安倍総裁誕生前夜に・・・暗闇の危機感の中で、一筋の希望の光も?!
2006年 09月 20日
<けど、最後には一筋の希望の光も見い出した話も・・・>
マジメな話、私はこの何日か超ブル~になっている。
何故って、あの安倍氏が日本の首相になる日が近づいているからだ。
もう「サイテ~~~」という気分なのだ。
「何で、よりによって、あんなネオコン的タカ派の人がすごく支持されて、わが日本の
私の愛する大事な国の首相になってしまうのか」
・・・ 私には、なかなか理解&納得ができずにいる。
安倍氏が・・・というか、彼のような考え方を持ち、政権構想を公表している人が
私の愛する日本の政府の長(首相)になって、日本の政治を司って行くということが、
現実のこととして、受け入れられずにいるのだ。
アタマではわかっているのだが、それを拒みたいと思う私のココロが抵抗感を示して、
ミュ~ミュ~(イヤだイヤだ)と言っているのである。
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黒柳徹子さんが、「私が生きている間に、ベルリンの壁がなくなるとは思っていな
かった」と言っていたけど。
mewはおとといも(飲みながら?)「まさか私が生きている間に…というか、まだ
そんな歳にもならないうちに、日本で軍隊やら出兵やら戦争やらが本当に現実的な
ものになるとは思わなかったよな~」とぼやいてた。
まだ戦争が終わってから60年しか立っていないのに。戦争で悲惨な目にあった人、
戦後間もなくも含めてツライ、哀しい思いをした人、大変な思いをして来た人がたくさん
いるのに。今でも、その思いを体験した人が何千万人の人が日本で生活しているのに。
折角、ここまで何とか平和を守ろうって頑張って来たのに。他国の領土や他国の人に
銃口を向けることがないようにって、努力を重ねていたのに。<そして私にとっては、
日本がこの60年、他国の人に引き金を引いたことがないことが、日本人として大きな
誇りでもあったのに。>
「日本は、一体、どうしちゃったの?」という大きなとまどいの中にいるのである。
実は、私は時々「ギャ~ッ、イヤだ~!」って叫びたくなる時がある。
何か大きな重苦しい感じの鉛色の雲がグングン押し寄せて来て、日本や私たち国民を
包み込んで、上からのしかかって来るような思いにかられることがあるのだ。
逃げようにも逃げられない、抵抗しようも抵抗できない・・・何か反対の声をあげ
ても、届きもしない。下々の者が多少わめこうともがこうと、意にも介せず、せせら
笑うかのように上からのしかかって来る「力」が近づいて来るのを感じるのである。
「また、おおげさな~」・・・と、バカみたいに思われるかも知れないけど、私は
時々、それぐらいの恐怖や危機感を覚えることがある。
日本は、一つ間違えれば、本当にとんでもない方向に持って行かれてしまうのでは
ないかと。もし早い段階で食い止められなければ、流れは一気に加速する可能性が
高い。もうこの秋から始まって、あと数年の間に次々とアブナイ法案や政策が実現
してしまうかも知れないのである。
<現に安倍氏が公言している構想によれば、この秋には教育基本法改正、共謀罪・
改憲の国民投票法案を成立させて、来年には集団的自衛権を認めて、自衛隊海外派遣
の恒久法を作って、5年以内に憲法改正して自衛軍を作るのだから。それに、できれば去年、
自民党が発表した憲法改正草案を変えて、憲法に「愛国心」や「公共心」も入れて
<もし可能なら国防義務も入れたいらしい>、ともかく国や地域を守り、国や地域に
貢献する国民を作るつもりでいるのだから。>
そして、私は同時に、とてつもなく無力感にかられたりもする。こんなにイヤだって
思っているのに、私には何もできないのだ。何をする力もない。
せめてもの抵抗と思って、ブログに何か書き連ねたところで、大衆を動かせるわけ
でも、国を動かせるわけでもない。もし仮に有名なブログも集まって、抵抗運動を起こ
そうとそれこそ、国の力でバンとやられてしまえば、多くのブログは一瞬にして消滅
させられるだろう。
そんな風に考え出すと、どんどん悲観的になってしまうことがあるのである。
何だかとんでもない暗闇の中に<私から見れば暗黒の時代に>はいってしまいそうな
感じで、超ブル~になってしまうのである。(涙)
* * * * *
でもね。私はまだいちるの望みを抱いている。
私の周囲を見る限り、一般庶民がそんなに右傾化しているとも思えないのだ。
やっぱ戦争はイヤだ、平和は国を維持したい。兵士になったり、戦場に行ったりは
したくない。<家族や子供をにもそうさせたくない。> 中韓とも敵対することなく、
付き合って行きたい。学校で、妙に国家主義的な思想を押し付けて欲しくない。etc.
きけば、そう答える人が多いのだ。
「軍事に力やお金を傾ける余裕があるなら、年金や医療、福祉をどうにかして欲しい。
経済格差、一般庶民の景気回復の問題をどうにかして欲しい」という人も少なくない。
<大部分の世論調査の結果がそうである。次期首相に憲法改正を望む人など、5%も
いないのだ。>
そうなのだ。本当は今回、そのこと<選挙と政策>をについて書くつもりだったの
だが、世論調査を見ても、私の周囲の声をきいても、安倍氏がメインで挙げている
ような政策を望んでいる人はほとんどいない。
以前にも書いたように、安倍氏が、上述したように憲法改正やら何やらを考えて
いることを話すと「え? そんな人だったの?」と驚く人は少なくないのだ。
じゃあ、何故、安倍氏を支持する人が多いのだろう?
これは、小泉氏と同じように、今後の内閣支持率や選挙結果と連動する可能性は高い
のだろうか?
朝日新聞9日の調査に興味深い質問に対する回答が載っていた。<後掲*1>
総裁候補3名の中では、安倍氏が54%と断トツTOPの支持を得ている。
次期首相に求める政策は、やはり社会政策が圧倒的に多く、他もこの何年かとずっと
同じようなものが挙がっている。安倍氏支持の者でも、憲法改正は2%しかいない。
「安倍氏が人気を集める理由」は、「人柄やイメージ」が44%、「ほかによい人が
いない」25%、「若さ」11%、「実行力」10%が続いた。「政策や主張」は最も
少なく5%」とのこと。
他の調査でもそうだが、やはり「人柄とイメージ」で選んでいて、「政策や主張」
はあまり考慮されていないらしい。
そして、この質問が、ある意味では笑えたし、暗闇の中で、出口へと導いてくれる
一筋の光となる希望を与えてくれるものだったのだ。
『安倍氏の政権公約については、「発表したことは知っている」が61%を占め、
「知らない」は27%、「内容を知っている」は(11%と)最も少なかった。次の
首相に安倍氏を挙げた人でも、「内容を知っている」は10%だった。』(*_*)
国民の多くは、安倍氏が「美しい国」などの政権公約を発表したらしいことは知って
いるのだが、その内容までは知らないのである。<安倍氏を支持している人でも!>
これは、私の周辺の状況とも一致するところがある。
小泉政権の時もそうだったが、選挙での投票や支持者の回答の際に、政策をよく
知らない、あまり考えないというのは、国のあり方を決める権利を持つ主権者として
は、正直なところ「それじゃあ、困るんだよね~」という気持ちもある。
だが、安倍氏の政策を知った上で支持者が多いとなれば、今後、挽回して行くこと
には悲観的にならざるを得ないけれど、彼の政策を知らないで、見た目や話し方の雰囲
気や拉致問題に関わるイメージを主体に彼を支持しているのだとすれば、まだ挽回の
しようがある。
まずは次の参院選までに、安倍氏の考えや政策を、国民が少しずつでもいいから知る
ようになればいいのである。
もし国民が安倍氏の政策を知っても、尚、安倍氏を支持すると言うなら、もうこれは
仕方がない。だけど、もしそれを知れば、国民の中にはチョット引く人も出て来るかも
知れない。そうしたら、大きな流れを早い段階で食い止められる可能性も、ちょこっと
はあるかも知れない。
その小さな希望を胸に、次回からはまた元気に、コツコツと抵抗勢力の砂利っ子と
して、頑張って行きたいと思う。
改めて、よろしくお願いいたします。m(__)m
<注・私は世論調査の結果を全面的に信用してまっとうに受け止めてはいない。調査対象
者、人数、調査方法、選択肢の設け方、質問や対応の仕方などによって左右される部分も
大きいし、不正が行なわれている危険性も少なくないからだ。ただ、世論の動向を知る
参考になるとは思うし、複数の調査を見比べたり、自分の周囲の声と照らし合わせたり
することによって、実際の世論とのズレを修正し得るのではないかと考えている。>
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以前も書いたように、できるだけ多くの人に安倍政権や色々な問題を伝えられたらと
思うので。上位にいた方が、ランキングの表からこちらに飛んで、読んでくれる人も
増えるです。私は一部ブログのように組織票がないので、本当に読んで下さる方だけが
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*1
朝日新聞の世論調査(9日掲載)
『自民党総裁選の告示を受け、朝日新聞社は8日夜から9日にかけて緊急の全国世論
調査(電話)を実施した。次の首相にふさわしい人は安倍官房長官が54%と断然
多く、谷垣財務相は11%、麻生外相も10%にとどまった。安倍氏の政権公約に
ついて「内容を知っている」は11%、安倍氏の人気の理由は「人柄やイメージ」が
44%と最多で、政策よりイメージ先行で人気を集めている様子が浮かぶ。次の首相に
取り組んでほしい政策では「年金・福祉の改革」が48%と半数を占めた。
次の首相に安倍氏を挙げた人は男性では48%、女性では59%で、女性の人気が
際立つ。自民支持層では74%と高率だ。
安倍氏の政権公約については、「発表したことは知っている」が61%を占め、
「知らない」は27%、「内容を知っている」は最も少なかった。次の首相に安倍氏を
挙げた人でも、「内容を知っている」は10%だった。
安倍氏が人気を集める理由を聞くと、「人柄やイメージ」を筆頭に「ほかによい人が
いない」25%、「若さ」11%、「実行力」10%が続いた。「政策や主張」は最も
少なく5%。
一方、総裁選で政策をめぐる議論に「期待できる」は26%で、「期待できそうにない」
の58%を大きく下回った。総裁選で安倍氏圧勝が見込まれる中、安倍氏の公約への関心
も、政策論争への期待も盛り上がっていないといえそうだ。
次の首相に一番力を入れて取り組んでほしい政策は「年金・福祉の改革」に次いで、
「財政再建」17%、「格差の是正」10%、「地方の活性化」と「アジア外交の改善」
がともに9%、「憲法改正」2%の順。次の首相に安倍氏を挙げた人でも、安倍氏が重視
する「憲法改正」は2%にとどまった。
今後も自民党中心の政権が続くのがよいか、民主党中心の政権に代わるのがよいかを
聞くと、「自民中心」が44%で「民主中心」の34%を上回った。男性では「自民」
37%、「民主」46%と民主が多く、女性では「自民」51%、「民主」22%と
自民が多かった。』
読売新聞の世論調査 13日に掲載
『読売新聞社が9、10日に実施した全国世論調査(面接方式)で、次の首相として
最もふさわしいと思う人を、自民党総裁選に立候補した3人の中から1人選んでもら
ったところ、安倍官房長官が54%で1位だった。
安倍氏は、同様の質問をした今年2月以来8か月連続のトップで、初めて50%を
超えた。2位は麻生外相の11%、3位は谷垣財務相の8%だった。8月調査と比べて
安倍氏は9ポイント、麻生氏は4ポイント増えたが、谷垣氏は1ポイント減った。
総裁選で争点とすべき課題(複数回答)は、<1>社会保障制度改革(54%)
<2>景気・雇用対策(48%)<3>消費税問題(35%)<4>北朝鮮問題(29%)
<5>少子化対策(27%)<6>アジア外交(同)などの順だった。
首相になった場合の自らの靖国神社参拝について、安倍氏が「行ったか行かなかったか、
あるいは、行くか行かないかについて明言しない」としていることについては、「評価
しない」が計51%で、「評価する」計40%を上回った。年代別に見ると、20―50
歳代で「評価しない」が過半数を占め、安倍氏のスタンスはあいまいと感じている人が
多いようだ。一方、麻生氏は、靖国神社が自発的に宗教法人を解散して、特殊法人にする
案を提言し、当面、参拝を控える考えを示しているが、この考えについて、「評価する」
が計55%で、「評価しない」は計35%だった。谷垣氏の「アジア諸国に配慮して参拝
を控える」との考えについては、「評価する」が計49%で、「評価しない」が計41%
だった。次の首相の靖国参拝については、「賛成」が計45%、「反対」が計43%と
拮抗(きっこう)した。』
日本テレビ世論調査 8日~10日の調査
「あなたが、次の首相に期待する政策は?」
年金や医療・介護 38.5% 景気・雇用対策 13.9% 教育問題 9.8%
所得や資産の格差是正 9.1% 財政再建 7.0% 外交・安全保障 6.8%
税制改革 5.0% 新憲法の制定 2.1% 治安対策 1.5% ・・・
<安倍氏の支持率は55.8%>
違うエントリーにコメントつけてる自分…しかもコメント欄2つ使っちゃいまして、ルール違反ですので削除などのご処置はmew-run7さまの御裁断に従います。
ネットの中だけを見ていると随分と右旋回しているように感じますが、書を捨てて街に出てみると、案外そうでもないのかもしれない…といいなぁ、なんて一縷の望みを捨てるには、まだ早いはずですよね。
あたしなどはささやかな力にしかなれそうもありませんが、がんばります。
「嫌韓流」が20万部売れても、立花隆の安倍政策批判の論説が出たり、護憲派の新刊が一気に15万部売れたり、右旋回への危機感を募らせている常識人は多いと思います。がんばりましょう。
どうかお気になさらずに。
次にコメントを下さるときは、できるだけ1コメント欄内でお願いします。
まだまだ巻き返せると信じて、ともかく参院選まで頑張らないと!
と思ったりします。
小さな砂利や石も集まれば、流れをせきとめられるかも知れませんしね。
お互いに頑張って行きましょう!(~~)
私も絶対護憲派ではないのです。ただし、改悪は絶対反対です。
<特に集団的自衛権と軟性憲法化、「公」による人権制限>
憲法観がほとんど一緒だったこと、安倍氏への考えも近かったので
嬉しくなって(?)、早速TBを付けさせて頂きました。
ここはいわゆる識者や有名人にも頑張ってもらいたいところです。
また、私たちブロガーもみんなでつながって、小さな力を結集して
いけるといいな~と思っています。
お互いに頑張って行きましょう!(~~)
国民の意識は今は確かにその通りだと思います。ただ野党にとっては安倍首相のほうが、違いをわかりやすく国民に訴える事ができるのではないかと思います。国民に一人でも多く安倍政権の問題点を知ってもらうために、既存の政党とこのような個人ブログがうまく連携できないかなと考えています。民主党のホームページでも政策のことは書かれていますが、一般の人には難しくまず読まないだろうと思います。mewさんのブログのほうがはるかに読みやすいです。
PS)今日の一言
「安倍も麻生も彼岸まで」
長野の知事選もガッカリでしたね。田中氏は新しい政治を進めようと
していましたが、昔ながらの勢力(各市町村も含む)が、ストレスが
貯まっていたところがあるのかな~とも思いました。
田中氏がいなくなって、もとの政治に戻ってしまうのを惜しむ県民も
多かったですね~。
ともかく、選挙権を行使する人たちが、もっともっと政党や候補者の
政策を知ることが大切だと思います。本当はマスコミに、その役割を
積極的に果たして欲しいのですが。
ここは大事な時なので、私たちも自分たちにできる範囲で、どんどん
情報を広げて行かなくては、と思う今日この頃です。
本当に、こんなに急激にアブナイ方向に行くとは思いませんでした。
ご家族のように、戦争はイヤだと思う人は、たくさんいると思いますのに。
何とかみんなでつながって行って、国民の手で平和を維持できるように
と思っています。
もう本当にミュ~ミュ~だったんですよ~。(笑)
そうそう。この間も知人と言ってたんです。<ちょうど永田の党員停止
が解けたとかいうニュースがった時だったかに。>
あのメール事件がなかったら、まだ前原が代表だったかも知れないん
だよね~って。
おそらくこの9月の代表選で、小沢氏が戦ったとは思いますが。
民主党は、本当はやはり憲法を対抗軸に割れるべきなんだと思うん
ですけどね。ただ、自民党と戦うことを考えると、人数は減らしたく
ないし。難しいところです。
党の政策があいまいなのも、そこら辺が支障になっているように思える
部分があります。
「安倍も麻生も彼岸まで」 ・・・ウケました。(~~)