安倍氏の悲願・教育基本法の改正が動き出す!+ 共謀罪は今後も要チェック
2006年 10月 24日
今回は、教育基本法改正、共謀罪のことを中心に、今国会で注目すべき法案について
書きたいと思う。
まず、コチラにも書いたように、共謀罪の審議が先送りされることに決まった。
共謀罪に関しては、補選後にすぐに審議入り、場合によっては強行採決されることも
警戒されていたのであるが、与党の国対は審議や採決をスムーズに運ぶのは困難だと
判断し、先送りすることにしたようだ。
後述するように、あの警戒警報も、この審議の先送りの決定に貢献する部分があった
のでがないかと思っている。また、重要法案が通過したあとには、すぐ審議にはいって、
強引に採決することも考えるかも知れないので、決して油断をしてはならないと思う。
共謀罪については、後述することにして、先に、この秋の臨時国会で重要課題とされて
いる、教育基本法の改正やその他の法案などについて書いておきたいと思う。
* * * * *
今回、共謀罪の審議が先送りされたのは、安倍首相が何としてもこの秋の臨時国会で
教育基本法の改正を実現したいという強い思いを持っていることが大きいと思う。
<また法務委員会で言えば、春に共謀罪でもめてしまったため、先送りにされてしまっ
た信託法を早く成立させて欲しいという要望が、財界側から強かったこともあると思う>
『安倍首相は自民党の二階俊博国会対策委員長らに「教育基本法改正案を最優先する。
あとは現場の判断に任せる」と指示した。<読売23日>』という。
ここからも、彼の教育基本法改正への強い気持ちがうかがえる。
何故、安倍首相やその仲間たちは、こんなに教育基本法を改正したいのか?
それは一重に、この法律が憲法とともに、GHQの占領下で作られたものだからで
ある。
彼らは、GHQの作った憲法や法律を、心の中で認めていないのだ。また、その憲法
や教育基本法が、日本の国家や国民を誤まった方向に導くもとになったのだと、日本の
国家や国民をダメにしたのだと思い込んでいる人もいるほどだ。
<安倍氏がいう、いわゆる「戦後レジーム(戦後体制)からの脱却」の現れである。>
彼らにとっては、憲法と教育基本法の改正は、まさに悲願なのだ。
教育基本法は憲法を受けて作られたものなので、本当は憲法を先に改正してから、
それに合わせてこちらも改正するというのが筋なのだが、憲法改正を実現するのは容易
ではなく、まだまだ時間がかかりそうだ。
だから、ともかく先に教育基本法の方を改正してしまおうと。公明党がゴチャゴチャ
言って来たため、「国を愛する心」を「態度」に変えられてしまったり、細かい点で
自民党側の考えが通らずに、不満足な改正案に終わってしまったと思っている人も多い
のだが、それでもともかく、まずは「改正」ありきだと。<細かい部分はいざとなっ
たら、また改正して自分たちの思うように変えればいいのだから。>
こうして、GHQの占領下で作られて、そのまま戦後60年近く手をつけれずにいた
教育基本法を、自分たちの手で改正するということによって、彼らは「戦後の占領体制を
一つ克服」したと、「日本の政治や教育を日本人の手に取り戻せた」という気分になり、
ある種の満足感や達成感に浸れるのである。
そして、それが彼らが今後、自分たちの中にある「国家像」、そしてその国家を支える
「国民像」に合う形で、日本を大きく変革(再生)させて行くために考えている大計画を
遂行して行くための第一歩になるのだ。
<彼らが目指しているのは、国や郷土を愛し、国や郷土に奉仕し、いざという時には、
国や郷土を守るために戦うことのできる国民を育てるための教育なのである。その考え方
は、以前にアップした「「子供を飼い慣らす」「日本が滅びるとショックを与える」教育再生?!
」
にもよく現れているのではないだろうか?>
これからも、教育に関わる法案や政策について、色々と書いて行きたいと思っているが、
どうかそのことを念頭において、教育基本法の改正のことを考えて欲しいと思う。
<尚、教育基本法関連のでは、中川昭一氏が、日教組の組合員のデモに対するトンデモ
発言<教員免許を剥奪すべきと>に関するニュースが出ていたので*1に載せておく>
また安倍内閣&与党は、教育基本法の改正のほかには、防衛「省」昇格法案、憲法改正
のための国民投票法案、テロ特措法延長案(インド洋で米軍の後方支援をしている海自の
活動延長)、道州制特区推進に重点を置きたいと考えているという。
これらに関して書かれた報道記事を*2に載せておくが。道州制以外は、すべて憲法
改正や防衛関係であることも、少し意識して頂ければと思う。
この他にも、自衛隊活動の恒久法、北朝鮮の制裁活動のための特措法も作る準備が進め
られている。
* * * * * *
最後に、もう一度共謀罪について、もう一度書いておきたい。
あの警戒警報は「デマだったのではないか?」「大げさに考え過ぎたのではないか?」
と思う人がいるかも知れない。
あの文書にも書いてあったように、あれは最悪の場合を想定して警戒を促すためのもの
であったので、実際、与党が24日に強行採決を行なうつもりだったのかはわからないが。
でも、朝日新聞22日が『自民委員としては、参院選にかかる次期通常国会での共謀罪
法案成立は困難とみて、「今回が最後のチャンス。共謀罪から審議入りしたい」との方針
だった』と書いていたように、前回、悔しい思いをした法務委員会の自民メンバーの中に
は、早く共謀罪の審議入りをして、<補選2勝もしたし>、今度は多少強引にでも採決に
持ち込みたいと考えていた人はいたと思う。
また、外務省の方も、早く国連条約を批准するために、国内法の整備を急いで欲しいと
強く要望しているに違いない。
だから、もし安倍内閣が教育基本法改正にあそこまでご執心でなければ、私は共謀罪の
24日審議入りや、早期採決はあり得たのではないかと考える。
でも、国対がこれを見送ったのは、いまだに与党内にも共謀罪法案に問題性を覚える人
がいることに加え、諸状況を見て、これはとても容易に通すことはできないと判断した
からだろうと思う。
もちろん野党の抵抗が一番の懸念要素であったと思うのだが、野党が強気でそれが
できるのは、日弁連などの専門家や市民の団体、個人(ブロガー含む)の後押しがある
からだ。<今回は早めにマスコミ(新聞2紙)も取り上げてくれていた。>
与党だって、いくら数はそろっていても、マスコミや国民を敵には回したくない。
だから、野党や専門家や市民が手を携えて、反対集会や運動をしたり、ブログを含め
反対の声をあげたり、マスコミも含め、与党の動きを監視、警戒する動きが強いと
感じれば、野党の抵抗がさらに強くなることへの危惧感も大きくなるし、強硬姿勢を
とった場合に、大きな批判が寄せられるかも知れないというおそれも抱く。
それが、今回の先送りの決断につながったのだと思う。
そして、あの警戒警報は、秋の臨時国会が本格化する前に、野党議員や専門家や
市民たち(ブロガー含む)に改めて共謀罪の審議、採決への注意を喚起し、監視の目
や反対意思の表明を強めて、自民党にプレッシャーをかけるのに、大きく役立ったの
ではないかと思われる。
私自身は何の力もないが、自分のできる範囲で、共謀罪の問題点をアピールしたり、
監視をして、読んで下さる方々に情報をお届けしたいし。何より、これからも他のブロ
ガーたちの方と連携して、情報交換をしたり、一緒に監視をしながら、与党にプレッ
シャーを与えたり、野党の抵抗を後押しして行ければと思っている。
是非、このブログを読んで、共謀罪は危険だと感じられた方も、一緒に監視&プレッ
シャーかけをして頂ければ、幸いである。
では・・・改めて、p(*^-^*)q がんばっ♪です!
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*1
自民党の中川昭一政調会長が毎日新聞の23日朝刊「闘論」で、「デモで騒音をまき散らす教員に児童・生徒の尊敬を受ける資格はない。免許はく奪だろう」などと日本教職員組合を批判したことを受け、同組合は23日、「正当な組合活動を否定し、集会・結社の自由、言論の自由など民主主義を理解しようとしない危険な発言に対し、抗議するとともに強く撤回を求める」とする文書を中川政調会長あてに送った。
文書では「デモ行進などの表現の自由・言論活動は民主的政治過程に参加するための不可欠なものである」とした上で、「自らと異なる考えに耳を傾けることなく、権力をもって発言を封じようとする姿勢は、政治家としてあるまじきことであり、容認できない」と中川政調会長を批判した。
<毎日新聞24日>
*2
衆院神奈川16区、大阪9区補選の自民党勝利を受けて、政府・与党は二十三日、教育基本法改正案など重要法案の今国会成立に向けて攻勢を強めた。一方の民主党は巻き返しを図る考えだが、法案によっては党内で賛否が割れているものもあり、今後、対応に苦慮する場面も予想される。
自民党は同日、国会内で、衆参両院の幹事長、国対委員長らが国会対応を協議し「安倍晋三政権の重要なテーマを(今国会で)やり遂げる」(参院国対幹部)として、重要法案のうち、教育基本法改正を最重点で取り組む方針を確認した。
これを受けて同党は、同日の衆院教育基本法に関する特別委員会の理事懇談会で、継続審議となっている同法改正案について「(前国会で)既に五十時間以上、審議している」として、二十五日に実質審議を再開するよう主張。これに対し民主党は、「テロ対策特措法改正案の合間に審議することには反対だ」として、協議はもの別れに終わり、二十四日午前の同懇談会で再び協議する。
同特別委の自民党筆頭理事を務める町村信孝衆院議員は「野党がなぜ二十五日の審議入りを拒否するのか理解できない」と批判。民主党筆頭理事の中井洽衆院議員は「自民はしょっぱなからけんか腰だ。補選に勝ち強気になっているのか」と反発を強めている。
防衛庁省昇格法案については、与党側は二十六日に審議入りしたいとしているが、野党側は「北朝鮮の核実験問題に乗じて、省昇格を目指すのは問題だ」(民主党筋)として抵抗している。
憲法改正の手続きを定める国民投票法案は衆院憲法調査特別委員会で既に十九日に審議入り。自民党は「十一月中に衆院で採決」(中山太郎委員長)と主張している。
省昇格法案と国民投票法案について民主党内では小沢一郎代表らは今国会成立に柔軟姿勢だが、旧社会党系議員を中心に反発が根強い。与党の攻勢に対し一致した対応をとれるかどうか不透明。
道州制特区推進法案は自民党内から十一月上旬の審議入りが浮上。ただ与党内の優先順位は低く、民主党も同法案に批判的なことから、法案の扱いは流動的だ。
十一月一日に期限切れを迎えるテロ対策特措法を一年延長する改正案は十九日に衆院を通過。二十三日には参院本会議で趣旨説明と質疑が行われた。野党側は改正案に反対だが、審議引き延ばしはせず、二十七日の成立が濃厚となっている。
<北海道新聞24日>
一見、問題ないように思えますが、その判断基準を国によって決められ、それを強制されると抵抗を覚えます。少し前の国旗、国歌に対する東京都の強制を肯定する安倍首相の発言や、今回の中川昭一氏の日教組の組合員に対する発言などを見ますと、改正によって個人の思想、信条に対する国の圧力が強まると感じます。
以前にも書きましたが、教育の方針を定める議員や官僚がそれほどりっぱな人だとは到底思えません。まず彼らに憲法に対する教育を施すのが第一だと考えます。
ps)今日の一言
西洋のことわざ 「沈黙は金、雄弁は銀」
日本のことわざ 「沈黙は金、失言は昭一」
昭一君が沈黙しますと名前が「金昭一」になりそうです。
中川昭一は言動が凶暴で、理性も知性もないゴロツキですね(お門違いなのではないでしょうか?)。新「青嵐会」。
日本教職員組合は横山某・委員長のときに和解したのではなかったのでしょうか。また、教員の組織率も無残なくらい低いのではないでしょうか。 後ろから金づちで打たれた感をしているのではないでしょうか。
マスメディアが民衆を裏切る、12の方法 | 甦る利権~教育基本法改悪の淵源
http://takeyama.jugem.cc/?eid=676
自民党結成当初からの悲願であり、本来、独立後、すぐに改正せねばならなかったことで、それを妨害し続けたのが左翼。
社会党などは日米安保が改正されると、毛沢東の下へ謝罪しに行く有様で、逆に「国論が二分されたのは喜ぶべきことで、それこそ革命への序章となる」と窘められたほど。
前にも言いましたが、現憲法はニューディーラーたちが仕掛けた日本共産化計画の第1歩と言われています。
国家にとって、最低限にして、最大の仕事が国民の安全と生活を守ること。
現憲法はそれが他国任せで無責任です。
「いざという時には、国や郷土を守るために戦うことのできる国民を育てる」
これは批判してるんですか!??
本来それは国民の義務なのに、非常識な日本人が余りにも希薄であって、ソ連が「解放」しに来たときに赤旗振って歓迎するためのものでした。
いざという時に国を守ろうとしない国民が世界のどこにいるんですか?
フィリピンにある神風特攻隊の慰霊碑には、毎年、多くのフィリピンの学生が「国を守ることの大切さを学んで欲しい」と授業の一環で訪れるようです。
これも強制!?
現在の教育が良いと思っている人はいませんよ。
富山の県立高、「必修」授業せず卒業危うく(10/24)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061025STXKD024825102006.html
岩手・福島の高校も卒業危うく、既卒も資格満たさぬ恐れ(10/25)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20061024STXKC015324102006.html
見つかったのが、いずれも特に国公立大学への進学率の高い高校というのが特徴か。
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200610230212.html
の記事に添付された、「教育再生会議」17人のメンバー一覧。http://www.asahi.com/edu/news/image/TKY200610230213.jpg
「教育再生に向けて一言」もついていて素早く参照するには便利かも。
読みました。安倍首相に「教育」を語る資格なし、という結論を引き出すことが出来ました。ご母堂の安倍洋子さんが問題の人かな?
それにしても「教育」は大切です。
「欲しがりません、勝つまでは。」
「屠(ほう)れ!中、韓我等の敵だ。」
「進め一億火の玉だ。」
このようなスローガンが叫ばれそうです。
負けると自虐史観になりかねないので補選で勝ってホッとしているでしょう。
ケネディ大統領就任演説の一説を思い出しました。
>そして、わが同胞のアメリカ人よ、あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。わが同胞の世界の市民よ、アメリカがあなたのために何をしてくれるかではなく、われわれと共に人類の自由のために何ができるかを問おうではないか。
そうですよね。私だって国は愛しているけど、
愛し方まで強制されたくないです。
そういうのを決められると、XXしない人は
非国民という感じになってしまいますし。
それは結果的に、思想、良心や表現の自由
を侵すことになってしまうと思います。
官僚(キャリア)は一応憲法の試験を受けて
いるのだけど。議員も憲法の試験を受かった
人だけ立候補できるようにしましょうか?
今日の一言
沈黙の官邸・・・にはならないみたいですね。(・・)
北海のヒグマと呼ばれた中川父は、風貌はコワかった
けど、ふだんは優しい人だったとききますけど。
北海のコグマは、ふだんから吼えるし、噛み付くし
って感じですね。
この年代の保守的な人は、日教組は悪・・・という
概念を親の世代から教わったのでしょうか?
今、労組の加入率や活動が大きく低下していて、
逆に憲法の労働基本権が守られなくなってしまい
そうな感じになっているとききます。
安倍氏の背後にある諸団体は、祖父や父の代から
の絡みでずっとついていて、切るに切れずに
ズルズルというものも多いのかな~と思うことも
あります。
コメント&TBのお願いに追記したので、もし
よろしければ読んで下さい。
一つのご意見として、伺っておきます。
書かれていることには、ほぼ同感です。
ただ、教育基本法改悪の問題点を伝えたいと思う
時には、二項対立の書き方をした方が一般の人には
わかりやすいので、ついついそういう論じ方に
なってしまうところはあると思います。
今回、あえてGHQのことをメインに書いたのは、
彼らがいかに戦後体制、戦後教育を否定しているかを
伝えたかったからです。
それを話すと、「何で?」って不思議に思う人が少なく
ないようです。世間には、そんなに戦後体制や自分の
受けた教育がおかしいと思っている人は、いないように
感じています。
戦後60年かけて、日本人の手で築いて来たいいものを、
何とか守りたいな~と思います。
>現在の教育が良いと思っている人はいませんよ。
確かに問題も多いですけど、教育の基本的な方針は
悪くないと思います。
いつも情報、有難うございます。
教育再生に向けてのひとことは、興味深いですね。
記事を書く際に活用したいと思います。
世界史問題は、何で今さらというか、何でこの
時期に?という観があります。
世界史に限らず、他の科目で必修を守っていない
ところも入れたら、全国でかなりの数の学校が
きちんとやっていないのではないでしょうか?
コメントで他の方が書いていたように、政府、
文科省が学校に対して優位に立ちたいがための
方策かと、ついうがった見方までしてしまい
そうです。^^;
彼は、長州藩士のように、国を思い、国のために命を賭けて、
学び、たたかう人たちを思い描いているのではないでしょうか?
安倍氏はわかりませんが、彼のブレーンの中には、
明らかに精神論で国民をおさえようと考えている人が
いるとききます。
国の大義を重んじ、分相応な生活をして、小さなことで
文句を言わない国民が理想だとか?
「コメント&TBのお願いに追記」を読みました。
要は、痛いところを衝かれたら削除ってことですか?
「確かに問題も多いですけど、(今の)教育の基本的な方針は悪くないと思います」
多くの問題点があるのに、どうして基本的な方針が悪くないのですか?
あなたが評価するその基本的な方針って何ですか?
「彼のブレーンの中には、明らかに精神論で国民をおさえようと考えている人がいるとききます」
そのブレーンって誰ですか? その情報、誰から聞いたのですか?
私利私欲、拝金主義が蔓延する中、道徳&精神教育は必要なことだと思います。
それがいじめの減退にも繋がると思います。
「国の大義を重んじ、分相応な生活をして、小さなことで文句を言わない国民」
駄目ですか?
日本人が嫌いですか?
私は見解が異なるというだけで、コメントを排除する気は
ないので、understandingさんともいい形でやりとりが
できるようにと思い、レスも書いて来ましたし、色々と
お願いや提言をして来ました。
でも、「要は、痛いところを衝かれたら削除ってこと
ですか?」というあなたの受け止め方に絶句させられる
と共に、やっと思い切ることができそうです。
私とあなたとでは、単に政治的な見解だけでなく、
良識や感性もまったく異なるようです。これでは、
対話も成り立ちません。
あなたの考えや書き方を評価してくれるところは
他にたくさんあると思うので、そちらにいらして
頂きたいと思います。
他の方々にもこれ以上不快感を与えたくはありません
ので、申し訳ありませんが、今後は一切のレスを
控えさせて頂きます。これにて失礼致します。
GHQの占領政策下で決められたこと(憲法・皇室典範・教育基本法・・・etc.)については、キチンと見直しをして「日本人が自ら決める」べきと愚行します。「借り物の民主主義」では、遵法意識の欠如と事勿れ主義の蔓延に陥るのが道理と思いますので。
安倍政権を支持するわけではありませんが、議論の俎上に乗せるのは大切ですが、議論の経過・結論に対して国民のチェックと歯止めが必要なのだという気がします。
>understandingさん
様々な見識と情熱をお持ちの方だと想像します。しかし、それが十分に伝えられていないことが勿体なく思います。
山本常朝の「葉隠」に、『我が身の上の悪事を申出し、云わずして思ひ当る様にか、又は、先づよき処を褒め立て、気を引き立つ工夫を砕き、渇く時水を飲む様に請合せて、疵を直すが意見なり。』とあります。
せっかくのご意見ですから、ちゃんと届くようにご配慮いただければと思います。
私も以前に書いたように、できれば日本人の手で、いい憲法や法律を
作れればいいな~と思っています。
ただ、単に改正すればそれでいいと言うわけではないので、
内容的に悪くなるなら、下手にいじって欲しくないという気持ちの方が
強いです。
ちなみに、私は今の違法意識の欠如や事なかれ主義等は、憲法や
法律のせいだとは思っていません。
尚、私、高校時代に、一時、「葉隠」に凝っておりました。
<本物は難しいので、やさしく書いた解説本とか、三島由紀夫の
葉隠入門とか読んだ記憶があるです。>
>私は今の違法意識の欠如や事なかれ主義等は、憲法や法律のせいだとは思っていません。
⇒これはそのとおりだと思います。
お伝えしたかったのは、1952年にサンフランシスコ講和条約が発効して主権を回復した以降も、「借り物の民主主義(その象徴が憲法・皇室典範・教育基本法等々)」をそのままにして、国民も政治家も日本の国のあり方・国の運営規範について正面から取り組んでこなかったこと、そのような姿勢が問題ではないかということです。
例えデキが良いもの(私はそう思いませんが)であっても、「押しつけられたモノ」では身に付かないのは当然です。これは、mewさんが「政府に押しつけられた教育基本法改正などイヤだ」とおっしゃるのと同じ原理だと思います。それをそのままで来てしまった姿勢、それが遵法(じゅんぽう)意識の欠如や事勿れ主義蔓延の大きな要因ではないでしょうか。
極論すれば、内容がまったく同じでも良いのです。「日本人が自分達で考え・議論して決めたモノ」ならば。そういう意味で、議論の俎上に乗せるのは評価できると思います。
私も、海驢さんが書かれていたように、内容は同じで、もうチョットわかりやすい、表現、文体にする形で作り直して、改正をする方法もありかな?・・・と思ったりすることがあるのです。<刑、民もそうしてますし>
ただ、その場合も、たとえば9条なんかは、文章をわかりやすくしようとする際に、解釈でもめてしまうと思いますから、容易ではないと思うのですが。
それに、本当はせめて60年ぐらいにはね。自衛隊のことも含めて、自主憲法の制定or憲法改正をもっと考えるべきだったのではないかと思うのです。自衛隊だって、ちゃんと国民に「自衛のための軍隊を作りますよ」と説明して、納得を得て、きちんと改正手続きを経て憲法に明記すれば、「違憲論」が出ることもなかったと思いますし。
でも、もとは借り物ですが、それが国民にそれなりに評価されて、享受されて馴染んでしまった場合、この憲法は「自分たちのもの」という意識を持つ人が多かった場合は、それはもう「日本国民のもの」という考え方
もできるのではないかと思います。
けど、そう思わない人もいるわけで。そこが、大きな分かれ目だと思います。
レスしないとのこと、を了解しました。
酒に酔った勢いで、少々、毒の強いコメント(「要は~」)をしたかなぁと思っておりましたが。
懲りずに、たまに勝手にコメントします。
「あなたの考えや書き方を評価してくれるところは」云々
保守系のブログではわざわざコメントする必要は感じません。
どうしても、理解できないのは、あなたが「いざという時には、国や郷土を守るために戦う」ことに否定的なことです。
そのような考え方は世界的に見て、異常であり、こんな考え方を持たせてしまうと言うだけで、現在の日本の教育に疑問を感じます。
私の持つ日本人像と、あなたの日本人像(日本弱体化のためにGHQが、その後、左翼が植え付け、60年をかけて成功した「戦後日本人」)の違い。
あのデヴィ夫人でさえ、「アメリカの洗脳政策は完全に成功しましたね。彼らが心底恐れた日本精神を日本人は失ってしまった」と嘆いてました。
あるロータリークラブにかつて従軍医師をしていた大御所がいらっしゃいますが、ある会合で「戦後教育を受けた50、60代の人は手を挙げろ」と促し、「おまえらは皆、馬鹿だ!!」と喝破しました。
むしろ今まで『庁』だったのが不自然であり、
『省』に格上げするのは自然なことではないでしょうか。
確かに防衛は大事なことだと思います。
ただ、省になれば、色々と権限や任務の範囲が拡大するので、
慎重を期した方がいいと考える人たちもいるのではないかと思います。
ある時、知り合いの娘に「善意」で助言したところ、その娘は私の「悪意」と捉えたそうです。
そのため、事情を説明すると納得し、その娘は「私は自分が意地悪な所があるので、ついつい他人の助言も意地悪と捉えてしまうのです」と弁明しました。
これを参考にすると、未だに何かにつけて「軍国主義」に結び付けてしまう輩は、その主張とは裏腹に、自らの内面に危険な思想を持ち続けているのでしょう。
あるいは、単なる左翼洗脳のせいですね。
アッチでもコッチでもコメント書いてお手を煩わせてスミマセン。
レスは急ぎません(無くてもかまいません)ので・・・と言いつつ、mewさんがマメにレスして下さるのがこのブログの大きな魅力になっていると思いますが(笑)・・・正直、コメントにちゃんとレスを頂くのは嬉しいものです(あ、プレッシャーかけてる訳じゃありませんからね、まずは健康とお仕事、記事と他の方へのレスを優先して下さい(笑))。
>もとは借り物ですが・・・もう「日本国民のもの」という考え方もできるのではないかと思います。
⇒このようなお考えも良くわかります。たぶん、若い世代(私もそれほど年取ってませんが)では一般的なご意見なのだと思います。
ただ、そこで少し考えていただきたいのは、「日本」や「日本国民(民族の方が適当かもしれませんが)」とはどういうものか、十分な知識がないと適切な判断が難しいのではないかという点です。私も未だ勉強中であまり偉そうなことは言えませんが、外国人に「日本・日本人とは何か」を十分説明できるようでないと、今の憲法が「日本国民のもの」か否かの判断が難しいと思うのです。
http://houritu.blog69.fc2.com/blog-entry-85.html
彼女にとって、「日本国民」とは、誇り&自律心&伝統も失った、アメリカの日本人弱体化政策に染まった「戦後日本人」でしかないのです。
人工人間ですね。
歴史を学べば、朝鮮の事大主義に対して嘲笑を要しますが、今や日本がその事大主義と化しつつあります。
大東亜戦争で戦った日本兵は、日本の誇り&伝統&国体を守るために、私心を捨てて勇敢に戦った。
しかし、「戦後日本人」はそれを「無駄死」と卑下して、WGIP&左翼洗脳と共に歩み、完全に無駄死扱いです。
日本は自らの正義を信じ、大東亜戦争を戦った。
ある韓国人学者に言わせれば、「日本は戦闘に敗れて戦争目的を達成した」にも関わらず、「戦後日本人」によって、戦闘のみならず、全ての面で負け犬となってしまったのではないか?
何のために彼らは命を投げ出したのか。
日本の正義より、戦勝国の正義を信じ込んでいる「戦後日本人」。
戦争は悲惨なものだ。
しかし、かつて、戦争でしか解決できないこともあった。
そして、今、「ハト派」と称する「平和主義者(?)」が、日本を危機的状況へと導いている気がします。
投稿者間のやりとりは原則禁止されていますが、お伝えすべきと思うことがあるのでレスいたします(mewさん、お許しください)。
コメントには同意できるものも多く、いろいろ勉強されている点は素晴らしいと思います。
ただ、ルール無視や批判だけのコメントは、非常に勿体ないです。「驢馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」のですから、人間的に嫌われてしまってはどんな金言も耳に入れることは出来ません。
お持ちの知識やご意見を、もっと有効にmewさんやこのブログの訪問者へ伝える工夫を凝らしていただきたいと思います。
日本の歴史・文化については、教育、報道等々、いろいろな部分で歪められていると感じますが、多くの人が否応なくその情報の中で生活しているのですから、誤解も不可抗力の面があると思います。
「戦後日本人」などと簡単に切り捨てずに、知識・情報の提供によってサポート下さることを期待します。
うっ、プ・プレッシャーが(・・)・・・。(笑)
今の憲法を「日本人のもの」と思えるかどうかは、主観的な要素が
大きいので、個々によって大きく違ってしまうと思いますが。
それはこれからの国民の間の議論に委ねたいと思います。
私は海外で生活したことがある&日本でも外国人と接する機会が
少なくなかったので、日本という国や自分が日本人であることは
人一倍強く意識する部分があります。また日本の伝統や文化・・・
と言っても、私の場合は、日本独特の生活行事(ひな祭りなど)
や四季の花々、自然、食材などを楽しむ心とかですが。そういう
ものは大事にしたいし、して欲しいとも思っています。
<もっと学校や地域社会でそういうものを扱って欲しいかも>
ただ、愛国心も含め、それらや日本人としてのidentityみたい
なものは、社会生活の中で学び、育むものであって、本来は国家を
制御する目的のものである憲法や法律で規定すべきものではない
ように思います。<明治憲法にもそんなものはなかったですし。>
国民に十分な説明も行なわないまま、何十時間かのいい加減な
審議で議決するなんて、許せませんです!