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自民党の復党問題・・・復党は国民への「詐欺行為」&民主政の信頼破壊につながるのではないか?(1)

 今回は、自民党の復党問題について書いてみたい。

 ちょこまか書き溜めていたら、かなり長くなってしまったので^^;、2つの記事に分けて
アップしたいと思う。


 自民党が、郵政民営化法案に反対して離党した議員たちの復党問題で揺れている。
 もともとは自民党内の問題(お家騒動)から始まったことではあるし、私から見ても、
正直なところ、彼らが自民党に属していた方が自然(無所属でいるのは不自然)に思える
し、小泉氏の暴挙の犠牲になったように感じる部分もある。

 党内にも、彼らは元来、政策、方針が党と同じであり、首班指名でも安倍晋三氏に投票
していることや、彼らと対立していた小泉首相が辞任したことを理由に、復党を積極的に
支持する者も少なくない。また、来夏の参院選で、彼らの選挙区でもしっかり自民党の
支持を得ることが重要なだけに、そのためにも早く復党させるべきだと主張する人もいる。
<選挙区によっては、自民党の地方支部、後援会などが分裂状態になっているので、早く
それを修復させたいという意図もある。>

 他方、小泉前首相やその周辺は、自分たちの政策に反対した者を安易に復党させること
に難色を示している。いわゆる刺客として、彼らと同じ選挙区で自民党候補として選挙で
戦った者が多い小泉チルドレン(83会)の一部も、反対の意見を表明している。
 安倍首相や党幹部は、党内だけでなく、世間の反応も見ながら、復党させるタイミング
をはかっているのではないかと言われている。

 何だか自民党議員の一部やマスコミの中にはこの件を、自民党内のお家騒動として受け
止めているような感じが見える。<マスコミが、刺客チルドレンvs復党議員という構図
を作って、また話を面白くさせようとしていることに、危惧感を覚えたりもする。>
また、自民党の問題なんだから、自民党の判断で勝手に決めればいいことではないか、
という声もきくが、それにも疑問を覚える。


 私は、復党問題は、単に自民党のお家騒動として片付けられない問題だと思う。
 これは、ちょっと大げさにきこえるかも知れないが、政党政治や民主主義、選挙の
信頼性に関わる問題なのではないかと思うからだ。
 
 そして、ひとりの国民として考えた時に、私たちは現時点での安易な復党を許しては
いけないのではないかと考える。
 というのは、それは、結果的には国民&民主主義(選挙)に対する偽網行為(騙す
行為)に当たり、しかも自民党が「不当な利益」を得ることになってしまうからだ。
<刑法だと偽網をして、不当な利益を得ると、詐欺罪になってしまう。>
 そして、このようなことを許せば、民主政によって一番重要な「選挙」という
ものに対する不信感を抱かせることにもつながりかねない。
 しかも、今回の問題には、自民党の判断によって、80億円もの税金をかけて行なっ
た解散&衆院選挙が介在していることを忘れてはいけないとも思う。


 何故、彼らが復党することは、国民に対する騙まし行為や、自民党の「不当な利益」に
なると考えられるのか?

 一つには、復党者が立候補した小選挙区では、結果的に、刺客として送られた自民党
候補者と合わせて、議席や票数の二重取りになってしまうからである。
 しかも、自民党の政策や政治手法に賛成した有権者、反対や批判をした有権者の票を
すべてひっくるめて、自民党が持って行くということになる。それは反対、批判票を投じ
た者への裏切りにも当たるし、ある意味では、自民党の候補者がその選挙区の野党候補
者に票がはいるのを侵害して、刺客候補者の当選をアシストした考えられる面もあるのだ。
 この件は、このあとでもう少し詳しく書いてみたい。

 もう一つには、この解散総選挙は日本の国政にとって大きな影響を与えるものだった
し、その中で、離党者(非公認者)vs刺客の騒動は、この選挙全体の流れや結果に影響
を与える部分が大きかったからである。
 この選挙では、結果的に自民党が大勝したのであるが、その大きな要因の一つには
反対議員の非公認&刺客派遣があったことが挙げられる。

 小泉自民党は、この刺客派遣に関して「改革を止めようとする抵抗勢力は許さない」
という強いアピールを行なっており、その強い主張や意思に共感して自民党に投票した
という有権者もいる。また、この刺客騒動をマスコミがかなり取り上げ、いわゆる
「小泉劇場」を盛り立てたことから、ふだんは政治に関心のない者も含めて、自民党
に注目や票を集めるPR効果も果たすことになったと考えられているからだ。
 だが、離党者が復党したら、結果的には、それは注目や票を集めるための演出や、
出来レースだったということになってしまう。

 しかも、小泉前首相も武部前幹事長も、「選挙が終わっても、また、たとえ当選して
いても、復党させることは考えていない」と言っていたのである。その言葉も国民を
騙したことになってしまうことになる。

 
 そして、先に結論を書くなら、自民党は、次の衆院選挙まで、彼らを復党させるべき
ではないと考える。次の選挙で、彼らをきちんと自民党公認候補として立てた後であれ
ば、当選しても(比例を含む)落選しても、復党させてもいいと思う。
 同じ選挙区で立った他の刺客候補との兼ね合いをどうするかは、それこそお家の問題
なので好きにすればいいと思うが、自民党の対立候補として選挙をしたばかりの者を、
1年立って安易に復党させるのは、民主主義のルールにかなわないように思われる。
<もし任期の6年を守るなら、来夏の参院選に自民党候補として出るのでも構わない。
衆院解散&総選挙という手もあるが、それは安易に行なうべきことではないだろう。>
 
 無所属で当選したり、他党で当選したりした議員が、自民党にはいることもあるじゃ
ないかという人もいるかも知れないが、今回の場合は、そのようなケースとは同視でき
ない。小泉前首相が辞任したから、もう復党してもいいという話でもないだろう。彼ら
を選挙の際に公認せず、離党させたのも、刺客を送ったのも、小泉氏がひとりで行なった
ことではない。自民党自身が自らの判断で行なったことなのだから、その責任はきちんと
とらなければいけないと思う。

* * * * *

 少しだけ、昨年の総選挙に至るまでの経緯を、振り返ってみたい。

  小泉前首相は、まだ自民党内でも慎重論や反対が少なくなかったにもかかわらず、
どうしても自分の悲願であった郵政民営化を実現させたいと思い、強引に自民党内の
部会や総務会を通して、小泉内閣の法案を国会に提出した。そして、国会の議決では
党議拘束をかけ、反対票を投じた議員は党をやめさせる、選挙で公認しないという縛り
(脅し)をかけた。
 そのために、反対・慎重論だった議員の多くは、致し方なく賛成に回ったのだが、
勇気ある造反議員も出たために、衆院はギリギリで通過したものの、参院では法案が
否決されることになってしまった。そして、常識では考えにくいことなのだが、小泉
前首相は、自分の出した法案が国会で通らなかったという理由で<しかも、参院で法案
が否決されたにもかかわらず>、衆院を解散し、総選挙を行うという暴挙に出たので
ある。さらに、本当に反対者は選挙で公認をせず、彼らの選挙区には、彼らに対抗する
ために、刺客と呼ばれる自民党の公認候補を立てて戦わせることにしたのだ。

 今回の復党候補者は、この時に公認を得られずに選挙で当選した議員が主体になって
いるが、落選した者や立候補をとりやめた者も復党させる予定があるようだ。

 私は、小泉氏が上述の一連の過程でとった非民主主義的で強引な政治手法に対して
大きな怒りを覚えているし<それが、このブログを立てたきっかけにもなった>、脅し
に屈せずに反対票を投じた議員に対して、ある種の同情や共感を抱くのもそのためなの
であるが・・・。

 でも、この一連の行為は、小泉前首相だけに責任があることかと言えば、そうではない。
もし自民党の賛同や協力がなければ、彼は一連の行為をなすことはできなかったからだ。
<理論的には、小泉内閣として国会に法案を出すことや、衆院解散を行なうことは可能
だが、政権与党であり内閣閣僚や国会の議席で多数を占める自民党がOKしなければ、
内閣の他のメンバーは法案提出や解散には同意しないだろう。>
 もし自民党が、党としてどうしても法案提出や国会での議決、衆院解散&総選挙、
反対議員の非公認&刺客擁立すべきでないと思ったなら、各段階においてそれらを
行なわないこともできたはずなのである。
 つまり、結局は自民党の判断で、小泉前首相&総裁と共に、党としてすべてのことを
行なったのであり、当然にして自民党にも責任があることなのだ。
 そして小泉氏が首相&総裁をやめたとしても、党としての責任がなくなるということ
ではないと思う。

 だから、自民党はまず、自分たちの決断や行為に対する責任を認識しなくてはいけ
ないと考える。

         <つづく>         THANKS


つづきの「自民党の復党問題(2)」


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Commented by ニンキブログ at 2006-10-29 17:17 x
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Commented by xx2xx2xx at 2006-11-19 03:31
exciteに対するアラシ行為をやめなさい。警告です。
Commented by mew-run7 at 2006-11-19 16:21
xx2xx2xxさんへ

ブログを拝見したところ、最近、excite blog を始めた方のようですが。
一般的に、いきなり他人のブログに来て、このような失礼な書き方の
コメントを繰り返す人のことを「アラシ」と呼びます。
他の方にも不快な感じを与えると思うので、このような書き込みはやめて
下さい。 しばらく後に、削除させて頂きたいと思います。
by mew-run7 | 2006-10-29 14:41 | 安倍政権に関して | Comments(3)

「平和で平穏で楽しい生活が一番!」アンチ超保守&安倍・菅・維新の立場から、左右ではなく、mew基準の視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書く。写真は溺愛馬トロットスター


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