを回避するか、できるだけ現実的な視点で考えて
行きたいと思っているだけです。
つづく
<日本全体で二極化しているように思えますが>、私は中国
に対して敵対心や脅威や大きな違和感などを抱いていません。
それは国も民族も歴史違うし、政治体制も違いますから、
異なる面、理解・共感し難い面はあるかも知れませんが
<すべて一緒の方がおかしいわけで>、だからと言って協調
して行けない相手だとは思っていないのです。<むしろ私は
欧米人などよりも、本質的に近いものを感じる部分があります>
この観点の違いが、同じものを見ても、異なる感じ方、考え方
をしてしまう大きな要因になっているのではないかと思います。
FKさんの文章の方が理路整然としていて、私がレスを書くより、
よほどわかりやすいような感じがしました。(~~)
教育基本法に関しては、またいずれ記事にも書きたいと思いますが、
私は「法律」に愛国心や公共心に関して書き込む必要はないと思って
います。法律で決めれば、それは国と国民の関係を規律するものに
なってしまうからです。
家庭や学校や地域社会で、もっと公共心や他者への配慮を教えて行く
ことには大賛成です。
ちょうどフランスとドイツのように、こうありたいと念願します。中国の人たちは多分、40年、50年後を見ていると思います。私たちもそうです。そしたら、どうもこう考えざるを得ない、と思いました。
昔の本物の左翼と、「洗脳左翼」は根本的に違いますが、表面的発想が似ているような気がします。左翼は「平和主義」の看板を掲げて、「日本の国防力をなくして共産化」へと導こうとしていましたが、今の「洗脳左翼」は共産化なんて夢にも思ってないにも関わらず、その看板だけを受け継いでしまって平和主義を唱えているような気がしてならないのです。そして、日本で普通に教育を受けて、普通に生活をしていれば、ほとんどの人が「洗脳左翼」になってしまうと思います。本来は「保守」という白米の土台を敷いて、そこに「左翼」というフリカケを振りかけていくのが理想だと思っていますが、日本は幼い頃からフリカケばかり食べさせているからおかしくなってるんじゃないでしょうか。
「現時点で中国が日本を侵略しようとは思っていない」とのことですが、その通りだと思います。
今の中国にはまだ日本の経済&技術援助が必要だからです。私は10年後、20年後、30年後のことを心配しています。国内外において、反日プロパガンダを大々的に展開している国と、本当の友好関係が結べるとは思いませんし、中国にその気はないのです。
これまで、WGIPの影響か、贖罪意識がある両国には事なかれ外交を続けて内政干渉すら許してきたのに、最近、日本が主張するようになったのだから、反発を招くのは当然だと思いますが、対等に主張し合うというのは、二国間における正常な外交だと思ってます。
今の状態を悪化と言うなら、靖国参拝ではなく、歴史問題でもなく、80~90年代の外交に原因があると思います。
「歴史問題」に関しては、東京裁判でアメリカ自身も絡んでいるので難しいでしょう。ただ、ブッシュ大統領はバルト三国に対して、ヤルタ会談について謝罪したように、小泉日本のためだったら東京裁判についても謝罪してくれていたかもしれません。現に東京裁判を演出・指揮したマッカーサーは非公式の場ですが東京裁判の誤りを認めていますし、公式の場で、「日本の戦争は自衛戦争だった」と認めています。
ブッシュ大統領が来日した際、靖国参拝を希望したのはそのアピールだったように思います。今後、米民主党政権ができたら、もう無理でしょう。
あなたの主張も大きな要因です。しかし、私の主張に「全く」同調してもらえないのは残念です。
GHQは当初、今の教育基本法と教育勅語がセットであることを前提としていたらしいのだが、制定の翌年、教育勅語だけが廃止になったそうです。日本の伝統的な道徳観が凝縮された教育勅語がなくなったことは大きいと思うのです。
もちろん、それらを復唱させてきたとしても、モラル低下は必然だったかもしれませんが、道徳の一つの理念があるのとないのとでは違うと思うのです。
今の日本人に道徳の理念なるものがあるのでしょうか?
「学級崩壊」「学力低下」などの大きな要因も左翼的な「子供の権利&平等」やら「師弟間の平等関係」やら「競争意識をなくす」にあると思っています。
「小泉政治の5年間で随分と右寄り」になりました?
左に寄り過ぎていたのが、右も向くようになった、あるいは真ん中へと歩み始めた程度じゃないでしょうか?
表面的にはそう感じるかもしれませんが、根本的にはまだまだ日本的な「左」です。
安倍政権で大々的な教育改革を行っても、モラルが回復の効果が現れるのは少なくとも20年以上先になるんじゃないでしょうか?
幸か不幸か、冷戦時代に入ったため、アメリカの戦略上、日本は随分と過保護に育てられ、甘ったれ坊ちゃんになってしまいました。
「憲法改正が筋」はその通りですし、世界中の国々はその時勢に合わせて改正しています。60年間も改正していないのは珍しいのではないでしょうか?
もちろん、日本の憲法はGHQの足枷があまりに重すぎるため、改正するのは容易ではありませんし、「洗脳左翼」が多すぎて現段階でもまだ無理ではないでしょうか(昔に比べたら大きな進歩です)。
そのため、「憲法解釈」というのは苦肉の策なのです。
実際に今の憲法を作った当人(アメリカ人)は「まだ、あの憲法を使っているのか!?」と驚いています(「足枷が重すぎるんだよ!」と言い返したくなりますが)。
よそから貰ったものを大事にするのは日本人の伝統ですが、「奴隷憲法」まで大事にしているのは滑稽です。
「♪彼女に貰った『愚か者の王冠』を誇らしげに被る僕」というエルヴィス・コステロの唄を思い出してしまいます。
まして、一部、左翼が「『平和憲法』を世界に広めよう!」なんて言っているのだから呆れてしまいます…。
危険と隣り合わせの職務をこなすが「軍隊」や「自衛隊」の仕事で、だから私は敬意を称しますし、靖国神社に参拝するのです。
「銀行に武装勢力が強盗に入って危険なので、警察官は近寄らせるな!」なんて言えません。
「平和主義者=左翼」なんて思ってないですよ。
理想論を軸に平和の論理を組み立てるのが左翼的な発想だと思っているだけです。
「集団的自衛権を行使する権利は持っているが、行使はできない」は現実的ではないと思います。
諸外国に対し、「違いは違いと認め合い、お互い尊重し合う」というのは全く同感です。
左翼の人たちは「人間は皆、同じ」と騒がしいのです。「違う」と言うと、「差別だ」「偏見だ」とかね。
ただ、中国のあの驚異的な軍拡に脅威を感じないのは、正常とは思えません。
アメリカの某下院議員の言葉を借りれば、「日本人は、自分たちがどれだけ危険な状況に置かれているのか理解していないんじゃないのか?」です。
中国というのは、歴史的に見ても、極めて侵略・覇権主義で、本来大陸国家であったのに、昨今では海洋に目を向けているからです。
日本は昔のアメリカのアジア進出に、今の中国の海洋進出の防波堤のように位置する地政学的な宿命です。
先の戦争の要因の一つとして、まるで80~90年代のような戦前の「幣原外交」があるような気がします。
「河に落ちた犬は棒で叩け」「固い土には見向きもしないが、軟らかい土はとことん深く掘る」という諺がある国です。
非常識な国の非常識な要求に譲歩し、首脳会談を開く必要は全くないと思います。
首脳会談なんてやっていない台湾との関係は良好じゃないですか。
「法律に愛国心や公共心に関して書き込む必要はないと思っています」
理念としてあっても良いと思います。
では。お騒がせしました。
質問:「台湾有事の際、国連中心外交でどう対処します?」
とはいえ、それは最悪のシナリオで、現実的には中国はあらゆる圧力を台湾にかけて窒息寸前なので、「平和的に」併呑される危険も高いと思うのですがね。
もちろん、日本が集団的自衛権行使して、米軍と一緒に中国に抵抗したら、中国からミサイルが日本列島へ雨のように飛んできたり、「東京に核を落とすぞ」と脅されたり、ドサクサに紛れて北朝鮮も攻撃してきたり、そのまま日本滅亡のリスクも伴います。
>良く言っても、「左翼・理想主義憲法」ですね。
>日本の伝統も知らず、法律の専門家でもないニューディーラー(左翼)たちが1週間程度で作り上げたもので、「自由」「権利」ばかり取り上げて、「義務」「責任」についてはほとんど触れていません。
どこの国の憲法でも、憲法は国家権力を制限するものであって、個人の自由を取り上げ、保障するものです。ですから、憲法では、殆ど「義務」や「責任」は書きません。understandingさんは憲法のごく基本的な理解が皆無です。論外です。
それから、延々と書き込みをするくらいなら、ブログを開設してTBしたら如何でしょうか? 他の方のコメントが読み辛いです。
>mew-run7さん
憲法の理解が皆無だったり、基本的な法解釈が分かっていない方の相手をするのは大変ですね。私のブログだと、まずそういう方は来ないので気楽なものです(^^ゞ
こんにちは。十分な情報がない時代や環境下では、
国民も洗脳されやすいでしょうけれど。
幸い、今の日本では、それ相当の情報も得られますし
<近時のマスコミには、やや問題がありますが。^^;>
あとは国民がいかに主体性をもって、考えたり、
投票などの政治行動をしたりするかだと思っています。
<それが不安だったりするのですが。^^;>
昨夜、NHKで吉田茂氏の番組をやっていたそう
ですね。麻生くんも反戦&軍縮をアピールしてくれれば
いいのに。。。と思うです。
最近は、国のことに関わらず、ふだんの生活でも
目先&ごく間近の範囲のことばかりにアタマや心を
とらわれてしまう人が多いように思います。<それで
相手を殺傷してしまったり、過失で人の身体、生命、
その他に大きな被害を与えてしまったり。>
国家とか外交に関しても、短期だけでなく長期的な
&広い視野をもって、考えて行けるといいな~と
思っています。
<まあ、もしかしたら、安倍氏は何十年後かに日本が
自主独立して、アジアor世界のリーダーになるように
と考えているのかも知れませんが・・・。^^;>
最初にお願いしたいことがあります。
ていねいに見解を書いて下さるのは嬉しいのですが、
読んで下さっている方々の立場も考えて(携帯で読んで
いる方もいますし。ただでさえ、本文が長いですし^^;)
できれば、コメント欄1~2個の範囲でおさめて頂く
ように、ご協力をお願いいたします。m(__)m
さて本題ですが・・・私は、近時understandingさんに
近い考え方の人たちは「左翼」なるものに、こだわり
過ぎているように思います。確かに、戦後、日教組やら
労組などが台頭したり、左翼思想的な活動が盛んになっ
たようですが。一般国民の多くは、自由&民主主義を
愛して保持しようとしていたように思います。
平和主義や反戦志向に関しても、実際に戦争はもうこり
ごりと思う人も多かったので、広がった部分が大きいの
ではないかと思います。<むしろ70年代ぐらいまでは
左翼は危険だ、反米ではやっていけないと思っていた人
も少なくなかったとききます。> <つづく>
これらもお互いのとらえ方の違いだと思いますが。
最近、色々なサイトや意見を見ていると、戦後から
70、80年代までのことは、実際に見たり体験した
ことのない若い人たちの中に、「日本は左翼に洗脳され
ていたんだ」と洗脳されている人がいるように思える
こともある今日このごろです。
中国の軍事力が増強されているのは、確かではないか
と思います。あれだけの国土と人口を持つ国ですし、
経済的に以前よりよくなれば、軍事力も増強したくなる
でしょう。<その少し前はガタガタで、日本に中国の
兵士の拳銃なども流れて来ていたぐらいですから。>
だからと言って、ことさらに脅威だと騒いで、あおる
必要はないようにも思っています。
そういうことが、無用なor過度な敵対心や、戦争につながる
と思うからです。
もっと問題なのは、立法に携わる国会議員が、憲法や法律が何たるか
とか、法の解釈のあり方を知らないことかも知れません。^^;
少し前に衆院TV<憲法調査会>を見ていた時も、高市早苗議員が
憲法が国民のあり方の指針を示す・・・みたいな内容の話をしていて、
改憲派側の参考人として来ていた小林節先生があきれていました。
しかも小泉氏をはじめ、安倍氏、麻生氏など政府の中核を担う人たちも
そのような知識や理解が不足しているようで・・・何だかな~と思う
今日このごろです。(-_-;)
この記事に対して、多数のコメントを寄せて下さって、
有難うございます。m(__)m
コメントの数がかなり多くなってしまいましたので、
この記事のコメントの受付を終了させていただきます。
ご理解&ご協力をよろしくお願いいたします。m(__)m
尚、TBは引き続き、受け付けています。