柳沢失言の判断を地方選の結果に委ねるのは疑問&「ひたすら謝罪しまくり作戦」を展開か?!
2007年 02月 02日
私は、前記事で、柳沢伯夫厚労大臣の失言問題の核心部分は、国際法や憲法&人権の
理念に反するような発言をした人が、日本の政府のTOPである閣僚を続けることが妥当
なのかどうか<ましてや女性を子供を産む機械に例えた人が、厚労大臣を続けることが
妥当なのかどうか>という点にあるのではないかと書いた。
そして当初は、自公与党の議員の中にも、同じような観点からこの発言を批判したり、
辞任を望んだりする声もあったのだが・・・。何だかそのような声は、いつの間にか、
覆い隠されてしまったように思う。
<ちなみに小泉前首相は、中川幹事長に電話し「民主党が追及しているのは、小沢一郎
代表の多額の事務所費や角田義一前参院副議長の朝鮮総連系団体からの献金の問題を
隠したいからだ。審議拒否に決して屈してはいけない」と伝えたという。(*1)
さすがは、当ブログでも「暴言の帝王」「憲法・人権感覚ナシ」として扱われていた
小泉氏。柳沢氏の発言自体には、何の問題も感じないらしい。^^;>
ここ1~2日、自民党内からきこえる話と言えば、辞任しなかった場合、「選挙への
影響がどれくらい出るのか」「女性を敵に回しては、選挙に不利になるのではないか」
「4月の地方選を考えれば、辞任は早い方がいい」など選挙に絡めたものが多い。
何だか発言内容が妥当か否かというより、選挙への影響の度合いで、この件を判断しよ
うとしているように感じられるところがある。
もちろん選挙は、今回の件も含めて政治に対する判断を国民に委ねる場であるとは
思うが、な~んか少し観点がズレているようにも思える。
31日に安倍首相と塩崎官房長官は、手分けして、与党の幹部に電話をかけまくり、
官邸として柳沢氏を守る方針を伝え、与党内の調整を依頼した。<朝日1日>
その成果があってか、与党幹部や派閥の長などは、とりあえず安倍首相&柳沢大臣を
擁護することでまとまりつつあるようなのだが。それも4日の地方選の選挙結果次第で
変わるらしい。
自民党の閣僚経験者は「柳沢氏の続投には両選挙での2勝が必要。1勝1敗では野党
が攻勢を強め、2敗なら終わりだ」と指摘したという。山崎拓氏も4日の選挙の結果が
バロメーターになると述べていた。<*1>
<4日には愛知県知事選と北九州市長選の投票が行なわれる。両方とも与野党対決の形
になっており、愛知は自公推薦の現職知事がリード。北九州は、与野党伯仲とのこと。
特に愛知は県知事選&現職候補であり、民主党が相乗りをやめて対抗馬を立てて来たの
で重要な選挙なのであるが。安倍官邸は、今のところ、柳沢発言はあまり影響していな
いという報告を受けているらしい。>
私は、基本的に地方自治体の選挙には、あまり国政の問題を持ち込むのは、望ましく
ないことだと思っている。安倍氏も「地方選は、地方の将来のために誰がいいかの観点
から、地域の方々が投票すると思う」<時事通信1日>と言っていたが<でも、安倍氏
は勝った時には、自分たちの姿勢が理解してもらえたとか言っちゃうんだけど(・・)>、
地方選では、まずは何よりその地域の問題を考えて候補者を選ぶべきだと思うからだ。
先日の宮崎知事選だって、談合体質や県財政の建て直しが重要な争点になっていたわけ
で本来、政府の閣僚の発言をどう思うか、安倍首相の姿勢をどう考えるかかなどという話
は重視しなくてもよい、or特に考える必要もないことかも知れないとも思うところがある。
もしこれが本人が立候補している選挙なら、まさに「国民からの審判」として受け止め
るべきだし。勝てば、いわゆる「ミソギ」になるのかも知れないが。<または、せめて
国政選挙であれば、まだ話もわかるのだけど>、地方選の結果で判断しようという考え方
には、何だか釈然としないものが残る。
でも、内閣&与党はおそらく、このたった2箇所の地方自治体の選挙の結果で、今後の
対応の仕方を決めてしまうのだろう。2勝すれば、柳沢氏の発言は、たいした問題では
ないことになり、堂々と続投できることになるのである。
<ただし、逆に2敗したら、安倍首相の責任問題にまで発展する可能性も出て来るのかも
知れないわけだが。>
柳沢氏は、2日、地方選の結果によっては辞任するのかという質問に対して、「今は
何とも言えない。考えなければならないことがあったら考える」と述べたという。そして
「とにかく私の発言と選挙は切り離して投票してくれることをお願いしたいという気持ち
でいっぱいだ」と強調したらしい。
愛知県、北九州市の方々には迷惑な話かも知れないが、もし投票する人を選ぶのに決め
手がない場合は、これが柳沢発言の審判的要素もあるらしいということも考えて、その
意思を示して頂ければと思う次第である。
また、どうやら安倍サイドは、この問題の打開策として「ひたすら謝罪しまくり作戦」
を考えているようにも見える。実際、ある自民党幹部は、ともかく「謝って謝って乗り
切るしかない」と言っていたそうだ。
ふつうなら、何か問題があった時には、できるだけじっとしていることの方が多い
のであるが。柳沢氏は朝、議員宿舎を出る時から、夜、宿舎に帰るまで、1日に何回も
あえて積極的に記者団のマイクの前に出て、謝罪の言葉を繰り返すように努めているの
は明らかだ。予算委員会でも、自公議員がわざわざ質疑の場でこの件を持ち出して、
謝罪の答弁をする機会を作っている。<自民議員は「大臣には、ご同情申し上げていま
す」とか言ってたりして。^^;>
安倍首相も、機会があるごとに「私もおわびします」と謝罪の言葉を口にするように
し始めた。
こうして、メディアも意識しつつ、何度も謝罪する姿を示すことによって、「まあ、
こんなに謝っているんだし、もうそんなに責めなくてもいいんじゃない?」という雰囲気
を作り出そうとしているのではないのではないかと思われる面がある。
<実際、今朝、みのもんたの朝ズバは、1日の6回の謝罪シーンの映像をすべて見せる
とかいうようなことをやってたし~。>
実は、昨日、周辺の人が「柳沢って人は、謝りまくりで何かやつれて来ている感じだし、
この間は泣いてたみたいだって言うし、何かかわいそうになって来た」というのを聞いた。
これで「もう許してあげてもいいのでは?」と言ったら、「おいおいっ」てツッコもうか
と思ったら・・・「だから、安倍さんはもうあの人を辞めさせてあげればいいのに」と
いう言葉が続いたので、ほっとしたりしたのだが。
日本人は、ひたすら下手(したて)に出られると、攻撃しにくくなるという特性がある。
下手すれば、「かわいそう」とか、あまり責められ続けると「いじめられているみたい」に
感じて、同情論が生じることもあり得なくはない。
もし、これが本当に意図的に謝罪作戦を行なっているとしたら、これも「何だかな~」
と思ってしまう私なのであった。(-_-;)
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『柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と発言した問題をめぐり、与党内では1日、辞任を求める声がくすぶった。安倍晋三首相は事態の沈静化を図っているが、与党幹部らからは4日の愛知県知事選、北九州市長選の結果次第では、辞任論が勢いを増すとの指摘が相次いだ。
国会は、柳沢氏更迭を求める野党が審議拒否戦術を続け、2006年度補正予算案の審議が行われた衆院予算委員会などを欠席した。しかし自民、公明両党は補正予算案を2日に与党単独で衆院通過させ、5日にも成立させる構えで、攻防激化は必至の情勢だ。
自民党山崎派の山崎拓会長は1日の派閥総会で、柳沢氏の進退に関し「世論の動きを十分に見ながら対処した方がいい。バロメーターとしては愛知県知事選、北九州市長選がある」と選挙結果を見極め判断すべきだと強調した。
自民党の閣僚経験者は「柳沢氏の続投には両選挙での2勝が必要。1勝1敗では野党が攻勢を強め、2敗なら終わりだ」と指摘。町村、古賀両派は柳沢氏擁護で一致したが、谷垣、伊吹両派の総会では「辞任を決断すれば終わることだ」「参院選を前にどこまで守りきれるのか」と辞任を促す意見も出た。
自民党の中川秀直幹事長は坂本剛二国対筆頭副委員長、矢野哲朗参院国対委員長らと国会内で協議し、党独自の世論調査結果では柳沢氏問題の両選挙への影響は少ないと分析し「毅然(きぜん)として国会運営に当たる」ことを確認した。
小泉純一郎前首相は中川氏に電話し「民主党が追及しているのは、小沢一郎代表の多額の事務所費や角田義一前参院副議長の朝鮮総連系団体からの献金の問題を隠したいからだ。審議拒否に決して屈してはいけない」と伝えた。
=2007/02/02付 西日本新聞朝刊=』
何か今回の事を政府側が全部悪い様に書いてますが、今回は野党側の審議拒否が柳沢厚労相の辞任を難しくしたと私は思ってます。
いきなり論議の場を自ら放棄し、問題を辞める辞めないの政治問題に持っていったのは他でもない野党側でしょう?
その上、「女性は産む機械」発言は大臣と言う役職だからこその発言だとも思います。
彼の大虐殺者、スターリンの言葉に「一人の人間の死は悲劇だが、数百万の人間の死は統計上の数字でしかない」とある様に、数字の上で物事を判断しなければならない大臣職では、そう言う感覚が麻痺するモノなのではないでしょうか。
今回の事で感覚は取り戻した筈、本当は政局的な意味で辞めて欲しくないのですが、それでも痛い目を見た人間の復帰を見ようではありませんか。
本当に民意を尊重するのでしたら、暴行事件を起こしながらも、見事知事選で勝利を収めた(とは言っても相手が良すぎた分は有りますが)東国原宮崎県知事の、最新の民意を評価すべきであると思います。
長文の雑文、失礼しました。
>いう言葉が続いたので、ほっとしたりしたのだが。
これって・・・つまり・・・
>法や人権の理念やルール違反の発言をしたから
と言う理由で柳沢大臣を叩いてる訳じゃなくて・・・
自民党を叩く(大臣を辞めさせる)為に柳沢大臣を叩いてるって事ですよね?
(こう言う理由で辞めさせたいではなく、辞めさせる為にこう言う理由を考えた、と言う意味)
若し上記の考えで叩いているなら、その周辺の人の発言にほっとしたりせず
「法や人権の理念を無視した人間が可哀想だって?」と反論する筈。
つまり、貴方にとっては柳沢大臣が正しかろうが誤っていようが関係なく
大臣が辞めると言う結果が大事なのでは?
何だか日本のマスコミみたいですね。
(政府を叩く為なら国民を騙しても構わない)
議論してはいけないのか、と言われると、いけないとは答えにくいし。
代表の多額の事務所費や角田義一前参院副議長の朝鮮総連系団体からの献金の問題を
隠したいからだ。審議拒否に決して屈してはいけない」と伝えたという。(*1)
さすがは、当ブログでも「暴言の帝王」「憲法・人権感覚ナシ」として扱われていた
小泉氏。柳沢氏の発言自体には、何の問題も感じないらしい。^^;>
↑
どうしてこんな感想になるのかね?
小泉前総理が指摘している問題のほうが重大だと思いそうなものだが。
1.この失言が辞任に値する行為なのかどうか?
2.辞任に値すると判断され与党がそれを拒否した場合、野党はどういう戦術をとるべきか?
1.についてはここのコメント欄や保守系のブログでは擁護の意見が多いようですが、世論は圧倒的に辞任に値する失言と考えているようです。(ある野党のホームページで見かけましたが、世論の約8割の人が辞任に賛成のようです。)仮に保守系のブログの中で野党の多くの政策は到底容認できないが、今回の件に関してだけは国益・人権の観点から辞任を要求するという主張をしているブログですと、個人的にはこれからも注目したいと思っています。
2.については次の3つの選択肢があると思います。
1)審議を通して問題点を追求し辞任に追い込む。
2)審議拒否
3)大臣の不信任案提出
つづく
3)につても現状では与党の数の力で否決されるのは明らかだと思います。
私は今回の野党の戦術を支持していますが、いつまでも審議拒否には反対です。できれば愛知と北九州の選挙の後、結果にかかわらず速やかに不信任案を提出し早く審議に戻るべきだと思います。
愛知では一週間前の分析ですと自公候補がリードしていて、北九州では互角だと言う事でしたが、もしかするとこの事が要因で無党派の人やこれまでの自公支持者の人が反自公の候補に投票してくれるかもわかりません。万が一自公が2敗すると辞任も考えられますし、また不信任案を提出した場合、それを否決することは自公議員にとって世論を敵に回す事につながり後ろめたい議員も多くいると思います。
つづく
ps)長文になり申し訳ありませんでした。
このような発想は、官僚、ヒトを「将棋の駒」と見る人たち、「借り腹 かりはら」、「丸太」と称して毒ガスの人体実験をした医者たち、---「ヒト」を「モノ」にする人たちの根は深い。「ヒト」を「モノ」になる---戦後日本の民主教育の精神(未完成、未成就)で克服したいものです。復古はアカン。
他のBlog(三輪様のBlogです)に投稿した内容と重なってしまうのですが、私は今回の柳沢氏の発言は決して「失言」ではないと思っています。これは、柳沢氏が「残業代ゼロ法案」の一番の旗振り役である事と決して無関係では無いのです。「残業代ゼロ法案」も仕事を成果のみで評価する物、今回の発言も「出産」という成果のみから見た発言、つまり柳沢氏はもともと人を「機械的な視点」で見ている人なのです。そんな人がよりによって「厚生労働大臣」になっている事がよい事かどうか、という事を考えなければならないのです。野党側も、「残業代ゼロ法案」の事も一緒に追求すればよいのに、と思っているのですが。
ところで「こんなに謝っているんだし、もうそんなに責めなくてもいいんじゃない?」といえば、全く同じ事を昨日のTVで細木数子氏が言っていました。まあこの人は「安倍内閣応援団」だから予想は出来ましたが。しかし逆に言えば、やはり政府側は「ひたすら謝る作戦」という事が証明されたという事かもしれません。
野党の馬鹿さ加減との対比で、さらに柳沢さんが好く思えます。
邪魔するしか脳のない野党がいない今のうちに、共謀罪とかいっぱい審議を進めればいいのにと思います。
あとは安倍氏と共に、美しく去っていただければ。。。
はじめまして。私は基本的に野党が安易に審議拒否するのは、
好ましいとは思っていません。前記事にも書きましたが、ひとりの
国民としては国会が停滞することを憂いています。
ただ、客観的に見て、今回の審議拒否は、理解し得る部分の
方が大きいです。あれは国会審議以前の問題だと思うからです。
柳沢大臣が、統計の数字をもとに施策を考えるのは当然だと
思います。ただ、あの前後の話も読んだのですが、わかりやすく
たとえるのに、出産をものの生産と同様に考え、機械を用いて
たとえる必然性はまったくなかったように思います。
今週書いた記事のうち2つに書きましたが、私は柳沢氏は有能
な人だと思っていますし、スパッと辞めていれば、また閣僚に
なるチャンスもあるのではないかと思っていました。
でも、このまま続けて、政府が新しく作った少子化対策の会議
などに出ても、あの発言が尾を引いて、提言もしにくくなると
思いますし、十分な仕事ができないでしょう。ここは潔く辞任
される方がいいのではないかと思います。
私の表現の仕方が悪かったのかも知れませんが・・・。
私が言いたかったのは、柳沢氏の失言の問題は、
人権意識&閣僚の適格性に本質があるので、その観点
から許容できるのかどうか判断すべきなのではないかと。
地方選に勝ったから許されるとか、謝罪を繰り返してかわい
そうだから、許してもいいのではないかとか、そういうこと
で判断するのはいかがなものかということです。
尚、私自身はすぐにでも辞任すべきだと思っています。
私が自民党支持者でも、そう考えると思います。
一つ前の記事にも書きましたが、その方が安倍首相にも、
柳沢氏にも、日本の国益のためにも、プラスになったと
思います。
また、私が何をどう騙したのか、よくわかりませんでした。
自民党内からでさえ、批判や辞任を望む声があるのは、
もともとあの発言に、そう思われる「理由」(問題点)がある
からではないでしょうか?
私は、核議論についても、閣僚や与党の要職にある人は
公の場での発言は控えるべきだと思っています。
ブログでも、これらの発言を問題視する記事を書いて
います。
柳沢大臣の失言は、問題がないとお考えなのですか?
自民党内からも批判が出ているのは、何故なのでしょう?
民主党は、政治とおカネの問題の議論を逃れるために、
<他の人は、何も問題には思っていないのに>わざわざ
柳沢発言の問題点を指摘して、審議拒否をしていると
思われているのでしょうか?
私も「どうしてこんな感想になるのかね?」と言いたい
気持ちがします。
柳沢発言よりも「民主党愛知県第3区総支部が、朝鮮総連の関係者から『違法献金』を受けていた」ことの方がよっぽど重大だと思うのですがね。
これなど不適切どころか違法ですから!
実はこの記事には続きの部分があったのですが。時間&スペース
の都合でカットしてしまったのですけど・・・。
それは政府&与党側に、謝罪しまくり作戦とセットで、審議拒否
批判作戦も行なわれているという内容のものでした。
メディアやネットのコメンテーターの一部も、その流れに乗り
つつあります。
もし4日の選挙で与党側が2勝した場合、確実に強気でこの2作戦
を展開し、柳沢氏は辞任せず&いつまでも抗議して審議拒否を
する野党は悪者扱いという形に持って行くと思われます。
コトの本質はどこへやらで、地方選の結果に依拠するのは、本当に
何だかな~と思うのですが。何とか今日は最低でも1勝1敗をと
願うばかりです。
何か近時ますます、ともかくこの現憲法で与えられた基本的
人権を守りたいと思う気持ちが強くなっています。
私たちは、これを自分たちの手で勝ち取ったわけではないです
けれど。その下には多くの人たちの犠牲がありますし。また、
これを守ろう、普及、定着させようとして来た多くの人たちの
努力によって、ここまで来たものですから。
そして何より人権は、人が人らしく生きるためにあるものです
から!
1月29日に「ナマ身の人間を考えない厚労大臣はいらない」
という記事を書いたのですが。少子化対策も労働政策も、数字
だけでなく、ナマ身の人間を考えて施策を講じる必要があるので、
柳沢氏は(経済や金融財政に関しては優れているけれど)厚労
大臣には不適格だということを書いたものです。
JAXVN さんのお考えと相通じるものがあるのではないでしょう
か?
メディアやネットの一部は、謝罪しまくり作戦の流れに乗って
来ているように思います。FKさんへのレスにも書きましたが、
「野党の審議拒否・批判作戦」もセットになっています。
どんどん問題の本質から離れてしまいつつあることが、本当に
残念です。
柳沢氏は、私も以前の記事に書きましたが、本当に有能な
人だと思いますし、苦労されていて、家族も大事にされて
いるようで、いい方なのだろうな~と思います。
ただ、「いい人」だと言うのと、人権意識があるかないか
というのは、別問題でしょう。
まあ、野党不在のうちに共謀罪の成立をと考える方に、
人権の問題を語っても、馬耳東風でしょうか?
>柳沢発言自体に問題なしとは一言も言ってません。
それを伺って安心しました。
小泉氏はそれもわかっていないかも知れないので。
>これなど不適切どころか違法ですから!
私も、もし違法な献金があったなら、それこそ
きちんと検察に告発して、追及すべきだと思います。
ただ、柳沢大臣の発言、国際条約や憲法に反する
ものですから、私から見れば、議員の違法<閣僚の違憲
なのではないかと考えられます。
ミニーさんところで書いたのが今の僕の最終見解かな。
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-390.html#comment2630
結論部分だけここに抜き出せば、
前略
この「失言」への弁明をとろうとした人の話、知っていますか?
これ読めば、たしかに柳沢君も(それを庇う安倍君も)「確信犯」ですね。
iFinderさんの雑読乱文「『産む機械』で柳沢事務所に問い合わせた件」http://ifinder.jugem.cc/?eid=429
新たな情報もなく、むしろ前後の文脈がどうでも、言葉どおり思われても仕方がないだろう。
全くの申し開きもできない失言であったことは明らかだ。
とのことですからね。
即、辞めさせるべきか、もっと審議で問い糾してから息の根を止めるのか?
これも良く分かりません。どっちがベターか? どっちにせよ、メリット、デメリットありそで、なさそで、・・。
ほなまた~。
柳沢氏の事務所の対応・・・そんなものだったのですね。
まあ、もしかしたら、あまり重大事のようには扱わない
ようにと言われていたかも知れませんが。
<または、あまりにたくさん問い合わせや批判が来ていて、
職員がもううんざりモードになってたとか。
地元でのインタビューでも、あきれている人がたくさん
いたようですから。>
それにしても、新聞の切り抜きみたいな部分しか送って
来ないのでは、何だかな~ですね。
これで、野党が予算委員会とかで責めると、「野党は
大事な予算の審議をしようとせず、関係のないことを
いつまでも取り上げているとか言うでしょうし。」
国民の支持がかなり強くないと、追及して行くのは
難しいでしょうね。
何分にもやはり05年秋に、与党に人数をとらせ過ぎ
ました。
ミニーさんのところに書かれていたように、何より
ひとりの国民&女性として、世界に対して、恥ずかしい
です。(--)