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日本がアブナイ!

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安倍官邸の教育再生会議&いじめ問題の対処について思うこと


 今回は2回目の教育再生会議といじめの問題について、書いてみたい。

 その前に・・・いくつか気になるニュースを。<&報道記事キープ>
 
 25日に衆院で教育基本法の審議が始まった。昨日は、趣旨説明を行なっただけで、
本格的な審議は30日からになる予定だ。<*2>この件は改めて取り上げたい。

 下村博文副官房長官が、25日夕、従軍慰安婦問題で旧日本軍の強制を認めた河野
談話に関し、事実関係を調査し直すべきだとの考えを示したらしい。<安倍首相も以前、
河野談話のもとになった政府の調査に、疑問を表明していた、><*3>

 久間防衛長官が、24日の参院で、同じ場で麻生外務大臣が繰り返し核議論を肯定
した答弁に対して、「(100人中)1人が持つべきだという話をすると、日本国内
では(核兵器を)持とうという人はいないにもかかわらず、(核武装をすべきとの)
議論がわき出してきたかのようになる疑問を呈する答弁をした。<*4>

* * * * * *  

 25日の午前中、2回目の教育再生会議が開かれた。

 まず、同会議では、1・学校再生2・規範意識・家族・地域教育再生、3・教育再生の
3つの分科会が設置されることになった。
 1・学校再生(主査・白石真澄東洋大教授)では、学校の評価制度や教育免許更新制度、
2・規範意識・家族・地域教育再生(池田守男資生堂相談役)では、伝統や文化の教育、
ボランティア活動など、3・教育再生は教育バウチャー(利用券)の導入や大学の9月
入学などのテーマを主体にして議論することになっている。

 学校評価や免許更新は、年内に議論を終え、来年1月の中間報告に制度設計の提言を
盛り込む予定。他は、来年夏の参院選以降にまとめる最終報告で具体論を提示する予定
だという。
 ただし、伊吹文部大臣が、学校教育の制度は、文科省で決めたいという意向を示して
いること、また諸制度に対して文科省や教育現場、議員(与党議員の中からも)疑問や
批判の意見が出ていることから、再生会議との兼ね合いが問題になりそうだ。
 この件は、改めて取り上げたいと思う。

* * * * * *

 また、25日の会合では、安倍晋三首相がいじめを苦にした小中学生の自殺が相次いで
いることを念頭に「短期的に変えられるものはすぐ対応していく」と述べ、いじめ問題
への対処を急ぐ考えを示した。同会議でいじめ問題の再発防止策が協議され、委員から
「子どもの心の悩みに積極対応すべきだ」「社会へのメッセージ発信にメディアの協力が
必要」などの意見が出された。
 山谷えり子首相補佐官(教育再生)は、

 そして25日午後には、再生会議から山谷えり子氏、義家弘介氏、文科省から小渕優子
政務官が、福岡県で起きたの中2生のいじめ自殺に関する調査のため現地に派遣され、
筑前町役場で遺族や学校、町教委などから聞き取り調査を行なった。
 山谷補佐官は「真相究明に国がかかわってほしいという遺族の言葉を深く心に刻んだ」
とした上で「スピードを持って具体的な(いじめの)解決策を教育再生会議で議論した
い」と話した。また義家氏も含め、調査中であることを理由に、遺族や各所に情報が十分
に伝わっていないことを問題視していた。<*1>
<尚、自民党も文科相経験者を団長に、副幹事長数人の調査団を作って、現地入りし、
県・町教委や遺族らから聞き取りする予定であるという。>(以上、各紙からの抜粋)


 実は、私自身、複数の学校でいじめられた経験があること<先生にもチョット>、
またいじめられた生徒、その家族や友人、教師などから話をきく機会が少なからずあっ
たこと(いじめた側の話も)などから、いじめ問題に対する関心が強く、アレコレ考え
させられることが多い。
 それゆえ、いじめについて書きたいことが山ほどあるのだが・・・。今回は、教育再生
会議(以下、再生会議)、安倍氏の提言などとの絡みで、教育をする側のことを書いて
みたいと思う。


 正直なところ、私は再生会議で、いじめ問題を重要な議題にする&委員等を現地に派遣
するという話を知った時には、真っ先に、こういうことを利用して、国民に対していか
にも「首相や政府は、いじめ問題に前向きに取り組みます!」というようなパフォーマン
スを行なうのはいかがなものか、と思ったりもした。

 いや、安倍首相は、ひとりの人間として優しい部分があるように思えることも少なく
ないので、おそらく本当にいじめによる自殺の事件の報が続いたことに心を痛め、政府
や官邸としても何かこの問題の対策を講じることができないか、と考えたのではないか
と思うのだ。
 また、義家氏は初会合の時から、いじめ問題を取り上げることを提言しており、彼も
折角の機会に、国としていじめ問題の対策を考えることは有意義なのではないか、と
考えているのではないかと思う。<彼は、委員の中で唯一、現実的にいじめの実態が
わかっている人かも知れない。>
 そして、彼らを現地に派遣したことは、あの福岡のいじめ自殺に関して、遺族のケア
や情報公開を導くための手助けには、ちょっとはなったかも知れない。

 ただ、もし安倍首相が本気でいじめ問題を少しでも解決に導きたいと思うなら、再生
会議などで取り扱うのではなく、せめて、すぐにでもいじめの現状をわかっている専門
家などを集めて、いじめ対策特別チームでも作って、得意の官邸・政府主導で改善策を
講じるべきだろう。そうすれば、私は彼を少しは評価するかも知れない。
 でも、この再生会議のメンバーで、短期間のうちに、他の議案と共に、いじめの対策
を考えようとするなら、それは、単にパフォーマンスにしか過ぎないと思われても仕方
ないのではないかとも思う。

<まさか、国や郷土を愛する心や道徳心の教育を強化すれば、いじめもなくなるとか
思っていないでしょうね。>

 また、安倍首相は「学校や教師の評価制度」「バウチャー制度」(保護者が公立学校
を選択する金券制度。公立学校間の競争促進が目的)を提言しているが、私はこれらの
制度は、いじめ問題の解決には逆効果になるおそれがあるのではないかと考える部分も
ある。
<それこそバウチャー制度は、学校格差が生じることによって、新たな差別やいじめを
生じさせる可能性もあるかも知れないとも危惧する。 安倍氏周辺が提唱するエリート
育成制度も、しかりだ。>

* * * * * *

 私は、形や程度の差はあれ、「どの学校にもいじめの問題はある」<逆に言えば、
「全くいじめがない学校はない」>と思っている。また、「いじめの問題は永遠に
なくならない」とも考えている。<学校にかかわらず、世界の様々な場で。>
 理由は長くなるので省くが、それが世の常であり、現実であることは、わかる人には
わかっていると思う。
 だから、「どの学校にもいじめがあるのが自然&当然のことなのだ」ということを
皆が認識して、それを大前提にした上で、いじめの問題を考えるようにしなければ、
有効な改善策は考えられないと思っている。

 だから、もし私が国に望むものがあるとしたら、国が主導して国民全体や、特に
教育行政の中で、上述のことを認識させて、現実的な視点をもって、対策を講じて
行けるようにすることなのではないかと思っている。
 早くそうしないと、いじめ問題の解決はどんどん遠のいてしまうだろう。


 というのも、今の教育行政&学校教育の現場(それに伴う世間の目も含む)では、
「いじめがないこと」=「よいこと」とされ、「いじめのある学校」=「よくない
学校、問題のある学校」というマイナスのイメージや評価を与えられてしまうからだ。
「いじめがある学校」の校長や教頭、担当教師などの評価は低くなり、批判や責任
問題にさらされてしまうこともある。<教育委員会もしかり。>
この、ある意味で、いじめがあることは「恥」ととらえる風潮をなくさないと、
いじめ問題はなかなか減らないように思われる。
 
 そうであるなら、いじめをなくすように努めればいいのではないかという人もいる
のだろうが、現実にはそうは行かない。これはまた機会があれば、改めて書きたいが、
いじめを発見することは本当に難しいことだし(中には主観的な要素が強いものもある
し)、個々のいじめを適切な形で解決するのも決して容易ではない。
 それに教育に携わる者とて人間なので、そのような困難なこと、厄介&面倒なことは
避けたいと思う気持ちが働いてもムリはない。今の教育現場では、下手にいじめに対して
心を砕いた方が、不利を被るような状況もあるのだ。
 だから、ついつい臭いものにはフタ・・・というような形をとらざるを得ない部分も
ある。

 このようなこともあって、「いじめがある学校」=「よくない学校」という認識は
各学校の関係者に、いじめの存在を否定する姿勢を持たせることにつながってしまう。
<よく何か少年に関する事件(いじめにかかわらず、犯罪の加害、被害なども含む)が
起きた時に、当該少年が通う学校の校長が、つい「うちの学校には特にいじめの問題が
ない」ということをアピールしたがる傾向にあるのも、このためだと思う。>
 
 そして、いじめの存在を否定する姿勢、否定したいという思いが、いじめの発見や
対策に消極的な姿勢を導いてしまうのだ。
 多くの校長等や現場の教師たちは、認識不足もあるのか、いじめがないことを前提に
考えるようになっており、いじめの存在に対して鈍感になっている人もいる。だから、
いじめがあっても気付かないし、ある意味では、あえて気付こうとしない部分もある。
 もし、チョットおかしいと思っても、その判断や対応が難しいこともあって、見て
みぬふりや中途半端な対応をしてしまう者も少なくない。他の教師に相談したり、協力
を求めることが難しい状況にある学校も少なくないし、教頭や校長に報告をあげない
orあげにくいケースも多いときく。そして、教師も校長も、もしいじめがあるとわかっ
ていても、それを隠そうとする。

 どの学校にも、いじめがあっておかしくないことなのに、それをないものにしよう、
したいという雰囲気や状況になっていることに、いじめ問題が解決しにくい大きな
要因があると思うのだ。
 いじめられている本人が親や教師に訴えるケースは少ないし、周囲の者が情報を提供
してくれるケースも少ないので、発見や対策が遅れることも多いのだが。中には、本人
や親、周囲から訴えや情報があっても、対策を講じてもらえないことがあるのも、この
ような要因によるところが大きいのではないかと思う。

 その結果、いじめられている生徒は、放置されてしまうことになる。本人に忍耐力
があったり、うまい具合に何かがきっかけでor時の経過と共に、いじめが止めばいいが、
そうでないと、心身のストレスや損傷が蓄積したり、いじめの内容がエスカレートしたり
して、最悪の場合は、重度の心身の傷害や殺害、自殺などに至ってしまうことにもなる。
 そして重大な結果が生じてから、あわてて調査をどうのとか、責任のなすり合いになっ
たりとかいうことになるわけだが・・・。
 その陰には、表面には出なかったものの、死ぬほどツライ思いをしていた子や泣き寝入
りした子供が、また現にそうである子がどれだけいることだろう?


 長くなってしまったので、ちょっと中途半端な感じながら、今回はこのあたりで終わり
にしたいと思うが・・・。

 もし安倍首相or政府or文科省が本気でいじめ問題に取り組んでくれるなら、私はまず
この点を改善して欲しいと考える次第である。
 また、これを読んで下さった方は、「どの学校にもいじめはある」と考え、「いじめ
のある学校」=「よくない学校」というイメージを持たないようにして頂ければと思っ
たりもする。

<それがなされたことを前提にして・・・また、できれば早急に、各校の校長に教職員
にいじめに対する理解、認識を深める機会を設けたり、もし教職員がおかしいと気付いた
場合に(匿名可で)相談できる機関や、その対処を実際にアシストしてくれる機関を作っ
て欲しいとも思う。
 また、できれば、いじめられている本人や友人等の周囲の者(いじめている側や教師
も含む)親や家族、近隣の人たちなどが、簡単に気軽にいじめに関する情報を提供する
機関を作ってくれれば、尚いいと思う。>

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*1
『安倍晋三首相は25日午前、首相官邸で開かれた教育再生会議(野依良治座長)の
第2回会合で、いじめを苦にした小中学生の自殺が相次いでいることを念頭に「短期的
に変えられるものはすぐ対応していく」と述べいじめ問題への対処を急ぐ考えを示した。
 同会議でいじめ問題の再発防止策が協議され、委員から「子どもの心の悩みに積極
対応すべきだ」「社会へのメッセージ発信にメディアの協力が必要」などの意見が出さ
れた。
 また同会議では、学校再生▽規範意識・家族・地域教育再生▽教育再生――の三つの
分科会を設置し、それぞれ主査に白石真澄東洋大教授、池田守男資生堂相談役、川勝
平太国際日本文化研究センター教授を選任した。
 分科会は学校再生で教員免許の更新制度などを優先して議論し、来年1月の中間報告
に制度設計の提言を盛り込む。規範意識は伝統や文化の教育、ボランティア活動など、
教育再生は教育バウチャー(利用券)の導入などがテーマで、来年夏の参院選以降に
まとめる最終報告で具体論を提示する。<毎日新聞25日>

『福岡県筑前町の中学生がいじめを苦に自殺したとみられる事件を受け、「ヤンキー
先生」で知られる政府の教育再生会議室長の義家弘介氏や同委員の山谷えり子首相補佐
官、小渕優子文部科学省政務官の3人が25日、同町を訪れ、遺族や学校、町教委から
事情を聴いた。調査後、会見した3人は「遺族に対し調査情報が十分に説明されてない」
などと、学校の対応を批判した。

 事情聴取は非公開で実施した。山谷補佐官は、遺族との面会について「『真相究明して
ほしい、国がかかわってほしい』という言葉を心に刻み、スピードを持って具体的な解決
策を教育再生会議で議論したい」と意欲を示した。事情聴取に先立ち、遺族宅を弔問した
小渕政務官も「(今回の問題は)日本の教育全般について疑問を投げかけている。生徒の
死を受け止め再発防止のため何が必要か考えたい」と語った。

 一方、学校の対応について義家氏は「『現時点でいじめがあったと断言できない』と
いう学校の言葉はショックだった。(詳細を)今は話せないという状況だろうが本音で
話し合おうと思っていただけに残念。いじめと自殺の因果関係はあったと思うが、納得
いく回答は得られなかった」と指摘。
 さらに遺族への説明責任について義家氏は「情報が十分に説明されてない。調査結果や
今後の対応を遺族は知る権利がある」と学校や町教委の対応を批判した。
 自殺した生徒の両親は「3人に会えたことで二歩も三歩も前進した。国全体で(いじめ
問題を)変えていくという小渕政務官の言葉に感動した」と評価した。<西日本25日>』


*2
『衆院教育基本法特別委員会は25日午前、政府の同法改正案と、民主党が対案として
提出した日本国教育基本法案の提案理由説明を行い、審議入りした。
 「教育再生」を掲げる安倍内閣は「教育の憲法」とも言える教育基本法改正の成立を
今国会の最優先課題と位置付け、与党は11月の衆院通過を目指している。今国会での
改正が実現すれば、1947年の制定から約60年ぶりとなる。
 実質的審議は、30日の特別委に安倍晋三首相が出席して6時間の質疑を行い、スタ
ートする。<共同通信 25日>』  

『衆院教育基本法特別委員会で25日再開された同法改正審議は、政府案と民主党案で異なる「愛国心」の表現や、義務教育への国の役割をどう位置付けるかなどが論戦の焦点となりそうだ。
 「愛国心」に関し、政府案は公明党への配慮から直接的な表現を避け、「我が国と郷土を愛する態度」としたが、民主党案はそれを踏まえた上で「日本を愛する心を涵養(かんよう)」と明記。自民党内には「愛国心は民主党案の方がいい」との声もあり、民主党は審議で自公両党に揺さぶりをかける構えだ。
 学校現場での「愛国心」評価について前国会で小泉純一郎前首相は「この子に愛国心があるかとか、そういう(通知表の)項目は必要ない」と明言したが、小坂憲次前文部科学相は「行き過ぎがあれば是正する」と微妙な違いをみせた。 <共同通信 25日>


*3
『下村博文官房副長官は25日夕、都内で講演し、従軍慰安婦問題で旧日本軍の強制を
認めた1993年の河野洋平官房長官談話に関し「私自身の今後の検討課題」としながら、
談話の前提となる事実関係を調査し直すべきだとの考えを示した。
 下村氏は「河野談話はもう少し事実関係をよく研究しあって、その結果どうなのか、
時間をかけて客観的、科学的知識を収集して考えるべきではないか」と述べた。
 安倍晋三首相は衆院予算委員会の答弁で、河野談話を踏襲する考えを示しており、野党
から批判を受けそうだ。 <共同通信25日>』

*4
『麻生外相と久間防衛庁長官が24日に国会で行った答弁で、核保有論議の是非をめぐっ
て意見が食い違う場面があった。野党側は閣内不一致として追及する方針。
 24日午前の参議院外交防衛委員会で、麻生外相が「議論は封殺されるべきではない。
基本的にはそう思っている」と述べると、久間防衛庁長官は「私は若干、考え方が違う。
100人のうち99人が、私や山本委員のような(核保有はしないという)気持ちでも
1人が持つべきだという話をすると、日本国内では(核兵器を)持とうという人はいない
にもかかわらず、(核武装をすべきとの)議論がわき出してきたかのようになる」と反論
した。核保有論議の必要性を強調する麻生外相に対し、久間防衛庁長官は議論自体への
慎重な姿勢を崩さなかった。
 民主党・高木国対委員長は「閣内不一致だ」として、今後、予算委員会の場で追及して
いく方針を示している。<日本テレビ24日>
Commented by 最近ブログをやめた人(匿名希望 at 2006-10-26 08:52 x
リークしているのば自民党。目的は教育現場の教育基本法の改正に対する発言力をそぐため。
反対すれば、とことん責任追及。
裁判に発展する可能性もあるので、国立と天下りの私立はセーフだと思います。
現行法では、県立高校の不祥事の責任、つまり県の教育委員会の責任は、県の責任。文部科学省はあくまでも通達、お願いなんです。

子供たちの人生を狂わしても、右によろめくとは、さすがに頭にきて、お久の投稿です。
Commented by タメイキ at 2006-10-26 11:04 x
だめだね。
列島が沈没せずとも、将来は無い。
Commented by やや右寄り?のベル at 2006-10-26 12:38 x
安倍さんがどこまで本気でいじめ問題に取り組もうと思っているかは分かりませんが、これを「パフォーマンスだ」と非難する事はいじめを隠そうとする勢力に加担する事になるのではないでしょうか?

仮にパフォーマンスだとしても、再生会議の山谷えり子さん、義家弘介さん、文科省の小渕優子さんが現地に乗り込めば、マスコミでも取上げるし現地の教育関係者にも「うやむやでは済ませられないぞ」という、相当のプレッシャーを掛ける事が出来ます。

本来なら民主党などの野党こそ、与党より先に現地を訪問して、国民にアピールすべきでした。

追伸:今回のイジメ問題は、加害者の生徒をほとんど取上げない事が不満です。学校側の対応が悪いのが特徴ですが、担任より加害者に反省して欲しいです。
Commented by mew-run7 at 2006-10-26 14:38
最近ブログをやめた人(匿名希望 さん、コメント有難うございます。

これは、世界史問題のことですね。

何で今さら、しかもこんな時期に・・・と思ってたのですが。

こういう話をきくと、「なるほど~」とうなづけてしまう部分があります。

地方の県立高校は、まだ組合にはいっている人も多いかも
知れませんしね。
<特に進学校の先生たちは、ほぼ固定的で発言力も強いと
ききますし。>

貴重な投稿、有難うございました。
Commented by mew-run7 at 2006-10-26 14:39
タメイキさん、コメント有難うございます。

私も大きな溜息の続く日々です。
Commented by mew-run7 at 2006-10-26 14:43
やや右寄り?のベルさん、コメント有難うございます。

福岡の事件に関しては、私も効果があると思います。
<と、記事にも書いたような気が・・・。>

ただ、いじめ対策を本気で行なうなら、再生会議で協議しても
何の役にも立たないだろうと書きたかったのでした。

最後に彼をいじめた加害者も問題だと思いますが・・・。
かなりの日数、人数がかかわっていたようで、その蓄積も大きかった
と思います。
Commented by intrsrg at 2006-10-26 15:42 x
現代日本のイジメの構図は、小泉劇場とマスコミにもてはやされました。

現代のイジメの元祖---小泉・武部・竹中
イジメられたひと----亀井さん、綿ギヌさん-- ほかに死屍累々
イジメられた、と思っていない人-----平沼
尻馬に乗った人----多数  メディア
つまらぬことをしない人---加藤さん  
Commented by mew-run7 at 2006-10-26 16:14
intrsrgさん、コメント有難うございます。

ホントですよね~。
暴君的ないじめのようなことを、マスコミがこぞって、どうなるのかって
楽しんでいたようなところがあるのですから。
何ていう国なんでしょう?

私の知人の年配の女性は、あまり政治には関心がなく、
とりあえず、昔からの習慣で「自民党」に投票していたそうなの
ですが。
あの刺客騒動を見て、これは人の道として外れていると思い、
初めて自民党以外のところに投票したと言っていました。

加藤さんは、昔、チョット半端なツマラナイことをしてしまって。^^;
アレがなければ、今頃、首相もあったかも知れないのにな~。<溜息>
Commented by intrsrg at 2006-10-26 16:56 x
尻馬に乗った人----あの兄チャン、 livedoorの兄チャンを忘れていました。   堀江 被告
彼は一体何をしていたのでしょうか。何かカモフララージュのようなことを意図していたのでしょうか?   解明が待たれます。
Commented by まろん at 2006-10-26 17:23 x
こんにちは。

このいじめ問題は、いじめをしていた加害生徒が葬式のときに
ニヤニヤ笑っていたと一部の報道で両親が語っておりました。
少なくとも、今のように教師だけが責められるような姿勢では、
いじめ問題が本質的に収束することはないと思います。
これには、多くの方がご指摘の通り、政治的背景があるのでしょう。

いじめについては、私も管理人さまと同意見で、無くならないと思います。
つまり、それを無くすことよりも、対処の仕方が重要だと考えます。
私たちが子供のころは、イタズラといじめの区別がついていました。
今の子供やその両親、教師にも、ものには限度があることを
知って欲しいものです。

そして、この限度は、マスメディアによって大きく崩されて
しまっていることをマスメディア自身が自覚して欲しいですね。

ところで、右寄りさんへ
民主党は、鳩山さんが23日に去年いじめ自殺のあった、北海道へ行っていますね。
これは、自民党の担ぎ上げた問題に一線を引きながら、苦肉ながら
問題への解決を図ろうとしている姿勢をアピールしたのでしょうね。
Commented by やや右寄り?のベル at 2006-10-26 18:39 x
>福岡の事件に関しては、私も効果があると思います。と、記事にも書いたような気が・・・。
「あれれ?そうだっけ?」と読み直してみると・・・書いてますね(苦笑)。

>ただ、もし安倍首相が本気でいじめ問題を少しでも解決に導きたいと思うなら・・・政府主導で改善策を講じるべきだろう。そうすれば、私は彼を少しは評価するかも知れない。
読後の感想として上記部分の印象が強く残ったので「再生会議のメンバーや政務官では評価しない」という事なのかと思ってしまいました。勘違いですね、スミマセン。

>民主党は、鳩山さんが23日に去年いじめ自殺のあった北海道へ行っていますね。
まろんさんに指摘された方は知りませんでした。民主党もやってたんですね、失礼しました。

教育問題に関しては、各地方の自浄努力に任せるのはもう無理なんじゃないかと感じています。教育委員会や学校・校長の対応を見ると、責任逃ればかり考えているように感じられて、再発防止・改善に取組もうという気概が感じられないのです。

イジメ問題に関しては「国家権力の介入、反対!」などと言わず、積極的に行政が介入して、国全体の問題として取組むべきだと思います。
Commented by FK at 2006-10-26 20:06 x
いじめの問題は私が子供の頃と現在とでは何か違っていると感じます。ただ、昔の方がいじめられている人を守る人もいたような気がします。intrsrgさんのおっしゃるようにメディアの姿勢がその事を助長しているように感じます。何か悪い事をした人がいると徹底的に追い詰め、自分達が正義の代弁をしていると勘違いしていると思います。そのくせ権力を持っている人に対しては及び腰だと感じます。

ps)mew帝国の(コメントの)追加制裁措置を支持します。このまま放置すると、さらなる脅威になると思います。ただ、現状ではFK国は周辺事態とは認定していません。できるだけU国が暴発しないような対応を期待しています。しかし、やむをえない場合は削除行動も支持します。
Commented by こうたろう at 2006-10-26 22:41 x
欧米では、「ホームスクール」と言って、子供の義務教育をを学校ではなく、家で親が行うことが権利として認められていることが多いそうです。そして、そのようにして育った子供と学校で育った子供を別々に、グループにして遊ばせると、学校で育った子供達は仲間はずれを作ったリするのに、ホームスクールで育った子供達はみんなで上手に遊ぶ傾向が見られた、という実験をどこかで読みました。そこでは、家で育つことで子供が安心して成長できたのが良いのではないかという解釈でした。

私が何を言いたいのかというと、学校が子供にとって「安心できる」場所であることが、何よりも大切なのではないかということです。

今の日本の生徒は、受験競争その他によって大きなストレスにさらされています。そのようなストレスを緩和しようという視点もあったらいいと思います。いじめる方も、本人が気づいているかどうかは別にしても、問題を抱えて苦しんでいることがあるでしょうから。
Commented by こうたろう at 2006-10-27 00:49 x
連続投稿で申し訳ありません(><)。元の記事を見つけたので付け加えさせて下さい。
http://www.ne.jp/asahi/homeschool/renkon/susume6.htm
トップページはhttp://www.asahi-net.or.jp/~ru2a-frym/(「ホームスクールについて」の中の「社会性について」)です。

mewさんの「いじめはどこにでもある」というのは、非常に本質をついていると思います。簡単に無くなるものでないからこそ、数値目標で減らそうと考えたりするのはナンセンスだし、不祥事的に扱って蓋をしてはいけない。私は、無くならないからこそ、クラス内の小さないじめのうちから、それを題材にして子供に人権を考えるきっかけとするのが良いと思うのです。私はいじめられたこともありますが、大した自覚もなしに「ばい菌ごっこ」に参加していたこともあります。本当に悪いことをしたと悔やんでいます。
誰かがいじめることも、いじめられることも、して欲しくないのです。
Commented by understanding at 2006-10-27 01:06 x
いじめるはなくならないだろう。教育の根本的な部分を変えれば、遠い将来、少しはマシになるかもしれないが、もう歯止めが利かないかもしれない。それくらい、日本人は精神的に退化してしまった。今から10年ほど前、中国の李鵬首相がハワード豪首相に「あと20年もしたら、日本人はいなくなります」と語った。つまり、長い伝統&歴史を土台にした「日本人」と言うのは、戦前と戦後に断絶され、本来のアイデンティティーを喪失してしまったのだろう。しかし、近年、多くの日本人が「保守」の大切さに気付いた。
いじめはなくならないが、いじめる人、いじめられ人の人間性がマシになることを夢見たい。
いじめられて自殺するような弱い人間に育ってもらいたくはない。
Commented by Rolling Bean at 2006-10-27 01:32 x
都教委が、いじめに加担した教師を最高で免職にできるよう基準を見直したそうです(↓さっき教えてもらって知りました)。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061026i415.htm

事の重大さを認知しているという意味以上に、この懲戒の名のもとに、「とかげのしっぽ切り」をしかねないという悪い予感がするのは、都教委だからでしょうか・・・
Commented by 最近ブログをやめた人 at 2006-10-27 08:54 x
いじめも自民ですよ。教育長⇒特別公務員⇒首長の任命、その配下はローテーションの公務員。文部科学省は教育委員会に通達というお願いをして、責任は取りません。教育委員会のチェック機能が現状ありません。
児童相談所⇒厚生労働省の所轄。強制権なし。公務員のローテーション先⇒自分の任期中さえ何もなければ・・・。
子供の人権電話110番⇒法務省⇒電話で聞いて弁護士でも派遣するのでしょうか。強制権なし。
警察⇒民事不介入。刑事でも最近は腰が重いですよね。
もちろん、通常横の連絡はありません。
セクショナリズムと無責任の連鎖はいじめも世界史問題も同じ。
世界史問題はあれだけの校長の首が飛ぶのでしょうから、共闘はウハウハでしょうね。
個人的には児童相談署にして、警察等と同様の強制権をもたせて、ABC作戦で危険な順につぶしていくしかないかと。
次のターゲットは、日教組、連合の力をそいでいくようですが、まだ、手は見えません。
賛成すれば出世、反対すれば責任追及とは、言論統制に近い暴力ですよね。
何より、子供たちを犠牲にしたことは許せません。
Commented by mew-run7 at 2006-10-27 14:46
intrsrg さん、コメント有難うございます。

正確には、尻馬に乗り損なった人・・・なのでは?(笑)

多くの新興企業家がそうであるように、彼もまた
もう一段と会社を大きくしたり安定路線に乗るために
名誉&地位が欲しいと思ったのかな~と察していました。
<経団連入りとか。実際、すぐに自民党に頼んで、
はいりましたよね。>

プロ野球参入の際に、楽天より企業としての信用が
ないと判断されたのも、いい気はしなかったのでは
ないかと思ったりしたです。

逆に言えば、まだ日本の経済社会は、古い体質が
残っているんだな~と思ったものでした。
Commented by mew-run7 at 2006-10-27 14:47
まろん さん、コメント有難うございます。

お葬式の時の話は、私も友人からきいて、ちょっと
ショックを受けました。
むしろ、変な話、その子のことが心配にもなったです。
<今後の人格形成の面で。本当にそうであったなら、
何か対処が必要かも知れません。そうしないと、将来
新たな被害者が生じるおそれもあります。>

私は、逆に、昔もヒドイいじめや差別が多かったという
話をききます。<時には、先生たちからも>
運動部なんかの話をきくと、ぞっとします。
でも、何か今と違う感じがあると・・・。
機会があれば、また記事で扱って考えてみたいですが、
ともかく国民も含めて、みんなで考えて行かないと、
なかなか解決しない問題だな~と思います。
Commented by mew-run7 at 2006-10-27 14:47
やや右寄り?のベルさん、コメント有難うございます。

教育の自主性、独立性をどこまで守るかというのは
難しい問題だな~と思います。

国家が教育の現場に過度に介入しないとか、教育委員会
の意義は悪くないのですが、今は却って逆効果になって
いる部分もありますし。
さりとて、介入を容認してしまうと、妙な方向に
行ってしまう危険性もありますし。悩むところです。

教育行政の構造上の問題や、社会問題化していることに
ついては、政府も、国民全体も、考えて行くべきこと
かも知れないと思います。
Commented by mew-run7 at 2006-10-27 14:49
FK さん、コメント有難うございます。

いじめについて、色々な年代や地域、学校の人に話を
きくのですが。戦後でも、今50代(or40代後半)
ぐらい以上の人の頃は、先生も含めて、もっとひどい
例もたくさんあったようです。

でも、実際にひどい目にあっていた人も、どこか何か
が違うと・・・。それは何なんだろうと、よくそういう
話になるです。
メディアで言えば、お笑い番組などで、誰かにツライ
思いをさせて、皆で笑うというものが増えているのも、
よくないという声も少なくありません。<熱湯風呂とか>
中には、いじめのヒントになるものもあるようです。

考えたら、今はどこにも「正義」ってないですよね。
正義感をオモテに出すような人がいたら、却ってバカに
されてしまうようなところもあったりして。
昔は「弱い者いじめは恥」という感じがあったのに。
その感覚も薄れていますし。

何かグダグダ書いてしまいましたが・・・。
本当にアレコレ考えてしまう今日このごろです。

p.s. 例の件、お気遣い有難うございます。
Commented by mew-run7 at 2006-10-27 14:50
こうたろうさん、コメント有難うございます。

ホームスクールの話、読みました。

日本でも、今、フリースクールが増えて来て
その役割が期待されていますが・・・。だんだん
教育の形も多様化して行くかも知れません。

ただ、保護者や、時に本人も心配しているのは、
社会に出たあとやって行けるかどうかということです。

アメリカは、社会に出ても「個」が尊重される形で
やって行けるケースが多いのかも知れませんが。
日本の場合は、そうは行かないのではないかと。

つまり学校など集団の中で、いじめ(からかい)や
仲間はずれ、理不尽な誤解、強制などイヤなことや
イヤなやつとの付き合い方などを見聞、体験しておか
ないと社会に出たあとに、適応できるか不安だという
人が少なくないようです。

そういう話をきくと、確かにそうかな~とも思って
しまうところもあり、様々な面で子供の教育というのは
難しいな~と考えてしまう私なのでした。
Commented by mew-run7 at 2006-10-27 14:50
Rolling Bean さん、コメント有難うございます。

私もこのニュースを見た時、基本的にはいい案だと
思ったものの、やはり妙な形で悪用されないといいな~
と思ってしまいました。

都教委の国旗、国歌通達やそれに基づく処分の仕方、
中川昭一氏の日教組切りの発言などきくと、だんだん
不信感が募ってしまいますよね~。
Commented by mew-run7 at 2006-10-27 14:57
最近ブログをやめた人 さん、コメント有難うございます。

子供にとって、本当に必要なことはほとんど行なわれず。
子供のことを利用して、権力強化や権限関係のやりとりをし。

本当に腹が立つというか、情けないというか・・・。

誰か本当に教育を考える首相が誕生して、それこそ官邸主導で
権限関係を整理して、必要な措置を講じてくれるといいのですが。

最悪の教育再生が待っているだけに、気持ちが暗いです。
by mew-run7 | 2006-10-26 07:06 | 安倍政権に関して | Comments(24)

by mew-run7
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