予算可決に脱力感+みの番組を珍しく(?)評価+地方選&自治から民主主義の風を!
2007年 03月 03日
3日の午前4時前に、衆院本会議で07年度予算が議決された。
昨夜は23時半頃に帰宅したのだが、TVのニュースで今まだ本会議をやっている
と言っていたので、ついネットを衆院TVにつないでしまい、アレコレしながら&
後半はネムネム状態ながら、結局、最後まで観てしまった。^^;
本会議が終わってから、何だか「数の力に圧倒されてしまった~」ということをひしひしと
感じて、ド~ンと脱力感に襲われたところがある。
<壇上の投票箱を見ると、賛成の白票が山盛りに。反対の青票がちょこちょこっと
しかなくて、尚更に空しさが・・・。^^; 330+α票対120+α票なんだもん>
民主党の小沢代表は3日、「国民に多数を与えられているから『文句あるか』という政治に
なっている。弱者切り捨ての政治をやめさせなければならない」と言ったそうだが<共同3日>、
委員会から本会議の流れを見ていて、まさにそういう感じを受けた。
やっぱ05年の総裁選で、自民党に議席をとらせ過ぎたよな~。(-_-;)
また、その数の力をバックに、安倍政権が好き勝手しているのを見ていると、つい「あんた
が支持されて、これだけの議席があるわけじゃないんだからね!」とツッコミたくなって
しまったりもするのだが。
マジに次の参院選で安倍自民党に「NO!」という意思表示をしないと、安倍氏は小泉氏
以上の暴君になってしまうかも知れない・・・と危惧してしまった1日だった。
実はこの予算審議や本会議の感想&安倍政権や議会制民主主義のあり方について
8割方、記事を書き終えているのだが。何だかグジグジしているような感じなので、
ちょっと書き直してからアップしたいと思う。
* * * * *
話はちょっと変わって、今日は20時頃帰ったのだが、TVをつけたら、TBSで
みのもんた氏が与野党の現職議員を集めて「ずばッとコロシアム春」という番組を
やっていた。
私は「朝ズバッ」のみのもんた氏の姿勢には、テーマによってかなりいい評価を
する時と、大きな疑問や嫌悪感を抱くことがあるのだが<新しいニュースを扱うため
本人やスタッフが下調べをする時間がないのか、たま~に法律などに関して誤った
ことを言ってしまうこともあるし>。
ただ、この番組の後半は、「政治とおカネ」の問題や少子化&格差の問題、赤ちゃん
ポストなどに関して、かなりいい問題提起をしていたと思う。
特にここ何年かで、いかに国民に課せられる税金や社会保障の負担が増えたかをズラ~
ッと書き並べた年表は、視聴者に小泉、安倍政権の政策の問題点を強く&わかりやすく
アピールできたのではないかと思う。
ちなみに、「柳沢大臣はすぐに辞任すべきだった」との問いには、野党は10名全員
がYES、自公与党はYESが6名、NOが4名。
そして、ちょっと質問内容を忘れたけど、政治資金か事務所費をすべて明らかにすべ
きというような趣旨の質問には、与野党20名が全員YESだった。
<自民党の議員たちも、本当に賛成するのね。(・・)>
こういう風にわかりやすい形で問題提起や議論が、もっと国会でなされればいいと
思うのにね~。
誰か野党の人も言っていたが、自民党議員はTVではそこそこまともな意見を言っ
たり、提案に賛成したりするのだが。<個人アピールもあるからだろうけど。>
でも、国会になると、そんな話はどこへやら。何だか肝心なところは曖昧模糊にした
まま、国民のためというより、自分たちの権力維持のためだけに国会運営をしてしま
うんだよな~。^^;
ただ「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中」という番組もそうだが、ふだん
はあまり政治に関心のない人たちも見やすい形で、政治ものを扱う番組をゴールデン
タイムにやってくれるのは、いい傾向なのかな~と思ったりもする。
* * * * *
浅野史郎氏が、2日夕、都内で記者団の取材に応じ「ここまで来れば後戻りしにくい
状況。来週中には考えをまとめたい」と述べ、来週公約をまとめ正式に出馬表明する
意向を示した。
民主党の推薦については「そういうことにはならない」と明確に否定した上で「(政党
の)支援の有無にかかわらず、出馬する条件をつくっていきたい」と述べたという。
<共同通信 2日>
これに対し、民主党の菅氏は、3日、都内の講演会で「候補者選びの段階から市民が
参加する形がいい。これまでの展開は理想的だ」と述べ、民主党が浅野氏の実質支援に
回る形での都知事選勝利に自信を示した。
菅氏は「最終的な形は決まってないが、浅野氏は形式的な意味での政党の推薦、支持
は求めないだろう」と指摘した。<産経新聞3日より>
また、「10年前、厚相時代に介護保険制度をつくった際の同志でもある。浅野さん
の2期目の選挙で私は勝手連的に応援した」と個人的な間柄まで披露したという。<日経>
菅氏自身がもともと市民運動出身の議員であるし、浅野氏に都知事選出馬を促した市民
運動の会の関係者とも親しく、今回の出馬に期待を寄せていた部分もあるようだ。
民主党の都議連では、いまだに政党推薦の候補にこだわり、海江田万里氏の擁立を考え
ている人たちもいると言う。民主党の都議の中には、石原新派が少なからずいる。
<オリンピック招致や再開発にも賛成。日本会議にはいっていて、都議会で自民党議員
よりも熱心に国旗、国歌問題を語る議員もいたりして。^^;>
だから、もし浅野氏がオリンピック招致や再開発に反対したり、都教委の通達の見直し
を行なうなどと言ったら、とても支持する気になれないのかも、と危惧する部分もある。
でも、以前も書いたが、地方の政治に関しては、国レベルの政党政治とは関係なく、
それぞれの自治体の実情や市民の要望を最優先する形で、色々な候補者が自ら出馬して
そして市民が自分たちで考えて投票する人を決めるというのが、一番望ましいのでは
ないかと思う。
私個人は東京都民であり、宮崎にも縁があるので、都知事選や東国原知事の動向など
には、おおいに関心を抱いてしまうのであるが。
メディアが大事な国政の話より、東国原知事や都知事選のことを多く取り上げることに
疑問を抱く人は少なからずいると思うし。私も全国放送のニュースで、国会の審議のこと
は全く報じずに、宮崎県議会でのやりとりを長々と映しているのを見ると「何だかな~」
と思ってしまうことがあるのは事実だ。
ただ、地方自治は「民主主義の学校」とも言われるが、市民がその気になれば、その
意思を反映させて、大きく政治の流れを変えられるというお手本を示すことができる。
市民の意思で旧来型の自民党or保守的な政治を打破して行くこともできるのだ。
私は日本全国の国民が、そのような光景を目にすることによって、国民の意思をもっ
と国政に反映できないものか、国政の流れも変えて行けないものかという思いを持つ人
がひとりでも多く出現してくれるなら、それも悪くはないかなと思ったりしている。
THANKS
【 下の2つのランキングに登録しています。安倍政権や今の日本の問題点をより多くの人に
伝えたい&クリックが増えると、と~っても励みになる(^^♪ので、できるだけ2つともクリック
して頂けると嬉しい&有難いです。組織票はないので、最後まで読んで下さる方々だけが
頼りです。よろしくお願いいたします。m(__)m 】
↓ 25位枠の壁高し。6000台をとるのは困難だけど。 ご支援、よろしくです。m(__)m
人気blogランキングへ
にほんブログ村 政治ブログ
↑今、見たら2位に落ちてた~。、また、コツコツ頑張るぞ!(・・)
安倍氏の次の目標は国民投票法だとか。そんなの誰が望んでるんだ?と言っても聞く耳持ってやしませんよね。
安倍氏は自身の政権が短命なのを覚悟していて、今のうちにやりたい放題をやっておけと思っているのかも知れません。安倍氏は周囲が考えているより単純な思考の持ち主と思います。自身のイデオロギーにきわめて忠実に行動します。だからこそ危険です。
今は改憲への道筋を作っておいて、いずれ将来また小泉劇場のような現象が起きて、衆参合わせて2/3の議席を自民単独で取ったら改憲できるようにしておこうと考えているのでしょうか。
私は国民投票法も改憲論議も、それ自体を封じる気はありません。しかし自民党主導の歪んだ案には反対です。
私もまさに、こちらに書かれているようなことを感じています。
>今は改憲への道筋を作っておいて、いずれ将来また小泉劇場のような
>現象が起きて、衆参合わせて2/3の議席を自民単独で取ったら改憲>できるようにしておこうと考えているのでしょうか。
特にこれが一番コワイです。
彼が国民的支持を得られるとしたら、北朝鮮がらみしかないと思い
ますが。拉致問題や日朝関係が飛躍的に改善されるか、反対になって
危機感をあおることになるか、どちらかでしょう。
私も国民投票法案も改憲も、もっと国民が関心をもって、議論した上で
判断して欲しいと思います。