中川苦言は、内閣改造を促す意図か?!・・・内はボロボロ、外圧増加で、安倍内閣はダウン寸前?
2007年 02月 20日
安倍内閣&(ボクの)官邸が、身内の苦言や批判にさらされている。
今週、発表された安倍内閣の支持率は、どこもさらに低下&不支持率アップ。<*1>
これは、もう柳沢発言だけのせいではないだろう。<むしろ、すぐに辞任させておいた
方が指導力が評価されて、下げ止まったかも知れないと思ったりする。>
安倍首相の敵は、野党でも公明党でもなく、ついに身内&自民党になってしまうかも
知れない。
当ブログでは、昨秋に安倍氏が組閣した時から、さんざん内閣、官邸のことに苦言?
を呈して来ているのだが。
<「お坊ちゃま安倍くんが仲間を集めた「ボクの美しい国作り内閣」(2)」など。
・・・今、ちらっと読み返してみたら、塩崎くんが官房長官になったことを危惧し、
さらにこの時期から、柳沢氏が厚労大臣になったことを「もっと福祉や労働問題に関心の
ある人になって欲しかった。何か金銭的な数字にこだわられてばかりだと困ってしまう」
と懸念していた。^^;>
でも、いくら安倍くんが(まだ?)経験や能力が乏しいと言っても、一応、首相な
わけだから、ベテラン議員はそれなりに持ち上げる形で支えてあげて、若手もとりあえ
ずほとんどが50代のいいオトナなのだから、せめて表面上だけでも、それなりの仕事
はするかと思ってたんだけどね~。
先週は、森喜朗元首相が「安倍氏に忠誠を誓い、安倍氏を尊敬すべきだ」「閣僚は
下積みをしていないので、どうしたらいいか分からない。政治家は基礎が大事で、基礎
的なことをやって官邸に詰めなければいけない」と批判。<コチラ>
中川昭一政調会長も、安倍ちゃんをサッカーボールにたとえて、内閣がバラバラで
チームワークができていないと批判。<コチラ>
そして18日には、中川秀直幹事長が、このような発言をしたという。
『「安倍晋三首相が(閣議で)入室したときに起立できない、私語を慎めない政治家
は美しい国づくり内閣にふさわしくない」。自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台
市で講演し、異例の厳しい表現で政権内の緊張感欠如に苦言を呈した。
中川氏は「閣僚、官僚のスタッフには首相に対して絶対的な忠誠、自己犠牲の精神
が求められる。首相の当選回数や、かつて仲良しグループだったかどうかは関係ない」
と強調した。
閣僚の相次ぐ失言や、正副官房長官、首相補佐官らの連携不足が首相の指導力発揮
を妨げているとの党内の懸念を代弁した形だが、中川氏のボルテージは上がる一方。
「自分が目立つことを最優先する政治家や、野党の追及が怖くて改革を進められない
政治家は、内閣・首相官邸から去るべきだ。首相を先頭に一糸乱れぬ団結で最高峰を
目指すべきだ」とぶち上げた。<毎日新聞 18日>』
<毎日新聞19日が、安倍氏の入室の際の写真(コチラ)を載せて「中川氏の指摘通り
閣議で安倍晋三首相が入室しても、閣僚たちはおしゃべりに夢中で起立するのが遅れ、
着席してからも私語が続くのは毎度の光景だが」って書いていたが。私もTVの映像
で見たことあるけど、本当にそうなんだよね~。むしろ当初の頃は、安倍氏の方から
腰を低くして先輩方に朝のご挨拶をしているようなとこがあったりして。>
私は森氏や中川氏が「尊敬」とか「絶対的な忠誠」「自己犠牲の精神」とかいう言葉
を使ってしまう感覚も「何だかな~」と思ってしまう部分はあるのだが。<彼らは一体、
いつの時代の人間なんだ?(・・)>
ただ、彼らが安倍内閣&官邸を憂う気持ちはよ~くわかる。
こんな状態が続いたら、国民も「何やってるんだか?!」と思って、どんどん支持率も
下がるだろうし。もともと安倍氏は選挙の顔にするためにお神輿に担がれたのに、自民党
内では「安倍が首相じゃ選挙が戦えない」という声が出始めているし。内部はボロボロ、
外圧も強しでは、安倍氏にとって親&兄がわりの人たちも、かばい切れなくなってしまう
という思いが募って来ているのだろう。<特に中川氏は、党の選挙の責任者だしね~。>
さすがに、ここまで言われると、さすがに官邸サイドもムッとして来ている様子。
『首相は19日、官邸で中川発言の真意を記者団から聞かれ「それは中川幹事長に聞い
て下さい。心配をしていただく必要はない」と機嫌を損ねた。ある政府筋も「大体、
幹事長は閣議に入っていないのに、政府内の文句を言われるのはご苦労なことだ」と
不快感を隠し切れないようだった。<毎日新聞19日>』
『「逆効果だ。自ら内閣と党の体たらくをさらけ出してしまった」。政府関係者は中川
氏の発言に強い不快感を示した。
中川氏の「安倍応援団」としての思いとは裏腹に、思惑含みの早期内閣改造論に拍車
を掛ける可能性もある。副大臣の1人は「センスが悪い。幹事長が閣僚を批判するなんて
統治能力がないと公言しているようなもの」と指摘する。<スポニチ19日>』
おそらく中川氏らは、安倍氏の周囲の閣僚やスタッフに向かってゲキを飛ばそうとして
いるのだろうけど。でも、確かにこんな風に公の場で、問題をさらけ出しちゃうと、却っ
て国民に「やっぱ安倍内閣ってダメダメなのかも~」という印象を与えかねない気もする。
いや・・・これは、もしかして、安倍氏に「もし自分たちや自民党から支えて欲しい
なら、早く内閣を改造した方がいい」とプレッシャーを与えているのかも知れないと
思ったりする部分もある。
柳沢問題の時も、関係者の中に辞任を促した人もいたようなのだが、安倍氏はそのよう
な声には一切耳を貸さなかったらしい。また、これはアチコチから、早く「内閣改造を
した方がいい」という声が上がっているのは事実だ。
そうすれば、柳沢大臣も合理的に辞任させることができるし。それに安倍内閣では、
久間防衛大臣の米国批判発言、麻生外務大臣の核議論発言(慰安婦問題でも、米議会と
やり合うかも?)、松岡農水大臣の事務所費問題や口きき疑惑、伊吹文科大臣の事務所
費問題(再生会議にも抵抗?!)などなど、これからもメディアや野党にツッコまれ
そうな閣僚がいっぱいなので、周囲は戦々恐々としており、どう見ても早く内閣の顔
ぶれを変えた方が、安心して選挙対策に打ち込めるからだ。
さて、安倍氏はここで思い切って内閣改造をするか、それとも頑固に突っ張り続ける
のか。今後の展開が見ものである。
<安倍氏は、もしかしたら官庁や自党の抵抗勢力とたたかい続けて、マイ・オウン・
ウェイを小泉氏のような強い首相を目指している(憧れている?)のかも知れないの
だけど。自分にその器とスタッフが備わっていないことに、気付いていないんだよね~。
改めて、小泉氏を守り続けた飯島秘書官の力はスゴイな~と思ったりする今日この頃で
もある。>
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<報道記事は↓Moreの部分に>
*1
『読売新聞社が17、18の両日実施した全国世論調査(面接方式)で、安倍内閣の支持率は45・3%と、1月調査(48・4%)より3・1ポイント減った。
内閣発足後の昨年10月調査(70・0%)以降、4か月連続で下落した。不支持率は前月比3・8ポイント増の42・7%だった。
支持と不支持がほぼ拮抗(きっこう)したのは、柳沢厚生労働相の「(女性は)子どもを産む機械」との失言などが相次ぎ、安倍首相の政権運営能力にも疑問を感じる国民が増えたためとみられる。
男女別の支持率は、男性43%、女性48%で、男性は不支持(48%)が上回った。
安倍首相が、政権運営に指導力を発揮していると思うかでは、「そうは思わない」57%が「そう思う」18%を大きく上回った。<読売新聞 20日>
『 朝日新聞社が17、18の両日実施した全国世論調査(電話)によると、安倍内閣の支持率は37%、不支持率は40%で、支持と不支持が初めて逆転した。就任以来の首相の仕事ぶりを「期待外れだ」とする見方が4割近くにのぼり、今国会の焦点である格差問題への取り組みを「評価しない」は半数を超えた。自民支持率も29%と1年10カ月ぶりに3割を切っており、内閣からも、自民からも離反しつつある有権者の姿が浮かぶ。
安倍内閣の支持率
支持率63%の高人気で発足した安倍内閣だが、その後、支持の低下が止まらず、発足5カ月で不支持が支持を上回った。
支持は女性(39%)が男性(36%)を上回る傾向が続くが、今回、女性の支持が初めて40%を切った。1月の前回調査と同様、20~50代の各年代で不支持が支持を上回っているが、今回は、60代の支持が前回の49%から38%に下がり、不支持(36%)と伯仲したのが特徴だ。
支持低落の背景には、期待外れ感がありそうだ。これまでの仕事ぶりをどう思うかと聞いたところ、「期待外れだ」が37%で最も多く、「もともと期待していない」32%、「期待通りだ」25%、「期待以上だ」1%だった。
政策面の不満も強い。与野党が対立する格差問題をめぐり、首相は「再チャレンジ」支援や「成長力底上げ」戦略を打ち出しているが、こうした取り組みを「評価する」は21%にとどまり、「評価しない」は54%だった。自民支持層でも「評価する」38%と「評価しない」36%で見方が二分した。
北朝鮮の核問題に関する6者協議で、北朝鮮へのエネルギー支援が決まったことについては、「評価しない」が56%、「評価する」が31%と否定的な見方が強かった。
対照的に、拉致問題が前進しなければ、日本は北朝鮮へのエネルギー支援をしないと明言する安倍首相の姿勢は「評価する」が81%と大勢を占めた。内閣支持層では88%、不支持層でも78%が「評価する」と答えた。不人気に悩む首相だが、拉致重視の姿勢は支持されているようだ。
自民支持率は29%と前回の32%から低下。民主支持率も13%と前回の16%から下がった。無党派層は前回の45%から51%に増えた。自民支持率の30%割れは郵政民営化で党内が分裂していた05年4月以来。無党派層が半数を超えたのもその時以来で、夏の参院選を前に政党離れが目立つ。
〈調査方法〉 17、18の両日、全国の有権者を対象に「朝日RDD」方式で電話調査をした。対象者の選び方は無作為3段抽出法。有効回答は1940人。回答率は60%。
<朝日新聞19日>』
特に桂文珍さんに似ているヤマモト金融担当大臣と鶴瓶さんに似ているナガセ法務大臣が皆を笑わせてくれています。私も難しい話を聞いても全然わかりませんので、いつも楽しませてもらっています。今度、閣議決定された新しいジョークを国民の皆様に発表致します。
周囲が戦略的でも、肝心の主演が役不足、魅力不足かと・・・。^^;
アベさん、昨日はみんながあまりにもいいお出迎え&ご挨拶をして
いたので、ちょっと照れている感じでしたね。
あの様子では、閣議室の中では、さぞ楽しいおしゃべりタイムが
繰り広げられているのではないかと、お察しします。
<おめざのオヤツとかも出るのでしょうか?>
私のアタマの中にあるイメージでは、桂文珍さんと、鶴瓶さんに似てる
かどうかビミョ~な感じもあるのですが、映像で確認したいと思います。
ハ~バ~ド・シオザキくんのアメリカン・ジョークも楽しみにしています。