ハンカチ王子(安倍)がヨチヨチ右へ、右へと? ~真紀子氏予算委、歴史認識など~
2006年 10月 07日
この週末は、このブログでよく取り上げている事項の情報(続報)をアレコレと
アップしたいと思っている。<情報保存の目的もあり。>
報道記事も含めると多量になってしまうかも知れないのだが、関心のあるものを
ピックアップして読んで頂ければと思う。
この記事には、以下の3つを記載する。
『衆院予算委員 田中真紀子vs安倍晋三+α』
『歴史認識に関して<安倍氏が東京裁判や戦犯を疑問視、村山談話を閣議で踏襲決定>』
『森氏の分析・・・安倍氏は「ハンカチ王子」?!』
その前に・・・
当ブログでも力を入れている(?)共謀罪に関して、いつも記事紹介などをして下さって
とてもお世話になっている ぶいっちゃんさんの「らんきーブログ」が、「秋の臨時国会で共謀
罪の新設が見送られるかも知れない」という内容の記事『共謀罪は何故消えた?罠か? 』を
TBして下さったので、ご覧頂きたい。<本当に引き下げる気なのかな~?・・・懐疑的なmew>
本当は私も医療改悪や障害者支援法の問題を取り上げたいのだが、
なかなかそこまで余裕がなくて残念に思っている。
10月から医療費制度が変わり、入院費や医療費の負担増やリハビリ打ち切りで
困っている人たちが出ている。
障害者の自立を支援するというフレコミで作ったが、実は「自立」→「見放す」
につながっている障害者支援法のために、本人や家族に大きな負担がかかっている
ことも問題を感じている。<民主党もこの件は予算委でかなりツッコンでいる。>
この件に関して、競艇場から見た風景さんが『悪法「障害者自立法」の見直しを』
という記事をTBして下さったので、ご覧頂ければと思う。
☆ 衆院予算委員 田中真紀子vs安倍晋三 +α
6日は田中真紀子氏が、衆院予算委員会の質問席に立ち、マスコミや世間からも注目
を集めた。<安倍晋三氏と田中真紀子氏は、同期だったのね。>
出だしの「小さな子供がイタズラでパパの革靴を履いて道路に出てきた印象。ヨチヨチ
と、しかも右の方へ右の方へ行きそうなので危なっかしい」という発言は、真紀子氏らし
い表現で、なかなか的を得ていて面白いと思ったが。
正直を言うと、質疑の中身は少し期待はずれというか、ガッカリさせられた面があった。
私は、北朝鮮の拉致問題をメインのテーマにしたのは失敗だったと思う。
真紀子氏も深い関わりがあるとか、何か特別にツッコめるネタを持っていたなら話は
別だと思うが。一般国民、議員という立場で聞くなら、やらなくてもよかったのでは
ないだろうか?
確かに、小泉首相の北朝鮮政策や拉致問題解決が中途半端で終わってしまっている
ことには、問題を指摘する人はいるのだけど。
でも、拉致問題と言えば、安倍氏の最大の売り物なわけで。<彼は拉致問題によって
いきなり知名度&人気&イメージがアップして、それが大きな要因となって首相にまで
なれたようなものだし、今もイメージ・アップに使いたいのは明白なのだから。>
彼は秘書時代からこの問題に関わって尽力して来たことは、国民の多くも知ってる
ことだし<私もそのことは評価している>、北朝鮮との交渉は大変だろうってことも
わかっているので、そこで部外者の人が「何でそのまま(半日で)帰って来ちゃったの
か?」とか責めても、しらけムードが漂ってしまうような気がしたのである。
安倍氏もここぞとばかりに、これまでいかに大変な思いをしたかを切々と語り・・・
却って彼にアピール&イメージ・アップの場を与えてしまったような感じさえしたの
だった。
私としては、どうせ外交問題を取り上げるなら、そのあとで取り上げた日中外交の
方をメインにすればよかったのにな~と思った次第である。
<日中国交回復をしたのは田中角栄・元首相(真紀子氏の父)なのだし、真紀子氏も
中国とは親しく交流しているのだし、安倍氏は8日に中国に行くのだし、歴史認識の
問題とも絡めやすいしね。>
午後に行なわれた民主党の岡田氏と枝野氏の質問もチョコチョコ見たのだが、両者
ともなかなかよかったと思う。
岡田氏はやっぱマジメそうで、きちんと考えていていいな~。<党首には向かない
かも知れないけど> 枝野氏も、迫力が増して来た感じがする。<改憲派じゃなければ
次の次ぐらいの党首にしたいと思うんだけど。>
☆ 歴史認識に関して<安倍氏が東京裁判や戦犯を疑問視、村山談話を閣議で踏襲決定>
6日の衆院予算委員会で、安倍首相は東京裁判やA級戦犯に関して、強い疑問を示す
発言を行なった。
また、政府は6日の閣議で村山、小泉談話を安倍内閣として踏襲する旨の答弁書を
決定した。
『安倍晋三首相は6日午後の衆院予算委員会で、日本の国家指導者の責任を追及した
極東国際軍事裁判(東京裁判)について「平和に対する罪と人道に対する罪で裁かれた
が、(いずれも)その段階でつくられた概念だ。罪刑法定主義上、犯罪人だということ
自体おかしい」と述べ、正当性に強い疑問を呈した。
サンフランシスコ平和条約で東京裁判を受け入れたことも「受け入れなければ独立
できなかった。独立するためにあえてのんだ」と表明。小泉純一郎前首相が国会でA級
戦犯を「戦争犯罪人」と答弁したことには「(A級戦犯の遺族は)遺族援護法などの
給付の対象になっているし、いわゆるA級戦犯の重光葵元外相は勲1等を受けている。
国内法的に戦争犯罪人ではない」と持論を展開した。<共同通信 6日>』
実は私も、以前コチラに書いたように、東京裁判をはじめ各地で行なわれた軍事裁判
の正当性には疑問を持っている。<決して公正とは言えない裁判が多かったように思う
ので。>だから、そこでA、B、Cの級にかかわらず、そこで起訴されて、処刑された
人を「戦争犯罪人(戦犯)」として決め付けてしまうことにも、問題があるのではない
かと思うところがある。
<そもそも政治的意図があれば、不起訴で釈放されちゃう容疑者がいるということ自体、
いかに恣意的なものだったか・・・という感じでは? あと、戦争「犯罪」と呼ぶとしたら、アメリカのイラク攻撃がそれにふさわしいかも。>
ただ、そのことと戦争責任の話は別だ。本当はもっと早くやるべきことだったと思う
が、できれば中国、韓国とも共通認識が持てる形で、政府は戦争に関する事実をきちん
と明らかにして、その要因や責任の所在を国民にも示すようにして欲しい。
それが、次の戦争を行なったり、また国内外で多くの罪のない被害者を出したりする
ことを防ぐために、とても重要なことだと思う。
『政府は6日午前の閣議で、先の大戦に対する歴史認識に関する答弁書を決定した。
「95年8月15日と05年8月15日の首相談話等で示されてきている通りである」
とし、「植民地支配と侵略」について関係諸国におわびを表明した戦後50年の村山
首相談話と、同60年の小泉首相談話を、安倍内閣としても踏襲する方針を明記した。
また、72年の日中国交正常化に際し、中国政府が「日本の中国侵略は一部の軍国
主義者によるもので一般の日本人も被害者だった」との立場をとったことについては
「中国側の認識は承知しているが、国交正常化にあたっては日中間の交渉の結果日中
共同声明に合意し、発出した」とした。福島瑞穂社民党党首らの質問主意書に答えた。
<朝日新聞6日>』
これで、安倍内閣は正式に、村山、小泉談話を継承することになった。中国訪問の
前にクリアにしておきたいという意向もあったのだろう。
<中国が軍人と一般国民を分けるという認識で国交回復に同意したことに関しては、
まだちょこっともめそうな気もするが・・・。>
☆ 森氏の分析・・・安倍氏は「ハンカチ王子」?!
ちょっと面白い記事があったので、付け加えておく。
前にも書いたが、最近、森氏の分析というのは、的を得ていると思うことが多い。
党内№1派閥の長としての、余裕があるからだろうか?
<でも、彼の政策にはNO!である。特に改憲&教育改悪は・・・>
『安倍人気は「ハンカチ王子」フィーバーのようなもの――。森喜朗元首相は6日、
母校の早稲田大で講演し、安倍内閣への高い支持率について「安倍さんはすらっと
していて若い。女性たちがハーッとなる。(早稲田実の)斎藤佑樹のイメージ。真価
はこれからだ」と評した。』
森氏は、安倍首相が衆院予算委員会で、村山首相談話などを踏襲する姿勢を示した
ことについて「かつて言ってきたこととまったく違うことを言い出した。若い政治家
から内閣総理大臣という重い立場に立ち、よく考えて話をしないといけないことを
やっと分かってきた」と述べた。
8日からの日中・日韓首脳会談については「おそらく靖国の問題は出ない。小泉さん
みたいにずけずけ言うと中国も黙っておけないし、小泉さんも引くに引けなくなった。
未来志向で世界への貢献を話す方が靖国の話よりはるかに大事だ」と語った<朝日
6日>』
ただ、安倍氏は表向きは譲るとこは譲りながらも、着々と憲法改正や集団的自衛権
の問題や、教育改悪の準備は進めていますから~。
そこはしっかりウォッチしておかないと、と思う。
<小泉氏の場合は、郵政民営化や靖国参拝にこだわって、憲法や教育基本法改正などは
寛容(放任?)だったけど。安倍氏はそれをイライラしながら見ていたに違いない?!>
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充実した内容に、期待しています。
るいネットにも取り上げられていますが、
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=133212
“新W計画”:岸信介ら巣鴨プリズン釈放組~安倍晋三・麻生太郎の連綿⇔アメリカ⇔北・中・韓との相関関係(1)
をブログ上で、皆さんに伝えてあげてください。
尚、上記内容や、更なる情報をTBされてもいいかもしれません

戦争責任の問題は、おそらく多くの国民もきちんとした事実を追求したくなかったと思います。また、自民党や官僚もそれを望んでいなかったと思います。(きちんと調査すれば、自民党議員や官僚また一般国民にも、自分や自分の親族、また両親、祖父母に被害が及ぶ可能性がある。)
私は戦争責任は、第一に軍部、及びその行動を追認した政府にあると思いますが、マスコミや国民にもあると思っています。(国民については政府による情報操作や言論弾圧もあったと思いますが、日清、日露、第一次世界大戦の勝利によっておごりが生じ、事実を客観的に分析せず、中国や英、米を最初からナメていたと感じています。)また、軍部の方針に反対する人を、多くの国民が政府権力と一緒になって非国民として弾圧していたと思います。

もし、戦争責任を総括するなら、当時のマスコミの報道姿勢や一般国民の心理状態や行動なども含めて論じて欲しいと思います。ネットウヨクの論調や「新しい歴史教科書を作る会」の主張にも賛同できる所はありますが、殆ど日本の行いを一方的に美化、擁護する主張であり、過去の反省から学ぼうという姿勢が欠如していると思っています。
安倍総理の目指す「美しい国」は、戦前の日本の強い姿を求めている感じがしますが、きちんと過去の悪い所も点検し、改善したものでなければ、到底支持できません。おそらく自民党政権では、世襲議員も多く、客観的な歴史の総括はできないと思います。
ps)今日の一言
山本一太の「気分は直滑降」
(http://blog.so-net.ne.jp/ichita/)
ヒネリは無用です。タイトルだけで今日の一言決定です。
お気楽事業家Kaoriです☆
いつも、とても充実した内容ですね。
これからの政策がどのように進んでいくのか・改善されていくのかを私はじっくり観察したいと思います。
が・・・小泉氏時代に大きくなってしまった貧富の格差は今後どうなるのでしょうかねぇ?
今、義務教育の現場で大きな変化が起きていると聞きます。
この日本で文房具を満足に買えない家庭が出てきていると・・・。
そのあたりの事を私は注目したい個人的に。
久しぶりにこちらに来れたので記事何個かまとめてよんじゃいました^^;
ではまた記事期待しています!

開戦責任に関しては、戦争は相手国、当時の世界情勢、歴史の流れを考慮しなければならないのに、左翼(や、それに影響を受けた人)は何故か、その対象を日本に限定しているので話になりませんね。
「(政府レベルで戦争に関する他国と歴史の)共通認識」とは呆れる。
戦勝国政府が「開戦の責任は我々にあった」なんて認めるわけがないでしょ!!
稚拙すぎますよ。
「歴史家に任せます」と日本の政治家は言うしかないのです。
そう言わなければ外交問題となります(左翼が既に外交問題にしてしまった)。
その作業は、歴史家及び我々民間の仕事です。だから、私は諸国の留学生と積極的に歴史談義をしているのです。
「責任は全て日本に有り」を前提に語る日本の政治家は無知な馬鹿か反日主義者です。
「過去の反省から学ぼうという姿勢が欠如」って、左翼の人は大抵、「戦争は悲惨」「日本軍は他国に迷惑をかけた」に終始しがちです。
何故、戦争が起こったのか(巻き込まれたのか)、何故、負けたのかを学ばなければならないのに学ぼうとしない。

先の憲法論議も「マーク」さんの乱入で吹き飛ばされてしまい、やや消化不良ですが、以後は掲示板的にならないよう気を付けます。
>政府は戦争に関する事実をきちんと明らかにして、その要因や責任の所在を国民にも示すようにして欲しい。
⇒おっしゃるとおりです。いろんな裏事情も想像できるにせよ、あまりにも情報が不足しているのが残念です。これでは、安倍氏がいくら歴史認識を語っても説得力がないですよね。
まずはご自身の主観を抑えてでも、客観的事実と認められる情報を多数提示することが安倍氏の務めだと思います。ただし、事実が明らかになると都合が悪い度合いが大きい米国・中国・南北朝鮮は妨害するでしょうが(英・仏・蘭・印は味方してくれるかもしれません)。
それよりも、小泉さんが改悪した諸制度の改善や格差解消を先に実現して、国民の信頼強化を図る方が先決ですかね(これも宗主国・アメリカが反対するかもしれませんが・・・)。
はじめまして。こんにちは。
学研の本・・・そんなこともありましたね(笑)
サイトのご紹介、有難うございます。
まだざっと読んだばかりなのですが。
よく内容がわかっていないところもあるので、
少し勉強をしてみたいと思います。
戦争責任については、また記事にも書いてみたい
と思いますが。個人の責任の追及を目的にすると
いうよりは、当時、帝国主義の流れがあった(ので
致し方ない面もあった)ことを前提にしつつ、
客観的に日本がどのような意図で何を行なったのか、
まずはそれを明らかにすべきかな~と思っています。
それが多大な犠牲者を出した国民への務めだと思い
ますし。その評価は歴史家ではなく、国民がすべき
ことだと思うのです。<また国民は、そこから学ぶ
こともできるでしょう。>
マスコミや国民のあり方も考えるべきことだと思い
ます。そして、少なくとも今は、戦前よりも国民は
最低限のことを理解し得る教育も受けていて、それ
なりの情報も得られるのですから。あとは同じ過ち
を繰り返さないために、いかに関心を持つかという
ことが大切なのではないかと思います。
いるんだな~。周囲の迷惑を考えず、ゲレンデの
ど真ん中を直滑降して、はしゃいでいるスキーヤーが。
そう言えば、一太くんも二世議員なんですよね~。
同じくお気楽自営業者のmewです。(~~)
お忙しい中、いくつかの記事を読んで下さって、
有難うございます。
格差社会の問題は、本当に深刻だと思います。
安倍氏は、格差はあることを前提に再チャレンジ政策
を打ち出しており、格差自体の是正にはあまり熱心
ではないようです。
給食費や学業に必要なものの費用を払えない子供は
どんどん増えています。東京のある区では、小中学
生の4割が、区からそのような費用の援助<就学
援助>を受けています。
折角、勉強その他で努力をしていても、国立大学の
学費が80万もするので、大学進学をあきらめる子が
増えているともききます。
何故、国民がもっと小泉=安倍政権のこのような
政策に怒らないのか不思議でなりません。
いつか記事に書ければと思いますが・・・
私は、他国に対するより前に、また個人の責任云々
の前に、ともかくまずは多くの犠牲者を出した日本の
国民に対する務めとしても、国として様々な事実や経緯
を明らかにして、その判断は歴史家でなく、国民に委ねる
べきだと考えています。
>何故、戦争が起こったのか(巻き込まれたのか)、何故、
>負けたのかを学ばなければならないのに学ぼうとしない。
そうなんです。いまだに事実関係すら明らかになって
いない状況では、国民は学びようがありませんから。
安倍氏も「結果責任」の話をしていましたが、
よく日本が負けたからいけないのだと。あの時、勝って
いれば、戦争責任の話など出ないのだという人がいます。
でも、私は仮に日本が一発逆転であの戦争に勝っても、
国内外に多大な犠牲者を出した責任や問題は残るのでは
ないかと思っています。
アメリカがイラクに勝っていながら、その開戦や現状
<多くの自国の兵士の犠牲も含む>で批判されている
のもそのためではないでしょうか?
コメント欄についても、ご理解、有難うございます。
これまでに掲示板状態でゴチャゴチャになったり、連続投稿
をする人があったりして、困ったことがあるので。
コメント欄の管理をせざるを得ないと思った次第です。
ただ、憲法の話はほぼすべての記事に関わることですから。
他の記事の部分でも、できるのではないかと思います。
上のレスにも書きましたが、個人責任の追及や他国のこと
より前に、まずは国民にできるだけ事実を明らかにして
歴史家でなく、国民に判断の材料や学習の機会を与える
のは、国としての務めだと思います。
安倍政権は、小泉政権ほど激しくは新自由主義政策を
進めないでしょうけれど。でも、それを止めたり是正
したりする気は全くないように思えます。
格差や負け組みが生じることが前提での、再チャレンジ
構想ですしね。早速、大企業に有利な会計、税制を
実行に移しつつありますし。<消費税UP前提で、その前に
優遇措置を?>
自民党内で根本的に政策が違う人が首相になるか、
政権交代しないと、この流れは止まらないように思います。

何を明らかにして欲しいのですか? 何を隠蔽していると思っているのですか?
すぐ思いつくところでは、アメリカに対する通達が遅れた経緯に関する外務省くらい。
「その判断は歴史家でなく」って、まずは歴史家が検証し、それを国民に提示するのが当たり前で、貴重な公文書が発見されたと一般の人に提示しても理解できない。そもそもあなたが現在明らかにされている事実でさえ知っているとは思えない。
旧ソ連の公文書が全て公開されれば、大半が解決すると思います(旧ソ連の公文書は信用できないものも多いですが)。次に中共とアメリカ。
イラク戦争はまだ解決していないどころか、より問題を複雑化させてしまったからじゃないですか。開戦に関しては当初からずっと批判が続いていましたが、仮にイラク問題が円満に解決していたら、批判はほとんどなくなっていたでしょう。あれを自衛戦争とするのはかなり強引で、それならば日本の戦争は完全に全て自衛戦争となります。イラクから撤退できない状況から、何故、日本がハルノートを呑めなかったのかを自ら思い知るはずです。
あなたはWGIPの申し子のようですね。

1.満州事変は太平洋戦争の時と同じように、追い詰められたやむをえない行動であったのか?
2.満州事変を起こした軍部は、他国から批判を浴びる事も考えて行動したのか?
3.他国の批判に対して、国際連盟脱退の道を選択したが、その判断は適切か?
4.軍部の暴走をなぜ政府は追認したのか?
政府と軍部の意志は統一できていたのか?
5.満州国建国はソ連の南下に備える意味もあったと思われるが、その後の中国との関係はなぜ悪化したのか?
6.世界的に孤立していた日本がなぜ日華事変を契機に、中国との泥沼の戦争に突入していったのか?
7.日中戦争はやむをえない戦争であったのか?
8.日中戦争終結のための努力はしたのか?またその条件は中国も容認できるものであったのか?
9.日中戦争が長引けば、アメリカを始め他の国々も日本に敵対する事は、十分考えられたと思うが、彼らを納得させるような日本側の譲歩はあったのか?

何でも国に責任や仕事を押し付けるのは止め、私たち国民(あなたは市民?)に何が出来るか考えましょう。
外交や国内左翼を考慮したら、与党政治家が思うように発言できないのは明らかですし、そんなことをしても愉快犯の如く朝日新聞や野党が大騒ぎして外交問題になるだけです。
そもそも全体主義国家じゃあるまいし、政府公認の一つの歴史観を押し付けるのもどうかと思います。もちろん、政治家が歴史を学んでいるかどうかは重要ですが、多くはとても学んでいるようには思えませんね。
上記の質問に対する大まかな答えは勉強すれば自分なりに見つけられます。
もちろん、不可解な点も多数出てきます。
例えば、1938年、長崎で行われる予定だった宇垣・孔祥熙会談を前に何故、宇垣外相は突如辞任したのかなど。
しかし、今さら調べてもわからない気がしますし、そんなことよりも政治家は未来を向いて貰いたいです。歴史の評価は歴史家や我々国民がすれば良いのです。もちろん、私のような親日派があなたのような反日派と議論しても結論は出ないと思いますが、全体主義国家じゃないのですから、それが健全な姿です。

>私のような親日派があなたのような反日派と議論しても結論は出ないと思いますが・・・
過去の歴史の事実や経緯を明らかにして欲しいと述べる事が、どうして反日派なのですか?
貴方の尺度ではなく、客観的な反日派という定義で説明して下さい!

なんか北朝鮮みたい…。
本気で言ってるとしたらちょっと怖いですが、煽ってるだけでは?
あ、エントリと関係ないコメントですみません。これで終わります。

そういえば、あなたの歴史観はよく知らなかったので、勢い余ったレッテル張りは早計だったかもしれませんが、これまで接してきた印象でついつい。
現在、歴史認識において、日本と中国&韓国はある種の戦争状態と言って良いと思います。そして、相手国民が「日本が全て悪い」と言ってきている以上は、日本の正当性だけを訴えて、最後の最後で互いに譲歩すれば良いのです。私は日頃、そうして論破しています。中韓の歴史教科書を読めば、彼らの出鱈目ぶりがよくわかります。ついつい自分に非を探す日本人、相手に非を全て押し付ける中韓人。外交問題に関しては、日本人らしさを捨てなければなりません。
にも関わらず、WGIPから抜け切れない日本人の多くはまず「日本悪し」を大前提に反日史観を構築しているのですから、日本国内で勝手に内戦状態です。まさに相手国の思う壺。
日本人はお人好しで、外交に関してわかっていない人が多い。その例としては、ロンドン軍縮会議において、対米英比を、無理とは思いつつ「10割」と主張してから譲歩して行きば良いものの、会議前の記者会見で「7割」と公言しているから6割に押さえ込まれました。
親日史観を学んでください。

了解しました。立場は違いますが、貴方の主張も参考にします。

ご理解ありがとうございます。
私は日頃、中韓人留学生とよく歴史議論をしています。相手の態度・主張次第で、自分の主張の強弱を変えます。もちろん、完全に論破した後も、最後に「日本が何も悪いことはしていないとは言わないけど、日本が全て悪いなんて言うのは間違いだよ」と言います。こんな私を見て、周りは心配になり、「中国人と歴史の議論をするなんて危ない」と言われたり、相手に「あの人が嫌な話をしてごめんなさいね」なんて言ったりするみたいですが、彼らは「いや、面白い議論だった」「説得力があった」と答えるそうです。
17条憲法の第1条の「和を以って尊しとす」を取り出して、相手の主張に譲歩しなければならないと思っている人が多いですが、第1条には続きがあり、17条にも記されているのは、「しっかりと話し合いなさい」ということです。
ある韓国人は「幼い頃、併合時代を生きた人から『日本人は親切で優しかった』と聞いていたのに、学校に入ると『日本人は野蛮だった』と習い、その矛盾に苦しんだ」「私は日本と仲良くしたかったので、悪口ばかり聞かされる歴史授業が辛かった」と言います。彼らを救ってあげるのは我々の責務です。
以前にも書きましたけど、understandingさんと歴史認識に
ついて議論する気はないのです。(お互いにとって不毛な
時間になってしまうので。何を書いても左翼とかWGIPの
申し子とか言って来た時点で意味がなくなるしね。)
ただ細かっちいことはさておいて、たとえば、せめて学校の
教科書に載せるような、ごく基本的な事実(史実)ぐらいは
共通認識が持てないとマズイと思うのですよ。
もう戦後60年以上立っているのに。いまだに、アレはあっ
たなかったとか、その書き方や解釈は云々とか、国会議員
までが一緒になって、ワ~ワ~やっているようでは、子供
たちも困るし、国民だって評価や判断もしようがない
でしょう?
そこで、あなたがたはまた今まで左翼が云々って言うの
だろうけど。右左関係なく、それぐらいの基本的な事実
ぐらいは、ある程度、共通認識が持てるぐらいの努力を
すべきではないかと。人数やら小さな解釈やらの細かい
話は横に置いて、とりあえず大きな事実の有無だけでも
きちんと検証しないといけないと思うのでした。
レスは不要です。

日本の政治家は歴史に関して思うように話せないんですよ。
これまで何人も左翼のバッシングを浴びて、辞任に追い込まれてきたでしょ?(まるで将兵テロを恐れた戦前の政治家みたい)
そして、外交問題にまで発展させてしまう。
この諸悪の根源は宮沢喜一でしょ?
彼が教科書誤報問題で譲歩してしまったために、「歴史問題」という外交カードを中国や韓国、そして国内左翼に与えてしまったのです。
あなたの言う「共通認識が持てるぐらいの努力」を保守派は安倍首相に期待していますし、彼にしか期待できないんですけど、そうはさせじと左翼勢は最近、もの凄い勢いでバッシングしているわけじゃないですか。
まあ、彼も表面上は抑えつつも、これからそうした努力に取り組んでいくと期待したいですね。
ただし、国会で彼自身がやらなくても良い問題です。

mewさんの先の戦争に関する認識がなかなか冷静で頼もしく思えてきました。「まずは事実関係を明らかにし、それを積み上げる」ことが大切ですよね。
ただ、それがなかなか難しく、今までできていないのも事実なので(GHQによる検閲制度、中国・南北朝鮮の政治圧力等の影響)、understandingさんもその状況を歯がゆく思われているのだと思います。だからこそ、安倍首相には意見を控えてでも国民がちゃんと判断できる情報の提示に努力してもらいたいです。
>FKさん
いつも冷静で整理されたコメントに感心しております。僭越ながら、先の1~9の疑問には『アメリカの鏡・日本(ヘレン・ミアーズ著)』という本がご参考になると思います。
>安倍政権は、小泉政権ほど激しくは新自由主義政策を進めないでしょうけれど・・・
⇒すぐには難しいと思いますが、方向転換の可能性を期待しています。
小泉さんの弱者切り捨て政策は米国の年次要望書に基づくものでしたが、安倍氏の「戦後レジュームの脱却」に日本が米国の保護国から脱却することも含まれていれば、変わる可能性があるからです。
政治家でなくていいのです。
というか、政治家が下手にウラで動かない方がいいかも?
国として研究機関のひとつを設けてもいいかも知れません。
時の政府にあまり左右されないように、独立行政法人にしておきましょ
うか。
幸い、安倍氏は韓国、中国と歴史の共同研究をする約束をして来た
ようです。アメリカの公文書もどんどん公開されていますし。
早期に基本的なことだけでも、共通認識が持てるような史実が明らかに
なることを願っています。
個人的には、特に何の思想も有していないので<自分個人で、こう
あって欲しいな~という思いはありますけど>、できるだけ現実に即して
物事を考えて行ければな~と思っています。
安倍氏も将来的には(日本が単独でもそれなりの防衛力を備えられる
ぐらいになったら?)、すべてにおいて自主独立をしたいというのが
理想だとは思いますが。
それには、米国側の思惑や自浄などもあるでしょうし、かなりの時間が
かかりそうな気がします。
そして、それまでは日米同盟を中心に、というのですから。なかなか
アメリカの意思を無視するのは難しいかも知れません。
アメリカも、日本も民主党に政権交代をして、お互いの関係を再構築
するというのも一つの方法かも知れません。

ひとつお尋ねしたい事があります。貴方の歴史認識は次のいずれの立場でしょうか?
1.日本の満州事変以来の行いは、侵略戦争である。しかしそれを認める事は、中、韓の外交上きわめて不利であるため、それを認めず、外交上のカードとして有効に使うべきである。
2.日本の満州事変以来の行いは侵略戦争ではない。それは、自存自衛の戦争であり、アジア各国を欧米列強の植民地化から開放する正義の戦争である。

>アメリカも、日本も民主党に政権交代をして・・・
私は自民党不支持ですし、ブッシュ大統領は嫌いですが、これはオススメできません。日本の民主党はともかく、アメリカ民主党はかなりヤバイです。
広島・長崎への原爆投下を決定したトルーマン大統領(民主党)は、日本へ計18発もの原爆投下を承認していた事実がワシントンポスト紙にスクープされています(当時、米・共和党は原爆使用に反対)し、前任のルーズベルト大統領も反日意識から日米開戦を招いたとも言われています。
また、近年では、クリントン前大統領夫妻(民主党)の懐には、中国人民解放軍の莫大な資金が入っており、中国のロビー活動と工作活動により、米・民主党が「親中・反日」路線であることは公然の事実です。
アメリカが民主党政権になったら、中国の台湾武力侵攻や日本への軍事的圧力の強化を容認する可能性すらあります。
※中国人にはいい人も多いですし、私も友人がいますが、共産党政府は現在進行形で平和主義・非暴力主義のチベットを侵略していること、法輪功や民主活動家を弾圧していることを忘れてはいけません。

「国として研究機関」には大賛成ですが、「皇室典範」有識者の会のように思想の偏った(?)連中が集まると危険です(人選はあの福田康夫です)。
中国と韓国との共同研究は気休めに過ぎません。
中韓の代表者は国益を背負っているわけですから、譲歩するとは思えません。過去の似たような経緯からも明らかです。
下手に譲歩したら、彼らの生命にもかかわる!?
韓国人で「韓国の歴史認識こそ間違っている」と言う人がいて、「韓国は政府が一つの歴史教科書を作っているのだから、すぐにでも真実に近い歴史教科書を作って、歴史認識を改められるのでは?」と言うと、「それは無理です。ある程度、世間の歴史認識が改まってからでないと、批判を浴びます」とのことでした。
やはり、我々民間人同士が歴史議論を行って、少しずつ共通に近い歴史認識を持つべきだと思うんですけどねぇ。
私は草の根的にそれを行っています。

歴史と言うのは、そんな二者択一できるほど、単純なものではないですよ。日本の戦争は侵略的要素が全くなかったとは言えないけど、侵略戦争と自ら言うほどのものでは全然ないばかりか、侵略戦争ではないと言い切ることも十二分に出来ます。
極論せよ、と言うなら<2>を選択しますが、自らの戦争を「侵略戦争」と言うお人好しな国は日本以外に存在しないのではないでしょうか?
そもそも戦争と言うのは大半が、それぞれの国にとっての「正義」の衝突です。それこそ、白人キリスト教徒侵略ですら、彼らにとっては・・・。
私の歴史認識、あるいは「歴史問題」を持ち出す他国に対する反論を長々と話すことはできません。ただ、いずれ絶対に明らかにしなければいけないと思うのは、先の大戦における共産主義者の謀略です。
例えば、戦後、台湾に逃げた国民党の陳立夫も「日本と中国が戦争をして誰が喜ぶ? ソ連だよ!共産主義者だよ!日本軍の中にも共産主義者が絶対にいたはずだ」と語ってました。
まあ、ルーズベルトの周りにも共産主義者やソ連のスパイだらけでした。
念のため言っておきますけど、1937年から始まる「日中戦争」を始めたのは中国側からですよ。

立て続けにコメントして、mew-run7さんからお叱りを受けそうですが・・・。
海驢さんはヘレン・ミアーズの著書がお気に入りのようですね。
私もだいぶ前にその本を読んで、参考になりましたが、その1冊で必ずしも1~9の疑問に応えられるとは思えませんので、FKさんは色々読んでみてください。
この重要な時期にアメリカが民主党政権に代わるのは厄介ですねぇ。
ヒラリー・クリントン・・・。
あと、勘違いしている人が多いのですが、身近の中国人に良い人がいたとしても、中国というのは、民意が反映される民主主義国家ではないということです。
また、仮に、すぐに民主主義に変遷したとしても、これまで言論統制されてきたので、正しい情報を知らず、正常な政策を打ち出せないのではないかと言うことと、歴史的に見て、民主主義が成り立つ土壌がないのではということ。
トルーマン大統領の時代はさておき、近時の米・民主党は経済的利益
追求型のような感じが強いように思います。
経済、貿易面などでは、日本にさらに圧力をかけて来そうな気もして
います。
ただ、ブッシュ政権ができるまで、戦争ができずにイライラして、ここぞと
ばかりにイケイケ状態になっているネオコン政治家や機関や企業の
勢いをとめるには、いったん共和党政権にはお引取り願わないと、
日本のネオコン派への影響を防げないと思うのです。
民主党は、経済的利益も考えて、親中的だと思いますけど。
反日だとは思いません。
ある意味では、共和党と違って、日本を属国ではなくて、一つの独立国
として見ているのかも知れない、と思うこともあるです。
>立て続けにコメントして、mew-run7さんからお叱りを受けそうですが・・・。
私、そろそろ、マジに怒るかも。
わかっているなら、連続投稿はやめてください。
それにここは掲示板じゃないって言ったでしょ。
他人のコメントに対して、投稿しないで下さい。
人のブログを好き勝手に使わないで欲しいです。
自分でブログか掲示板でも作って、そこでやってればいいのでは?
ルールを守れない人には、書き込みをして欲しくありません。
あらかじめ、お断りしておきますが・・・(warning)
次に連続投稿をしたり、記事と関係なく、他人のコメントに対して意見
や感想を書いた場合は、すべて削除させて頂きますので、ご承知おき
下さい。