民主党にモノ申す(1) + 本間税調会長ピンチ? + 石原都知事&野党対抗馬はいかに?
2006年 12月 19日
18日、民主党が、「政権政策の基本方針」を発表した。<*1><コチラ)>
<こういうものに「政策マグナカルタ」なんて名前をつけること自体、チョットな~。>
まだざっとしか読んでいないので、細かい点についてはそのうち書いてみたいが。
「格差是正」「生活者重視」をアピールし、社会政策に重点をおいたところには民主
党らしさは見えるけど。個人的には消費税5%据え置きに変えたのは<以前は+3%だっ
た>政権を担うつもりの政党としてはどうかな~と思うし、憲法に関しての項がないこと、
自衛権に関する記述がややビミョ~なとこが気になった。
私は特定の支持政党を持っていないのだが、とりあえず来夏の参院選までは、民主党
を中心に野党共闘を応援しようと考えている。そして応援するからには、私たちの期待
に応えてもらわないと困るので、このブログで苦言を呈することも多い。
野党共闘が成功し、自公を過半数割れに追い込めるかどうかは、野党第一党の民主党
の姿勢、対応にかかっていると思うのだ。
しかし、近時の民主党はますますわかりにくい存在になってしまっている。小沢氏が
代表になって、少しはまとまってわかりやすい政治をしているかと期待したのだが。
コチラの記事で「政党の存在が却って政治をわかりにくくしている」と書いたが、民主
党はまさにその代表格であるように思う。
特に、この秋の臨時国会で教基法改正や防衛省昇格法案に関する民主党の対応の仕方
には、正直なところ、私はガッカリさせられた。<というより、怒っているかも。>
民主党は、教基法の改正に反対しないどころか、政府案と同じ方向性の対案を出し、
防衛省昇格法案では、党として賛成に回り、結果的に政府与党をアシストしてしまった
からである。<これじゃあ、大政翼賛会に近いと言っていた人もいたぐらいだ。>
私個人の立場から言えば、これでは重要な理念、政策の面で民主党とは考えが合わな
いということになり、心から応援しにくいし、果たしてこの政党に票を投じていいもの
かとさえ迷ってしまうことになった。
また、ひとりの国民として、この2法案は憲法に密接に関わる重要なものだけに、
もっと国民に知られ、議論を得ることが必要だと思ったのだが。私は今回、教基法や
自衛隊法の改正の問題点が、メディアにあまり取り上げられず、国民にあまり知られる
ことなく終わってしまった大きな要因の一つは、民主党が中途半端な対応をし、与党と
真っ向やり合うことを避けたからだと考える部分があるのだ。
このつづきは次回に書くとして・・・。気になるニュース(過去にブログで取り上げ
たことの続報)を、アップしておきたい。
* * * * *
☆ 自民税調は本間外しを画策か?!<*2>
安倍首相の直属の諮問機関である政府税務調査会(税調)の本間会長がピンチに陥っ
ている。コチラにも書いたように、安倍首相は、消費税アップや国民の社会政策を重視
するような石前会長を外し、消費税や国民生活より企業優遇の本間氏をわざわざ招き
入れたのであるが。<しかも、財務省の影響を受けないように、官邸で会合を行なう
ようにしたらしい。>
ところが、その本間氏が、官舎で愛人と同棲しているというスキャンダルを出されて
しまった。<自民党or財務省サイドからのリークだという話も出ているとか?>
これに対し、14日に自民党の税調小委員長の町村氏が、「美しい国らしからぬ行為
が散見される」として、首相補佐官の世耕氏に「総理にお伝えいただきたい。首を取る
のか取らないのか分からないが、わかりやすい対応を」と注文を付けたのを皮切りに、
次々と厳しい批判が出始めた。
17日には同税調会長の津島氏はTVで「この人は(経済財政諮問会議のメンバーと
して)公務員宿舎は全部売ってしまえという報告書を書いた一人だ」と発言。「税制
という国民に厳しい仕事を担当している人はそれなりに責任を感じてもらいたい。胸に
手を当てて考える時もあるのではないか」と。
また、石原伸晃幹事長代理は18日の記者会見で「政府税調は大変重い諮問機関だ。
その会長はさらに社会的責任が重く、適切に判断することを望む」として、自発的辞任が
妥当との考えを示唆。さらに公明党幹部は「本間氏が(税制で)何を言っても聞いてもら
えない。太田昭宏代表から首相に『辞めさせた方がいい』と言ってもらう」と言明した。
安倍首相は記者団に「職責を全うすることによって責任を果たしてもらいたい」と述べ
辞任の必要はないと擁護しているが、塩崎官房長官は「国民の税のあり方を議論する場の
代表としてどうなのかということは、ご本人がお考えになることだろう」と、ちょっと
ビミョ~な発言も。
自民党は道路税でも安倍官邸側ともめたばかりである上、自民税調が出した大綱と政府
税調には隔たりがある部分も見られ、この問題は官邸・自民党・財務省の主導権争いも
絡んで、長引きそうな感じだ。
<尚、前会長の石氏は、TVで与党の大綱を評価していた。本人は5月から放送大学の
学長に内定したそうだ。>
☆ 石原知事の四男問題+民主党の対抗馬は海江田氏に?!
石原慎太郎都知事が、17日にTVに出演。四男が、04年にスイスで行なった都
主宰のパーティの大鼓演奏会の鏡板(背景画)を制作し、旅費など175万円を大鼓
演奏家経由で受け取っていた問題(コチラに関連記事)などについて語った。
都は、鏡板の作成を四男に依頼したのが大鼓奏者なので、都や知事は関与しておら
ず、経費の支払いも四男が受け取ったと説明していたが。この日、石原氏自身が「私
からも四男に『君やってくれるか』と頼みましたよ」と認めた。<*3>
石原氏は、四男のことを「余人をもってかえがたい」と発言したことについては、
「これは私は、舌足らずで反省してますね。(中略)もっと複雑な意味であって」と
した上で、「ただ働きだったらしょうがないから、あいつにやらせたらいいじゃないか
というんで、『余人をもってかえがたい』って言ったんでね。別に芸術家として言った
わけではない」と述べた。さらに、出演者の「(四男に)自分の力でやれといってやれ
ば良かったのでは」との指摘については、「彼はやってますよ。私は彼の画業に手を
貸したことはございませんよ。だからあんなところまで来ましたからね」と、四男に
ついて芸術家として一定の能力があったことを強調した。<J-CASTより>
私もチラッとこの番組を見ていたが、自らの豪華外遊による高額公費支出は問題が
あれば見直すとは言ったものの、海外出張や四男の問題は正当化し続けていた。
石原氏の考え方が誤まっているのか否かは別として、あまり一般市民には理解、
納得されないような感じがする。
野党はここぞチャンスというところなのだが、これぞという候補が決まっていない。
その中で、民主党が元・衆院議員の海江田万里氏を立てる方針を打ち出したようなの
であるが。<*4> これまた、ビミョ~なところだ。
見かけも悪くないし、スマート(賢さ含む)&ソフトな感じで、話もわかりやすく、
よくTVに出ていた頃には、奥様方からも人気があったときくが。以前、知人が(女性)
に「あの人は自民党の人?」と聞かれたことがあるように、民主党or野党っぽさがない
ような気がする。また、いかにも評論家タイプで、政治的なリーダーシップが感じられ
ないようなところもあるかも知れない。
あまり大物を立てて負けるとダメージが大きい、海江田氏なら落選しても次の衆院選
に回れば傷口が小さいという声もきくが・・・。
もし野党協力するなら、もうチョット革新系っぽい感じで力強い感じの人が、いいよう
な気もしてしまうのだが・・・。皆さんは、どう思われるだろう?
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*1
『民主党は18日、党本部で開いた両院議員総会で、「政権政策の基本方針(政策マグナカル
タ)」を決定した。来夏の参院選へ向けた「小沢民主党」の基本政策で、安倍政権の「成長」路線
に対抗、社会的セーフティーネットの整備による「格差是正」を最重要課題に位置づけた。消費
税率5%を維持したまま全額を年金財源に充てることを明記したほか、高校と就学前教育(5歳
児)の無償化などを打ち出した。
年金制度については国民年金を含むすべての年金を一元化し、財源をすべて税で賄う基礎
部分と保険料による所得比例部分の2階建てとする従来の党政策を踏襲。ただ、これまで福祉
目的として主張してきた消費税の3%引き上げは撤回し、歳出削減によって財源を手当てする
とした。
安全保障政策では自衛権について「個別的、集団的といった概念上の議論の経緯に拘泥しな
い」との表現で、周辺事態の米軍護衛を念頭に集団的自衛権行使を一部容認。軍事的措置も
含む国連平和活動に積極的に参加することも盛り込んだ。
地方分権政策として、全国を300程度の基礎的自治体に再編する方針も明記。ただ、原案で
は将来的に都道府県をなくして国と基礎的自治体の2層制を目指すとされていたが、来春の統
一地方選を控え「地方の反発を招く」などの批判が強まったため、2層制などの記述は見送ら
れた。<毎日新聞18日>』
*2
『本間正明政府税調会長が官舎に入居していた問題を巡る与党内からの責任追及の声は18日も相次ぎ、本間氏の進退が焦点となってきた。11月の本間氏の会長就任は、成長重視戦略と官邸主導の両方の観点から安倍首相が打ち出した鳴り物入り人事。ただ、辞めずに問題が長引けば、来夏参院選にかけ通常国会で野党の格好の標的となるとの不安が募る。「切るなら早く切るべきだ」(与党幹部)と決断を促す声も強まり、かばう姿勢を貫く首相が矢面に立つ展開も予想される。
問題の発端となったのは、東京都内の一等地の官舎に家族ではない女性と同居していると報じた11日発売の週刊誌報道。塩崎官房長官は11日の記者会見で「ルールにのっとったものだ」とかばい、本間氏は13日の記者会見で「同居」を否定しつつ、「不徳の致すところ。深く反省している。全身全霊をこめて職務を全うしたい」と陳謝、官舎の退去を表明した。
だが、党側からの批判は収まらない。首相の出身派閥である自民党町村派会長の町村信孝・党税調小委員長が14日、派閥総会で「わかりやすい対応を」と官邸に進退判断を求めたのを皮切りに、同党税調の津島雄二会長も17日のテレビ番組で「(本間氏が)胸に手をあてて考えるときもあるのではないか」と追い打ちをかけた。
18日も、中川昭一政調会長が記者団に「ご本人が判断されるんじゃないか。政策以前の話だ」と突き放し、石原伸晃幹事長代理は「適切に会長がご判断されることを望む」。公明党の漆原良夫国対委員長も「厳しく律していただかなければいけない」と語った。
自主的辞任を望む声が強まってきたのは、年明けの通常国会前が事実上の辞任の「ラストチャンス」だからだ。国会が始まれば辞めるタイミングを失い、野党が政権攻撃の材料とする可能性が高い。また、もともと「本間人事」に対しては、自民党側に「官邸主導」への不満や、企業減税先行論への批判がくすぶっていた側面もある。
首相は18日夜、記者団に「職責を果たすことによって責任を果たしてもらいたい」と繰り返した。だが、複数の政府高官は同日、「厳しい」と危機感を隠さなかった。ある政府高官は「一度風評が立つと何回でも蒸し返される。(政府税調の答申の)正統性が問われ、政権のリスクになりえる。深刻な問題だ」と語った。 <朝日新聞 18日>』
*3
『東京都が2004年1月にスイス・ダボスで開いたパーティーで、石原慎太郎都知事
の四男の画家(40)が大鼓演奏の舞台背景の絵などを制作し、旅費など計175万円
が公費から支出されていた問題で、石原知事が17日夜、フジテレビの番組に出演し、
「私からも四男に『君やってくれるか』と頼みましたよ」と述べ、自らが仲介したこと
を認めた。
石原知事は「急に決まったことだったので、『四男に頼んでいいか』と聞かれ、私も
『いいよ』と答えましたよ」と明かした上で、「画料を受け取っているわけではない」
として、旅費を公費から出したのは問題ないと改めて強調した。
都はこれまで「四男に制作を依頼したのは大鼓演奏家側の意向で、知事の口添えは
ない」と説明。石原知事も7日の都議会で「(パーティーの企画を)受託した会社から
委託され、派遣されたもの」と答弁していた。<読売新聞18日>』
『来春の東京都知事選に3選出馬を表明した石原慎太郎知事(74)が、都の文化振興事業に画家の四男や知人を参画させていたことに批判が集まっている。石原知事は「余人をもって代えがたかったら、どんな人間でも使う」と言い切るが、身内びいきともとられかねない行為で、知事の姿勢が問われている。【北村和巳】
問題の事業は、若手芸術家育成を目的に石原知事の発案で01年度から始まった「トーキョーワンダーサイト事業」。作品発表や交流などのため都内に三つの施設が設けられた。今年度の都立文化施設への都費支出が02年度比で2~4割カットなのに比べ、同事業は8.4倍の4億7152万円と突出。
知事の四男延啓(のぶひろ)氏(40)の関与は、同事業の開始当初からだった。最初にオープンした施設のステンドグラスの原画をデザイン。そして、03年3月の1カ月間と03年6月~04年3月にアドバイザーとして事業の役職に就いた。
延啓氏は現代美術の画家で米国にも留学。国内各地で個展を開いている。石原知事は「息子でありながら立派な芸術家。交際範囲が広く若手芸術家仲間もたくさんいる」と評する。
その延啓氏が▽03年3月18~26日のフランスなど訪問(旅費約55万円)▽同年6、9月の2回の国内視察(旅費計約6万円)で公費出張。石原知事が04年1月にスイスで開催したレセプションで、大鼓公演の舞台装置製作のため2回現地入りした際の旅費125万円も事実上、公費だった。
また、この事業を切り盛りするのが延啓氏の友人で建築家の今村有策氏(47)。01年12月に文化行政担当の都参与となり、同時に施設の館長を兼ねた。副館長には今村氏の妻が就任。夫妻の人選に石原知事は「現代美術に精通し、彼ほどの適材はいない。奥さんも芸術家に顔が広く語学も堪能。夫婦だからこそ、気脈が通じて運営がうまくいく」と説明する。
延啓氏のスイス出張の際、都職員と今村氏との電子メールが公文書として残っていた。そこには「大鼓演奏者に延啓氏へ舞台装置製作を発注してもらい、演奏者との契約の中に延啓さんの旅費を含める」との内容や、延啓氏への報酬の相談が記されていた。
都庁にはメールや電話で「公務への近親者起用は控えるのが常識」などと300件近い批判が寄せられている。石原知事は「彼(延啓氏)の企画でずいぶんおもしろいことをやった。(延啓氏の関与が)フォーカスされるのは、こっちにとっても息子にとっても心外。事業は充実してきて外国でも評価されている」と実績を強調する。
◇「丁寧な説明必要」
この問題について、延啓氏と面識のある美術評論家の千葉成夫・中部大教授(現代美術)は「延啓氏は大勢いる現代美術家の一人という認識」としたうえで、「為政者の立場にある人は、身内を使うべきではない」と指摘。前宮城県知事の浅野史郎・慶応大教授(地方自治)は「石原知事の木で鼻をくくったような弁明が反発を呼ぶ。都民の納得を得るには丁寧な説明が必要」と話す。<毎日新聞 16日>』
*4
『民主党は17日、来年4月の東京都知事選で3選を目指す石原慎太郎知事(74)の
対立候補について、元衆院議員で経済評論家の海江田万里氏(57)を軸に調整する方針
を固めた。
来年夏の参院選に政治生命を懸ける小沢一郎代表は、前哨戦となる都知事選を重視。
自民党が石原氏を推薦する方向で調整していることを受け、他の野党に選挙協力を呼び
掛け、与野党の「首都決戦」を制して参院選に弾みをつけたい考えだ。
石原氏をめぐり、四男が都の事業に関連し公費で海外出張していた問題などで批判が
強まっていることから、執行部は「しっかりした候補を立てれば勝てる」(鳩山由紀夫
幹事長)と分析。知名度が高く、社会保障政策に通じ、論戦にも強い海江田氏が浮上した。
<共同通信 17日>』
>結果的に政府与党をアシストしてしまった
思い出します、永田のガセメールの時を・・w
あの時も小泉を追い詰めるチャンスだったのに国会を馬鹿げた茶番劇にしてしまったorz
こんなことでは参院選で過半数を取れたとしても与党の自公は少しやりにくいぐらいで政権交代にまで道のりが遠いとの感じです。
たとえ政権交代がなったとしても「前原防衛大臣」では何が変わるのか?とw
しかし悲しいかな民主党をある一定の範囲で応援しなければならないジレンマが私にはあります。民主党内に民主勢力が存在している間はね^^
安倍にこれ以上の横暴をさせないためには仕方ない。
でも安倍って自民党内部の抗争から力を無くすかも?です。民主は攻撃してないもんね^^
ところでランキングを政治ブログに引越しされましたね^^
どこまでもポチして応援します。ガンバ!!!^^

そこでmewさんだけに内緒で教えますが「アベ」さんから聞いた話ですと、6カ国協議も「やらせ」らしいです。最初、北の金ちゃんにわざとわがままを言ってもらって、日本の軍事力の増強の必要性を国民に納得してもらう作戦らしいです。また、参院選前に莫大な経済支援と引き換えに、拉致被害者を2~3人返してもらう作戦だとか言っていました。
(おっと、またやらせがばれると「アベ」さんの給料がもらえなくなくなるのでこのコメントは削除して下さい。)
p.s.)「イッタ」君、「アベ」さんは美しい国の架空の人物です。

私は政府案と民主党案は明らかに理念が違っていると思っています。涵養と強制の線引きの問題や都道府県知事の権限の範囲などあいまいな所もあると思いますが、政府案のように国家からの国民への強制による教育という理念ではないと思っています。
政府案、民主党案、現行法を私なりにイメージすると
政府案・・・国家>地域>家族>個人
民主案・・・個人>家族>地域>国家
現行法・・・個人>家族、地域、国家
のような形になるのではないかと思っています。
現行法も優れていると思いますが、個人の権利を主張できた背景に家族や地域、国家などがまだ健全に機能していて、特にそれらの事を問題にしなくても、当初は個人が十分それらの事を意識して行動していたと思います。ただ現在はそれらの共同体的なものが壊れて、公共の福祉という観点も個人、個人でバラバラになってきていると思います。

民主党の理念は「補完の原則」であるとどこかで見たことがあります。例えば、一番大事な個人の権利は尊重するが、個人間の争いになった時には弱者の立場の個人の権利を守るために家族が仲裁し、また争いが起きないように最低限のルールを共有していこうという考えだと思っています。また家族どうしの争いには地域が解決するといった方向性だと思っています。
問題なのは、政府案、民主党案を国を愛する「態度」と「心」でしか違いを表せないマスコミの低脳な報道姿勢と民主党の主張を国民に正しくアピールできなない広報戦略の拙さにあると思っています。
あと政府案に絶対反対の国民も多くいたので、民主党は参院でも安倍首相の問責決議案を提出して、最後の最後まで徹底抗戦すべきであったと思います。
ポチ有難うございます。
ここ押せ、ワンワンと言ってしまいましょ~。(・・)
いや~、私も正直を言って、超ジレンマの中に
います。
できれば、リベラル勢力には分かれて欲しい。
そうしたら思い切って応援できるのに。
でも、それでは、巨大与党に勝てる見込みは
減ってしまうし・・・。
年内、悪口?を書きまくったら、来年からは
めっちゃ応援するです。
エッセイ部門1位、おめでとうございます。m(__)m
メロディさんの思いが、多くの人の心にジワ~ンと
伝わった結果だと思うです。
私もジワ~ンを受けて励まされたひとりです。
mewもポチッしに行きますからね~。(~~)
イッタくん・・・あなたと同じランキングに名前を
並べたいばかりに、政治ブログに横滑りしちゃい
ました~。
目標は天城越えならぬ、イッタ越えでございます。
金ちゃんは、日本のおいしい好物が手にはいり
にくくなったので、ご機嫌斜めのようです。
アベさんは、地元のフグでも送ってみた方が
いいかと・・・。<でも、金ちゃんは本当はトロが
好きなんだけどね。>
ホンマくんに頼んで、北朝鮮も減税&豪華官舎を
貸してしてあげて下さい。<謎?!
まず、大事なことは、今、教基法の改正が必要
なことなのか、ということだと思います。
民主党が対案を出したことにより、民主党は改正
自体には賛成なんだということになってしまいました。
もうこれで、改正が必要か不要かという議論を
行なうことが難しくなってしまったのです。
また、私は民主党の議員や支持者・団体の人たち
の中に、改正自体に賛成という人がどれだけいた
のかにも疑問を持っています。
<議員の中にも、知らないうちに対案を作る作業
が進められていたと言っていた人がいたとききます。>
対案の内容に関しては、字数がキツイので、記事の
方にも書きたいと思いますが。細かい点では違いが
あれど、私としては、目先を変えただけで、方向性は
一緒だと思っています。
愛国心、家庭、教育内容のことなど含めて、法律に
書くべき事柄ではないことが多すぎるように思います。
自民党議員や日本会議などが望んだことを、民主党が
取り入れて、政府案の修正目的で作ったのではないか
と思う面さえあるほどです。

個人的には今、基本法の改正を論じる時期に来ていると思っています。昨今の社会の荒廃に教育の面からもメスを入れるべきだと思います。また国民の多くも公共心の面での教育の必要性を感じていると思います。
>民主党の議員や支持者、団体の人達の中に改正自体に賛成と言う人がどれだけいたのか疑問をもっています。
これはおそらく政府案が出されてあわてて出したと思います。ただ私は民主党は自民改憲案とは全く違った国家観を持っていて独自の憲法草案を作り、その後で出すつもりであったと思います。いづれにせよ基本法の改正は考えていたと思います。
>内容に関しては・・・目先を変えただけで、方向性は一緒だと思います。
これは方向性(公共心や愛国心重視)は同じかもわかりませんが、担い手が国家による上からのものか、学校理事会による下からのものかによって全然違ってくると思います。

私は昨今の家族や地域、国家まで含めた意識改革は必要であると思っています。もちろん基本法に書かずに教える事も可能ですが、学校教育においてきちんとしたシステムを作り、新たな地域共同体を再構築し、公共心の大切さを知ってもらうためには基本法にハッキリ書きその意志を強く示した方がいいと思います。
同じリベラル思想のアメリカではキリスト教という宗教によって個人の規範が保たれていますし、西欧諸国では経済効率よりも人とのつながりや地域共同体を重視するので、個人の規範が保たれていると聞いたことがあります。日本にはそのような規範を守るものが何もありません。よほど強い意志を示さないと、それを取り戻すのは難しいと思います。
私は自民党が復古主義的な保守を目指すなら、民主党はリベラル的な保守を目指したほうがいいと思います。
長くなってすみません。

FKさんのご意見に賛同いたします。
旧民社党のような「社会民主主義」を掲げ、外交・安全保障に関してもバランスが良ければ、対米従属と新自由主義に偏った感のある自民党より多くの支持を集められると思います(私も支持します)。
>自民党が復古主義的な保守を目指すなら
近代において、日本は二度、外圧が原因で過去を棄てています。
一度目は幕末~明治維新後、清帝国をもズタズタにした欧米列強による植民地化を逃れるため、白人の制度・文化を礼賛して模倣し、平和で格差が少なく文化レベルも高かった江戸時代までの過去を棄てた時。
二度目は大東亜戦争後、人種差別意識と悪意に満ちたGHQの徹底的な情報統制と国民総懺悔の強要によって、米国の保護国に甘んじて経済発展のみを追求し、白人支配に虐げられた世界で非白人種の立場を代弁できる唯一の国家であった戦前までの過去を棄てた時。
当然ながら、過去を全肯定も全否定もすべきではありません。自民党は?ですが、是々非々でキチンと歴史に学び、より良いものを選びとって現代に適用するという姿勢があれば、復古主義も評価できると思います。
私も、今の子供たち&若者の問題の大部分は、家庭や
社会全体(TV、漫画等含む)と周辺社会(地域、
幼稚園、学校等)の問題だと思うのですが。
<まずは親の教育から始めた方が早い気が・・・>
ただ、FKさんとは「法律」なるものの考え方が
違うように思います。国会で政府側も何度も言って
いましたが、今、問題になっているのは、法律以前の
社会規範、倫理規範の問題だと思うのです。
<宗教も、一部の国を除いては、国等の干渉や強制力
を伴うものでなく、経典や教えによって倫理規範を
与えるものの一つと言えるでしょう。>
でも、法律、法規範は、多かれ少なかれ国や自治体
他の干渉、強制を伴うもので、全く別次元のものです。
形式的に上からでも下からでも、法律は国が決めた
ルールだし、最終的には国の関与があるのです。特に
基本法のような上位法は、慎重にすべきでしょう。
私たちの子供の頃は、法律がなくても、宗教心が薄く
ても、様々な形で、人間として、XXはよくないと
いう規範意識を学ぶことはできていたように思うのです
けどね~。
私はもともと二大政党制は望んでいないのですが。
大きく分ければ、保守、中道、革新(左派)の3つ
のタイプがそろっておいて欲しいです。
もし民主党が保守になってしまったら、中道はどう
したらよいのでしょう。ましてや二大政党制で両方
とも保守なんて・・・国民の選択肢が確保できなく
なってしまいます。
そもそも自民党は多様な人材を備えていますので、TOP
が変わることによって、ややリベラルな保守に変身する
ことも可能です。
<自民保守、自民リベラル+民主保守、民主リベラルの
3つ+社共だとわかりやすいかも知れませんね。>
それを復古主義と呼ぶかどうかは別として、歴史から
学ぶことは大切だと思います。ただ、日本&国民を取り
巻く状況はどんどん変わっていますので、それを軽視
すると、国民を抑圧することになったり、世界の中で
アンバランスな美しくない国家になってしまうように
思われます。

>民主党が保守になってしまったら、中道はどうしたらよいのでしょう
ちょっと言葉足らずでした。厳密な保守の定義は現実と整合しないため、いい加減な言い方をしているのですが、私のいう「リベラルな保守」というのは「旧民社党のような」中道左派(革新右派?)をイメージしています。
>日本&国民を取り巻く状況はどんどん変わっていますので、それを軽視すると、国民を抑圧することになったり、世界の中でアンバランスな美しくない国家になってしまう
歴史と伝統には、先人達の絶えざる営みと智慧が詰まっています。これを顧みない場合は、軽薄と過誤とを免れません。人によって歴史・古典に関する解釈が違うとは思いますが、知識・技術などの属性的な面はともかく、人間の本質的な部分は孔子の時代(約2,500年前)からほとんど変わっていないように感じます。
いろいろな資料を調べて納得して頂くしかありませんが、かつての日本は、完璧ではないとしても「リベラルで格差の少ない社会」を構築していたようですから、時代に影響されない普遍的価値を持つ部分の「復古」は考慮されるべきだと思います。
私は、右・保守10、左・革新1だとすれば、4~6ぐらいのところ
がいいかな~と思っています。民社党もそのあたりだったかも知れません。
個人的には、社民連やさきがけが印象に残っています。
また、私も、人間の本質、生き方、国や社会の作り方などの基本的な
部分は、太古から変わらないところがあるように思います。
他国のことも含め、もっと歴史から学ぶべきだと思っています。
歴史のとらえ方は色々あると思いますが・・・。私は(他国もそういう
ところが多いですが)日本は、身分制を前提として、同じ地域社会の
同じ身分、立場の間では、リベラルで格差が少ない(相互扶助なども
あった)生活ができていた時代が多かったのではないかと思います。
ただ、身分(職業や立場)が違えば、衣食住や教育、経済などの
格差はあったでしょうし。世襲、地域の問題もあり、身分を変えて
自分がやりたいことをやれるチャンスは少なかったと思っています。

たしか、以前もお勧めしたことがあったと思いますが、過去の社会、生活、制度などを少し調べてみると良いですよ。私も自分で勉強してみてわかったのですが、「知っている」と思っていることが意外と事実とは異なっていたりするモノです。
>身分が違えば、衣食住や教育、経済などの格差はあったでしょうし
これは、「どのような」格差であったか、ということが重要です。
例えば、江戸時代の武士階級は、権力を与えられて行政全般を担当していましたが、給与(禄高)はずっと同じ(昇給なし)だったので、経済的にはかなり困窮していたようです。
一方、農工商階級は、権力はなくとも広範な自治権を有し、農民の年貢は毎年交渉する余地があり、新田開発で増産した分は無税(!)、工商階級は完全無税であったようです。
>身分を変えて自分がやりたいことをやれるチャンスは少なかったと思っています。
「(江戸時代の)・・・身分制は、けっして固定的なものではなく、身分間の流動性はかなり高かった。」のだそうですよ。
※参考(太田述正氏コラム):http://www.ohtan.net/column/200611/20061112.html#0
レスが大変遅くなってしまってすみません。m(__)m
<1回書いたのですが、アップする前に、PC不調でボツに
なってしまったです。>
私は日本の歴史に詳しいわけではありませんが、色々な
機会を通じて、各時代の生活や民俗文化などについて知る
ことがあり、その結果、上述のような印象を持った次第です。
でも歴史の解釈や見方は人それぞれ違うので、海驢さんの
ようなとらえ方もあるかも知れませんし、一致しなくても
いいのではないかと思います。
一つ言うなら、私は同じ身分と立場が同じなら(地域やその
時の勢力状況も影響すると思いますが)と書きましたが、
海驢さんも書かれているように、同じ武士でも地位や立場が
違えば生活格差があるし、同じ農民でも立場や状況が違うと
貧富の度合いや生活格差も大きかったりしたのではないかと
思います。それを考えると、国民全体がリベラルで格差の
少ない状態だったとはとらえづらい面があるように思います。
私も「マグナカルタ」という言葉を見た時は、唖然と
してしまいました。^^;
ちなみに友人の住む地域の民主党の都議か区議は、
ポスターに「何とかルネッサンス」と記していたそう
です。
こういう風に、いまだに形や言葉からはいることを
考えているようでは、民主党も期待できないな~と
思ってしまう面があります。
とはいえ、野党共闘のリーダーとして頑張ってもらわ
ないと困るので(実質的、精神的には社共にリードして
欲しいですけど)、このブログでも何とか(叱咤)激励
して行きたいと思っています。