TV局が安倍氏の出演を拒む?+石原四男に新たな疑惑+ネオコン米国連大使辞任but日本は右傾化進む
2006年 12月 06日
今回は、「ボルトン国連大使が辞任but日本はどんどんアブナイ方向へ」という話と
「TV局が安倍氏の出演を拒否?!」「石原都知事&四男に新たな私物化問題が」の
話を書きたい。
昨日見たニュースで一番嬉しかったのは、ボルトン米国連大使の辞任が決まったと
いう話だった。<ブッシュ大統領が残念そうな表情だったこと。> (*2)
このボルトンという人は超ネオコンで、他国そっちのけでアメリカの主張を押し通し
事務総長をけなすなど暴言も多く<また威張りくさった表情や話し方をするので>、
私はTV等で見るたびに、ムッとさせられていたのであった。
でも、先月の中間選挙で民主党が勝ち、議会で任期延長の承認が得られる見込みが
ないため、自ら辞任することになったという。
アメリカでの、このいい流れが少しでも日本に伝わってくればいいのにな~と思う。
でも、残念ながら、何だか日本はその流れに逆行しているようだ。
6日には防衛省昇格法案(+自衛隊の海外任務拡大)が参院で審議入りし、来週には
成立する見込みだという。<民主党が賛成に回っちゃったからな~>
またイラクの航空自衛隊の活動の、半年間延長が閣議で決められる。(*3)アメリカは
内戦状態であることを認めているが、日本は戦闘地域ではないと言い張るつもりらしい。
日本版NSC(安全保障会議)の準備も進んでいる。
また今年、北朝鮮のミサイル実験や核実験の際に、日本は上述のボルトン国連大使と
組む形で、強気になって国連安保理での非難決議や制裁決議を要求していたのだが。
その中で、ミサイル実験の際に、非難決議に慎重論を唱え、官邸サイドと衝突したと
言われる西田審議官(政務)<外務省№2>が、更迭されることになったという。
彼の後任には、六カ国協議などに関わり、北朝鮮問題で「毅然とした態度」をとったと
言われる柳田審議官(経済)が決まったようだ。(*4)
きっと安倍内閣の周りは、強気外交&安保の役人に固められて行くに違いない。
安倍氏は小さな評判は気にするようだが、「美しい国づくり」<私から見ればアブナイ
国づくり>は、国民の意思などお構いなしに、どんどんと進めて行くつもりである。
そして、このアブナイ流れを変えるには、やはりアメリカと同じように、選挙で民意
を反映させるしか手はないと、改めて思う私なのであった。
* * * * *
ところで、5日、復党問題にからみ、こんな話があったときいた。
<TVでもちらほら言われていたので、かなり本当っぽい。>
今回の復党自体、かなり批判が大きいのだが。その中で、党の総裁でもある安倍晋三
首相の顔が見えない、リーダーシップが発揮されていない、説明責任を果たしていない
などの批判の声もかなり出ており、それも支持率の低下につながっているのではないか
とも言われている。
そこで安倍氏は、まず5日に自民党HPで復党問題に関するビデオ・メッセージを
公開することにした。<4日に収録>
しかし、ネットのメッセージでは広く党支持者や国民に伝わらないと思ったのだろう。
安倍氏サイドはTV各局に「復党問題の説明をしたいので夕方の報道番組にナマ出演
させて欲しい」旨の依頼をしたのだという。
だが、TV局側は急な話だったことに加え、「わずか数分ずつの出演では、十分な
説明がきけない」と、また「他のメディアも取材したがっている」とのことで、この
依頼を断わり、マスコミ全体に対する記者会見を要求したのだそうだ。だが、安倍氏側
はこれに応じず、話が流れたらしい。
この件に関しては、もし時間ができたら、あとで書き足したいが。
ここで安易にTV出演に応じなかったTV各局には小さな拍手を送りたい。首相や政府の
都合がいいようにTVを利用されるようでは、マスコミの存在意義を完全に失ってしまうだろう。
<実は安倍氏を出しても、数字(視聴率)がとれないと思ってたりして?^^;>
また安倍氏もわかっているように、自民党HPだけでは、とても説明責任を果たしたとは
言えないだろう。<その中身もさしたる説明になってなかったし~。>
一国の首相&与党総裁として、毅然と記者会見に臨んで欲しいものである。
* * * * *
5日、石原慎太郎都知事の四男に関して、共産党都議団から、また新たな問題が提示
された。<*1> <共産党HPの関連記事はコチラ>
だんだんと多くの報道番組やワイドショーが大きく取り上げるようになっており、石原
氏に対して少し逆風が吹き始めている感じもある。<うふ(・n・)>
今度は04年1月にスイス・ダボスで東京都が主催したレセプションで、大鼓の演奏会
が行なわれた際に、都の委託事業費から知事の四男に、渡航費と舞台装飾費の計約175
万円が支出されていたという話だ。
このケースでは、都は直接に四男に支払ったのではなく、出演を依頼した鼓演奏家O氏
が代表を務める会社と、総額約332万円で会場装飾委託契約を結び、この中から、03
年12月の事前調査の旅費を含めて渡航滞在費計約125万円、舞台装飾の「鏡板」
(舞台のバックに置かれる絵みたいなもの)製作費50万円が四男に支払う形がとられた
という。
石原氏や都は、自分たちが四男を使うことを指示したのではなく、O氏が四男に鏡板の
制作を依頼したに過ぎないと主張しているが、共産党都疑団は、都の担当者が送ったと
される「契約に鏡板制作費を盛り込ませていただきます。(演奏家から)延啓さんに制作
発注してもらいます。旅費も含めて」というメールのコピーを入手しており、都側の説明
とのくい違いが生じている。
石原氏は相変わらず「うちの息子は立派な画家だ。画商もついている」とか「何の違法
性があるんだ」と開き直った発言を行なっていた。
ただ石原氏も、また鼓演奏家のO氏も、O氏と四男が以前から親しい関係であったこと
を認めている。
コチラの記事にも書いたのだが、石原氏は都の芸術振興事業に力を入れているのだが、
その事業に当たって、自分自身または四男の知り合いを少なからず起用しているように
見える。そして四男は、時に仲介役として、また時に作品制作の面でその事業に関わり
を持つ形になっている。
これらの活動に関して、よく見れば、都の芸術振興の活動に息子やその仲間たちが力を
貸しているともとれる。だが、悪く見れば、父親が自分の都知事の肩書きを利用して、
息子やその知り合いに仕事や活動アピールの場を与え、都の財政から制作費や海外渡航費
を用立てているようにもとれなくはない。そうであれば、まさに都政の私物化になる。
<これが芸術ではなく、企業の取引であれば、特定業者との癒着や談合疑惑に発展する
こともあるような話ではないだろうか?>
来年の都知事選で、都民が的確な判断をしてくれることを期待したい。
<とはいえ、まだ対立候補が・・・。^^; 中村敦夫さんなんてどうかな~?>
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関連の報道記事は ↓ More の部分に
*1
『04年1月に石原慎太郎東京都知事が出張先のスイス・ダボスで主催したレセプション
に絡み、都の委託事業費から知事の四男で画家の石原延啓(のぶひろ)氏(40)に、
渡航費と舞台装飾費の計約175万円が支出されていたことが5日、分かった。この問題
に対し、石原知事は記者団に「支払いに違法性はない」と反論した。
情報公開請求で資料を入手した共産党都議団や都によると、石原知事は04年にダボス
で行われた「世界経済フォーラム年次総会」(ダボス会議)に出席。会議終了後、都が
多くの政財界人を招いたレセプション「東京ナイト」を主催し、その中で、パーティーを
盛り上げるため大鼓による演奏が行われた。延啓氏は、舞台の背景となる「鏡板」の製作
を手掛け、ダボスに同行した。
レセプションを担当した都生活文化局は、出演を依頼した鼓演奏家が代表を務める会社
と総額約332万円で会場装飾委託契約を結んだ。この中から、03年12月の事前調査
の旅費を含めて渡航滞在費計約125万円、舞台装飾の「鏡板」製作費50万円が延啓氏
に支出された。
契約を担当した荒川満・生活文化局次長は「演奏者本人が延啓氏に鏡板の製作を委託
しており、都は(起用を)指示していない。何ら問題はない」と都の関与を否定している
が、03年11月に同局が文化振興担当の都参与に送ったとされるメールには「契約に
鏡板制作費を盛り込ませていただきます。(演奏家から)延啓さんに制作発注してもらい
ます。旅費も含めて」と、説明とは一部異なる内容が記されている。
演奏家と延啓氏は知り合いだという。
石原知事はこの日、記者団に「支払いに違法性はあるんですか?そんなこといちいち口
を出す必要はない。断っておきますけど、ウチの息子は立派な絵描きですよ」と反発した。
共産党都議団は7日の議会で代表質問を行い、知事本人から見解を聞く方針という。
≪延啓氏問題≫03年3月に都の文化振興事業でフランス、ドイツを訪れた際、都が
費用計55万円を全額負担していたことが11月22日に発覚している。延啓氏は若手
芸術家を支援する「トーキョーワンダーサイト(TWS)」に助言する外部委員の委託を
受けていたが、期間はわずか1カ月。海外出張させるために委託したのではとの疑問も。
石原都知事は同24日の定例会見で「息子でありながら立派な芸術家。余人をもって
代えがたい」と述べた。また文京区のTWS施設に、延啓氏が原画を作成したステンド
グラスが設置されていたことには「館長らが選んだ。僕が選んだんじゃない」とした。
ワンダーサイト事業は石原都知事の肝いりで始まったもので、都の他の文化事業の
予算が削られる中で補助金が8倍以上も増額されていた。<スポニチ 5日>』
*2
『【ワシントン4日共同】国連安全保障理事会を舞台に、イランや北朝鮮に一貫して強硬な姿勢
を示してきたボルトン米国連大使の辞任が、今後の安保理協議に影を落とすのは確実だ。
北朝鮮のミサイル発射実験や核実験の際には、日本と共同歩調を取って安保理決議採択で
主導的役割を果たした経緯もあり、日本政府にとっては力強い「援軍」を失うことになる。
「自由と平和を断固として守ってくれた」。ブッシュ大統領は4日、ホワイトハウスにボルトン氏
を招いてこれまでの功績を高く評価、辞任を惜しんだ。<共同通信 5日>』
『ボルトン国連大使は昨年8月の就任後、イラクの旧フセイン政権への人道支援事業をめぐる汚職などスキャンダルの相次いだ国連を「文化革命が必要」と批判、アナン事務総長ら指導部と対立してきた。大使辞任は、米国と国連の関係が「対立」から「協調」へと軸足を移す転機となる可能性がある。
ボルトン大使は米政府でも有数の国連通だったが、大使就任前には「38階建ての国連本部ビルの10階分がなくても大して変わらない」「国連などありはしない。存在するのは唯一の真のパワーである米国に率いられる国際社会だ」などと国連批判の急先鋒(せんぽう)だった。
中間選挙で勝利した民主党は多国間協調をより重視する立場だけに、後任の人選は、イラク戦争で傷ついた国連との関係改善を進められるより穏健な人物が模索されるとみられる。来年1月に就任する潘基文・次期国連事務総長にとっては「追い風」となりそうだ。
ただ、ボルトン大使の能力は北朝鮮やイランの核問題では「いかんなく発揮」(安全保障理事会筋)され、多くの重要な安保理決議採択に貢献した。辞任により、安保理で米国としばしば対立したロシアや中国の発言力が増大する可能性もありそうだ。(共同)』
*3
『政府は、14日に期限が切れる航空自衛隊のイラクでの輸送支援を、イラク復興特別措
置法の期限となる来年7月31日まで延長することを決めた。基本計画の変更を5日午前、
自民党の国防関係合同部会と総務会に提示し、了承された。8日にも閣議決定する。
イラクでは7月の陸上自衛隊撤退後、空自がC130輸送機での輸送範囲をバグダッドや
北部のアルビルに拡大し、多国籍軍や国連の人員・物資を輸送している。これまで、04年
と05年に基本計画を延長してきた。「輸送のニーズは高く、現時点で活動を終了する選択
肢はない」(政府関係者)として、改めて延長することにした。
ただ、イラクでは宗派対立が激化し、米政府も中間選挙敗北でイラク政策の見直しを迫ら
れるとみられる。政府は新たな基本計画に、多国籍軍の駐留期限を来年末まで延長する国連
安保理決議が先月採択されたことを明記し「国際社会の協調」を強調するが、今後、特措法
の期限切れを見据え難しい判断を迫られることになる。<毎日新聞 5日>』
*4
『政府は5日、外務省の西田恒夫外務審議官(政務)が来年1月に大使に転出し、後任に
藪中三十二外務審議官(経済)が横滑りする人事を固めた。西田氏は7月の北朝鮮による
ミサイル発射を受けた国連の非難決議をめぐり慎重な対応を求め、官邸サイドと対立した
経緯などがあり、政府内では事実上の「更迭」との見方が強い。
藪中氏の後任には河野雅治総合外交政策局長を充て、河相周夫北米局長が総合外交政策
局長に就任する方向で調整している。また、河相氏の後任には西宮伸一駐中国特命全権
公使の起用が浮上。谷内正太郎事務次官は当面続投する見通しだ。
藪中氏は経済関係が専門分野だったが、アジア大洋州局長当時に首席代表として北朝鮮
の核問題をめぐる6カ国協議に臨んだ実績や、日朝協議での「毅然(きぜん)とした態度」
(政府筋)が評価されたとみられる。<共同通信5日> 』
「日の丸・君が代」を強制し、教育基本法を無視する石原都知事を辞めさせよう!
東京都民Aです。手前どもの「イシハラ」がこちらの国でも大変ご迷惑をおかけしているようで、誠に申し訳ございません。ホームページを見てもわかるように、彼は今の時代に、(東京都民に対して)宣戦布告する少し変わった人なのです。今度の知事選では絶対に彼を落選させますので、なにとぞ、なにとぞお許し下さい。
昨日は当方のブログにコメントいただき、ありがとうございました。
石原都知事、いよいよ悪事が露呈してきましたね。というか、今までの言動を見る限り、なぜ都民の支持があったのか不思議なくらいだったのですが。
何とか次の都知事選で都庁にさよならしてほしいのですが、対立候補がぱっと思いつかないのがいまいち不安な所です。
後は東京の方々次第。東京都民A様、どうかよろしくお願いします。
石原知事になってから、東京都の教育はボロボロになっています。
都議会でも、タカ派議員も含めて、これは本当に公の議会なのかと
思うような、とんでも発言が多々出ています。
国旗、国歌だけでなく、地域格差、学校間格差も進んでいます。
もう一度、安心して教育が受けられる東京都に戻すためにも、
石原氏にはそろそろお引取り願いたいです。
イシハラさん、お名前に慎むっていう字がはいっていたのですね。
今日まで気付きませんでした。^^;
東京都民Aさん、どうやら彼にとっては、東京の街はイベント会場に
過ぎないようです。
オリンピックだって、愛国心を高める目的もあるとか?
東京都内が、お仲間の建築物や芸術作品に埋めつくされないうちに
都民の手でおりて頂きましょう。
それにしても、早く対抗馬が出て来て欲しいものです。
こちらこそ、いつも有難うございます。
私も何故、彼があんなに支持されるのかわからないのですが。
これと言った対抗馬が出ないことにも、問題があるように思います。
実は民主党の都議の中には、かなりタカ派的な人がいて<国旗、
国歌政策の先頭に立っているような人が・・・^^;>、そういう人たちも
イシハラ支持に回っているみたいなんですよね。
あと数ヶ月しかないのに、民主党側はまだ対立候補を決めていない
ので、イライラしているです。
「PCや携帯電話が情報の氾濫をもたらし、実がなりすぎて上部の大脳が肥大しすぎ、肝心の幹である脳幹の発育が追いつかず(略)、過剰な情報をしまい切れずに人間としての本質を失いつつあるような気がしてならない」
mewさんにピッタリでしょう。やたら、情報をかき集めているけど、思考のベースが時代錯誤の左翼思想。
肝心な思考回路をそろそろバージョンアップして、メンテナンスしてはどうですか?
噂に聞く「コミンテルン史観」を持っている人が本当にいたとは驚きでした。
しかも、それを真に受けている・・・。
マルキスト、未だ死なず。
本物です。
左過ぎて付いていけません。
左翼か右翼か知りませんが、税金をイシハラさんやコイズミさんやタウンミーティングみたいにジャブジャブ使われれていたら、そりゃわたしは怒ります。脳幹の機能か大脳の機能か分かりませんけれど。
脳の機能については、よくわかりませんが・・・。
勇ましいことを言っている人は、戸塚ヨットスクールにでも
行って、ちょっと軍隊風のしんどい思いを体験して来た方が
いいかも知れないと思うことがあります。
<ぬくぬくした部屋や、豪華クルーズのヨットに乗って、
勇ましいことばかり言われてもね~。>
思想にかかわらず、おかしいと思うことはおかしいと
声をあげて行くことが大切だと思います。